シナリオ詳細
<FarbeReise>揺らぐアパタイト
オープニング
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それはどこか、広く薄暗い場所だった。どこかの地下道か、それともどこかの遺跡の中か。少なくともこの空間に生活感は微塵もない。だというのにこの日は多くのヒトが、種族が混ざり合ってそこに在った。
静寂。発する声はボソボソと低く小さく、それでいて1人ではないから重なり合って、とてもではないが聞き取れるものではない。しかしそこに立つ者たちの表情はこの空間とは正反対に高揚を見せていた。だからだろうか、静かなはずの場所がとても賑やかに感じられるのは。
「いいか、てめェら」
低く太い声が空間に響く。そこにいた者たちは今度こそ『静寂』を作り出した。
「FarbeReise(ファルベライズ)が開いた。中は真なる宝庫だ」
ファルベライズの中に隠された秘宝──色宝(ファルグメント)と名付けられたそれはお伽話のような奇跡を起こす。カケラでは小さな傷を癒す、ほんの少しの水を湧かせる程度しかできないかもしれないが、カケラを集めたならば話は別だ。
嗚呼、そうだ。死人を蘇らせることも、金を作り出すことも、不毛の大地を蘇らせることだってできるだろう!
「奴等(ラサ)に宝を渡すんじゃねぇ! 奴等より先に宝を奪え、奪われたなら奪ってやれ! 宝は全部俺たちのモンだ!!」
男の声に聞いていた者たちは散る。頭たる男の命を守るため、その足は遅かれ早かれどれもファルベライズへ向かうことだろう。先ほどまで多くの者でひしめき合っていた場にはもはや男1人しかいない。
その口元が、ニィと持ち上がった。
ようやくだ。悲願と言ってもいい。
すでにいくつかのファルグメントは発見され、ネフェルストへ運ばれているようだが『暫しの間預けてやってもいいだろう』。部下たちが勝手に持ってくるかもしれないが、それはそれ。先に手元へ来るか、後で手元に来るかだけの違いだ。
そう、全てはやがて自身の元へ集まってくる。かの秘宝はこの自分──大鴉盗賊団のトップである俺にこそ、相応しいのだ!
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「大鴉盗賊団が動き出したのです!」
『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)が慌ただしく知らせに来る。イレギュラーズと談笑していたレーヴェン・ルメスは顔を上げてユリーカを見た。
「大鴉盗賊団……」
「? レーヴェンさん、まさか何か知っているのです?」
ユリーカの問いかけに彼女は小さく逡巡する様子を見せ、ほどなくして首を横へ振った。知っているわけではないが、何か引っかかるような気がしているのだと言う。もしかしたら気のせいかもしれない、と。
「旅をしている間に聞いたのかも。パサジール・ルメスは色々な情報も運ぶから」
なるほど、と頷いたユリーカはイレギュラーズへ視線を向ける。より多く関わることになるのは彼らだろうから。
「結構大がかりで、ラサにも知らせがいってるのです」
それは実質、宣戦布告と言って良い。他の小規模な盗賊団も動き出しているとあって、ラサ側も警戒を深める動きのようだ。ラサから依頼を受けているローレット、そしてイレギュラーズとしても悪しき者へファルグメントを渡すわけにはいかない。
「皆さんにはネフェルストまでファルグメントを運ぶキャラバンの護衛をお願いしたいのです」
遺跡群『FarbeReise』はラサの一角にあり、当然ながら首都ネフェルストまでは距離がある。これを持ち運ぶため、自分たちで持っていく他キャラバンへ紛れ込ませる者もいるらしい。勿論協力者には報酬のいくらかを渡すという約束で、だ。今回はそんなキャラバンの行商人から依頼が届いているらしい。
「行商人さんはやっぱり依頼されたのですが、依頼主の方が殺されてしまったのです」
依頼主がファルグメントを見つけたと話していた姿は多くに見られていたらしい。羨んだ傭兵か、それとも活発になってきている盗賊か──犯人は分からないが、殺した者は依頼主がファルグメントを持っていないことに気付いただろう。幸か不幸か、その頃には行商人の手に渡っていたのだ。
その連絡を受けた行商人は報酬が転がり込んでくると喜ぶより先に我が命を心配したと言う。それは当然の思いだろうし、こうして護衛の依頼を出すのはまっとうな判断だろう。
「行商人さんはオアシスで、即席の傭兵を雇って待っているのです。皆さんはここからオアシスまで行って、首都ネフェルストまで一緒に向かってもらうのですよ」
これ地図です、とユリーカがオアシスまでの地図を渡す。イレギュラーズがレーヴェンを見ると、彼女はひらりと手を振った。
「生憎、戦闘はからっきしだからね。ほぼ確実に狙われる以上、見に行きたい気持ちはあるけど流石に留守番してるよ」
本当に見たかったのだろう──とても苦々しい表情である。せめてどんなファルグメントであったか、土産話でも持ってこようとイレギュラーズは苦笑を浮かべた。
- <FarbeReise>揺らぐアパタイト完了
- GM名愁
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年10月14日 22時20分
- 参加人数8/8人
- 相談8日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
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「随分ときな臭い依頼だわね……」
そう唸る『狐です』長月・イナリ(p3p008096)の手元には今回の依頼書がある。あまりにもな情報精度の低さには危険を感じずにいられない。仲間と依頼人、それ以外を信用するのは難しいかもしれない。
「大鴉の話もあるしね」
『緋道を歩む者』緋道 佐那(p3p005064)の言葉に『山賊』グドルフ・ボイデル(p3p000694)も頷く。大鴉盗賊団と言えばそこそこヤベエ連中らだと聞いたことがある。かつての砂蠍に比べれば規模は大したこともないが、ここでラサに喧嘩を売ったということは何か策があるのか──或いは、こちらが把握していないだけで仲間を増やしていたか。
「もし件の盗賊が敵として立ちはだかるのなら、多少は気概と実力も知れるでしょうね」
「はっ! どんな奴らかツラ拝んで、ボコボコに叩きのめしてやるぜ」
出会う前から──さらに言えば依頼主との交流もまだである──闘志を燃やす2人に『砂食む想い』エルス・ティーネ(p3p007325)は手元へ視線を落とした。握りこむようにしている封蝋の指輪は、彼女の意思に応えて必要に応じ大鎌となる。
(ラサの発展を脅かす盗賊ならば……これを振るうことに躊躇いなどないわ)
大鴉盗賊団。ラサの敵となる相手の名をしかと刻みつけたエルスの耳に『酔いどれた青い花』ヤツェク・ブルーフラワー(p3p009093)の呟きが入る。
──願いをかなえるナニカ、ってのはだいたい面倒のもとだが、さて。
願いを叶えるモノだなんて聞けばお伽話のようだが、その奇跡は存在する。それこそが商人の託された『色宝(ファルグメント)』だ。それが事件の渦中にあると思えば、何かが起こる──それも面倒なことだ──と想像してしまうだろう。
「ファルグメントに悪い人が寄ってくるとしたって、花丸ちゃん達が守ってみせるよ!」
満面の笑みを浮かべる『おかわり百杯』笹木 花丸(p3p008689)に張りかけた緊張の糸が幾ばくか緩む。
「結局、これも商人達の護衛依頼だしな」
守るものの毛色は違えど、すべきことは変わりない。『Unbreakable』フレイ・イング・ラーセン(p3p007598)の言葉にエルスやヤツェクも頷いた。
「まー頑張るとするよ。期待に添えるかはわからないけれど」
さりとて依頼を受けた以上、それが冒険者であれど観光客であれど尽力せねばならないのがハイ・ルール。『観光客』アト・サイン(p3p001394)は見えてきたよ、と荷台から顔を出す。首都からここまでは乗り合いの馬車ならぬパカダクラ車で向かっていたのだ。視線の先には緑地、商人と合流するためのオアシスが見えている。
オアシスに足をつけ、程なくすれば件の商人らしき男がいる。イレギュラーズだと名乗りあげると見るからに安堵の表情を浮かべた。
「ああ、良かった! 首都までよろしくお願いします」
「ええ、任せてちょうだい。貴方とファルグメントは必ず守るわ!」
エルスがそう受け答えをする最中、佐那が視線を巡らせる。目があったのは10人程度の男たちだ。彼らはどことなく視線を商人へ向けているように見える。
「お話中ごめんなさい。……あちらは?」
佐那が商人に問いかけると、彼は視線をそちらへ向けて「ああ!」と言った。どうやら彼らが例の『即席で雇った傭兵』らしい。
「皆さんが来るまではまぁなんとも不安で! それまでの護衛を契約していたのです」
少し失礼、と言い置いて商人は傭兵たちの元へ。遠目からその言動を見るあたり、どうやら金銭を渡しているらしい。暫くして戻ってきた商人は「お待たせしました」とイレギュラーズたちへ声をかけた。
「彼らは皆さんが来るまでの繋ぎでしたので、ここより先は皆さん頼りになります」
「ああ、そうなのね」
「もちろん私たちに任せて!」
頷く佐那に、商人は言葉をかけるイナリ。その間に花丸は去ろうとする傭兵たちの方へ駆ける。背中越しに聞こえてくる言葉からするに、オアシスから出ずに警護を依頼されるのはかなり割りの良い仕事だったらしい。
「ねえ!」
「ん、なんだい?」
花丸の声に振り返る彼らは実に気も良さそうで、危ない気配など微塵も感じさせない。花丸は心配そうに彼らを見た。
「最近、大鴉盗賊団の噂があるから。道中気をつけてね!」
「おうよ。嬢ちゃんたちも気をつけてな」
彼女が純粋に心配しているのだと分かれば彼らは笑顔で答える。花丸は軽く手を振り、仲間たちの元へ戻った。
『特についてくる様子はねぇ……か』
『ここでは素直に離れておいて、という事かもしれんがな』
小さく呟いたグドルフにヤツェクがこれまた小さな声で返す。誰が聞いているかも分からないのだ、用心するに越したことは無い。何より──ここで見るからに怪しんで見せてもイレギュラーズに利はない。
商人の準備が整い次第オアシスを出発し、首都ネフェルストへ向かう。残していた準備を終えようとする商人へフレイは声をかけた。
「今、ファルグメントはどこに?」
商人は誰かに聞かれると困るから秘密にしている、何かあるのかと首を傾げる。フレイは有事の際に自らが護衛へ着くことを告げた。
「できるだけファルグメントを肌身離さず持ってもらいたいんだ。その方が護りやすい」
キャラバン、ひいては商人を護ることは必須要件。そしてファルグメントを奪われないこともまた然りである。商人は納得したように頷いて、ぽんと少し出た腹を叩いた。
「ご安心ください。ここにしっかり入っておりますから」
ここ、と示された腹にフレイの視線が向き、まさかと言うように商人の目線まで上げられる。
まさか──ファルグメントを、食った?
その後、慌てた商人がこっそり耳打ちし、フレイが何とも言えない表情を浮かべることになるのだが──割愛させて頂こう。
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一同は首都ネフェルストへ向かって出発した。キャラバンを中心に四方をイレギュラーズが囲み、キャラバン最後尾を花丸のパカダクラがついていく。道中では未だラサは暑く、エルスが水分休憩を促しつつ進むこととなっていた。
「この暑さがなければ尚良いんだが」
ヤツェクは滲む汗をぬぐいつつも辺りを見回す。幸い、ファミリアーに使えそうな鳥も飛んでいない。気象さえなければお宝と依頼人のエスコートは順調というところだろう。
「花丸ちゃんのパカダクラから水とか持って行ってね」
そのための必要物資を積んでるから、と花丸が肩越しに声をかける。その傍らではイナリが持ってきていた種で食物を実らせていた。
「おお、これは……?」
「私のギフト(能力)よ。種さえあれば砂漠のど真ん中だって美味しい食材が採れるの!」
イナリは自慢げに実った食物をとって齧りつく。生でも食べられるものを生やせば調理だって必要ない。美味しいものは生だって美味しいのだ。
そんな光景を見ながら、フレイは小さく呟いた。元の依頼人──殺された者を殺ったのは人か、獣か、と。
「依頼主の死に様が気になるんだよね」
「……俺は人だと思うが」
アトの言葉にフレイは視線を向ける。彼は依頼書を片手に記された文字と睨めっこしていた。
刀傷、打撲痕、毒。どれも人間が行う事のできるものばかりだが、即席の拷問だったのなら失血死という死因が異様だ。
「刀剣や殴打での失血なんてたかが知れてる。それで死ぬってことは相当のスピードで血が失われたか、襲撃を受けた後に暫く生かされていたってことだ」
襲撃までしてわざわざ生かしておく理由があるとすれば、生きていなければ喋ることができないから。口にしてほしい情報があったとすれば、今回においては十中八九ファルグメントだろう。けれど聞き出せたのならばそのまま殺してしまえば良い。
毒も気になるもので、これが一体何の種類だったのか明確ではないのだ。麻痺毒か、神経毒カ──出血毒、とか?
「殴打が可能かつ刀傷のようなものをつけられる毒を持つ生物……?」
出血毒を持つ生物など限られている。けれども口にしたような生物はすぐに浮かんでこない。その正体をアトが掴むより早く、キャラバンは出発の時を迎えた。
進みながら小動物──ファミリアーとして使役できそうな動物がいれば倒し、更に首都へと進む。儚き命も依頼の為とあれば仕方がない。一同は不気味なほど順調に進み、なるべく足場の良い場所で一夜を明かすこととなった。夜も交代で見張り、月が天頂まで登って傾いていく様を眺める。そうして朝が近づいて──。
「──皆、起きて」
砂を踏みしめる音に気付いた佐那はそっと一同を起こす。確かな警鐘が頭の中で鳴っていた。気付けたのは視覚に因らない感覚のおかげだろう。
今は最も曙が近い時間、自然に目の覚めてくる時間帯でもある。アトも夜通し馬を走らせ続けるわけにもいかず、一旦戻って来ていたタイミングだった。
「待ってたぜ。クソ盗賊ども」
見晴らしの良い砂漠だ。敵影も登り始めた太陽によってよく見え、そちらへ向かってグドルフは武器を向ける。同時、イナリによって向かってくる者たちの周囲が爆発した。それをきっかけにエルスが、そして花丸が走り出す。
「ラサの為なら──切り裂く!」
大鎌を一閃。辛くも避けた賊の耳に花丸の名乗り口上が刺さる。その後方でフレイは自らへ多大な付与をかけ、商人を護るための態勢を整えた。
「ふん、ただの賊か」
ヤツェクはディスペアー・ブルーを歌って敵を翻弄しつつ、いつでも誰かの不調を治せるよう視線を走らせる。
(なるほど、あの武器が答えか)
アトは賊たちの持つ武器に目を細める。恐らく刃には何らかの毒が塗ってあるのだろうが──奇怪な曲線を描いた武器はまともに喰らったなら通常より多くの血が流れるだろう。
しかしだからといって引き下がることは有り得ない。グドルフは自らの右手を胸元にあて、そして勢いよく走り出す。遥か後方から走ってくる巨躯に、賊たちも少しばかり顔を引きつらせた。
「おめえらの不運なことはよ、この護衛にグドルフさまが居たって事だよ!」
そんな彼に続きながら佐那は笑う。ああ、気分が高揚する。だって護衛しながらなんて窮屈だもの。
「多少がっついてもいいかしら、なんて」
美しい笑みが炎に照らされる。揺らめく瞳は──戦いに飢えた者のそれ。
回復手がいるのならば恐れることは無い。自分たちは敵を蹴散らしファルグメントを守るべきである──そんな気迫に押されたか。特殊な武器で交戦しつつも1人2人と倒れていき、とうに日も登って不利を悟った敵は『何か』を放り投げて踵を返した。何かは砂地に着いた途端爆風を起こし、砂を巻き上げる。
「……逃げられたか」
それが収まる頃、既に敵の影は遠く。あるのは倒れ伏した者ばかりだ。
「残された人たちだけでも捕縛しよう!」
フレイは花丸の言葉に頷き、砂漠上に倒れ伏した者たちへ寄る。とはいえ連れて帰られた者も多く、残っているのはたかが1、2人ほど。脈を確かめて拘束し、2人は行商人に捕縛者を詰めるスペースはあるか問うた。
「商品も積んであるからなあ。ないことはないが……」
商人が渋い顔をするのも致し方がない。あちらは『奪う者』なのだ。万が一縄が解けたなら惨事は免れまい。
「うーん……あっ!」
花丸が不意に声を上げる。そういえば連れてきていたじゃないか──自前パカダクラ!
騎乗戦闘も可能な頼れる相棒へ、こうして捕縛者は載せられることになった。乗り心地の良い乗せ方はできないが仕方あるまい。パカダクラに載せていた物資を商品とともに載せていくのは問題ないと商人も頷く。
「進もう。早く目的地まで着くべきだ」
フレイは皆をネフェルストへ促す。先ほど逃げた者たちが再び、さらなる仲間を率いて向かってこないとも限らない。お荷物(捕縛者)が増え、こちらもある程度消耗していることを考えれば長くの戦闘は避けたかった。
「そうね、油断は禁物だわ。もう少しでネフェルストだもの、最後まで仕事はきっちりしましょっ!」
エルスは頷いて護衛位置に着く。花丸のパカダクラが準備できたら出発だ。
「まぁ何かあったらこの俺たちが──俺がいるんだ。また尻尾巻いて逃げるまでボコボコにしてやるさ」
「ええ、刀の錆にしてあげましょう。まあ……楽しめるような相手だと良いのだけれど」
拳を鳴らすグドルフに、刀の頭へ手を当てる佐那。戦いが続けば確実に不利であるとは言え、多少のことであれば動じず対応できるだろう。
一同はその後も警戒を続け、程なくして首都ネフェルストへ到着する。商人がファルグメントを納品する傍ら、イレギュラーズたちも捕縛者の引き渡しで傭兵団を訪れたのだった。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
お疲れさまでした、イレギュラーズ。
首都ネフェルストへ、鮮やかな翠のはらまきが納品されました。ちょっと伸びてるかもしれませんが、まあそれはそれ。
それでは、またのご縁をお待ちしております。
GMコメント
●成功条件
キャラバンを首都ネフェルストまで護衛する事
ファルグメントを奪われない事
●情報精度
このシナリオの情報精度はCです。不測の事態に気を付けてください。
●エネミー
・???
不明です。人数も不明です。
殺された依頼主から、以下の事が分かっています。
・刀傷のようなものがあった。
・打撲痕も見つかっている。
・魔法のような形跡は見られない。
・何らかの毒に蝕まれていたようだ。
・死因は失血死である。
●フィールド
砂漠地帯です。まだまだ暑いです。オアシスと首都はおおよそ1日ほどの距離。
キャラバンはパカダクラが引いており、比較的ゆったりめの移動です。
道中は隠れられるような場所もなく、砂丘が続いています。
●NPC
・行商人
中年の男。キャラバンの主です。FarbeReiseの近くを通りかかったことから依頼主に声をかけられたと言います。
彼自身は非常に真面目で誠実な人物です。行商人としての働きも良く、評判は良いです。大した情報は持っていないかもしれませんが、それでも聞かれたら知っている分はある程度答えてくれるでしょう。
●ご挨拶
愁です。
今回はファルグメントの護送依頼となります。キャラバンも行商人もファルグメントも守って下さい。
どうぞよろしくお願い致します。
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