イ＝ルーナクの今夜も無茶振りNight　年末年始スペシャル

オープニング

●そろそろここの章タイトル考えるのも大変になってきた
「ぴんぽんぱんぽーん、今夜も始まりましたイ＝ルーナクの今夜も無茶振りNight年末年始スペシャル！！

今回はまぁまぁまともなタイトルね。スペシャルって良い筒別になんか特別なことやるわけでもないってことを除けば。

いやね、本当はやろうとしたのよ。なんか企画とか。でもねー、この時期になるとどこもそう言うのやるわけよ。そうなってくるとね、うちみたいな弱小番組じゃあ放送枠の取り合いに勝てないってわけ。
むしろね、いつもどおりの枠だけでも確保できただけでもね、褒めていただきたいとね。
まぁ頑張ったのはスタッフなんで私はいつもどおりのお仕事するだけなんですが。

ちなみに枠が取れてた場合は24時間耐久ラジオとかするつもりだったそうです。死ぬわ。

はい。

では早速お便りの方読んでいきまっしょー。

RN『今年初めてのやる気』さんからー。
やる気出すのが遅いわ。

『イ＝ルーナクさん、メリークリスマス！』
遅いわ、色々遅いわ。

『今年もサンタさんに妹をお願いしましたが成就ならずでした』

小さい子供がするならねー、まぁ微笑ましいお願いって言えなくもないんですがね。ご両親の気持ち次第ですけども。でもね、このラジオにそんな年齢層のリスナーいねぇって知ってるから。いい年舌大人が何お願いしてんだしかも今年もってことは毎年やってんのかお前は。

『仕方ないので作ろうと思います』

は？

『材料に水35リットル、炭素20kg、アンモニア４リットルetc.なんとか用意することができました』

待て。待って待って。

『正直結果がどうなるかはわかりません。でも、たとえどんな結果だろうと公開だけはないと思います。だって、こんなにもなにかに全力で打ち込むのは初めての経験だから』

初めてのやる気をそんなことに費やしてんじゃないよ。
え、待って？マジで何してんの？

『結果は次回のお便りでお伝えしたく思います。どうか見守っていてください』

やめて！？いや、めっちゃ気になるけどさ、色々怖くて聞きたくないんだわ。

『PS,飽きてきた』

飽きんな！？

いや、完遂されても困るんだけどね。
所詮一時期のやる気だったってことかしらね……。
まぁ来年はもっとまっとうな目標に打ち込んでもらいたいなって思いました」

●境界図書館にて
「やぁ、いらっしゃい」
　境界案内人、カストルはイレギュラーズに向けて声をかける。

「そろそろ今年も終わる時期。思い出の振り返りがてら、ラジオにお便りを出してみないかい？」

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第2章

第2章 第1節

「はい、というわけで今年もやっていくわよ。
新年一発目のお便り募集は『イ＝ルーナクさんと迎える年』ってことで、皆の新年の抱負とか聞かせてね。

ちなみに私の抱負は「今年は無茶ぶりの優しいおたよりが多いと良いな」です。
あれ？抱負じゃなくて願望じゃね？」

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第2章 第2節

「それ絵では新年最初のお便り。
RN『母が無事に帰ってきました』さんからー。
早速使ってるわねぇ。

『イ＝ルーナクさん、あけましておめでとうございます。
昨年は面白いラジオをありがとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます』

あけましておめでとうございます。
こちらこそいつも聴いていただいてありがとうねー。

『さて、新年の抱負という事でありますが……今日今すぐだとぱっとは出ていませんね』

まぁそうねぇ。私も目標とか決められないタイプなのよね、実は。

『とはいえ何か目標があれば、身も入るという物です。
という事で暫定的な物ですが、今年の抱負は誰かの支えとなれるように努めたいです』

ははぁん、人柄が伺えますねぇ。こう、思いやりにあふれた感じの。

『喫茶店でお客様を喜ばせるだけでなく、別のお仕事でもまた皆々様の僅かでも手助けとなれるよう努力していきたいと思います。
……後は好い加減良い人と結ばれ、その方を支えられるようにしたいです……』

あー……うん、そうね。やっぱりいい年になるとね。
親とかうるさかったりするものね。
うん、深くは語らないわ。貴方の願いが叶うことを祈ってます。

『PS：イ＝ルーナクさんの抱負は、難しそうですね……』

だから私の祈りが届くことも願っておいてほしかったなぁ！」

成否

成功

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第2章 第3節

「次のお便りです。
RN『RNで悩みすぎた』さんから。
さてさて、今年はどんな感じにするつもりなのか。

『今年の抱負
・イ＝ルーナクさんに無茶ぶりする』

ほらもーーー。
こう言う目標立ててくる人がいるからね、私の平穏が訪れないんですよ。
もっとね、建設的な目標立てよう？

『・四つ目の領地ゲット』

建設的とは言ったけどさー。
既に3つは領地持ってるってことですからね、大貴族じゃん。
領地ってどうやって手に入れるんですかね？やっぱ戦争とか？
あんまり建設的じゃない気がしてきたな。

『おわり』

そっかー、領地を増やすのと私への無茶振りが同程度の目標かー。
そんな熱量で無茶振りされてたのね、私。
そりゃあお答えしにくい質問が飛んでくるわけだわ。もっと気合い入れてことに当たることにするわ。

と、何やら補足みたいなことも書いてありますね。

『一昨年の六月に、元々住んでいた所から遠くに引っ越したんだけど、引っ越してから目の前のことをこなすのに精一杯で先のことを考えている余裕が無いのよね』

そうねぇ、まぁ領地を所有しているくらいだものね。色々忙しいのかな。
いや、領主の日常とか知らないけど。少なくともこのラジオ聞くだけの余裕はあるみたいだけどね。

『ていうか今日一日死なないのがとりあえずの目標って感じ？』

それにしたって殺伐としてるんだよなぁ。
やっぱ戦争とかしてる感じなの？
あんまり無茶振りされるのも困るけど貴方もあんまりむちゃしないでね？」

成否

成功

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第2章 第4節

「では次ー。
RN『そばわんこ』さんから。
今度は間違えてないよね？

『イ=ルーナクさん、あけましておめでとうございます！！（真）』

はい、あけおめねー。今度はちゃんと送ってきたみたいね。

『昨年はとんでもない無茶振りをやらかしてしまったようで申し訳ございませんでした。全くもって開けてませんでしたね、それでも真摯に答えて下さってありがとうございます』

まぁあのくらいの無茶振りならこのラジオじゃ日常茶飯事だからね。
自分で言ってて忸怩たる思いだけど。

『さて、今年の抱負ですが……"色んな意味ででっかくなる"というものを掲げたく思います』

色んな意味って。

『敢えてふわっとさせておいて「これは抱負達成できたんじゃね？」という場面を増やし、モチベーションに繋げる姑息な手です』

自分で姑息って言っちゃったよ。
あれね、学校の課題で提出したらやり直し食らう感じのやつ。

『けれど、小さなことでも成長を感じられた時は嬉しくなるから良いですよね、きっと』

ふむ、そう言う考え方もあるのか。
まぁ確かに確とした目標がないならこう言う感じで決めちゃってもいいのかもしれないね。

ものさしが自分だけになっちゃうから怠惰な人にはおすすめできないかもだけど。
私なんか「昨日はずっと寝てたけど今日はちょっとだけ起きたから目標達成！」とかやるわ。絶対。

というわけで、そばわんこさんはこう言う感じにならないように気をつけてくださいね」

成否

成功

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第2章 第5節

「次行きます。
RN『カナタ・ルビーオーシャン』さんから。

『お久しぶりのお便りです』

はぁい、どうもですよー。

『ここ最近は新しい職場にも入って楽しく面白い日々を過ごしております』

ふむふむ。新しい職場に来ると馴染めるか不安になるものだけど、ルビーオーシャンさんはちゃんと馴染めてるみたいね。

『そこでは来て早々に引退話を持ち掛けられたり』

あれ！？やっぱり馴染めてない！？
大丈夫なのそれ、いじめられてない？無理して楽しいって言ってない？

『増殖するスライムに苦戦したりもしましたが……』

なんの職場？！
ごめんね、私増殖するスライムに苦戦するような職種にとんと心当たりがなくてさ。
勇者とかなの？増殖したスライムが最後には合体したりするの？

『と、そんなことはさておき本題に入りましょう』

あぁ、そうね。このコーナーは未来に目を向けるところだもんね。
過去は振り返らないようにしないとね。正直めっちゃ気になるけどあんまり触れないほうが良い気もするし。

えー、ではルビーオーシャンさんの目標ですが、

『私としては、今年はアイドルとしていっぱいライブをしていきたいところですね。また、色々な方々との交流も楽しみたいです』

とのことで。
なるほどね、アイドルらしい目標だわ。まだまだ活動盛りって感じねー。
私もこういう業種なんでね、ちゃんと声が出せるうちにいっぱい活動しておきたいってのはわかるわ。

そんなわけで、同業として応援していますよ」

成否

成功

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第2章 第6節

「では次のお便り。
RN『流浪鬼（るろうき）』さんからです。

『明けましておめでとうイ＝ルーナク。
去年に引き続き投稿するぜ』

明けましてお便りありがとうございますー。

『今年の目標についてか、人生の目標なら強くなって両親みたいになるなんだけどなぁ……』

ふむ、両親に憧れがある感じですかねー。
親の背中って遠いものね、1年で突破できちゃったらそれはそれで寂しいよね。

『よし決めた、今年の目標はあちこち行って人助けするだな』

ほほう、立派な目標。

『今までも旅をして色々と回っていたけど去年の後半から行ける場所が一気に増えたんだけど忙しくてそんなに回れなかったから今年は色んな場所に行って困っている人を助けて行くぜ』

いいわねぇ、青さを感じるわぁ。あ、いい意味のね？
青さっていうか若さよね。あちこち旅して人助け。
年食うと近所に出かけるのも億劫だもの。私は年とか関係なく出不精なんですが。

いやまぁそれはさておきとてもいいと思いますよ。すごい立派な目標だし、積極的に達成していってほしいですね。こう言う若者がいれば国の行く先も安心ってものよ。

『PS.この間の泉みたいなやつは当分いいかな』

嫌な事件だったね……。
まぁ、うん。そう言う経験できるのも若さの特権と思ってね？
そう言う経験が貴方を成長させてくれるって思ってね。自分をごまかしていきましょう」

成否

成功

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第2章 第7節

「では次でーす。
RN『透明しっぽの人魚姫』さんからのお便り。

『新年の、抱負なんてもの、皆様、どうして、決められるのでしょうか…？』

いきなりコーナーの意義を揺るがしに来ましたね。

『だって、１年も、時間があると、何もかもが、変わって、ゆきますの
わたしの、あずかり知らないところで、抱負が、実現できなくなってしまうことだって、あるのでは、ないでしょうか…？』

まぁそんなこともあるかもしれないけど。
それでも最初に目指すところ決めておくのは悪いことじゃないと思うけどなー。

『そんなわけで、今からここを、とつぜん、『教えて！』コーナーに、変えてしまいますの』

変えちゃわないで！？
びっくりしたわ。人魚姫さんお便りが奔放すぎない？

『もしも、そんなことが、あったなら…わたしは、抱負を、どうすれば、いいのでしょうか！』

えぇ、そうねぇ。
目標が達成できそうになくなったなら、その原因を考えて、自分ではどうしようもないなら目標自体を検討し直したり、自分に原因があるなら、まずそこの改善を目標にしてみたり？

『ひとまず、今年、イ＝ルーナクさんの、ラジオがあれば、毎回、１通は、お手紙をする…それを、目標に、しておきますの
この書きかたなら、ラジオが、打ちきられても…抱負自体は、守れますの』

縁起でもねぇ！！
やめてよ打ち切りとかいうの。みなさんのお便り届く限りは続きますから。
このラジオを存続させることを目標にしてください」

成否

成功

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第2章 第8節

「では次のお便り。
RN『黒いシロイルカ』さんから。

『イ＝ルーナクさん、あけましておめでとうございます。
本年も愉快なラジオを楽しみにさせていただきますね』

明けましておめでとうございます。
そう言ってもらえると仕事に張りが出るわー。

『さて、新年の抱負…ということで私が掲げたいのが、活動範囲の拡大です！
と言っても私が引きこもりと言う訳ではなく、運営している商会の話なんですが』

ほほー、店長さんでしたか。運営ってことは社長さんかね？

『昨年で漸く地場を纏められたかなぁという状況になってきましたので、今年は他の地方にも打って出たいですね。
色々と情報も集積できてきて、それを活かせるようになってきたのは純粋に嬉しいです。
ですので願望としては、またよいご報告を投稿できたらなぁ、と』

めっちゃ向上心あるわねぇ。地方出身ってことは結構大きなお店なのかしらね？
どんなお店かはわからないけどもしかしたら私も利用したことあつのかもねー。応援してますよ。

『投稿する先がなくなるのは悲しいですので、イ＝ルーナクさんも落とさないよう頑張ってくださいね！』

あっ、はい。がんばります。
シロイルカさんとこと違ってうちは零細にもほどがあるから私がしくじると全部わやになっちゃうのよね。
まぁ滅多なことでは落とすつもりはないんですけどね、うん。気を引き締めていこうと思います」

成否

成功

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第2章 第9節

「次のお便りです。
RN『プリンセスのセスってなんな？』さんから。
それはね、セスタスのセスね。プ
リンセスタス。
プリンのような柔らかさで相手にダメージを与えない慈悲の拳ってわけ。
いま嘘を付きましたよ。

『いるーなくんあけおめな！』

はいあけおめでーす。このお便りね、クレヨンで書いてあるのよ。
何らかの擬態か、マジのお子さんが書いてるかのどっちでしょうかね。

『ちかごろウワサのラジオがあるときいておたよりかいてみたな！』

ありがとうございます。

『シンネンのホーフ？　をかけばいいってきいたな。ホーフってなんな？　トーフのなかまな？』

スーパーには売ってませんでしたねぇ。

『よくわからんからことしやりたいことをかくな！』

まぁそれで良いんじゃないかな。

『プリンたべたいな！』

私の予想なんですけどね。このお便りをプリン食べながら書いてますよこの人。
こういう事言うやつは目標とか関係なく食べまくるよ。

『ラジオでちゅーせんにあたったらプリン一年分プレゼントとかないな？』

ねぇです。

『コッコほしいな！』

ないです。一人称でRNの意味を破壊してくるし。

『いまからでもおそくはないな、プリンをよーいすべきな！！』

私が欲しいわプリン1年分。いや、やっぱ焼き肉一年分とかのほうが良いわ。

えー、スタッフによるとやっすいプリンでも1年分用意したら番組の予算に影響が出るとかなんとかなんで。自分でプリン用意してくださいねぇ。」

成否

成功

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第2章 第10節

「次行きます。
RN『ゼリープールの真ん中で受理を頬張る』さんからのお便り。
プリンの次はゼリーかぁ。

『ふむ…イ＝ルーナク様に無茶振りをするだなんてひどい方もいるものです』

本当にね。

『それはそれとしてこの季節はやっぱりお餅です』

良いわよねぇ、お餅。お雑煮とかお汁粉にするのが好きですよ。

『実は先日、搗くほどにおいしくなるという飛び跳ねるお餅を搗いてきました』

なんて？
搗くほどに美味しくなるのはまぁ良いわ。飛び跳ねるって何。そう言う種類のもち米？

『しかしそれ以外にもおいしくなる方法はないか、と。もえもえきゅんと語り掛ける事にしたのです』

混乱を加速させないでほしいのだけれど。

『結果は…これ以上は語らずともわかりますよね？』

そもそも何を言われてるのかがわからないんだよ。

『さて、今年の抱負ですか…』

混乱を置いたまま次の話に移らないで。いや、こっちが本題なんだけどね？私の心がね？

『私の生業的に、普段は受理を叫ぶ以外のことをあまりしていないのですが』

どういう生業？請願を主業務にしてるの？

『何もこれは言葉通りの意味だけではないのです』

ふむ？

『受け入れられる、という行為は存外重要なもので
多くの人がより受理を授かれるように、今年も祈りを込めて叫び続けましょう』

まぁ結局よくわからないけど。何らかの志があることは受け取れたわ。
なのでまぁ、私もお祈りしておきましょうかね、皆さんの受理を」

成否

成功

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第2章 第11節

「さて、そろそろ放送終了のお時間です。
年末から年始にかけてお付き合いいただきありがとうね。

こころなしか普段よりもお便りいっぱいだった気がするけど、意外と皆暇だったのかしら？
なんてね、ほんとに暇だったとしても、忙しい合間を塗ってお便り送ってきてくれてたんだとしても、全部のお便りに感謝してるからね。

さて、今回の放送はこれでお終いだけど、今年も元気に放送をお届けしていくから、みんなもよろしくね！！
それでは、今年もお相手は私イ＝ルーナクが務めさせていただきました。バイバイ！」