シナリオ詳細
高天京いんべいだぁ
オープニング
●高天京への侵略者
満月いただく高天京の夜――。
その日、天より近くの山に流星が落ちてきた。
流星は、それほど大きくはなかった。
もたらされた被害は、さして大きくなく、小規模な山火事と地響きを立てた程度であったが、大きな異変はそれからであった――。
この高天京は、呪詛が溢れていた。
月代公卿という人物が、霞帝を呪い殺そうと企んでいた。
呪いの短冊を使い、帝の命を縮めようとしたという。
幸いなことに、神使たちの活躍によってこの恐るべき陰謀は阻止された。
しかし、呪いの手法はひとつではなく、またひとりで帝を殺めようという大それた企てを行なうはずもない。
「オン・キリキリ・オン・キリキリ・バザラ・ウン・ハッタ……」
山中に、呪詛を込めた呪文の詠唱が響く。
星が落ちた地の前に祭壇を築き、供物を捧げる術者が数名。
皆、呪詛の文様が描かれた仮面を被っている。
その一団が、一心に詠唱を捧げているのだ。
さて、祭壇の上には中くらいの壺が乗せられている。
詠唱の調子が高まるとともに、がたがたと壺が動き出す。
中に詰まっている何かが、うごめいているのだ。
「オン・キリキリ・オン・キリキリ……!!」
念じる力が高まると、その壺の中身が這い出してくる。
ドロリとした、肉塊である。
それが、落ちた流星へと向かっていった。
「く、く、くくくくく……。星の彼方から招かれたモノが、この肉腫と混ざり合う。高天京を脅かす、淫兵衛陀(いんべいだ)の誕生じゃ」
ドロドロとした肉塊が流星の欠片と混ざり合い、異様な生命体として形作られていく。
瓜のような後頭部を持ち、鋭い牙と不気味な鉤爪を持つおぞましい生命体の姿となった。
「キシャアアアアアアアッ!!」
こうして生まれた無数の淫兵衛陀(いんべいだ)は、都を脅かすことになるのだ。
●高天京
「淫兵衛陀……?」
『未来綴りの編纂者』リンディス=クァドラータ(p3p007979)は、その存在に驚愕せざるを得なかった。
数日前に近隣の山に落ちた流星と、失脚した月代公卿が用意していたと思しき肉腫の呪詛とが混ざりあって生まれた新たな呪詛生物だという。
「そんなものが、高天京に迫っているというのですか」
「いかにも。夜とともに高天京になだれ込んでくるでしょう」
新たな脅威として報告された“淫兵衛陀”なる呪詛生物。
この討伐が兵部省の役人からの依頼であった。
京の兵士たちだけでは、対処できないという。
ゆえにこそ、神使(イレギュラーズ)たちに回ってきたのだ。
「落ちた流星と混ざりあった、未知の物の怪でございます。どう対処していいものやら……」
「なるほど。その淫兵衛陀という物の怪ですが……分析してみたところ、水の気を持っているようです。となれば……その属性の弱点となれば土の力ですね」
リンディスは、手元の書籍を繙いてさっそく分析した。
淫兵衛陀は、水属性らしい。
豊穣の理にしたがえば、土剋水によって土属性が弱点となる。
無論、これはあくまでも豊穣でそう伝えられている魔術体系でのことだ。
他に有効な弱点も見つかる可能性もまだあるかもしれない。
だが、リンディスは自身の物語からこれを紡ぎ出した。
「そうですね。土中に埋めるなりすれば、無力化できるのかもしれません」
高天京に侵入するという淫兵衛陀は、予想されるだけで30体はいるらしい。
この星から来た侵略者を見事撃退できるだろうか?
- 高天京いんべいだぁ完了
- GM名解谷アキラ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年10月21日 22時26分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●高天京を侵すモノ
高天京に夜来る――。
草木も眠る丑三つ時、都近くの山から異形たちが攻め込もうとしていた。
その名も、淫兵衛陀――。
落ちた星の欠片と呪術によって生まれた人造魔法生物である。
「ギギ、ギッ!」
「ギギギギ、ギギッ!」
まるで虫のように鳴きながら、意思疎通を行なっていた。
本来なら、高天京に張り巡らせてある霊的な結界が守護するものだが、豊穣の術式と異なる星の力を秘めた淫兵衛陀の浸透を防ぐことはできなかった。
「ギギギ――」
群れの一匹に率いられた一団は、まるで統率された兵士のようである。
次々と都に入り込み、侵食しようとしている。
ある種の昆虫がそうであるように、彼らはそうした社会性を本能で持っているようだ。
「ギギッ!」
すぐさま都の中心まで目指そうとする。ちょうど、碁の目のように交わる四差路の交点に差し掛かる。
だが、彼らは巧妙に誘い込まれていたのだ。
張り巡らせた結界も、すべては落とし穴に落とすための誘導として偽装したものである。
「よっしゃ! かかったぜ」
その落とし穴に何匹か落ちると、すぐさま花火が上がった。
それを合図に、『黒豚系オーク』ゴリョウ・クートン(p3p002081)が飛び出し、すぐさま埋葬に取り掛かる。
日が沈む前に、十分な時間を取って用意していたのだ。花火は、淫兵衛陀が罠にかかったことを告げる彼の聖夜ボンバーである。
「こいつが“いんべいだあ”……??? 初めて聞いたはずなのに、一周回ってなんか懐かしい気がするな……」
『遺言代行』赤羽・大地(p3p004151)も、ゴリョウたちともに落とし穴を掘っていたのである。
穴に嵌ってギチギチうごめく異形どもに顔をしかめつつも、容赦なく土をかぶせていく。
夜間でも、大地の周辺には蛍が飛び交い、高原となっている。
準備は周到だった。
淫兵衛陀は水属性であり、土属性に弱いという。
(……俺って大地って名前なんだけど、これでもう土属性ってことにならないか?)
などと考えながら、せっせと埋めていく。
肉体労働は苦手だが、一網打尽を逃す手はない。
「ドッキリ仕掛けるみたい! 超ウケる!」
チェーンソーを抱えた羽切 響が埋められていく淫兵衛陀を見てケラケラ笑っていた。
「ってお前……遊びじゃないんだぞ……」
呆れる大地であるが、埋葬の敷設準備などで結構手伝ってもらったのだ。
「なー、バネっち。まだ埋めちゃうの? 悪いやつ埋めるってアタシら相当のワルだね」
「うるせー! “バネっち”って呼ぶのは辞めろって言っただろうがヨ!!!」
そう言われて改める響きではなかった。
「始まりましたね――」
高天京の地図を片手に作戦の推移を見守るのは、『夜咲紡ぎ』リンディス=クァドラータ(p3p007979)である。
淫兵衛陀に対処するため、落とし穴を効率的になるよう検討し、指揮したのは彼女である。
すでにゴリョウと大地が敷設した第一の穴には、予定通り押し寄せてきた淫兵衛陀が埋葬されている。
空の果てから降り注いだ星の欠片に、肉腫が取り憑いて生まれた豊穣の理の外にある異形だが、読み解けば対処はできるのである。
「穴に埋まった敵がいます! ――対処をお願いします!」
リンディスは、素早く指示を飛ばした。
●埋めて埋めて埋め尽くせ
「淫兵衛陀……『星の彼方から招かれたモノ』というのが気になるね」
サイバーゴールを装備したマルク・シリング(p3p001309)は、リンディスの指示を受けながら第二の落とし穴に急行する。梟のファミリアから高天京全体を俯瞰し、地図の配置を確認しながら他の仲間たちへの誘導を行なった。
「次の角を右に曲がったところの落とし穴が一番近い! そっちに誘導を!」
このテレパスの発信を、まず『幽世歩き』瑞鬼(p3p008720)が受信する。
落とし穴を掘らせるために使役していた土の精霊たちに、侵入してきた淫兵衛陀どもを逃さぬよう作業を続けさせる。
「ほれ、あとでお駄賃をやるから働いとくれ」
瑞鬼は菓子を投げ、精霊たちに手を休めないよう命じた。
一方、淫兵衛陀たちも慎重になっているようではある。
数匹が落とし穴によって一網打尽とばかりに埋葬されたが、淫兵衛陀どもは個体が得た認識を全体で共有できるのか、それぞれが状況を踏まえて新たなルートを模索しようとしていた。
第一の落とし穴を避け、高天京の中枢――やんごとなき帝のおあす御所――を狙って進む。
「――やはり、月代公卿の思惑の影響があるようですね」
この動きに対し、リンディスはその意図にあるものを察していた。
彼女は、かつて帝の命を縮めようと狙った月代公卿の悪意と戦ったことがある。
空の果てから降りたるものに呪詛をかけて肉腫と融合させ、斯様に凶悪な異形を有無という怨念に怖気を感じていた。
緊急事態でなければ、記録したいところであるが今はそうもいかない。
「魔光閃熱波で吹き飛ばせば、大穴が開いたりしないかな」
敵の進行ルートを吟味しながら、マルクが呟いた。
第二の落とし穴に誘導したいが、淫兵衛陀どもは多少の知恵はあるようで、おいそれとは罠にはまってはくれないだろう。
その場合、確実を期すためにも進行ルートを塞いで一気に追い込みたい。
そう判断すると、さっそく魔光閃熱波を路地に放った。
派手な音とともに、地面がえぐられてクレーターができる。
わざわざ飛び越えて進むことはないだろう。
「ギギッ、ギギギ……」
案の定、この穴に差し掛かった淫兵衛陀は引き返し、第二の落とし穴に向かっていく。
「混沌世界は本当に面白い生物が飛び出してくるね。……今回は飛び出すじゃなくて、降ってくる方か」
淫兵衛陀の進行ルートは制限され、予想された通りに進んでいる。
温和な笑みを浮べつつ、『デイウォーカー』シルヴェストル=ロラン(p3p008123)は思惑通りに事態が進んでいることに満足していた・
この第二の落とし穴は、彼の魔力撃や瑞鬼の精霊たちで掘った大規模なものだ。
敵を追い込んで追い込んで、一気に埋葬したい。
「――む! 来たのじゃ」
『放火犯』アカツキ・アマギ(p3p008034)が淫兵衛陀の接近を察知した。
相手の進撃を想定し、柵を構築してこの穴に追い落とす準備は万端である。
「インベーダーって空から来るんじゃないんです!? なんで落とし穴に弱いのか……」
『可愛いもの好き』しにゃこ(p3p008456)には、どうもそのへんの理屈がわからなかった。
穴を堀つつ考えていたが、納得できる答えは出なかったのである。
「なんだかよくわからんか、埋めてしまえば勝利なのじゃ」
「未知の物の怪らしいのであんまり深く考えない方がいいですかね? 残念ながら炎の申し子はいるんですけど、地面の申し子は……」
ちらっとアマギを見ながら思う。
土属性とかいうよくわからない攻撃はできない。
この辺、やはり空から降ってきた星の欠片でできているのだとわかる。
「来ました、追い込みます!」
「ギギッ!?」
光源を用意したしにゃこが飛行し、上空から落とし穴に追い込んでいく。
「しにゃこラブリービーム!!」
炸裂した。
命中すると、しにゃこが可愛すぎて夢中になるという恐ろしい効果がある。
淫兵衛陀はその昆虫のような複眼にハート型の紋様を浮べ、ウネウネと触手を振りかざしてしにゃこに襲いかかろうとしている。どうやら求愛行動らしい。
空の彼方からやって来ようが、淫兵衛陀は本能的な生殖衝動によって行動する下等な生物である。
つまり、捕まったらいろいろやばい。埋めてしまうのが一番だ。
「鬼さんこちら、手のなる方へ……ってやつじゃな。しにゃこー! 最寄の穴へ誘導じゃー!!」
アマギが叫び、追い込み用の柵に火を放つ。
それが光源となって淫兵衛陀の不気味な姿を夜の闇に浮かび上がらせる。
「水相手なら雷は効きそうな気がするのじゃ!」
「なるほどね。豊穣の魔術体系はまた違うとしても、雷に弱いんじゃないかという期待も込めて放とう」
アマギとシルヴェストル、揃ってチェインライトニングを放つ。
稲妻の鞭が、わらわらとしにゃこに群がる淫兵衛陀を叩き落としていった。
「はい、オラーイ、オラーイ!」
殺到する淫兵衛陀に対して、しにゃこは果敢であった。
絡みとろうとする触手が迫ってきても、落とし穴に誘導しようと耐えている。
淫兵衛陀は水属性という事前情報があったが、その触手は粘液にまみれていて湿っぽかった。
しにゅこの奮戦のおかげで、かなりの数の淫兵衛陀が集まっている。
「よし、頃合いじゃな」
群がる淫兵衛陀に向かって、瑞鬼が黄泉返しを撃ち、一匹を落とし穴に叩き込む。
続いて、シルヴェストルの衝術が同様に置いとした。
雪崩を打ったように、淫兵衛陀どもは穴の中に落ちていく。
「――第二の穴に多数の淫兵衛陀が落ちました」
リンディスの指示が全体に飛び、さっそくイレギュラーたちが殺到する。
ゴリョウ、大地、マルクも駆けつけ、一大埋葬作戦が敢行された。
「さぁてお立会い! 高天京に現れし淫兵衛陀どもよ、検非違使に代わって成敗してやらぁ!」
口上を挙げたゴリョウが、どかどか土を被せていく。
西瓜や南瓜と言った農作物は、苗を植えるために穴を掘ってなんぼである。
農業で鍛えた土起こしの技術が発揮された。
無論、淫兵衛陀もただでは埋められない。
強酸性の体液や、それを滴らせた鉤爪を奮って這い上がろうとしてくる。
落とし穴の縁で、登ってくる淫兵衛陀の猛攻をしのいでは叩き落とすという白兵戦が繰り広げられた――。
●残敵掃討!!
「はー……面倒、面倒じゃ……はよ終わらんかのう……」
瑞鬼は、思わず愚痴をこぼした。粗方穴の中に叩き落とし、大規模な埋葬が完了した。
淫兵衛陀に引っかかれたり、酸の毒を浴びたりした者も少なくない。
また、穴を埋めるという作業の経験あらばわかるであろう、これは戦闘と同様かそれ以上に重労働なのだ。
負傷と疲労したメンバーに、ミドリアハーモニクスで回復をさせた。
触手に絡みつかれながらも奮闘したしにゃこには、マルクのハイ・ヒールによる癒やしが与えられた。
「……ふう、片付いたがまだいる見てえだな」
ゴリョウが汗を拭いながら言う。
しかし、皆の踏ん張りの甲斐もあって、高天京に侵入した淫兵衛陀の半数以上を埋葬できた。
侵入してきた敵を迎撃つという局面は終わり、今度は侵入してきた敵を討滅する戦局に移る。
「――まだ高天京に淫兵衛陀が点在しています」
「こちらマルク、了解した」
リンディスの指示を受けた、マルクが地図を参照して淫兵衛陀が出現している位置を把握する。
「最後の一匹も消えるまデ、徹底的に戦ってやるヨ」
淫兵衛陀を掃討しない限り、高天京に安息の日々はない
大地は不気味な敵を打ち払うつもりでいる。
「余裕があれば淫兵衛陀を調べてみたいが、今は高天原にいれぬことが先決じゃな」
「だな、惹きつけて全部埋めちまおう」
残る淫兵衛陀を片付ける算段は立った。
淫兵衛陀を追い込み、あるいは誘き出し、第三の落とし穴に一気に叩き込む。
リンディスから未来綴りの章・鏡の効果を受けたマルクは誘い出す役割を引き受けた。
怯えたふり、よろけるふりをして淫兵衛陀どもをまとめて誘導する。
「ギギギ、ギギギギィ!!」
仲間が埋められ、意思疎通が途絶えたと知った淫兵衛陀は気が立っているようだ。
同胞の仇とばかりに追ってくる。
「おら、こっちだバケモノども!」
ゴリョウは淫兵衛陀を睨めつける。
その視線は金銀蓮花の炯眼となって、不快感を与え、憎悪を掻き立てるのだ。
「そら、追ってくるのじゃ」
淫兵衛陀の前に身を晒し、撹乱しながらアマギも誘導する。
すでに淫兵衛陀は落とし穴の存在を感知し、共有しているようだ。埋められた同胞と同じ道を辿らぬよう、警戒をしている気配があった。
「ほいっと」
アマギはこれを利用した。
落とし穴のないところで、あえて飛び越える演技をしたのである。
「…………」
淫兵衛陀は、これに騙された。
そのまま追っていったら、罠に嵌る――。
アマギを追うのを止め、別ルートに進んだ。
その様子を振り返り、アマギは心の中で舌を出す。
高天京を盤面としたこのゲームに勝利する狡猾さが彼女にはあった。
「よし、誘き寄せて周りの落とし穴にボッシュートだ!」
ゴリョウが皆に合図を送る。誘き寄せた淫兵衛陀どもをまとめて叩き落とす機会が訪れたのだ。
激しく瞬く聖なる光が、群れに放たれる。大地の神気閃光だ。
「落としたら埋めます! プラチナムインベルタ!」
しにゃこが叫ぶと鋼の驟雨が降り注ぎ、落としの中に追い落とされ、すぐさま土がかけられる。もがく淫兵衛陀であったが、土に水分を奪われて徐々に干からびていく。
「なるほど、これが土属性の効果なんだね」
シルヴェストルも感心しつつ、埋葬に加わる。
落ちなかった個体には、やはり、水属性に効果があるライトニングチェインで鞭打った。
「――これで最後だ!」
ゴリョウのショウ・ザ・インパクトが最後の淫兵衛陀を叩き落とし、四海腕『八方祭』で重機のごとく大量の土砂を流し込んでいく。
後は、全員で一気に埋めるのみ。
「地の底から怨念を吸い上げて、ぶつける……って事で土属性扱いになったりしないか……?」
いろいろ考えたすえ、埋めた場所に血吸桜を打ち込む。
埋まった淫兵衛陀もこれで這い出てくることはないだろう。
「片付きましたね。では、穴を戻すことを忘れずに。怪我をされては大変ですから」
「さすがにこんなに穴だらけのまま放置はできんじゃろ……」
リンディスも瑞鬼も、掘った穴を放置することなく埋め戻す。
「はぁ、想定外の出費じゃ」
使役した精霊たちを働かせるための菓子類の出費も馬鹿にならない。
しかし、これで京を襲う異形どもは片付いた。
これも平和への代償だと、瑞鬼は自分に言い聞かせるのであった――。
成否
成功
MVP
状態異常
あとがき
以上で、「高天京いんべいだぁ」は終了となります!
夜の高天京を駆け巡って、異形どもを埋める……そういうシチュエーションを楽しんでいただけましたでしょうか?
皆さんのプレイングのおかげで、うまい具合に連携して大量に埋めることができました。
今回は、農作業の技術を活かしつつ穴を掘ったり埋めたりしたゴリョウさんにMVPを差し上げたいと思います。
それでは、またの機会にお会いしましょう
GMコメント
■このシナリオについて
皆さんこんちわ、解谷アキラです。
今回は豊穣の都、高天京に侵入しようという淫兵衛陀を撃退するという依頼になります。
・淫兵衛陀(いんべいだ)
空から落ちてきた流れ星と肉腫が、特殊な呪法によって融合して生まれた呪詛生物です。
未知の魔法生物の一種ですが、呪法は豊穣のものなので対処はいくつかあります。
武器は、牙と鉤爪です。酸の毒を分泌するらしく噛みつかれたり引っかかれたりすると大きなダメージを受けてしまいます。
また、土に関わる属性が弱点のようです。
数は30体ほどおり、高天京に侵入してきたこれらを撃退してください。
今回は淫兵衛陀の撃退が依頼となります。
この背後には淫兵衛陀を生み出した呪術集団が存在しますが、その相手は別の機会になります。
それでは、皆さんの参加をお待ちしています。
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
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