シナリオ詳細
Rapid Origin One-days
完了
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
オープニング
●あなたの送る、とある一日のようす
介入手続きを行ないます。
存在固定値を検出。
――イレギュラーズ、検出完了。
世界値を入力してください。
――当該世界です。
介入可能域を測定。
――介入可能です。
発生確率を固定。
宿命率を固定。
存在情報の流入を開始。
――介入完了。
Rapid Origin Onlineへようこそ。今よりここはあなたの世界です。
サクラメントを通してROO世界のある場所へと出現したあなたを迎えるのは、そよそよと頬をなでる風と野外から聞こえるぽつぽつという雨音。
ずっと遠くでは雷の音もしたが、雷光とも随分離れているようだ。
あなたはROOの現状を研究する一環としてログイン装置を通してこの世界『ネクスト』へとやってきた。
課せられたクエストは、ない。
あなたが今から行おうとしているのは、『日常』なのだ。
●とあるアバターの日常
「すらいむ! すらいむですわ! 今日もすらいむびよりですわー!」
クソザコスライム (p3y000015)は赤くてまあるいボディをぽよんぽよんと弾ませると、絨毯じきの部屋のなかをジャンプした。
彼女がネクストで個人的な拠点としているのは伝承王国首都郊外にあるアパート。元々アバター主であるビューティフル・ビューティー (p3n000015)が暮らすアパートと同じ場所に建っていたものだが、どういうわけか内部は貴族のお屋敷のように大きく広く、そして綺麗な美術品があちこちに並んでいる。
丁度サクラメントも近く、研究員の協力もあってこの場所を拠点にする手続きも難しくなかった。
まるでお金持ちになったみたいですわと言って、時折こうしてログインしては屋敷の中を歩いて回るのだ。
使用人や家族のような人物はおらず、(中身だけは)広い屋敷には自分ひとりだけ。ひとりじめである。
「今日はどうしましょうかしら。お料理を作って食べてみましょうかしら?」
外は雨。ほこりひとつない窓へうにょんと身体を長細く伸ばしてみると、窓にぶつかる雨粒が流れていくのが見えた。そして、窓ガラスにうつる自分のまあるいボディも。
「いいえ、今日はお散歩にしましょう! この身体で雨を浴びて歩くのは楽しそうですわ!」
そうして、クソザコスライムはぴょんぴょんとはねて玄関へと走るのだった。
- Rapid Origin One-days完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別ラリー
- 難易度EASY
- 冒険終了日時2021年07月09日 21時00分
- 章数1章
- 総採用数16人
- 参加費50RC
第1章
第1章 第1節
「どうも、この家には愛着があってね」
モノクルをつけなおして、すすのかぶった棚をはたきでおとしていく。白くやや長い髪の、優しい垂れ目の青年。
顔立ちや背丈からは重大なかばの少年にも見える彼のもとへ、『うさぎのおひめさま!』アダム(p3x006934)がからからとカートを押して現れた。
「わるいね。掃除を手伝わせちゃって」
「ううん」
騒動の後一旦おわかれしたコウとアダムだったが、再び彼に会いたかったアダムはファルカウのあちこちを尋ねて回っていたのだった。
色々な家の玄関に置かれたビスクドール。一目見て、それがコウのものだとわかった。
とても愛らしく、つややかで、そしてとても大事にされていたから。
「ファルカウのなかを沢山さがしちゃった。まさかここに戻ってくるなんて思わなかったから」
「今度からは、わかるように案内を出しておこうか」
カートから掃除用具をとりだしてひょいっとかざすと、コウはそれを笑顔で受け取った。
「君みたいに、また尋ねてきてくれるひともいるしね」
これが終わったらお茶にしようか。
コウは笑って、日の差す庭のテーブルをゆびさした。
成否
成功
第1章 第2節
風が暖かくて、太陽がまぶしくて、港で買った『正義』と書かれたハッピーなサングラスをかけて歩く街は静かで平和で、賑やかだった。
すれ違う沢山の雑踏。露天の呼び声やはしゃいで走る子供の声。
道ばたの猫が腹をだして寝転ぶので、ついかがみ込んで撫でてしまう。そんな街だ――正義国サン・サヴォア領は。
『???のアバター』エイル・サカヅキ(p3x004400)は『それは私の羊です』と英語だかフランス語だかで書かれたTシャツの腰を絞ってへそを出し、ショートパンツに厚底のブーツというなんともギャルギャルしい格好で街を歩いていた。
輸入物のヴォードリエワインがあるというので路上試飲会に参加してみたり、バーに入ってお酒飲んでみたり、酒屋で直接缶ビールを買ってカシュっとやってみたり。
アルコールの感じ方が違うのかそれとも元々強かったのか、あんまりべろべろに酔うこともなく街をゆけば……。
「目瞑っても歩けるんだよねー、ココ」
よく知った家の前に、来ていた。
開いたカーテンのむこう。テーブルに山ほどチョコレートクッキーが積み上がっている。
耳を澄ましてみれば、『焼きすぎです! ひとり何枚食べるつもりなんですか!』とメディカの怒る声が聞こえる。よわった調子で弁解する父の声と、その様子がおかしいのか声をあげて笑うアリアの声。
窓を叩いて声をかけようと手をかざして、そのまま下ろした。
「このままが、いいんだよね。きっと、このまま……」
さーて、帰りはどんなお酒を飲もうかな!
成否
成功
第1章 第3節
「アタシの故郷っつったらヴィーザルだけど、今行けるのかなあ」
『サーモンライダー』リゼ(p3x008130)がROOへログインしてしばらく、ふと思ったのはそんなことだった。
この世界の相棒である巨大魚アトランティスサーモンをいつものように呼び出し、バッシャーンゆうてその辺の噴水広場から不自然に現れたアトランティスサーモンに跨がると、ホバージェットで飛んでいく彼の背で風をきりさいていく。
そして風のむくまま鮭のむくまま、気付けばヴィーザルの地へとたどり着いていた。
「お嬢ちゃん、そいつはアトランティスサーモンかい」
ウェスタンハットの男が声をかけてくる。
「いい粗塩があるぜ」
男に促されるまま塩を買い、寝転んだアトランティスサーモンに練り込むかのように塩を広げていく。
そのあとは冷たくてくらい部屋でアトランティスサーモンを抱いて眠り、おきたら川に入って遊ぶ。
気付けば日も暮れ夕方に。
「そろそろ夕飯の時間か。夕飯の……」
じっとみつめるアトランティスサーモン。
リゼはものっすごい勢いで首を横に振った。
成否
成功
第1章 第4節
種子屋のドアが開かれ、礼を述べる店員の声を背に店を出る『春の精』ウヅキ(p3x000292)。
幼い、しかしどこかほくほくとした顔をしていた。
航海王国の、海の見える街。
目を瞑ってでも歩ける海洋の地元にとてもよく似た島を見つけたウヅキは、そこを自らの拠点としていた。
幸いにもそこそこ広い庭のある家を手に入れ、そこへ花を植えては育ちを見守る。
『コンピューターゲームの世界』などと聞いてはいたが、実際に入ってみると土のにおいも草葉の感触も、花の種を指にのせた時に感じるあのえもいえぬ感覚も、まるで現実と相違ないかのように感じることが出来た。
だから、だろうか。
ウヅキはこの街でごく普通に過ごした。
普通の花を買い、普通の喫茶店に入り、普通に大通りを歩く。
混沌と相違ない筈なのに、あまりにも……。
(この姿なら、今まで諦めていた色々な事ができる。そんな気がするの……)
種の札には、『コスモス』と『トレニア』とあった。
成否
成功
第1章 第5節
「みんなー! 楽しんでるー?」
伝承王国首都、聖人の名のついた大通りで音楽を流しながら踊る『ネクストアイドル』三月うさぎてゃん(p3x008551)の姿があった。
周りにはちいさな人だかり。遠巻きに振り返って歩み去る人や、興味をもって近づいてくる人がいるなかで、三月うさぎてゃんは人の心をがっちりと掴むパフォーマンスをしてみせていた。
(決まった場所でやるライブや定期公演ももちろんいいんだけど、こういうチャレンジもしたいよね!
だって、ここが私のアイドルとしての始まりだから……)
ふと、踊る彼女を遠巻きに見つめる子供の姿があった。
(……あれ?あの子、初めて見る顔だ。こっちに来て間もないのかな?)
三月うさぎてゃんはその子供に指をさし、ぱちんとウィンクをしてみせる。
ぽっと頬を赤らめた子供に笑いかけ、そして三月うさぎてゃんは歌を続けた。
(色々大変だけど、この世界を楽しんでいってね!あわよくばファンになってね、沢山沢山愛してあげる!)
成否
成功
第1章 第6節
「魔法使いと言ったら杖か本!」
ばばーん、という効果音をだしながら魔道書を天にかざす『本で殴る!』トゥリ(p3x008152)。
「これの角でガッてするのは痛そうでいいんだけど、やっぱり物理的な武器にはむかないよね」
両手で本をもってシュッシュと素振りするトゥリ。
そんな彼が入っていったのは伝承王国の魔法店だった。
平たく言えば魔法グッズのお店だが、天井まで届こうかというものすごく高い棚に向けてゆびをかざすと、無数にある引き出しのひとつがスッと開く。
魔力にピッタリの杖が反応しているのだというが……。
「わー、これいいかも」
手に取ってみた杖は先端がごっつい鈍器になっているハンマータイプ。
隣には宝石が等間隔についたエレメントタイプ。
フルートのような楽器型や、先端が折りたたみ式の鎌になったタイプまで……。
「これ、選んでたら日が暮れちゃいそう。けど折角だから私にピッタリのを選びたいよね……」
ショッピングは、まだまだ続く。
成否
成功
第1章 第7節
「さて、今日は何をするか……」
そうつぶやくと、『闇祓う一陣の風』白銀の騎士ストームナイト(p3x005012)は部屋の大鏡の前で何気なく方向転換をした。
きりっと不敵な笑みを浮かべてみたり、爽やかなスマイルにしてみたり、剣を抜いて勇ましいポーズをしてみたり。
「…………」
が、ずっと白銀の鎧だけではどうにもぴかぴかしすぎている。
雰囲気重視で選んだ部屋もなんだかちょっと落ち着かない。
「……服、買いにいくか」
つい素のカンジでつぶやくと、白銀の騎士ストームナイトさんはその格好のまま家を出た。
(せっかくこんなに綺麗でかっこいい姿になったんだ。普段では絶対着れないような服で着飾ってみたい。
こう、体のラインが出るような、ピシッとしてかっこよく、かつセクシーな……)
「頼もう! 主人よ、私に似合う服を見繕ってくれ!」
希望をあえて伏せ、店の人に宣言してみる……と。
金色でぴかぴかした鎧を着せられた。
「お似合いです。お客様」
「……うむ」
(こういうのじゃない!!!!!!!!!!)
成否
成功
第1章 第8節
『狐の尾』コーダ(p3x009240)……そう、いつかの『彼』に似た顔のいい男。
(現実とそう変わらないが、やはりゲームの世界だと思えるのが不思議なもんだな)
伝承の町をゆっくりと歩きながら、手を握ったり開いたりしてみる。
手のひらにあたる感触。頬をなでる風。パン屋からかおる小麦のかおり。
「例の『おにーさん』とやらが現れたら一発殴っておきたいところだが……あの時以来見かけてな――」
「やあ、おにーさんdごふっ!?」
真横にスゥって現れた『おにーさん』に反射的な裏拳。
鼻を押さえてかき消えた『おにーさん』へ改めて振り返り、そしてもう消えてしまったことにため息をついた。
「なんだったんだ……」
首を振り、気を取り直してハンバーガーショップへ入る。
「やあおにーさんだよ。ご注文はゴッフ!?」
カウンターごしに繰り出されるボディブロー。
「……出たら殴ると決めていたが。いくらなんでも出過ぎだ!」
コーダはこのあと、十七回にわたって『おにーさん』と遭遇しそのすべてを殴り倒した。
今日はそういうバグの日だったらしい。
『また来てね。俺は、いつだってここにいるから』
成否
成功
第1章 第9節
手を繋ぎ、石畳の道をあるく姉妹があった。
おっとりとした、輝く太陽のような姉。
その光を照り返して、けれどしっかりとそばにある妹。
姉の『きらめくおねえさん』タント(p3x006204)は大きな屋敷の門の前に立つと、小さく手を振った。
その土地は、領主となる二人の名をとってこうある。
ジェッタント。
不思議な光景だった、というべきなのだろうか。
花咲く庭の一角にある、屋根のついたデッキのうえ。白いテーブルを挟んで、二組のティーセット。
「はぁい、お久し振り、タント様。元気にやってる?」
「……えと。久しぶり。ジェック」
タントとジェックがそう呼びかけると、向かいの席でタント――あえてこの世界の名を冠してROOタントと呼ぼうか。
ROOタントは胸に手を当てて笑った。
「ええ、ええ! それはもう元気ハツラツですわ! なんだか最近ものの見え方が変わったといいますか……なんといいますか……」
「キラキラして見える」
横で紅茶のカップに口をつけたROOジェックがつぶやくと、ROOタントは『それですわー!』と声をあげた。
「そっちは? あれから、大丈夫だった?」
ROOジェックの問いかけに、タントとジェックは顔を合わせた。
領地から二人を連れ出したあと、彼女たちは望んで帰って行った。
それがどういう意味をもつのか、正しくはわからない。
自分たちがどう扱われたのかも。
「ん……たぶん、大丈夫」
「そっか」
ただの『そっか』で、ROOジェックは暖かく頬をあからめて笑った。
「あれから二人の……パレードからアタシたちを連れ出したひとたちの事は許してもらった。誤解があって、助けようとしてくれたんだって、話して」
「実際、わたくしたちも自分たちの将来を見つめ直す良い機会になりましたわ。事情は……じつは、よくわかっていないのですけれど」
頬に手を当て、きょとんとするROOタント。
タントはカップを置いて。
「二人は、それで……幸せなのね」
「ええ、もちろん!」
ROOタントの笑顔と、そっと重なった二人の手。
ジェックはテーブルの下で、タントの手をそっと握った。
成否
成功
第1章 第10節
「こんにちは! スライムさん、こんにちは!
おさんぽですかー? ご一緒しても?」
「あら金魚さん良い天気ですわね。……金魚? 金魚なんですの?」
「さあ……」
『おさかな…』蕭条(p3x001262)は伝承王国の大通り、石畳の上をなんかふよーって感じで泳ぐように進みながら、遠い目をした。
「伝承はすごいですねー。幻想にそっくりです!
私はね、自分のお店もあるかな~って探しに来たんですよう」
「見つかりましたの?」
「いえ……見つかりませんでした。というか……」
クワッと振り返り、めちゃ集中線がはいった。
「迷ったんですけどね!!!!!!」
あとこのあと
「不審者と間違われて網持って追われたんですけどね!!!!!」
成否
成功
第1章 第11節
幌馬車の揺れを感じながら、『普通の』ヨハナ(p3x000638)は流れる景色を小さく破れた幌のスキマから見つめている。
(先のおふれで、商人としての名を上げるチャンスとお父様も意気込んでいましたが……)
馬車の端で腰を下ろした父……厳密にはこの世界でロールするヨハナの父におあたる人物が、うつらうつらと眠りに落ちそうになっていた。
(……私はこれでいいんでしょうか。
これはゲームで、それぞれの楽しみ方があって、現実にはない喜びも目標もあるけれど。
でもこれは未来を救うために延長にあることで……
私は勇者になりたいわけじゃないけど……)
「あのね、お父様」
うっすらと目をあけた父に、微笑みかけるヨハナ。
「私も冒険にでてみたいの。
いいかな」
成否
成功
第1章 第12節
「今の鉄帝から十年くらい前だっけ? 丁度バタバタしてた時期だからスチールグラードで何かあったらしいってくらいしか聞いてないや。
気付いたら前帝から今のヴェルス陛下に変わってたし。現実の鉄帝の時の皇帝位の移譲ってどうなってたんだろう?」
鋼鉄国の首都、ラド・バウから続く有名な大通りを歩く。闘技場や闘士関連のショップが並び、ポスターも試合の告知や闘士の写真を使ったなにかの商品宣伝ばかり。
こういう空気は、今の鉄帝とあまり変わらないように見える。
「皇帝暗殺の噂話とか聞いて回ろうかな。ストリートファイトがてら。今、とてもホットだしね」
とりあえず腹ごしらえからかな、とIgnatはラドバウ肉まんなる商品を露店から買うことにした。
成否
成功
第1章 第13節
「せっかくメイドになれたのはいいですが主がいない野良メイド、というのもカッコがつきませんね……」
伝承の町を、キャリーバッグをひいて歩く女、『人形遣い』イデア(p3x008017)。
すれ違うのは知った顔と、知らない顔。そしてそのどれもが、自分を見知らぬ者として見る。
不思議な光景だった。
酒場や公共施設をまわってメイドの求人募集でもしていないかと探してみたが、案外見つけようとすると見つからないもので、気付けば日も暮れ始めている。
「明日もクエストがありますし、一旦ログアウトして……」
と、意識をログアウトに向けようとした、その時。
どこかで聞いた声がしたような、気がした。
声のほうへと振り返る。
小さな子供が走って行くのが見えた。深い帽子と日傘をさした貴族の女性らしき人物が、兵士をつれて歩いて行く。
とても幸せそうな母娘。
「どなたか存じませんが、どうかお幸せに」
心の中で挨拶をして、イデアはその町から消失(ログアウト)た。
成否
成功
第1章 第14節
「なにか面白いものないかな! おもしろいもの! わぁなにこのソーセージ美味ひい!」
尻尾ぶんぶんしながら脳味噌コヨーテにした『サイバークソ犬』ロク(p3x005176)。みんなお待たせ!
しばらく伝承王国噴水広場の石畳でお散歩……というなのおなか出してごろんごろんするヤツをやっていたら道行くひとが『オーヨシヨシ!』とかいってソーセージをくれた。ラッキーである。
「ハッ、ちがった! こういうことがしたかったんじゃなくて!」
がばっと起き上がると、ベビーカーを押した上品そうな婦人がにっこりと笑い、会釈をしながら通り過ぎていく。まだ言葉も話さないような小さな子供がロクをみて、なんだか楽しそうに手をぱたぱたとやった。
ちょっと満足げに、ロクは走り出す。
目指すはそう――。
「ロリババア牧場だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあああああああああーーーーーーーーーーーーーーロバウマイ!」
場面が切り替わったその時にはもうロバを喰っていた。
「のじゃあああああああああああああああん!?」
目の前で仲間がめっさ喰われてるさまを見てガタガタ震える子ロリババア、邪ロリババア、令和新ロリババア。
「けど、こっちの世界じゃロリババア牧場は経営されてないんだなあ……」
おなかいっぱい喰ってから、おなかさすって寝転がるロク。周りをみると、あるのはひろーい草地だけ。ここにあった柵や看板は、どうやらないようだ。
ないとどうなる?
そう、作りたくなる!
「きめた! ここにロリババア牧場たてよう! あと競ロリバ場! やったー目標! マーキングしよマーキング!」
今日も自由。明日も自由。生きてる限りずっと自由。それがロク。犬である。
「狼だけど!?」
成否
成功
第1章 第15節
赤い傘を差して、天使が歩いている。
いや、天使のように可愛らしい少女が、おひさまに白い翼をきらきらとさせながら大通りを歩いている。
ショーウィンドウにうつる自分を見て、くるりと回ってみる『傘の天使』アカネ(p3x007217)。
「折角のオフですし、今日はお洋服……というか、装備を買いに行きましょう。オシャレなっ」
スキップみたいに歩くと、ぴょんとはねて翼を広げる。
大空に飛び上がり、傘を畳んで風を浴びた。
他にも飛んでいる人がいるようで、飛行種の男性が帽子をあげて挨拶をしてきた。
(オープンワールドの世界を空から景色を見つつのんびりしながら散歩……という具合で、実に楽しいですね……)
ふと、目的の装具店が見えてきた。翼をぱたぱたとやって高度を下げる。
さてと今日はどんなオシャレをしてやろうか……。
成否
成功
第1章 第16節
――それでは、また明日
GMコメント
このシナリオはラリーシナリオです。仕様についてはマニュアルをご覧ください。
https://rev1.reversion.jp/page/scenariorule#menu13
採用人数は20人前後を予定し、場合によってはプレイング受付を停止することがあります。
プレイング募集期間は7/5までとします。予定採用人数を下回ってもシナリオを終了することがあります。(※2021/06/29追記)
■グループタグ
誰かと一緒に参加したい場合はプレイングの一行目に【】で囲んだグループ名と人数を記載してください。所属タグと同列でOKです。(人数を記載するのは、人数が揃わないうちに描写が完了してしまうのを防ぐためです)
このタグによってサーチするので、逆にキャラIDや名前を書いてもはぐれてしまうおそれがあります。ご注意ください。
例:【もふもふチーム】3名
●日常を楽しもう
ROOの世界で日常を楽しみましょう。
シナリオアイコンはこうしていますが、舞台は解放されている『主要国家』内であればどこでもOKです。
それぞれの国家の情報は特設ページをご参照ください。
・サクラメント
拠点としている場所の近くにサクラメントがあってもよいものとします。
(サクラメントについても特設ページをご参照ください)
ただし極端に特殊すぎる場所や、不自然すぎる場所(覇竜のすぐそばや伝承王宮の中やディルクさんちの寝室など)にはちょっとないかもしれません。
・アバターの設定(プレイスタイルやスタンス)について
一通り注意事項が纏まっていますので、気になる方はこちらをご参照ください。
https://rev1.reversion.jp/page/RapidOriginOnline#roocharacter
●ROOとは
練達三塔主の『Project:IDEA』の産物で練達ネットワーク上に構築された疑似世界をR.O.O(Rapid Origin Online)と呼びます。
練達の悲願を達成する為、混沌世界の『法則』を研究すべく作られた仮想環境ではありますが、原因不明のエラーにより暴走。情報の自己増殖が発生し、まるでゲームのような世界を構築しています。
R.O.O内の作りは混沌の現実に似ていますが、旅人たちの世界の風景や人物、既に亡き人物が存在する等、世界のルールを部分的に外れた事象も観測されるようです。
練達三塔主より依頼を受けたローレット・イレギュラーズはこの疑似世界で活動するためログイン装置を介してこの世界に介入。
自分専用の『アバター』を作って活動し、閉じ込められた人々の救出や『ゲームクリア』を目指します。
特設ページ:https://rev1.reversion.jp/page/RapidOriginOnline
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