シナリオ詳細
マウントノット~霧の中の罪~
オープニング
●マウントノット
1つの街がある。
マウントノット。そう呼ばれる街だ。
かつてそこには霊峰と呼ばれる山があり、しかし人の傲慢さが山を削り街を作った。
いわゆる観光地として開発されたそこはしかし、様々な理由で人気が急速に衰えた。
かつての高級観光地は廃れ、小さな営みのみが残ったのだ。
今となってはマウントノットは高台にある不便な街に過ぎず、開発失敗の象徴でもあった。
しかし、そんな街に今……1人の男が来ていた。
季節は冬。霧の発生するこの場所で、馬車すらなく歩いてマウントノットの入り口まで辿り着いたのだ。
馬車がない理由は明白。この辺りは雪も降るせいで、下手に馬車を走らせると危ない。
いわゆる閉じた土地になってしまうからだ。
男も白い息を吐き、手元の手紙に視線を落とす。
それは、行方不明になった友人からの手紙だった。
今は幸せに生きている。ようやく生活が落ち着いたから会いに来てほしい。
つまるところ、そんな内容で。
親友といっていい関係だった……けれど疾走した友人からの誘いに、男はのることにしたのだ。
今まで何をしていたのか。
何処に居たのか。
聞きたいことはたくさんある。
「ジョン……まさかこのマウントノットに居たなんてな。でもいい。元気でいてくれたなら」
男はそう言って、霧のマウントノットの中へと入っていく。
そして……それきり、男はマウントノットから出てくることはなかった。
●行方不明の兄を探して
「……とある商人の妹さんから、お兄さんの捜索依頼が出てるです」
商人の名前は、ゲイル。
幻想でそれなりに成功した商人だが、突然「親友に会いに行ってくる」と出かけたきり帰ってこないのだという。
友人のジョンから届いたという手紙を持ってマウントノットに行ったきりだが……使いの者を送っても、雪と霧が酷くて戻ってこざるを得なかったと伝えられるのだという。
ならば兄が帰ってこないのも仕方ない。
彼女はそう考えていたのだが……つい先日、兄のゲイルから手紙が届いたのだという。
それも道を通れないはずのマウントノットから……だ。
兄からは「しばらく此処にいる事にした。話したいことがある」という内容の手紙であったのだが…・・・なんとなく手紙に不吉なものを感じた彼女は、代理をたてることにしたのだという。
「……不思議な手紙です。これを持っていると『マウントノットに行く事自体は問題ない』と思えてくるです」
実際、ゲイルが行った時にもマウントノットは雪で通行止だったはずだ。
それを行く事が出来たというのは……マウントノットからの手紙が通行証のような役割を果たしているからではないだろうか?
だとすると、これは何かの邪悪な誘いの可能性がある。
彼女がギルド・ローレットにこの話を持ち込んだのは、奇跡的な危機回避だったと言えるだろう。
「調べてみたですが、ここ数週間でマウントノットに行くと言って帰ってきてない人たちが数人出ているです。つまり、これは……」
何か尋常ならざる者からの誘い。
そして、この手紙があればその内側に入り込める。
つまりは、そういうことだ。
- マウントノット~霧の中の罪~完了
- GM名天野ハザマ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2021年12月02日 22時20分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●マウントノットへ
雪深い道を、ザクザクと歩く。
「捜索依頼か……。普通に考えりゃ俺の得意分野なんだが……まぁそう簡単にはいかんよなぁ……」
そんな『疲れ果てた復讐者』國定 天川(p3p010201)の声が響く。
通常であれば行く事自体を断念する程の、深い雪。
けれどどういうわけか、通れそうな道が『春を取り戻し者』プラハ・ユズハ・ハッセルバッハ(p3p010206)には分かり、たいした苦労もなく山を登ることが出来ていた。
しかし、その事実が天川には何か不気味な力によるものであるとう気がしてならない。
「鬼が出るか蛇が出るか。行ってみないことには始まらんな」
「怪しげな町からの怪しげな手紙……しかも行方不明者続出……ヤベー匂いがプンプンするのだ。というか、下手したらかなりヤベー案件なのだ? ……マジでいくのだ」
天川にヘルミーネ・フォン・ニヴルヘイム(p3p010212)もそう呟く。
此処に来る前、ヘルミーネは自身のコネクションを利用して「マウントノット」に関する情報を集められるだけ集めていた。
……特に霊峰の事や人気が衰えた理由については念入りに、だ。
今回の依頼には直接関係ないかもしれないが……多分知っておく事で何か違うかもしれないと思ったのだ。
そして得た情報によれば、霊峰はかつて死者の魂が還る場所として崇められており、そこから死者の魂が天へ戻っていくとされていたようだ。
観光地として開発されたマウントノットが廃れた理由は色々あるが……あえて言うのであれば大小さまざまな不運が重なったというところであるらしい。
マウントノット熱と呼ばれる正体不明の病気も、その1つであるらしかった。
他にも商人ゲイルについての情報なども調べたが……色々と薄暗いところもある男のようだった。
とりあえず外見情報はある程度手に入り、仲間にも共有しているが……ヘルミーネの感想としては「ヤベー匂いしかしねーのだ」といったところである。
氷魔法と死霊魔法に特化した一族「ニヴルヘイム」出身の巫女としては、「どうしてこんなもんを作った」と言いたくなってしまうようなヤバさである。
似たようなことを『霊魂使い』アーマデル・アル・アマル(p3p008599)も感じ取っていたのだろう。
物憂げな溜息を漏らす。そしてそれは、アーマデルに同行したイシュミル・アズラッドも同様であるようだった。
そして辿り着いたマウントノットの入り口には大きな鉄の門があり……来訪者を拒むかのように固く閉じられている。
試しに『竜剣』シラス(p3p004421)が揺らしてみればガヂャン、としっかりとした鍵のかかった音がする。
鍵を開けるか壊すかをするしかなさそうだが……プラハはふと、門の近くで横倒しになった馬車の荷台の側にキラリと光るものを見つける。
近寄ってたいまつを近づけてみれば……それは、古くて小さな、しかり精巧な作りの鍵だった。
「そいつは……この門の鍵か?」
「ひゅーっ! 良く見つけたなあ、そんな小さい鍵」
『死と戦うもの』松元 聖霊(p3p008208)とシラスがそう言うが、まだ門の鍵と決まったわけではない。
ないが……なんとなくプラハにはこの鍵がそうであるという予感があって。
鍵穴に差し込んで回すと、ガチャリという音をたてて鍵の開く音がする。
ゆっくりと門を開いた先から溢れ出るのは、濃厚な霧だ。
「さて、ここから町に入れるみてぇだが……気を付けて行こうぜ。何が居るか分かったもんじゃねぇ。」
天川がそう言えば、全員が頷く。
「しっかし、薄気味悪いところじゃのう……」
「この中にいる依頼主のお兄さんの安否を確認するのが今回の任務でありますか。今のところ、身体的特徴しか情報がないので多少骨が折れるかもしれませんが、必ず見つけて見せましょう」
唯月 清舟(p3p010224)と『機構義足の狙撃手』レラエ・シュナイダー(p3p010251)もそう呟き、マウントノットの中へと足を踏み入れる。
プラハも超視力、超聴力、超嗅覚を活かして周囲を注意深く探り……何かが深い霧の中を歩いていることに気付く。
どう考えても人間の男くらいの何か。
しかし……気付く。近づけば近づく程に分かる、霧でも誤魔化し切れぬ無残な姿。そして腐臭。
「アンデッドなのだ……!」
薪割り用の斧らしきものを持って此方に走ってくるソレに、ヘルミーネが警戒の声をあげる。
「アンデッドっ!? 初めて見るが本当に存在するんだな……。いや、それはどうでもいいが一体どうなってやがる! ええい! やるしかねぇ!」
天川も叫び、小太刀を構える。
「熱烈な歓迎だな、照れちまうぜ」
シラスも拳を握り、アンデッドを迎撃するべく走る。
見ればもう人ではないのは分かる。あれはアンデッドであり、恐らくはああいうものが此処には溢れている。
もう彼らを救えやしない。せめて眠らせてやろう、と。そうシラスは決意する。
マウントノット。その町に潜む恐怖の片鱗に、触れた瞬間であった。
●霧の中に潜む
「協力してくれる霊がいねーのだ……」
此処のアンデッドは何かに統率されているのか、ヘルミーネに協力してくれる者は居ないようだ。
そしてどうやら、此処には生きている人間は1人も居ないように思えた。
一体何があってそうなったのか、あまり考えたくはない。
「人探しつっても屍だらけっちゅうのは……明らかになんか出ますよぉって雰囲気じゃろこれぇ」
「清舟大丈夫か? 怖いなら手でも握っておいてやろうか?」
清舟に聖霊がからかってか、そんな事を言うが……その瞬間、ガサッという音が響く。
「……ひぃっ!? な、なんだネズミか……いや、いやいやいや、驚いとらんよ? 怖がっとらんよ? ちょっと皆を驚かそうとじゃな……ひぃっ!? か、風が看板に当たっただけかい、紛らわしいのう……ここここ怖がっちょらんわ!!」
怖がっているようにしか見えないが、聖霊も面白いのでそれ以上は言わない。
言わないが……此処までの戦いの中で体感したことについて考え始める。
そう、マウントノット熱のことだ。
「マウントノット熱なんて病名聞いたことがねぇ……一定時間で自然治癒するのは事実みてえだが絶対安静が条件……医者として気にならないといえば嘘になるな」
病気というよりも、まるで呪いの類のようですらある。
このアンデッドだらけの状況を思えば、その考えが補強されてしまう。
「我が神は死者と生者の境界を保つもの。往くべき処へ逝けぬこのような状況を放置は出来ない……が、目立てば目立つほど俺たちが罹患する確率も高まる。難儀だな」
「確かにね。あまり長居したい場所ではないし、オススメもできないな」
「山は仰ぎ見るもの、即ち信仰対象。洞は生まれ来る為の産道地の底へと降りてゆく死出の旅路。山を削り作られたこの街には当然、そういう要素があり山とそこに息づく神霊を殺した場所でもある。とはいえ、今回の件が自然の……神霊や魔の類によるものとも断定はできない。ここはあくまでも『場』であり、呪術の類を行うにも易いであろうからな」
アーマデルとイシュミルがそんなことを話しあうが、つまるところ「あまり長居すべき場所ではない」ということである。
速やかに目的を果たし、速やかに立ち去るのが一番なのだろう。
まあ、それが可能であれば……という前提条件は付くが、ヘルミーネはプラハに……正確にはプラハの持っている手紙に視線を向ける。
(手紙は多分ここから出れる生命線なのだ……)
先程の鍵の件もそうだが、プラハはこのマウントノットで異常ともいえる勘の良さを発揮し続けている。
それがあの「手紙」のもたらす何かである可能性を、ヘルミーネはずっと考え続けていた。
あの手紙がもたらすものが何かは分からないが……少なくとも、唯一の手掛かりでもあった。
まあ、このマウントノットの惨状を思えば、どうであれマトモな代物とも思えなかったが。
シラスなどは、手紙を目印に町人が寄ってくると予想していたし、それを否定できる材料すらなかった。
「……この街に、これだけのアンデッドがいるのでありますから、お兄さんの安否も怪しいところでありますな。できれば生きていてほしいでありますが、死んでいた場合はせめてペンダントでも持ち帰って報告した方がいいのでありますね」
「依頼者には出来るだけ詳細な情報を渡してやりてぇ。恐らくこの状況じゃゲイルの生存は望めねぇだろう……。せめて何があったかだけでも知らせてやりたいところだ」
レラエに天川も頷く。此処に来てしばらくは生きていたかもしれないが……流石にもう生存はしていないだろう。
それは、全員の統一された意見であった。
「アメジストのペンダントを付けてんだよな。そこそこ成功した商人ってことは他のアンデッド共より身なりのいい服を着てんじゃねぇか?」
聖霊の言う通り、今回探す対象であるゲイルは「アメジストのペンダント」を身に着けている。
そんなものを、安物の服と一緒に着ているとも思えず、それなりに高い余所行きの服であることは疑いようもない。
そしてそれは事前情報とも矛盾するものではなかった。
「……ダメですね」
やがて、プラハが屋根の上から降りてくる。
高所から手紙を見せつけるようにしてみたのだが、矢が飛んできたくらいのもので、アンデッドたちが寄ってくることはなかった。
「ゲイルがどこに居るかわからんし手掛かりも無い以上、全体を潰して行くしかないか」
清舟が小さく溜息をつき、レナエも頷く。そう、手がかりがないのだ。
「外から来た者が往く場所……普通なら宿とか……と決めつけるのも危険だな、こんな状況で不死者に遭遇すれば駆け込むような、教会の類がない。即ち、逃げる余地があっても何処へ逃げたか絞り難い」
そう、このマウントノットには教会や神殿といった類の施設がない。
まあ、霊峰と呼ばれた山を切り崩したほどだ。そういった感情とは無縁だったのかもしれない。
「しかしここはいつからこうなんだろう。外ではここがこうだと知られていないのだよな? 商店街の帳簿や街長の日誌とか無いだろうか」
「確かに、今のところソレらしきものは見つかっていないでありますね」
アーマデルにレラハも頷くが……それにプラハは「こっちかもしれません」となどの勘の良さを見せつける。
今日この時においては、それが何よりの指針であることは確実で、辿り着いたのは街長の屋敷であった。
当然のようにアンデッドが襲ってくるその屋敷では、シラスが探索前に仕掛けた罠が盛大に役に立った。
ワイヤツールセットで張られた、行く手を遮ったり転倒させるような単純なもので良いから規模や数を優先させた罠。
それは見事に大挙して襲ってきたアンデッドたちを足止めし、撃退するに至った。
そして、その中には……例のゲイルらしきアンデッドも混ざっていた。
アメジストのペンダントが「そう」であると証明していたが……なんともアッサリした死亡確認であった。
まるで、それが此処の掟だと言わんばかりである。
「こんなもんでどうよ?」
「ああ、流石だ。だが……」
「チッ、ドジったな……」
身体がフラつき、頭がぼんやりする。
マウントノット熱に罹患してしまった天川が悪態をつき、その具合を聖霊とイシュミルが共同で診ていた。
「原因とかは分かるか……?」
そう聞くアーマデルに、2人はそれぞれ首を横に振る。
だが、聖霊はそれでもあきらめてはいなかった。
医療知識で過去に近い病気がなかったか思い返し、それでも似ている症状といえば「風邪」であった。
だが、こんな感染の仕方をする風邪などあるはずもない。
(思い当たらなくても構わねぇ、症状を纏めておけば今は治療方法がなくても今後の役に立つ。医療はそうやって前に進んできたんだ)
「妹を泣かせおって、バカな兄ちゃんじゃ……世は無情よ。せめてその地獄から解放しちゃるわ。ゆっくり眠っちょれ」
清舟は、プラハの手の中のペンダントを見つめ、そう呟く。
そしてプラハも……ペンダントを握り、思いにふけっていた。
戦争に出て行った兄たちのこと。
この世界に来てしまったが故に、もう会えないこと。
だからこそ理解できる、再会出来ない悲しさ。
ならば、せめて言葉だけでも届けたいと……そう考えたのだ。
だからこそ霊魂疎通の力を通じて、ペンダントに語り掛ける。
「妹さんにお伝えしたい言葉、あれば教えてください。届けます」
答える言葉は、ない。
ヘルミーネも、悲しそうに首を横に振る。
このマウントノットにてアンデッドを統率する「何か」の束縛は、解けてはいない。そういうことなのだろう。
そしてレラエも、目的の日誌を見つけていた。
どうやら、このマウントノットを濃い霧が覆った日から何かがおかしくなったようだが……その日記も、脱出を試みる記述の後は途切れている。
どういう結末を辿ったかは分からないが……「何故」の答えは得られなかった。
「今日のところは戻るしかない、か。嫌な予感が増すばっかりだ」
シラスが窓の外で濃くなっていく霧を見ながら、そう呟く。
プラハを先頭に、何とか入り口の門を潜り抜けて。聖霊は、マウントノットを振り返る。
「病が見つかったってのに今は何も出来ねぇ……絶対戻ってきて治してやるから首洗って待っとけよ!」
「こんな場所に死後も囚われるなんてニヴルヘイムとして見過ごせないのだ! 全員成仏させてやるのだ!」
ヘルミーネもそう叫んで、そうして山を下りていく。
背後で門が閉じ、鍵がかかった音がするが……あるいはアーマデルの言うように霊的な何かであるのだろうか?
分からない。何も分からないが……主人の死を見届けたであろうアメジストのペンダントは、確かな重みを感じさせていた。
その確かな成果を持って、ヘルミーネたちはマウントノットを去るのだった。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
コングラチュレーション!
見事アメジストのペンダントを持ってマウントノットを脱出しました!
GMコメント
商人ゲイルの安否を確認しましょう。
ちなみにゲイルはすでに殺されており、アンデッドとなってマウントノットの街の何処かを彷徨っています。
彼がゲイルであることは、胸元のアメジストのペンダントに彫り込まれた名前で確認可能です。
●マウントノット
かつて霊峰と呼ばれた山を削り作った寂れた町。
霧と雪で閉ざされていますが、手紙を持っていると不思議とマウントノットに辿り着けます。
なお、同行者も辿り着くことが可能です。
マウントノットの入り口は鍵のかかった鉄の門で閉ざされていますが、手紙を持っている1人は不思議な勘で何処かに落ちているカギに気付くことが出来ます。
街の中は街長の屋敷、普通の家が5件、診療所、商店街、旅館、中央公園が存在します。
●マウントノットの中に出る敵
アンデッドが出現します。元マウントノットの住人や、マウントノットに引き寄せられた人々のアンデッドが存在しています。
彼等は何かに統率されているようで、意思の疎通などは非常に困難です。
総数は不明。様々な武器を使いますが、攻撃を受けると一定確率で「マウントノット熱」に侵されます。
全ての行動が半分の確率で失敗するようになってしまいます。
この状態は一定確率で自然治癒しますが、安静にしている必要があります。
また「マウントノット熱」の状態で更に重ね掛けの状態になると完全に行動不能になってしまいます。
●今回の成功条件
ゲイルのペンダントを回収してマウントノットを脱出すれば成功です。
マウントノットの謎自体は今回の成功条件ではありません。
ただしゲイルが何処にいるかは不明です。
●情報精度
このシナリオの情報精度はC-です。
信用していい情報とそうでない情報を切り分けて下さい。
不測の事態を警戒して下さい。
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