シナリオ詳細
ジャイアントあの絨毯とかコロコロってするあの、あれ、あのやつ!
オープニング
●モンスターコロコロするやーつ!
「ころころー」
『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)が部屋の絨毯をコロコロしていた。
コロコロっていうのは、あの、なに、粘着テープが外向きにロールされてるやつにこの、取っ手? みたいなのがついててさ、片手でころーってやれば落ちてる毛とかホコリとかとれるやつじゃん、あれ。あれをしていた。
「ころころがでたのですよ」
コロコロの表面のテープをはがそうと爪でこう、いい具合にピッてやりたいけどミシン目ぴったりにはがせなくてなんか斜めにびりってやぶけちゃってしょうがないから途中からもっかいはがすけどまたびりってなってもーめんどうくさいからそのままでいいやってなるけど放っておけば永遠に斜めに避け続けるの分かってるから仕方なく反対側からぴりーってはがしていくやつあるじゃん? あれ、あれをしながらユリーカが顔を上げた。
「皆さんも知ってますよね。ジャイアントコロコロ。そろそろ夏も近いし、よく出る季節なのです。幻想の北方貴族の人はもう悩まされてるみたいで、早速駆除の依頼が出ているのです」
これなのです。
そう言って床に置いた依頼書をうっかりコロコロで触っちゃってあーっ巻き込んじゃってるしはがそうとしてもぐしゃってなってあーもうっあーっ!
●正式名称は粘着カーペットクリーナーらしいよ。もっと他にあんだろ!
幻想で暮らす人々にはもはやおなじみ季節の風物詩。夏になるとアリや蚊が出るように春と夏の境目くらいに発生するジャイアントコロコロの討伐依頼がやってきた。
「幻想北方に位置するニトラレ村の牧草地に現われたジャイアントコロコロは、餌を求めて南下をはじめているのです。
農家の皆さんは山羊を逃がしたりして対策してるのですが、山羊さんや不幸な子供がコロコロされちゃうのは時間のもんだい! 早急な駆除をようするのです!」
コロコロの粘着テープを紙ごとはがそうとしてうっかり三枚くらい一気に粘着テープはがしちゃってもったいないから内側のをはがしてガムテープみたいにぺいっぺいって絨毯とか服の汚れをとりはじめるユーリカ。
「皆さんも知っての通り、ジャイアントコロコロは狙った動物を表面のあのべたべたした所にくっつけてひたっすらコロコロしちゃうことでたま……しい? てきな? ものを? 食べるっていうモンスターなのです。コロコロされた山羊はミルクが暫く美味しくなかったりするのです! たいへんなのです! です!」
よろしくおねがいします!
ユリーカはそう言って、ゴミ箱に粘着テープを捨てようとぺいってやるのに指にくっついてはがれないから何回もぺいっぺいってやった。
- ジャイアントあの絨毯とかコロコロってするあの、あれ、あのやつ!完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2018年07月06日 21時45分
- 参加人数10/10人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 10 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(10人)
リプレイ
●コロ!
「あー……」
『祖なる現身』八田 悠(p3p000687)が薄目で草原を眺めていた。
いやだって、牧草地帯を見上げるくらいばかデカいコロコロがだよ、両手で数えるくらいの数ころっころしてたらだよ、誰だってそんな表情になるよ。
「そうか、コロコロが動くのか……噂で聞いたことはあったけど、実物を見るとまた違うね」
と言いながらリジェネレート。
説明しようか。
悠は何を目指してるのか生存戦略カスタマイズでできていて放っておくと永久にHPとAPが回復し続けるおばけだよ。今から毎ターン200回復みたいなことしてくるからそのうちきっとえげつないことになるよ。
けど今日はそんな悠もダメージ値とか関係ねーとばかりにコロコロされるのでお楽しみに。
「あれがヒツジを……悪いコロコロはバキバキにしないとね」
手でバキバキなジェスチャーをする『超病弱少女』キュウビ・M・トモエ(p3p001434)。どっちかっていうとバキバキなのはトモエの腰で、ここまで徒歩でやってきたのでもうなんか全身がプルプルしていた。ついさっき血を吹いて死んだばかりである。
「聞いたことがあるわ」
『牙付きの魔女』エスラ・イリエ(p3p002722)がインテリの顔をして本を開いた。
「先達の教えに従えば、ジャイアントコロコロに遭遇した時の対処法は大きく二つ。一つはコロコロされる前にやっつけてしまうこと。もう一つは彼らが粘着面を消耗し尽くすまで逃げ惑うこと……どちらにしても容易なことじゃないわ」
「あの粘着面本当になくなるの? 土の上をひたすらころころしてるのにあんなに真っ白よ?」
「……自信なくなってきたわ」
「コロコロ……か」
『死力の聖剣』リゲル=アークライト(p3p000442)が急に昔を懐かしむ目をして空を見た。急にどっかからなり始める望郷感のあるオルゴール音楽。
「貴族生まれの俺にとってコロコロという掃除道具は新鮮だった。あれを絨毯に転がすのが楽しそうでねだったこともあったかな……結局、掃除のメイドが増えただけだったけれど。けれど……フッ、あれが本当のコロコロか。確かにあんなものがあったら、母上も掃除どころではない、な」
「なんか思い出に浸ってますけど」
「雲の上に親の顔でも見えたんじゃない?」
「死んだみたいにいうのやめてあげて」
「ふふ、コロコロ……ね」
『断罪の呪縛』アンナ・シャルロット・ミルフィール(p3p001701)も急に昔を懐かしむ目をして空を見た。また急にどっかからなり始める望郷オルゴール。
「小さい頃に見たことがあったわ。そう、あの日、お兄様たちが勇敢にコロコロへ立ち向かう姿を見て、私もいつか同じようにコロコロと戦うと決めたのよ。そう、天義の……天義にも出るわよね? 私の脳内で勝手に生まれたものだったら耐えられない。出ると言っておねがい」
「誰にお願いしてるんでしょう」
「神にじゃない?」
「コロコロの? 天義の?」
じゃあ出る。黄金のやつが出る。天義にはゴールデンジャイアントコロコロが出る。
「コロコロ……か」
今度は『トータルパンツコンサルタント』セティア・レイス(p3p002263)が昔を懐かしミングの空見イングで望郷からのオルゴールからのミートゥ。
らんらんらららんらんらん。
『ここにはなにもいないのー!』
『せてぃあーそれをおよこしー』
大木の前でなんか手を広げてるロリセティア。
なんかすげー沢山のびてくる大人の手。
足の間から顔を出すちっちゃいコロコロ。
『ぺいっ、でてきちゃだめー』
コロコロの持つところを掴んでもっていく大人たち。
なんかすげー泣いてるロリセティア。
らんらんらららんらんらん。らんらんらららーん。
「なんかセピア色の回想シーン入りましたけど」
「雲の上に何が見えてるの?」
「青き衣を纏いて金色の野に降り立つの?」
らんらんららには音程も音楽もないから誰もリズムをつけて読まないように。いやぢゃいやぢゃ裁判はいやぢゃ。
コッホンと咳払いする『ゼブラゾーン』天現寺 勇午(p3p004111)。っていうかしまうま。
「コロコロって、博士がたまに使うアレじゃないですか」
空を見上げて望郷のオルゴールが……。
「もういい! もういいから! これ以上回想シーンに入ってたらパート進まないから!」
エスラが本で頭上のおもいで雲をばっさばっさ払っていく。
毛の生え替わり時期にデカイころころで毛をむしられてすげーいやがってる勇午や、ちっちゃいコロコロの群にたかられてサマーカットよりひでーことになった『脳内お花畑犬』ロク(p3p005176)が死んだ目でぐでーんと倒れてるシーンが消えていく。
「あれェっ!? わたしの回想シーンだけ雑に流されてる!? おかしいな! コロコロへのにくしみを思い出すはずなのにおかしいな! あっちょうちょ!」
ハッハしながら青いちょうちょを追いかけて跳ねるロク。わーいと言ってそれを追いかける勇午。
雲の上に浮かんでいたイケメンコヨーテがキリッとした顔で『駆除しよう! あの悲劇を繰り返さないために!!』とかいいながらサラサラ消えていった。
「コロコロかあ。あれ剥がして新しい面でコロコローとやると床に張りついちゃってべりーっと剥がれちゃうんだよね。向きに気をつければいいんだけど良く間違えちゃう。それの大きいのが……見た目は面白くてもきっちり退治しないと。俺だと跳ね除けるのは体格的にも難しそうだし…余り近づかないようにしないと。にしてもコロコロって、この世界って不思議。先には進ませないようにしないと」
『貫く想い』星影 瞬兵(p3p004802)がなんだか色々考えながら色々言っていたが、『なんだかすごく真面目なことを言っている』という目で見られていた。
見られていたうえで、やや遠くから一連の流れを黙ってみていた『紅風』天之空・ミーナ(p3p005003)が依頼書を地面に叩き付けた。
「ジャイアントコロコロってなんだよ!? なんで地元民は納得できんだよ!? おかしいだろ!?」
奇妙奇天烈日常茶飯事のウォーカーたちがツッコミを我慢できない世界。それが混沌である。
●コロコロ!
「ちょ、や、べたべたするー離れてよー、てっ服までもってかないでー」
と言いながら瞬兵はジャイアントコロコロと戦っていた。
コロコロにひっつけられて白衣やズボンなどが粘着で取られないように抵抗する瞬兵。
「みんな慌てるな!」
リゲルがカッコイイ騎士の顔で叫んだ。
「コロコロを取り逃がせば牧草をはむ羊やその農家たちが悲しむことになる。なんとしても止めむぐー」
コロコロのあのローラー部分のあのなんていうの接着面? に仰向けにくっついたリゲルが地面におしつけられてむぐーしていた。
「うわー! リゲルさんがやられたー!」
「このひとでなしー! コロコロでなしー!」
前足を上げて威嚇するロクと勇午。
ババッと手を翳して左右からスライドインしてくるトモエと悠。
「慌てないで。まずは自身とコロコロの距離がR4~3の場合マギシュートを、R2まで近づかれたら遠術で攻撃するわ。味方がダメージを受けすぎていたらライトヒールかハイヒールで回復しむぐー」
コロコロが追突されてそのまま巻き込まれていくトモエ。コロコロと一緒にひたっすら牧草地帯を転がっていった。
「うわー! トモエさんが死んだー!」
「このコロコロでなしー!」
「死んでない死んでない」
なんか微妙に浮いてる悠が両手をサッと翳した。
「右手にアンハッピーターン。左手に気持ちよくなる薬」
二つをブッピガーンしてなんかやばいものを作り始めた。
「永続粉末エンドレスアンハピ粉」
「そんなっ、HPとAPをあがったりさがったりさせた末プラマイゼロにするきわめて無駄な合わせ装備で!」
「説明しなきゃわからない無駄さだ!」
「この粉をかけて粘着力をなくしてやむぐー」
粉もろともコロコロされていく悠(フラグ回収)。
「……そうだね、2mのでかさだもんね」
「ホコリみたいなもんだよね」
ロクと勇午がまとめてコロコロされていった。
二人とももれなく毛をむしられた。
「その首もら……首どこだよ!?」
「心の底に渦巻く悪意を殺傷の霧に変えてジャイアントコロコロに……正直どんな悪意を持てば良いのか困る」
ミーナとエスラがコロコロと激戦を繰り広げていた。
激戦っていうか、ひたすら大地もろともコロコロしようとするジャイアントコロコロと、ロベリアの花やロックバスターで真面目に攻撃しているエスラと、空を飛んであの赤いのと青いの、あの、すごい剣? のやつをすげー叩き付けまくるミーナという図である。相手がコロコロじゃなかったらとても緊迫した戦闘シーンなんだけど最終的に二人とも粘着テープに巻き込まれてコロコロされていくので結局コロコロムービーなのだった。
「人々の生活をコロコロなんてさせない。わたし聖剣騎士だから」
セティアは剣を構えぴゃーっと飛び上がり、コロコロへと飛びかかっていく。
「セティア斬り――!」
転がってくるコロコロのあの粘着面のシートの……なに、表面の部分? のあたりを斜めにこう、斬るかんじで、ぴってやるかんじで、セティア斬りを放った。
コロコロはすぐさま外部のシートをパージ。綺麗になったコロコロ面を露出させ、草原の上を豪快にターンしはじめる。
「脱皮……!?」
「離れて!」
アンナが間に割り込み、水晶みたいにきらきらした剣を構えた。
瞳は決意の炎に燃え、剣には熱意の炎が燃え上がる。魔の剣技は命中した大将の身体を傷口から吹き上がる火炎がむしばむのです。
「私だっておにむぐー!?」
「あんなー!」
魔除けの布とかかんけーねーとばかりに問答無用でコロコロされていくアンナなのでした。
●スーパーコロコロ!
「ハァッ紅焔剣! 黒点破! 彗ィ星剣!」
横スクロールアクションかなってくらい華麗にコンボを繋いでいくリゲル。
飛び込み紅焔剣を浴びせてからのけぞり中に黒点破で繋いで爆破の勢いで飛んだ所へ彗星剣で上から叩く有名なコンボである。有名? 君のパンドラを削るRPG。ているずおぶぱんぱーぷ。
コロコロもコロコロでなんか空中コンボ決まってんのか斜めに傾いたままズババババッて浮いていた。
そこへ地表をホバリングで滑るみたくして悠がすれ違い逆再生スラッシュ。具体的には右手で皮をはいでいくようにしてコロコロのシートを破壊して内側の芯だけの状態にして転がした。
「いまです」
「いきます――マギシュートッ!」
別々に声を収録したのかなってくらいの間をあけて、あえて技名を叫びながらマギをシュートするトモエ。
高く眼前に掲げた杖の先端をキラーってさせてカーってなったところからびゃーってなんかこうマギ的なものがシュートされてコロコロにびしゃーってかかる感じである。
そうしてなんでか爆発四散するコロコロ。
「その調子よ。――セティア、協力して!」
「玉ねぎだって、いつかはなくなるから。わたし聖剣騎士だから」
それこそ別々に収録したボイスをランダムでつなげてんのかなってくらい前後が微妙にあわない台詞を言いつつ、アンナとセティアが同時に走り出した。
なんかすげー跳躍するアンナ。
「幻影連華――瞬炎華!」
普段まず口に出して言わないであろう技名を叫びながらコロコロの左右を高速で行ったり来たりしながら剣の突きをめっちゃ出し、最後に突き込んだ剣を燃え上がらせてなんか爆発させる有名なスパロボ式攻撃アニメーションである。有名?
「わたし聖剣騎士だから」
なぜかもっかい同じ台詞を言ってから飛行を加速させるセティア。
「すーぱーセティア斬り」
着地と同時に画面ごと(画面ごと?)斜めに切り裂くセティア。
中央からなんかこうエネルギー的なのがくわーって広がってばーんってなって爆発するコロコロ。
「星影流ハリセン術、奥義、覇裏閃乱舞刃」
なんかすごくハリセン的な? ものを? すげー叩き付ける瞬兵。
「これがジャイアントコロコロ……」
勇午はあえてもっかい初見みたいな反応をしてからひひーんといななき、ワンワン叫びながらまっすぐ突撃する。
突撃を食らったコロコロが回転しながら飛び、飛んだところにロクが舌だしてハッハしてるカットインが挟まった。
「ボコボコにするよ!」
ぴょいーんと飛びかかってめっちゃがぶがぶするロク。
がぶられたコロコロがぎゃーとかいいながら爆発四散した。
「なぜかしら、さっきから戦闘がゲームアニメーションで説明されてる気がするわ……」
汗をぬぐってから、エスラはぱっと片手を翳した。と同時にリアル等身のエスラが手を翳すカットインがはさまりーの手の前に魔方陣が無数にひらきーのごんぶとの魔法レーザーが発射されーのコロコロをつつみーの爆発しーのとつ……じゃなかったバウンドしーの。
まだやれるみたいにコロコロを回転させて突撃してくるジャイアントコロコロ。そのコロコロのコロコロしたコロコロ面にコロコロされぬよう飛行状態のミーナはサッと横にかわした。
「こいつをくらえっ」
ミーナはどっかから取り出したドクロの書いてあるいかにも毒ってかんじの瓶をもう飽きるくらいめちゃくちゃ沢山なげた。ついでだからトビンガルーとかドレイク木刀とか海図とかも投げた。
「どうだ、この毒は効くだろ……え、効くの? こいつら生物なの?」
ジャイアントコロコロは激しく無念とかいいながらなぜか爆発四散して吹き飛んでいった。
ふうと汗をぬぐうエスラ。
「妙ね……これだけの数のジャイアントコロコロが群生しているというのに、ここにいる個体の中にはまるでリーダー格の個体が居ないみたい。どういうことなの? まさか、いえそんなはずはないわ。ここに居る個体全てを統率するほどの力を持った個体が存在するだなんて」
「フラグみたいなこと言うな。本当にスーパージャイアントコロコロがいるみたいじゃ……」
空を飛んでいたミーナにはすぐ分かった。
ここで進撃ネタを挟んでみたかったけどミーナがやるとシリアスになりすぎるからやめたので雰囲気だけ伝わって。
「うっそだろ……なんだよあのサイズ……規格外とかそういう問題じゃねーよ!」
丘の向こうからすげー勢いで走ってくるコロコロ。その横幅なんと20メートル。25メートルプールに収まるくらいの横幅である。当たり前だね。
空飛んでいようとかんけーねーとばかりに派手にジャンプしミーナを巻き込んでいくスーパージャイアントコロコロ。
「あ、ちょ、翼、翼巻き込むのはやめて! マジ痛いからソレ!!」
ぎゃーといいながらコロコロシートの一部と化したミーナ。
どシリアスな顔をする悠。
「まさか、実在しただなんて一説では、ジャイアントなコロコロにはそれを統べる上位個体が存在するとされていたが……気を付けたまえ、奴は群れを統率するために他とは比べ物にならない粘着力とフェロモンを持っている……らしい。とりあえずみんなでかかるけどやることは変わらない。粉かけて剥いて、あと雑に回復する。身体に粘着べとべとするって? 大丈夫、君たちの身体にも粉を塗せばむぐー」
「さっきの繰り返しだー!」
「漫○画太郎だったらコピーしてたくらいのー!」
「伏せ字の位置ー!」
「ロクさん逃げてください! あなたの毛がこれ以上刈られたら全国のモフモフファンが悲しむぐー!?」
「うわー! まだ台詞しか出てないのにリゲルさーん!」
とかいいながら勇午とロクもうわーとかいってコロコロの一部と化した。瞬殺だった。
リゲルがコロコロされながら仰向けになって練達に『こんなの作らないでください』っていう嘆願書を書いていた。みんな練達ってやつの仕業なんだ。おのれ練達。ほんとかな?
バッと両手を翳すトモエ。腰も膝もついでの指もぷるっぷるしていた。
「大丈夫です。強大な敵が出てきてもR3ならライトヒールそれ未満ならハイヒールで回復しAPがつきたら遠術で攻撃しむぐー!?」
「うわートモエさんがまた死んだー!」
「このスーパーコロコロでなしー!」
迫るコロコロからダッシュで逃げるアンナと瞬兵とエスラ。
「ふぇぇーーっ!? ちょ、ちょっと大き過ぎない? あんなの突っ込んで来たら潰れちゃいそうなんだけど」
「おかしいわいくらなんでも瞬殺すぎる」
「きっと尺のせむぐー!?」
三人いっぺんにそれはもうひとコロコロである。
両手を広げ、阻むように草原に立つセティア。最初からの流れでもうおわかりですね。
「ぺい、大きくなったね」
ぱーんと撥ねられるセティアからのコロコロ大量に寄ってきてからの黄金のなんかを生やしてからのみんなその上にワッショイワッショイされてからの金色の野に降り立つ的なあれをした。尺の問題で一行にまとまった。
「スーパージャイアントコロコロはコロコロを統率する存在」
「暴走した野良コロコロをまとめるべく現われ」
「私たちを聖なるコロコロで癒やしていった」
「おかげで毛皮もすっかり生え替わったね!」
「ぺい……さよなら……」
「倒したコロコロの折り鶴、追っておくよ」
誰がどの台詞を言ったのかなんとなく補完していただいて。
丘の向こうへ去って行くスーパージャイアントコロコロと小さな野良コロコロたち。
皆大きく手を振り、そして別れを告げたのだった。
――完!
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
ギリッギリ! なにもかもがギリッギリ!
GMコメント
ジャイアントコロコロがあらわれたのです!
混沌ライフをお楽しみの皆様には、おなじみのジャイアントコロコロなのです!
『なあにそれ私知らない。有名な設定なの?』って思ったそこのあなた! だいじょうぶ! わたしも知らない!
けれど混沌に生きるPCたちは知っている。夏になると蚊が出るよねってくらいの常識として、知っている。
なので異世界うぉーかーの皆さんがポカーンとする中、『えっなにそっちの世界のコロコロは小さいの? 山羊食べないの?』くらいの反応を返す遊びをしちゃいましょう。ファンタジーロールプレイの醍醐味ですね。
●ジャイアントコロコロ
牧草地帯をひたすらガーッて進んでいます。
みんなの知ってるコロコロです。横幅2メートルくらいの。
正確な数とか分かってないんですが、だいたい5体以上はいるらしいです。両手で数えられるくらい? らしいです。
強さ的にも10人でわちゃわちゃしていれば大丈夫なカンジで、容赦なく巻き込まれてやりましょう。やりましょう?
なお。
PCたちは事前に知らないテイでいくと楽しめるのでオススメなのですが、依頼の終盤になって『スーパージャイアントコロコロ』というとんでもなくでっかいコロコロが現われます。横幅20メートルはあるかなっていうとんでもねーやつです。
【アドリブ度】
ロールプレイをよりお楽しみいただくため、リプレイにはキャラクターのアドリブ描写を用いることがございます。
プレイングやステータスシートに『アドリブ歓迎』『アドリブなし』といった形でお書きくだされば、度合いに応じて対応いたします。ぜひぜひご利用くださいませ。
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