シナリオ詳細
バロック・イン・マッドネス
オープニング
●天使降臨
その神々しさゆえに、村民達は神の遣いが降りてきたのだと考えた。
素肌は白く磨かれた大理石のようになめらかで、実際肉体は石でできているようだった。
仮にこれが彫刻であったなら、天才が掘り出したにちがいない優美な造形をした人型の実態である。
片翼だけをはやした天使の姿をして、頭上には白い石の輪が浮かんでいる。
最初に降り立ったのは村の農夫であった。畑の手入れをしているところへはるか空から降り立ち、石でできているとは思えないほど柔軟に動き、テレパスによって『あなたに幸福を』を述べたという。
農夫は感激し膝を突き、祈りの姿勢で涙を流した。
降臨した天使『ゼオライエル』の噂は村中へと広まり、人々は野菜や家畜の肉を捧げ物として抱え、その日のうちに建てられた御堂へと参拝する。
そんな時間が、およそ3日ほど続いたある日。
「村の人々は皆、石に変えられてしまったってわけさ」
●怪王種『ゼオライエル』
「魔物が突然変異を起こして強力な固体に進化する現象――通称『怪王種(アロンゲノム)』については知ってるかな」
ローレットギルド酒場。中身が半分ほど残ったワイングラスを指でついっとどけて、『黒猫の』ショウ(p3n000005)はそんな風に語り出した。
いわば魔物版の反転現象。怪王種となったモンスターは高い戦闘能力を得るのみならず、高い知能や同族への怪王種化を引き起こす。まるで世界の癌のごとく広がりをみせつつあるこの生物群の討伐は魔種討伐と同じくらいに大切な使命となった。
「今回の案件も、その『怪王種』が関わったものだよ。村がひとつ襲われて、まるごとそいつの神殿になってしまった。被害範囲の拡大を恐れた隣村からの依頼だけど、そうでなくても今すぐ対処したい相手だね」
白き石の天使、通称『ゼオライエル』。
精神汚染によって人間に自分を信仰させ、自分の一部を寄生させ浸食しやがて乗っ取るという生物の変異体だ。
「元々はゼオラムっていう寄生虫型モンスターだと思う。
小さな虫に寄生して水場に運ばせたあと石みたいに硬直させ栄養にして繁殖するっていう、まあ怖い虫だよね。
これが怪王種化したってわけさ。
虫どころか村ごと寄生するんだから困ったよね」
現在村はゼオライエルの眷属となった同種のモンスター群に占拠されているという。
素体となったのは村の人間たちだろうが、ここまで浸食が進んでしまうともはや死んだも同然。むしろ死んだ方が幾分かましな状況である。
「彼らは素早く飛行するほか、格闘によって戦うことが分かってる。回避能力が高い一方で石のわりに砕きやすい(防御技術が低い)っていうのも特徴のひとつかな」
村は真っ白なパルテノンめいた神殿が建てられ、周囲を眷属たちが囲って防衛している状態である。
眷属たちを倒しながら突入し、ゼオライエルを破壊する……というところまでが必要になるだろう。
「ひどい事件だけど、ここで終わらせないといけない。もししくじれば周辺の村々までもが飲み込まれてしまうからね。……頼んだよ」
- バロック・イン・マッドネス完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2021年02月12日 21時55分
- 参加人数8/8人
- 相談6日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●
「村ひとつが怪王種の餌場となった、か」
駅馬車は途切れている。村の入り口にさしかかるほどの場所で下ろされて、『天罰』アレックス=E=フォルカス(p3p002810)は徒歩で噂の神殿へと向かっていた。
「死んだも同然で、しかし死ねずにムシケラの走狗となった村人たち……胸糞が悪い話だ。さっさと眠らせてやらねばな」
ナップザックを肩に提げ、足を止める。
並ぶ粗末な民家を数軒抜けた所で、それはすぐにわかった。
高所をふわふわと飛び回る天使めいた人型実体の群れと、それにかこまれてそびえ立つ神殿の姿。
彼の肩を借りていた『菜園の女神』アシリ レラ カムイ(p3p009091)が長い髪の間からぴょこんと顔を出し、額に手をかざしてゼオライエル眷属群を見つめていた。
「はー、怪王種か……随分とデカいヤマじゃなぁ……。
ゼオライエルだか知らんが、せいぜい生きて帰りたいもんじゃ、まったく……」
「ついこの間存在が確認されたばかりだったね、怪王種は」
『銀なる者』リウィルディア=エスカ=ノルン(p3p006761)が手をかざすと、着せ替え人形程度の大きさしかないアシリはリウィルディアの手のひらへぴょんと飛び移ってきた。
怪王種。『反転した魔物』とも称される突然変異生物たちの総称である。強力な戦闘能力もさることながら、周囲の生物への怪王種化誘発作用をもち、一体現れるだけで怪物の群れを作り得るという凶悪な存在なのだ。
現にこの村にゼオラムの変異した怪王種ゼオライエルが一体入っただけで村が壊滅し怪物の群れと巣を作るに至ったのだから、脅威は推して知るべしである。
神殿の周りを巡回しつづける眷属達との距離をおおよそで目測しつつ、『《Seven of Cups》』ノワール・G・白鷺(p3p009316)は怨念の力をダーツに変えて手の上に出現させる。
「あれは、魔種というわけではないのですよね?」
「そうだね。30人規模での接触があったけど、呼び声に類するものは特になかったみたい」
「裏に魔種が居るということは?」
「全くないとは言い切れないけど、滅びのアークが関わったからイコール魔種が出てくると考えるのは、ちょっと気が早すぎるかな。これなんて言ったっけ『シマウマを探すな』?」
「『サットンの法則』ですね」
「『病名でググるな』ともいう」
今回求められているのはアークによって突然変異を起こした怪物とそれによる巣の駆除である。
もしもに備えるのは良いが、ことの本質を逸れるつもりはもちろん二人にはない。
「しかし、怪王種か……恐ろしいな。村を丸ごと乗っ取るほどの力を持つのか」
『新たな可能性』イズマ・トーティス(p3p009471)は右腕をトントンと叩きながら神殿の様子を観察していた。
「真っ白な神殿に真っ白な眷属だなんて、神聖さよりも狂気を感じるぞ」
「たしかに。たいした殲滅兵器です」
同じく観察していた『遺言代筆業』志屍 瑠璃(p3p000416)が壁に背をつけて目を細めた。
「寄生して乗っ取るという性質上、勢力圏を広げればそのうち手をつけられなくなります。被害が広がるより早くカタをつけなければ……」
「寄生生物、っていうけど……食べられるのかな」
『饗宴の悪魔』マルベート・トゥールーズ(p3p000736)は悪魔的な巨大ナイフと巨大フォークをしゃりしゃりとこすりあわせてそんなことを言った。
「しかし天使に似ている見た目なら味に期待も出来なくは……しかし石のようともなると……ううん、どうだろうな。まあ食べてみない事には始まらないね」
「いやあ、食品サンプルに本物の味を求めるようなものだと思いますよ?」
「そうかなあ。まあ確かに固そうだし、かじるのめんどそうだね」
「そういう意味ではないけどそうです」
「人間に寄生するハリガネムシだと考えるとぞっとするな」
はやく殺そう、と殺虫剤を手に取るアーマデル・アル・アマル(p3p008599)。
「冷やしても死なない虫はときどきいるが、焼けば皆平等に消し炭になる。村ごと燃やそう……いや、燃やしていいのか? この辺の宗教観がわからんな。鳥葬や土葬の文化だったらどうするか」
顎に手を当てて首をかしげるアーマデル。瑠璃は指を鳴らしてそれに応えた。
「だとしても……眷属含め亡骸と神殿及び村の建物は、よく焼いて寄生虫の生き残りなど出ないようにしなくてはなりませんね。
人の営みがこうもあっさりと無くなるのは、必要な措置とはいえ辛いものです」
「確かに」
ナップザックをその場におろし、槍をてにとるアレックス。
「人が死ぬのは必然だが、このような終わり方は……余りにも無情だ」
●
単独で神殿裏を移動していた眷属固体を、積み上げた干し草の影からのぞき見る瑠璃。
すぐ後ろに控えていたアーマデルに小さく振り返ると、二人頷き合ってから動き始めた。
干し草の影から飛び出し、こちらの存在に気付いた固体が飛びかかるより早く『穿法匕首』の術を発動。
急速に接近をはかる眷属固体から逃げるように下がると、物陰で一瞬やり過ごしたアーマデルが背後から『英霊残響:怨嗟』の音色を放った。
背に攻撃を受けた眷属を鎖状に伸ばした『蛇鞭剣ウヌクエルハイア』が眷属の身体に巻き付き、動きを無理矢理殺した所で瑠璃のさらなる術式が発動し眷属の首を切り落としてしまった。
「まずは一体……」
「眷属は元人間、というわけか。戻る事が叶わないなら、せめて安らかに……寝かせてやるからちょっとそこで立ち止まって欲しい」
倒した固体に手を当てて、一秒だけ祈るように目を閉じるアーマデル。
イズマは二人と交代するように前へ出て、神殿側面方向へと回り込んでいく。
「ちょっとずつ釣り出す作戦は次あたりでギリギリだな。さすがにそろそろ気付かれる」
蜂の巣のまわりで蜂を一匹ずつ各個撃破しようとすれば数秒とたたずに群れに巻かれることになる。今回も同じだろう。もしかしたらもう伝わっていて、準備万端の群れがこちらに向かっている頃かも知れない。神殿とて、そう大きくはないのだから。
「問題ない。世界が100%思い通りに動くなら、今頃私はル……」
アレックスは何かを言いかけてから真顔でコホンと咳払いした。
咳払いしてから振り返る。
「世界は平和になっている」
「スケール広いな」
だが確かにその通りだ、とイズマは思い直した。
第一今回の作戦事態が省エネを目的としたもの。途中まで少ない労力で各個撃破が行えただけでも充分な成果だ。ここからは乱戦を想定していけばいいだろう。
イズマとアレックスはそれぞれ突入の構えをとりつつ、小声ですりあわせを行った。
「まずは俺が二体引きつける」
「同時に【怒り】の付与を? それは無茶だ」
「なにも付与ができなくてもいい。連中の攻撃方法は近接戦闘なんだろう? なら一人で飛び出せば必然的に集中する」
「なるほど道理だ。賢明だな。だが賢明さを更に期すなら――」
アレックスのアドバイスを聞いてから、イズマは物陰より飛び出した。
通行中の眷属固体めがけて助走をつけ、力強い踏み込みから跳躍。鋼の膝を使った跳び蹴りを浴びせる。
一発目はかざした手に止められた。かつ、その後方をゆく別固体がイズマへと掴みかかる。
が、そうして集まってきたこと自体が狙いであった。イズマは自分をとめた眷属の手をそのまま踏み台にすると、ローリングソバットによって二人まとめて蹴り倒した。
打撃による揺れは一瞬。しかしその一瞬だけあれば、アレックスの槍を十全に打ち込むことが出来る。
「――偽典『ドラウプニル』」
スパークする槍が眷属の側頭部にめり込み、そのまま破壊していく。
直後、神殿内から物音を聞きつけた眷属達がドッとあふれ出るが――。
「任せて。乱戦は得意なんだ」
マルベートは両目をカッと見開くと黒きマナを溢れさせ、湧き出る魔力をそのまま攻性術式へと変換していく。
この影響を受けたのは彼女だけではない。マルベートの魔力を事前に付与されていたリウィルディアが急速な接近と共に抜刀。眷属の腕を切り落とし、更にマルベートの巨大フォークが眷属を壁へと串刺しにした。
「これはいいですね。回収効率がいい」
少しギアをあげてもよさそうです。そう言って、『レインヘイルファランクス』の術式を発動。
斬撃の構えから空中に無数のつららを生成し、くるくると回転させるとこちらへと迫る眷属集団めがけて刀を突き出す。まるで指揮棒に従うオーケストラのように乱れぬ動きで狙いを定めたつららたちが氷の槍となり、眷属たちへと襲いかかった。
「しばらくは安全運転じゃな」
アシリはそんな彼女の頭の上にぽふんとよじ登ると、用意しておいたタンポポの綿毛を両手にもって応援ダンスを始めた。
なんだかチアガールめいたダンスにちょっと和むリウィルディアたち。
「それがんばれ。ゼオライエルの場所まで一気にゆくぞ」
ぴょんとジャンプしたアシリを肩に載せ、ノワールは予め生成しておいた怨念のダーツを指の間へ無数に挟むように持ち、神殿内部へと駆け込んだ。
道はシンプルに一本。ゆえに敵の動きや配置も単調だった。つまり、狙いを外しようが無い。
「そこをどいていただきましょう」
放ったダーツが空中でフッと消え、次の瞬間には明後日の方向から眷属たちへと刺さっていく。というより、肉体の一部に融合するかのようにめり込んだ状態で再発生した。
「嗚呼、人々を誘う偽りの天使よ。信徒を連れ行くその先は、正しく生き地獄、ですか。 ……私、敬虔な信徒などではありませんが、せめて安らかな最後であることを祈ります」
パチンとウィンクすると、眷属たちがばたばたと倒れていく。
仲間達は一丸になって走り、ゼオライエルの籠もる部屋の扉を目指した。
●
右腕から繰り出す豪快なパンチが、両開きの扉を破壊する。
拳を振り抜いたイズマの先には、宙にふわふわと浮かぶ片翼の天使像――ゼオライエルがあった。
リウィルディアがジャミングをかけているからいいものの、ゼオライエルが絶え間なく偽りの信仰を植え付けようと念を飛ばしているのが肌感覚でわかった。
「いくら神々しくても、見た目や上辺だけじゃ信仰する気にはならないな」
ゆっくりと、そして柔軟に振り向くゼオライエル。
途端、ゼオライエルの浮かぶ部屋に虹が架かりぱっと明るく照らし出された。
それが何を意味するかを考える――余裕はない。瑠璃は即座に動き出した。
「先手必勝です。行きましょう」
既に完成させていた『フロストチェイン』の術式と共に、すぐさま『檻術空棺』の術式を発動。
どこからともなく現れた黒い棺がゼオライエルを包み込む。
そこへノワールがフィンガースナップ。
パチンという音と共に現れたもう一回り大きなブラックボックスがゼオライエルを更に包み込み、鋼の鎖が巻き付いていく。
「我ながらイイ趣味してると思いますよ。まぁ、石化よりはマシですがね?」
「手を止めず、畳みかけるぞ」
アーマデルはアレックスにシグナルを送ると、蛇鞭剣ウヌクエルハイア及び蛇銃剣アルファルドをそれぞれアクティブにすると、ボックスを鎖剣で貫かせ更にジャマダハルピストルを乱射。
「ああ、出し惜しみは無しだ――偽典『ベルヴェルク』」
箱を穴だらけにした所へアレックスがすかさず槍を発射。
既に穴だらけになった箱を盛大に槍が貫いていく。
ゼオライエルもここまで畳みかければ……と思った矢先、箱が内側から引き裂かれた。
明らかにダメージを負ったであろうゼオライエルが空中に無数の剣を生成。
振り上げた片手を下ろしたと同時に、石でできた鋭い剣がアレックスたちへと突き刺さっていく。
「そこは無傷で出てくるところでしょうに。手品のセオリーを知らないんですか」
刺さった剣を抑え、苦笑いするノワール。
「イズマ、援護お願い。このままだとヤバいから」
マルベートは一歩目からすさまじいスピードで飛び出すと、大きな盾を生成したゼオライエルめがけて突きを放った。盾を貫通――したが、回り込むように飛んできた無数の槍がマルベートを襲う。
「やべっ――!」
イズマは咄嗟に割り込み、フルガードの姿勢でマルベートを襲う槍を我が身で受けた。
一発で命を持って行かれた……かに思えたが、まだ立てる。ギリギリ急所はそれたようだ。
「大丈夫か!? いま回復――」
「いやダメだ」
この瞬間で選ぶべきはリカバリーじゃない。リウリディアと共にリカバリーにはしろうとするアシリを、イズマは手をかざして止めた。
「ぶちかませ、隙を作る!」
「――!?」
アシリはいわんとすることを察し能力を行使。みるみる成人女性と同程度のサイズに変身すると、手のひらを重ねてかざした。
「保護対象を見繕い、囲って統治でもする腹じゃったのかな。
悪いが、そりゃあエゴってもんじゃろうよ。
幸福なんてもんは、人によって違う――らしいぞ。人間たちが言うには、な」
『とっとと還れ』と言葉を添えると全力のコロポックルビームを発射。
ゼオライエルは生成した剣でビームを切り裂き回避する――が、その動きこそが狙いであった。
後方へ回り込んでいたリウィルディアが抜刀。自らのエネルギーを刃にすべて載せると、ゼオライエルの胴体を強引に、ばっさりと切断してしまった。
「天使のようであっても、その本質は悪意だったようだね」
ゴッと音を立てて転がるゼオライエル。
リウィルディアは息をついて、刀をゆっくりと収めた。
神殿が燃えていく。
構造物自体がゼオライエルから分泌された何かでできていたようで、以外にももろく崩れ炎が消えたときには燃えかすすらもほとんど残らなかった。
幸いにと言うべきなのだろうか、犠牲になった村人たちの遺体も残ることなく燃え尽き、あとには広い土だけが静かに残る。
この場所に何か言うべきなのだろうか。
そんな風に考えたが、しかし何も言わず、イレギュラーズたちは背を向けた。
きっと誰かがこの場所を開拓するだろう。人の営みがもどり、誰かが幸せになるだろう。
それが自分でなくても、いい。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
――mission complete
GMコメント
■オーダー
村をまるごと寄生して乗っ取った怪王種ゼオライエルを討伐します。
元々畑ばかりの村だった場所を強引に開拓し、白い神殿を作りあげています。
ゼオライエルはその中に籠もっているので、周囲を防衛している眷属達を倒してから突入する必要があるでしょう。
■エネミーデータ
・眷属
ゼオライエルに浸食を受けた人間たちです。白い彫刻のような人型物体に完全変化しており、頭上には白い輪が浮いています。
3m以下の低空飛行が可能で、機動力と回避能力が高いという特徴があります。
一方で防御技術が弱いので強引に命中をあげて砕いたり、数人がかりでコンボを繋いで回避ペナルティを押しつけたりといった戦い方が有効です。
・ゼオライエル
片翼の天使めいた外観の人型モンスターです。
高いEXAと回避能力、飛行能力、といったものを備えており非常に強力です。
皆の力をあわせ、連携して戦いましょう。多少の被害(戦闘不能者の発生)は覚悟していったほうがよさそうです。
また攻撃には【Mアタック】や【虚無】といったAPを減らして削るタイプのものが多く含まれるようなので、ここでのAP管理には気を遣っていきましょう。
■フィールドデータ
パルテノン神殿っぽい神殿です。規模感はさすがにそこまで大ききくありませんが、戦闘が充分に行える程度には広いようです。
眷属戦からゼオライエル戦まではシームレスです。休憩のタイミングはほぼありません。
なので眷属戦ではどれだけAP出費とダメージを抑えて戦えるかがキモになってきます。
多少時間をかけても良いので眷属には省エネしていきましょう。
●怪王種(アロンゲノム)とは
進行した滅びのアークによって世界に蔓延った現象のひとつです。
生物が突然変異的に高い戦闘力や知能を有し、それを周辺固体へ浸食させていきます。
いわゆる動物版の反転現象といわれ、ローレット・イレギュラーズの宿敵のひとつとなりました。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
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