シナリオ詳細
<Noise>クルーエルデイズ
オープニング
●歪み生じる時
「うわあああああああ!」
「暴走だ! ロボットが暴走したぞ!」
「エラー、エラー。ちょ、ちょ、調理しますすす」
研究員に武器を向けるお手伝いロボットを、別の警備ロボットが銃撃で破壊する。
「た、助かった! お前等は正常に……」
研究員の安堵の声は、そのロボットの次の声で悲鳴に変わる。
「エラーを修復できません。緊急事態マニュアルに則り、研究員の保護を実施します」
「うわっ、何をする!」
「保護します」
「うわあああ!」
逃げていた研究員たちを襲うお手伝いロボットと、「保護」し何処かに閉じ込める警備ロボット。
どちらも壊れていることに変わりはなく、施設のセキュリティシステム全体も何らかのエラーが発生しているのかカードキーの権限が無茶苦茶になってしまっている。
それだけではない。この研究所ではいざという時の為の新型巨大戦闘用ロボットを開発していたが……。
すでに完成間近のそのロボットは丁度起動試験中。
セーフモードで起動していたはずのソレも、研究所の奥で明らかにセーフモードではない起動音を響かせている。
「エラー、エラー。システムに致命的なエラーが発生しています。緊急事態の可能性を測定中。危険度に従い緊急起動マニュアルを適用。現在状況、グリーンからイエロー。施設内スキャン継続。ネットワークに接続不能。再試行……さささ、再試行。エラー……」
●研究員を救出せよ
「練達で大規模なシステムの異常が起こっているです」
ロボットの暴走、システムの大規模エラー……起こっていることは様々だが、その中でも1つ、早急に対処してほしい箇所があるとチーサ・ナコックは語る。
「防衛力研究所。まあ、いわゆる直接的な危機に対処する研究をやってる場所です」
具体的には戦闘力を高めた警備ロボットなどを作っているわけだが……今回、そこでシステムエラーが発生した。
研究所内のシステムが無茶苦茶になり、各種のロボットの暴走が発生したのだ。
研究員の手助けをするはずのお手伝いロボットは研究員を襲い、研究員を守るための警備ロボットは「保護」と称して研究員を監禁してしまっている。
そして恐ろしい事に、恐らくは研究所の地下にある巨大戦闘ロボット「ビッグガーダー」にも暴走の気配がある。
幸いにもまだ武装はほとんど積んでいないが、それでもかなりの脅威になるはずだ。
研究員を速やかに救出して脱出させる必要があるが……この状況では安全な場所などあるかどうかも分からない。
結局のところ、研究所のロボットを全て機能停止させるしか安全地帯を確保する手段はないのだ。
「此処の安全を取り戻すことは、練達の安全にも繋がるです。よろしく頼むです」
- <Noise>クルーエルデイズ完了
- GM名天野ハザマ
- 種別通常
- 難易度HARD
- 冒険終了日時2021年10月17日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●防衛力研究所への侵入
練達に存在する防衛力研究所。
その防衛力の一角を担う研究所での暴走事件に、『赤々靴』レッド・ミハリル・アストルフォーン(p3p000395)は危機感を募らせていた。
「練達の防衛を担う所が危険って国としてもかなりピンチじゃないっすか?」
そう、まさにその通りだろう。練達の性質上1つだけに防衛力を頼ることは有り得ないが、かなり危険な兆候であることに変わりはない。
そのセキュリティシステムも相応に強固であり、だからこそレッドは事前調査をしていた。
具体的には窓などの侵入経路の調査だが……そんな侵入されそうな場所は、かなり念入りな防衛技術が使われている。
此処からの侵入は、かなり難しいだろう。
「窓からの侵入はやっぱりダメみたいっす」
「やはりですか。となると……計画通り、となりますね」
『ゲーミングしゅぴちゃん』DexM001型 7810番機 SpiegelⅡ(p3p001649)が頷き、これからの計画を思い返す。
侵入ルートは2つ。正面シャッターと、夜間出入り口。
どちらも一長一短ではあるが、内部侵入後の動きも考えてどうするかは決まっていた。
まあ、どちらを選ぶにしても戦闘は避けられない。
中では警備ロボットが暴走中なのだから。
「しかし……ロボットの暴走とは穏やかじゃないな」
『夜明け前の風』黎明院・ゼフィラ(p3p002101)は内部でまだ惨状に発展していないことに安堵しながら、そう呟く。
(私自身、この練達には知人も多いし、放ってはおけないか。今は少しでも被害者を減らすために、力を尽くすとしよう)
この後、夜間出入り口を破壊し中へと潜入する。
其処から先はもう戦場だ。事が全て終わるまで撤退は出来ないだろう。
「暴走時の緊急シャットダウンすら出来ぬとはな。全ての事が片付いたら、上の人間に進言しておく必要がありそうだ……!」
『流麗花月』仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)の意見は至極当然だ。
しかし今まで信頼していたものが突然敵に回るなど……練達の人間には想像すら出来なかったのだろう。
(巨大管理システムに任せきりだと具合悪くなったらこうなるよねぇ。マザーにおんぶにだっこで、この国は彼女には何か報いているのかな)
口には出さないものの、『無垢なるプリエール』ロロン・ラプス(p3p007992)はそんな事を考える。
そして、そう考えていたのはロロン1人ではなかった。
『Enigma』エマ・ウィートラント(p3p005065)も同様のことを考えていたのだ。
「おんやまあ、ロボット達の大暴走。あのROOはおろかセフィロト全体を管理しているかのAIがあの状況では致し方ない……とは言いたいところではありんすが脇が甘過ぎやしいせんかねえ?」
突入前の状況の再確認をしながら、エマは思わずそう呟いてしまう。
言葉にしたのはそこまでだったが……エマとしては此処に練達のかの責任者たちがいたならば、言いたいことは山のようにある。
(だって、ねえ? 冠位を筆頭に国家レベルでの危機が今まで何度もあった訳でごぜーますから当然セフィロト全体が危なくなる可能性は充分考えられたでごぜーますよ。ならばマザーが危機に瀕する可能性だって考えられる訳で最早これは尻拭いでありんすよ)
確かにその通りではあるだろう。
しかし、それをやらないわけにもいかない。
(正直わっちとしてはたまったものではごぜーませんが……ま、セフィロトが事後どうするのか些か興味はごぜーますから、きっちりやらせていただくといたしんしょう)
そして、『廻世紅皇・唯我の一刀』皇 刺幻(p3p007840)は研究所内の地図を確認しながら頷く。
今度はアンドロイドパニックか……まるで練達でみた映画と瓜二つだ、などと考えてしまう。
まあ、その映画の監督もこんなことになるとは思っていなかっただろうが……。
「要は助ければいいんだが、まるで難攻不落の要塞を相手取っているようだな」
「相手取る……か。マシンの暴走……いや、機械はいつでも正直だ。悪さをした何かがいやがる。原因究明のためにも、研究員はキッチリ救出しねぇとな。汰磨羈、ルート頼むぜ。アンタなら正解を導き出せる」
刺幻に『怪人暗黒騎士』耀 英司(p3p009524)はそう言って、汰磨羈も頷く。
「よし、行くぞ……!」
汰磨羈の太極律道・鏐煥天衝剣が夜間出入り口を破壊し、中に突入すると同時に警備ロボットや受付ロボットが「不正な侵入者」を排除するべく襲ってくる。
そうして、研究所の奪還作戦は始まったのだ。
●防衛力研究所奪還作戦
「研究員さんどこっすかー! 救助に来たイレギュラーズっす!」
応接室、会議室、食堂。
受付で手に入れた来訪者用カードで開けられる場所を次々と開けて探していくが、レッドの声に応える者はいない。
ゼフィラの温度視覚も人間らしき反応はない。どうやら、此処には居ないようだが……。
「居ない、か。全員連れていかれたか?」
刺幻はそう呟く。来訪者用カードでは入れる場所が限られてしまうし、地下のビッグガーダーのことを考えれば可能な限り強硬手段は避けたい。
そして……人間はいないが、別のモノはいる。
食堂の調理場からガシャン、ガシャンと音をたてて歩いてくるお手伝いロボットたち。
この食堂用なのか、包丁を構えたその姿は実に凶悪だ。
「ちょ、ちょちょちょ、調理開始します」
「されるわけにはいかないっす!」
「今の段階で暴れたくはないが仕方ない、か……!」
そうしてレッドとゼフィラ、刺幻が食堂で戦闘を始めている頃。
SpiegelⅡと汰磨羈は売店を探索していた。
どうやら文具や食品など、快適な研究生活を送る為の物品を販売する為の売店であるらしいが……店員の姿はない。
完全オートの自動販売であるようだ。
機械のウイーン、という音がなんとも騒がしい。
そして……霊子妖精に先行させて探索した限りでは、此処には……。
「ひっ……! き、君たちはなんだ? まさか救助隊が来たのか?」
「はい。助けに来ました」
SpiegelⅡがそう言うと、研究員はほうっと息を吐く。
「この研究所を早急にどうにかしたい。脱出ルートは仲間たちが確保している。カードを貸してくれぬか?」
汰磨羈のその提案に、研究員は胸元についていたカードを手渡してくる。
「……いきなり、オンラインに繋がっている全てのシステムが制御不能になったんだ。全ての防御策も無効化されて、どうしようもなかった……一体、何が起こっているんだ……」
その疑問にSpiegelⅡも汰磨羈も答える事はできない。何を言っても不安にさせると分かっているからだ。
「お、見つかったでありんすね。夜間出入り口までのルートはクリア済でありんす」
そんなエマの声に従い、研究員が脱出していくのを英司とロロンは見守る。
「まっ、俺らが居りゃぶっ壊す分にゃ事欠かねぇ。頼んだぜ相棒」
「うん。まあ、この程度ならね」
「ところで、ここのマシンの味はどうだ? 情報量が多けりゃ美味いんだよな。今度ここからいい感じのマシンかっぱらいにくるか? それはそれでめんどくせぇか」
襲ってくるロボットは全て排除できているが……数は然程多くない。
2階にいるのか、地下にいるのか……あるいはこの先の研究区画にいるのか。
研究区画の扉を研究員カードで開けて突入して中の警備ロボットを全て排除して探索していると汰磨羈たちは何枚かのクリアランスカードを手に入れることに成功した。
どうやらカードを忘れた研究員に貸し出す用なのか個人情報の記載はないが……これで2階に向かうためのカードは手に入ったようだった。
「よし、では作戦通りに」
刺幻はそう言って、レッドとゼフィラ、汰磨羈と共に一足先に2階へ進む。
その胸元にはクリアランスカードがあるが……これがどの程度通用するか。
2階を巡回していた警備ロボットはレッドたちを見るとカメラを動かし何かをスキャンするような態勢になる。
「カード確認、保護対象。保護開始します」
アームで掴んで運ぶ警備ロボットたちに抵抗せずに運ばれ……警備ロボットが何か操作のようなものをすると大ホールの扉が開き、そこに4人は放り込まれる。そのまますぐに扉は閉まり、警備ロボットたちは警備に戻るが……実はこの際、別の作戦が同時に動いていた。
そもそもこの作戦は8段階に分かれている。
1:夜間出入り口を破壊して潜入
2:受付で来訪者用カードを確保し、1Fの行ける箇所を探索
3:2で研究員を確保→研究員カードを借りて1F研究区画を探索
4:1~3で確保した研究員を夜間出入り口から逃がす
5:2Fロビーの敵を掃討
6:大ホール前の敵に保護される面子と、所長室へ向かう面子に分かれる
7:大ホール内の警備ロボを殲滅、扉を破壊して入口へ※可能なら破壊せずに出る
8:入り口を破壊して脱出
汰磨羈が8つの作戦事項に纏めた本作戦だが、すでに1~4はクリアした。
そして6の「保護」をまずは無事にクリアする為に、作戦5を後回しにせざるを得なかったのだ。
故に。無事にレッド、ゼフィラ、刺幻、汰磨羈の4人が「保護」された以上、2階ロビーの警備ロボットは殲滅対象だ。
何しろ、放っておけば残りの全員も「保護」か「攻撃」をしてくる。
安全な所長室の探索の為には、破壊しかなかった。
「殲滅する……!」
「流石に此処は殲滅しないと無理でごぜーやすからね……!」
SpiegelⅡにエマが応え、ロベリアの花を放つ。
殲滅が終わると、英司は周囲を確認し……特に何も起こっていないと安堵の息を吐く。
「まだビッグガーダーは起動……しないな。よし!」
そうしてロロンと共に所長室に研究員カードで入ると……そこには誰もいない、立派な内装の部屋があった。
探すべきなのはビッグガーダーの破壊方法や、参考になりそうなデータ、抜け道が無いか。
見つかれば即共有。これが出来れば、かなり楽になるはずなのだが……。
「ボクはどこからどうみても怯えた人間を救助するのに適さないスライムだからね。こういうのに向いてるけど……」
「ロクな資料がねえな。所長室じゃなくて書斎だったってオチか?」
そんな冗談を飛ばしながら、ようやく1つの資料を見つける。
ビッグガーダー建造計画。完成すると特殊装甲をつける計画だったらしく、どうやら今はかなり「脆い」ことが分かった。
「……ま、何もないよりマシか」
その情報をロビーで待つ仲間たちに伝えた時、大ホールの入り口がレッドの神気閃光で破壊される。
「研究員さん達は急ぎ夜間出入り口から脱出するっす!」
今の騒動が起きる前に誰が何処に行ったか心当たりないっすか? というレッドの質問もされていたが、どうやら売店で保護した研究員以外は全員「保護」されていたらしく、所長にいたっては今日は出勤していなかったらしい。
ならば、問題はない。入り口から研究員たちが脱出していくのを見送る中……研究所内に、警報音が響き渡る。
「危険度判定、レッド。危険度判定、レッド。ビッグガーダー、緊急起動。武装勢力による研究所内の制圧を前提とした行動を開始します」
響くアナウンスは、かなり危険そうなものだ。
そして地響きと、巨大な機械音。それがビッグガーダーによるものだと誰もが理解できて。
研究所の一部の壁と屋根が吹き飛んで、ビッグガーダーがその機械の目でこちらを見ていた。
「う、うおおお!?」
今のが武装リストにあった「極太ビーム」かと、英司は戦慄する。
この研究所は、あんな破壊兵器をどんな相手を想定して作っていたのか。
「装甲、展開(スクリプト、オーバーライド)、戦闘機動構築開始(システムセットアップ)。動作正常(ステータスグリーン)。いくよSpiegel」
『Jawohl(了解)』
装甲が仮のものであろうと、これは危険だと。そう判断したSpiegelⅡが即座に戦闘態勢に入る。
そして幸いにも研究員は反対方向へと脱出している。
「此処で倒してしまった方がいいね。捨て身でいくよ」
ロロンは『ヴァルハラ・スタディオン』で身を固めて接近し、『ぷるるーんぶらすたー』をビッグガーダーの脚部に向けて放つ。
凄まじい威力の『ぷるるーんぶらすたー』はビッグガーダーの脚部に大ダメージを与え、研究員たちを追いかけようとしてもそう上手くは行かない状態まで追い込むことに成功する。
レッドの大天使の祝福が英司を癒し、ゼフィラのサンクチュアリが仲間の傷を癒していく。
「さあ、これが最終決戦だな!」
「うむ、仕上げだ! 制御できぬ兵器に意味など無い。早急に潰えるがいい!」
「そいつの装甲は脆い! 何処狙ってもいけるぞ!」
「承知!」
英司からの情報提供は、汰磨羈には朗報だ。わざわざ武装や装甲の継ぎ目や薄い箇所を狙う必要もなく装甲剥ぎを狙えるということなのだから。
太極律道・鏐煥天衝剣を放つ汰磨羈に続き、エマの黒狼・マーナガルム、そして刺幻の魔曲・四重奏も響き渡る。
「出し惜しみは無しだ! 一気に決めるぞ!」
「ビッグガーダーね。まだサンレオンの方が見どころあるぜ。AIに重要なのはユーモアと何があっても変えない大原則だ」
以前出会った鉄帝のマシンのことを思い浮かべながら、英司はAKA -真変身(偽)-で 暗黒を纏い、落雷と共に禍々しい騎士鎧姿へと変身する。
もう力を温存しておく必要もない。あとはもう、全力でぶつかるのみ。
「コード:VOB(ヴァンガードオーバーブレイド)」
「私もいくよ! この攻撃、避けられると思わない事だね!」
SpiegelⅡがV.O.B.を発動させ、ゼフィラの夜葬儀鳳花がビッグガーダーへと放たれる。
本来であればカタログスペック通りの能力を起動したであろうビッグガーダーも、未完成の状態では何の憂いもない状態で戦うレッドたちを止められるはずもない。
それでも強敵ではあったが……ほぼ廃墟と化した防衛力研究所の残骸の中で、やがてビッグガーダーはその機能を完全に停止する。
「や、やっと止まったっす……というか地下もこれ完全に崩落してるっす……」
「一応霊子妖精を向かわせますが……」
「ま、これで全部解決……ってところかな?」
そんなゼフィラの言葉に、汰磨羈も「そうだな」と頷く。
「しかし、これは……絶対に上の人間に進言せねばな……」
「たまきちくんもボロボロだしね」
「ロロンもな」
そう、一人残らずボロボロだ。もし研究員が残っていたら、確実に死んでいたに違いない。
だが幸いにも綿密に立てた作戦は死者ゼロを達成するに至ったのだ。
「まあ、ボロボロになった甲斐はある。いつもこう上手くいくといいんだがな」
そんな刺幻の言葉に、全員が頷く。
これで練達の全ての問題が解決したわけではない。
だが……1つの難事をクリアしたという達成感が、その身に満ちていたのだ。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
あとがき
コングラチュレーション!
研究員全員を助け出しました!
GMコメント
戦闘ロボットを作っている研究所で大暴走が起こりました。
その性質上、暴走ロボットの殺傷力が非常に高いです。
安全な場所の確保が難しい現在、どういう流れで研究員を保護するかしっかり考える必要があるでしょう。
また、戦闘をする度に「ビッグガーダー」の危険度認識が僅かに上昇していきます。
なお、警備ロボットに見つかった研究員は2F大ホールに保護されていますが、他の箇所に研究員が隠れている可能性があります。
研究所内施設
■入口・ロビー付近
・入り口のシャッターが閉まっています。戦闘用の強度の為、それなりの威力でないと破壊できないでしょう。
ただしコレを壊すことにより「ビッグガーダー」の危険度認識が大きく上昇します。
しかし、コレを壊す事で研究員を外に脱出させやすくなるでしょう。
・夜間出入り口はクリアランスカードがないとロック解除できません。強度はシャッターと同等。
コレを壊す事で「ビッグガーダー」の危険度認識がわずかに上昇します。
また、付近の警備ロボットが急行してきます。
・ロビー付近では受付ロボット、警備ロボットがウロウロしています。
どちらも侵入者を敵とみなすでしょう。
また、来訪者用カードが受付で手に入ります。
クリアランスの低いドアを穏便に開けることが出来そうです。
ただし、これを持っていることで警備ロボットに「保護対象」とされてしまうでしょう。
■応接室、会議室、食堂、売店(1F)
来訪者用カードでドアを穏便に開ける事が可能です。
お手伝いロボットがいる可能性があります。間違いなく襲ってきます。
警備ロボットがいる可能性があります。来訪者用カードを持っている場合「保護」される可能性があります。
■1F研究区画
来訪者用カードでは開けられません。
お手伝いロボット、警備ロボットがいます。両者ともに確実に襲ってきます。
来訪者用カードも意味を成しません。
■2Fロビー、大ホール、所長室
警備ロボットがロビーでガッチリと固めています。
来訪者用カードを持っている場合大ホールに「保護」される可能性があります。
大ホールのドアはクリアランスが狂っているのか、研究所に存在するどのカードを使用しても開きません。
大ホールの扉を破壊した場合、警備ロボットすべてがカードの有無に関わらず敵に回るでしょう。
また「ビッグガーダー」の危険度認識が急激に上昇するでしょう。
■地下区画
研究員カードで使用できるエレベーターで降りる事が出来ます。
警備ロボットが問答無用で襲ってきます。
此処に侵入すると「ビッグガーダー」の危険度認識が大きく上昇します。
「ビッグガーダー」に攻撃した場合、危険度認識は最高値に達し緊急起動します。
【研究所の壁は練達の技術により、とんでもなく硬いです。破壊は相当手間がかかります】
今回の敵(基本的に壊さないと止まりません)
・お手伝いロボット
暴走したお手伝いロボットたち。調理器具や掃除用具などを武器に襲ってきます。
壊すしかありません。何をやっても襲ってきます。
・警備ロボット
暴走した警備ロボットたち。伸縮自在のアームのついたコケシみたいな見た目です。
特殊構造のノーパンクタイヤで素早く移動します。
マシンガンを内蔵しています。
・ビッグガーダー
防衛力研究所で開発中の巨大戦闘ロボット。全長20M。
幸いにも武装はほとんど装備しておらず、装甲も仮のものです。
ただし、それでも凄く強いです。バッドステータスにも相当の耐性があるようです。
危険度認識が最高値に達すると研究所の裏庭の発進口から「出動」してきます。
武装は格闘とロケットパンチ、頭部からのマシンガンと胸部からの極太ビーム。
上手く立ち回れば、ビッグガーダーの起動を後に遅らせる事ができます。
なお、ビッグガーダーは敵味方の識別をしません。
研究員が狙われた場合、一撃で消し飛ばされてしまいます。
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
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