シナリオ詳細
伝説の殺魔芋!! 待ち受ける殺魔騎士団!
オープニング
![](https://img.rev1.reversion.jp/illust/scenario/scenario_bg/5100/91bc333f6967019ac47b49ca0f2fa757.png)
●芋を掘れ!
「殺魔芋……?」
女騎士は、思わず問い返した。
「そうじゃ。殺魔芋(デーモンスレイヤーポテト)という。名前は恐ろしいが、たいそう甘い芋じゃ。蒸せばホクホク、石焼にしても美味。甘い菓子にもなるし、醸せば焼酎もできる」
女騎士にこの不思議な名をした芋のを事を語る古老は、一帯の地理をよく知っている古老である。
殺魔芋は幻の芋で、今では荒野の向こうまで行かねば採れない。
荒れた地でもよく育ち、食味もよいという。
「しかし、どうしてそんな仰々しい名前がついているのですか? 芋なのに、魔を殺すとは。も、もしや蔦が襲ってきたり、毒を持っているとか?」
「いや、芋自体は美味しい芋というだけじゃ。そんな心配はせんでもええ」
その言葉を聞いて女騎士はほっと胸を撫で下ろした。
これまで、女騎士にはいろいろなことがあった。
芋が襲ってくるのを心配せねばならない、そんな体験もしてきた。
それでも芋を掘りに向かうのは、やはり芋という救荒作物が大いに民衆を救ったからである。
「では、ご老人。なにゆえそんな名に?」
「かつて、魔物討伐に出向いた騎士たちがその芋を食料としたんじゃ。辺境から人里に出てくる魔物を殺す騎士たち、人呼んで殺魔騎士団――」
「殺魔騎士団!? そういえば聞いたことがある……。一人一殺、その裂帛の気合とともに振り下ろされる一撃は盾をも砕く、と」
「その殺魔騎士は魔物討伐のために駐屯したが、いつしか野生化した。しかし、今でも食料たる芋を育てながらいつ来るともしれぬ魔物に備えているという」
「で、では、その殺魔騎士たちから、芋を分けてもらえることはできるのかか?」
「ううむ、まず無理じゃろうな。芋を狙う外敵として襲ってこよう。それを打ち倒し、強さを見せればあるいは……それでもいくかね?」
「もちろんだ! いかねばならぬ。芋を待つ人々のために」
女騎士は誓った。
殺魔騎士たちを退けてでも、芋を持ち帰ると。
●女騎士、依頼する。
「女騎士様からの依頼なのです!」
ギルド・ローレット、『新米情報屋』ユーリカ・ユリカ(p3n000003)が冒険者たちに依頼を説明する。
幻の芋、殺魔芋を求めて辺境の森に向かうという。
その芋を持ち帰るのが、依頼人の女騎士の目的だ。
「そこにいる殺魔騎士団ってのが恐ろしい連中でな」
『黒猫の』ショウ(p3n000005)が言う。
話によると、殺魔騎士たちは辺境に派遣された駐屯兵であったという。
すでに何世代か世代交代し、数名の若い女性たちのみが残っている(どうやって世代交代したかはショウも探れなかった謎だ)。
周囲の魔物も討伐しきったらしく、今は駐屯の理由も忘れ去り、ただ食料の殺魔芋を守って暮らして過ごすだけらしい。
「だが、その独自の剣術はなかなか恐ろしいらしいぜ、殺魔騎士の初撃は外せって伝承も残っている」
彼女たちとの戦闘は避けられないだろう。
それでも、殺魔芋を持ち帰るのだ。
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- 伝説の殺魔芋!! 待ち受ける殺魔騎士団!完了
- GM名解谷アキラ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年04月19日 22時20分
- 参加人数8/8人
- 相談5日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●芋を求めて
女騎士は芋を求める。
すべては、民のためである。
芋はおいしく、保存も効くし、荒れ地でも育つ。
これはもうチートな食物である。
持ち帰れば、民衆も助かるのだ。
「レディーナ様、ご機嫌麗しゅうございます。今回もお力になれて光栄です」
「おお、よく来てくれた!」
『悪食の魔女』シズカ・ポルミーシャ・スヴェトリャカ(p3p000996)は女騎士と一緒に芋を掘りに行った経緯があった。思い返すと、あの芋は危険な芋であった。
「レディーナさんは相も変わらずお芋と縁があるのですねぇ」
「ああ、芋は民衆を救う! 私は、そのためにも危険を冒す覚悟があるのだ」
『蒼剣の弟子』ドラマ・ゲツク(p3p000172)に対し、ぐっと拳に力を込めて語る女騎士レディーナであった。
その心意気には感じるものがあり、ドラマも荷馬車を用意してできるだけ多くの芋を持ち帰るつもりである。
「前回のお芋は不思議な生態をしていましたが、今回は普通のお芋なのですね……何か名前が物騒ではありますが」
「そうだ。芋自体には危険性がないようだが、問題はその芋を守る者たちだな」
「殺魔騎士、ですか」
「いかにも」
殺魔騎士はかつて辺境を魔物から守るために派遣された。
食料となる芋を携え、栽培して駐屯する屯田兵でもあったのだ。
「……しかし、ヒトが野生化とは……一体どんな生活をされているのでしょう!?」
「わからん。長らく文明から隔絶されているから、彼女たちがいかなる状況にあるのかはこちらにも伝わっていない。我々を外敵だと思うこともあり得るだろう」
女騎士からしても、殺魔騎士は謎の存在だ。
人界から離れて僻地で暮らしていくうち、そのようになってしまう例は、あるにはある。
「女だけの騎士団? 野生化した? 芋を守って剣を振るってる? ……クッソ、情報量が多過ぎるようで少ないな!」
『ラド・バウC級闘士』シラス(p3p004421)は毒づく。
第一、情報がよく飲み込めない。
騎士が野生化というのが何を意味するのか?
「そもそも野生化ってなんだよ、犬かっ!?」
「そう言うな。ヒトも、文明の蓄積なくばそうなってしまっても無理はない。文化や文明の担い手がなくば、世代を重ねるうちにそうなってしまうのだろう。我々が進歩して、彼女たちを置いていってしまったとも言えるがな」
女騎士も、女だけになったという殺魔騎士たちにはなんらかのシンパシーを感じている。
女騎士、姫騎士、騎士にはいろいろあれど、皆姉妹である。たとえ野生化していたとしても、そんな意識がああった。
「殺魔芋……名前こそ禍々しいが味は普通のサツマイモと恐らくそこまで変わらないだろう。甘味となれば是非とも頂かなければならない。焼くべきか蒸すべきか……」
『凡才』回言 世界(p3p007315)は、さっそく芋をどう食すかに思いを巡らせていた。
芋はうまい、焼いてもいいし蒸してもいい。
料理して味わうとなると、重要なところである。
そして今頃になって“野生化した騎士団”という力強いパワーワードに戸惑った。
まあ、それはそれとして荒野を進む。
「ぶはははっ、かの殺魔騎士の初撃を味わえる日が来るたぁなぁ。よい勉強になりそうだぜ!」
「くっ……!?」
『黒豚系オーク』ゴリョウ・クートン(p3p002081)の頼もしい言葉にもかかわらず、女騎士レディーナは身構えてしまう。
「“くっ……?” ぶははは、どうした?」
「な、なんでもない! “くっ、今日はコロッケもいいかな”なんて思っただけだ!」
頬を染め、意味のわからないツンデレな感じでそっぽを向いた。
オークの姿を見ると、身体が勝手に反応してしまうことがあるらしい。
今日は仲間としてやってきているゴリョウを傷つけたくないという女騎士の乙女心である。
オークにもいろいろることは、女騎士も学んでいるのだ。
「殺魔騎士……恐ろしい剣術を使うようね、『初撃は必ず外せ』と後の世に伝えられるほどに」
『真昼の月』白薊 小夜(p3p006668)は、その剣術に覚えがあった。
彼女が元いた世界にも、初撃にすべてをかける二の太刀知らずの理合を旨とする剣術使いたちがいたのである。
突き詰めれば、剣というものは同じ技法に行き着くということはあることだ。
もしかしたら、小夜と同じ世界からやってきた者がこの世界に残した傷跡なのかもしれない。
しかし、今は芋である。
女騎士が持ち帰ろうとしている殺魔芋の意味は大きい。
「初撃がすごいんだ……。でも、避けちゃえば大丈夫だよね? お芋のためにがんばろう」
いかに初撃に威力があろうが、当たらなければどうということはない。
『ひだまりうさぎ』コゼット(p3p002755) が気づいた、宇宙でも通用する真理である。
彼女には、それを避け続けるだけの自信があった。
すべてをかけた初撃を外しさえすれば、なんとかなる。
シンプルな思考が、案外正解のことは多い。
武術も大抵がそうだ。
「騎士団か……。女性だけで構成されている、というのも少し気になる点ではある。案外、何処かに集落でもあるのかも知れない」
一行の中で、『特異運命座標』ベネディクト=レベンディス=マナガルム(p3p008160)は」冷静に分析することに努めた。
文明から隔絶され、野生化したというがその度合については今のところ伝聞でしかない。
完全に獣と化したのか、それとも比喩なのか? その目で確かめる必要があるだろう。
●殺魔騎士団
「ちぇすと―――!!」
そのとき、空を劈くような絶叫が響いた。
続いて、何かをぶっ叩くような鈍い音も聞こえてくる。
「なんだ、この声は……!?」
思わず、女騎士レディーナも身構える。
「……“ニノタチイラズ”、だったでしょうか。叫びながら立木を撃つという修行法を聞いたことがあります」
「そうね、“猿叫(えんきょう)”というらしいわ」
シズカと小夜が気づいた。
彼女たちが知る異界の剣術の掛け声と似ていた。
「この世界で出会うとはね」
小夜は、白杖に手をかける。
仕込んだ刃をいつでも抜けるように。
聞き及んだ二の太刀知らずと死合えることに、どこか嬉しげであった。
もちろん、あくまでもそうなったときのためで、争わず芋を分けてもらえるなら抜く必要はない。
声のする方向に進むんでいくと、よくひに焼けた肌の女騎士たちが木剣を掲げ、横木に荒れ狂ったように打ち込んでいる。
「ちぇすとちぇすとちぇーすとっ!!」
「ちぇすちぇすちぇすちぇすとーっ!!」
凄まじい光景である。
鎧は必要最低限のビキニアーマースタイル。
年の頃は、十代後半の乙女たちである。
それが集団で、横にした木が削れるほどの打ち込みを一心不乱に行っている。
イレギュラーズの気配を察すると、剣呑な眼光が一斉に向いた。
「殺魔芋という美味しい芋があると聞いて、少し分けて貰えないかと思って来たんだけれと……ダメかしら?」
小夜がまず交渉を持ちかけた。
「おいも……×○※ゞ♯∃ヽ……ごわす!」
「じゃっどん……わいもん〆§?∫~~~もす!」
「そげん……∬≫√仝∇~~~よか!」
何を言っているのか、さっぱりわからない。
文明の隔絶は、彼女たちの言語にも変化をもたらしたようだ。
しかし、崩れないバベルのおかげで、ニュアンスとだいたいのことが理解できる。
野生化していても、意味は通じるのだ。
『芋は、私たちの大切な資産です!』
『ですが、もし困っているなら分けることはやぶさかではありません』
『そんなにほしいなら、実力で取っていったらよろしいですよ!』
なるほど、さすがは武勇の誉れ高き殺魔騎士団の末裔たちである。
「我々も戦う心算でこの場に赴いて来た。そちらの流儀に則った方法で殺魔芋を分けてもらおう!」
彼女たちに答える気まんまんで、ベネディクトも構えた。
やはりこうなるのである。
「俺はベネディクト=レベンディス=マナガルム。その初撃は必ず外せと謳われる攻撃、この目でしかと拝見したい」
「よか!」
「よか!」
「よか!」
殺魔騎士たちは、何かを覚悟して剣を大上段に取った。
八相の構えよりもさらに高く、天を掲げるがごとく。
「なるほど、そちらでしたのね。実戦では、そちらが多かったと聞いています」
小夜が知る初撃の流派には派生があり、この蜻蛉の姿勢は防御を考えないものだ。
「それを躱せば、お芋がもらえるのね」
コゼットの言葉は、殺魔騎士にも伝わったようだ。
彼女たちを挑発するには、
「やっぱりか。一旦頭に血が上ると発散させてやらないと駄目そうな連中に見える。やってやろうじゃんか!」
シラスもやる気になった。
見るからに防御と次の技がない。
構えというと防御を意味するので、彼女たちの流派では“蜻蛉を取る”という。
「ちぇぇぇぇぇすとぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
一斉に、殺魔騎士たちが斬りかかってきた。
必殺を疑わず、初撃のみにすべてを賭して相手を倒す――。
「まともに食らったら、みんなまずいな……」
そう判断した世界は、仲間たちの支援に入る。
魔神黙示録とオールハンデッドによって、彼女たちの攻撃をしのぎつつ、反撃に移れるようにする。
裂帛の気合とともに、天雷のごとき斬撃が放たれる。
まずは、これをゴリョウが受け止める。
受け止めた側の、鍔ごと頭にめり込むとさえ言われる殺魔騎士の初撃を凌ぐ。
おのれのタフネスと、強靭な肉体を回復させつつの防御であった。
「ぶはははっ、さすがの一撃だなぁまったく!」
「……!?」
殺魔騎士も衝撃であったが、ひるまずに連撃を繰り出す。
「ちぇすちぇすちぇすちぇすとおぉぉぉぉぉっ!!」
初撃にすべてをかける、これは比喩ではない。
しかし、防御されたからといって怯むほど、彼女たちもナイーブではなかった。
残る気合い、体力が続くかぎり撃ち続ける。
「防がれた時点で、あなたの負けよ」
すっと忍び寄った小夜が、簡単に小手を打って剣を落とす。
すると、さっそく狙いを定めて残る四人の殺魔騎士が殺到した。
「そっちじゃないよ、こっち!」
コゼットが跳ね回り、殺魔騎士たちを撹乱する。
さらには、これにシラスも加わって狙いを定めさせないように動き回った。
「うわっと……!?」
初撃は当たらないように。
回避にすべてを集中し、シラスがなんとか躱した。
恐ろしいことに、その切っ先は大地までめり込んでいる。
続いて、もうひとりが斬りかかる。
「させるか!」
これを、槍を構えて受け止めるベネディクト。
凄まじい衝撃に、周囲の空気も震えた。
それでも、技を切り返す。
カウンターで入った疾風槍は、彼女たちには躱しようがなかった。
元より、防御を捨てた一撃であり、凌いだのちのことまでは考えられていない。
これもまた、野生化して攻撃本能であろう。
ドラマも、流れるような動きでこれに備えた。
「止めとけ、止めとけ! 俺らは話をしにきたんだっての!」
「突然の来訪、さぞ驚かれたと思います。我々に、侵略や略奪の意志はありません」
ここで、シラスとシズカが交渉の姿勢を見せた。
初撃を外しながら、攻撃の意志がないことを示すイレギュラーズに、殺魔騎士たちも手を止めた。
「…………」
「こちらにおわすレディーナ様は、領民の飢えを大変気にかけておられます。貴女方の守る『殺魔芋』……駐屯地でも食糧を賄える、強い作物と聞いております。我々にも、その恩恵をお恵み頂けたらと存じます」
芋を分けてほしい、シズカはその気持ちを素直に伝えた。
「おいも∂∇ヾ……か!」
「素晴らしい一撃だった。もう一度は味わいたくはないな」
ベネディクトもしのいだのちはもう戦う意志がないことを示す。
ぐぎゅうううう……。
どうやら、殺魔騎士たちの腹の虫が鳴ったらしい。
「ぶははは! せっかくなんで芋を使った料理も振る舞おうじゃねえか!」
ゴリョウがそう言ったところで、戦いは完全に終わったのである。
●芋を食おう!
「……さあ、できたぜ!」
ゴリョウが料理の完成を告げる。
殺魔芋の炊き込みご飯と、殺魔芋の豚汁ができあがった。
野生化というのは、兵舎も修理できず、野性的な生活を余儀なくされていたのである。
ドラマができあがりまでに修繕をしたので、今はこうして食卓を囲める。
「これが、殺魔芋料理……」
女騎士レディーナも、できあがった芋料理に思わず息を呑んだ。
シズカが作ったスイートポテトやバースーホンシュー(大学芋)もある。
「「「いただきます!」」」」
その声とともに、たっぷりと作られた芋料理をいただく。
殺魔騎士たちも、次々と平らげていく。
あれだけの運動量なら、そりゃあ腹も減る。
そしてこれが満たされるなら、喜びもひとしおである。
塩昆布と殺魔芋独特の甘みが、ご飯に合う。さらに豚汁から出てくる脂の旨味と食感……。
コゼットが作った、ふかし芋と焼き芋に、バターを乗せて食べる。これもまた、うまい。
殺魔騎士たちは、ここぞとばかり瓶で醸した秘蔵の酒まで振る舞ってくれる。芋焼酎である。彼女たちの活力のようだ。
そのような淮海の食事の中で、小夜は殺魔騎士たちと剣術の議論をしている。
言葉も大体は通じるようになった。
「こんなとこじゃ、せっかくの芋も焼くか蒸すか酒にするくらいだろ? どうせなら美味しく食べようぜ?」
シラスがそう言うと、殺魔騎士たちも大いに頷いた。
「ほら、菓子もあるし。これで芋を分けてもらえないかな?」
世界が用意した菓子は、甘みを欲していた年頃の彼女たちにも好評だった。
すると、どっさりと殺魔芋を持ってきてくれた。
これは、彼女たちの感謝の気持であろう。
また、女騎士レディーナが芋によって人々を救いたいと願う気持ちも伝わったようである。
どっさりもらった芋をドラマが用意してくれた荷馬車に積んで、一行は意気揚々と引き上げた。
おやつは、蒸した殺魔芋である――。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
あとがき
殺魔騎士たちと戦い、無事殺魔芋をゲットできました。
お疲れ様でございます。
初撃を防いでからの交渉と言うとことで、わりと平和的な交渉ができました。
芋も美味しく食べられましたが、せっかくですのでこの芋を使ったなにかも考えておきます。
それでは、またお会いしましょう。
GMコメント
■このシナリオについて
皆様こんちは、解谷アキラです。
辺境の荒野の向こう、野生化した殺魔騎士の末裔が守る殺魔芋を持ち帰りましょう。
・殺魔騎士団
数は5~6名程度、若い女性のようですが両手剣で武装し、裂帛の気合とともに振り下ろす初撃は「必ず外せ」と言われるほどです。
野生化してから結構な年月が流れており、それ以上なことはわかりません。彼女たちにとって、大切な生命源である殺魔芋を神聖視しているようです。
戦闘意欲は高いですが、交渉は可能です。
戦ったのち、交渉となるでしょう。決裂したら全滅するまで戦います。
・殺魔芋
特に危険はなく、おいしい芋です。
紅はやとに似たお味のようです。
・女騎士
イレギュラーズに同行します。
剣の嗜みはありますが、戦闘力はイレギュラーズに劣ります。
足手まといにはならない程度です。
交渉も、皆さんに担当してもらうことになります。
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
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