シナリオ詳細
恐怖! 殺人鬼の森
オープニング
●血飛沫の夜
「ははは、本当に真っ暗だね、リンダ」
「灯りがないと怖いわ、ジョージ」
リンダとジョージは、仲間たちと一緒にこの森までキャンプにやってきた。
仲間たちはテントを張って眠りについている。
このキャンプ場にやってきたのは、若者たちが青春の盛りを楽しみ、思い出を残すためであった。
そして、リンダとジョージのカップルは、さっそくこの夜に恋人としての記念を刻もうというのである。
こういう、夜にこっそり抜け出して何かをするというのは気持ちの昂りが違う。
普段ならできない体験が、いやがうえでももふたりを燃え上がらせるのだった。
森の奥に入っていき、お互いの身体に触れ合っていく。
「そう言えば聞いてる? この森って、殺人事件があったんだって」
「ははっ、知ってるよ。その殺人鬼、まだ捕まってないっていうぜ」
「大丈夫かしら? わたしたち、殺されちゃったりして」
「心配すんなって。その殺人事件だって何十年も昔の話さ。それに殺人鬼が出ようが、俺がリンダを守ってやるよ。フットボールで鍛えたタックルで返り討ちさ」
「まあ、頼もしいわジョージ!」
などという会話をしながら、お互いあいの確認をしようと身体を寄せ合う。
このフラグフムトの森には、殺人鬼が出現するという噂がある。
曰く、ロッジのシャワーをひとりで浴びると狙われる。
曰く、ひとりで見回りに行くと狙われる。
曰く、カップルでいちゃくつと狙われる。
そういう、殺人鬼に狙われる条件までも都市伝説として語られている。
ふたりは夢中になって気づかなかったのだ。
背後に迫る不気味な呼吸音と影を――。
●殺人鬼が出たんだって!
「た、大変なのです! 殺人鬼が出たんですよ!」
ギルド・ローレットでは、『新米情報屋』ユーリカ・ユリカ(p3n000003)が慌てふためいていた。
フラグフムトの森で噂されていた、殺人鬼が出たのだという。
森でキャンプをしていた若者の一団が、惨たらしく殺されてしまったのだ。
「フラグフムトの森では、殺人鬼が出るっていう噂が前からあったのですが、とうとう犠牲者が出てしまいました……」
沈痛な表情でユーリカは言う。
フラグフムトの森では、殺人鬼に狙われるという条件というのが、まことしやかに語られている。
他愛のない怪談話に過ぎないが、とうとう実際に被害者が発生してしまった。
森の近くの市長は、殺人鬼なんて存在しない、獣か何かに襲われたのだと主張し、実際に猟師たちを雇って熊を仕留めている。これでもう安心だと宣伝し、観光シーズンが近づいても森を閉鎖しないつもりである。
一方で、殺人鬼を退治してほしいという依頼がローレットに舞い込んできたわけだ。
「でも、殺人鬼を退治するためにはうまく誘き出すしかないようですが……」
殺人鬼を退治するためには、フラグフムトの森で狙われる条件を満たして誘い出す方法も考えられるが、果たして――。
- 恐怖! 殺人鬼の森完了
- GM名解谷アキラ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年03月27日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●フラグフムトの森
フラグフムトの森――。
凄惨で猟奇的な殺人事件があったのだが、それも過去の話である。
地元の人々も、その話題はタブーとして黙して語らず。
観光地として売り出しているからこそ、客が寄り付かなくなるような話題は忌避されるのだ。
美しい自然と湖、これからのシーズンをキャンプ場で過ごそうとする人々を迎えることになる。
そんな状況で、イレギュラーズは殺人鬼の存在を調査し、それとなく解決するためにやってきている。
「キャンプ場に出て、仮面をかぶって、マチェットを持った殺人鬼?」
『饗宴の悪魔』マルベート・トゥールーズ(p3p000736)は、いかにも殺人鬼なんて信じてなさそうな雰囲気を漂わせて森にやって来る。
「ふふっ、大衆娯楽の“お約束”みたいだね。そういうのは嫌いじゃないよ」
物語には、セオリーがある。
いかにも怪しそうな人物が怪しかったら、お話として面白くないので妖しくなさそうな登場人物を犯人にしたり、殺されてもいいような嫌なヤツから殺されて視聴者を引き込む、最後に女の子が生き残るのは死なないでほしいと思ったり、ハラハラするので生き残りやすい。こういうのを、“ファイナルガール”なんて言ったりする。
そうしたセオリーがお約束となっていく。
それはともかく、マルベートはなるべく迂闊な行動をあえて取った。
ハッピーになる薬草を探し、森の奥に入っていく。
すると、背後に誰かが見ているような気配を感じる。
「……誰?」
振り向いても、誰もいないのだ。
「気のせいね。さっ、ハッピーになれる薬草を探しましょ♪」
気にせず、薬草を探す。
そう、確かに背後に荒い呼吸音がしたのだ。
「ははっ、殺人鬼なんているわけないだろ?」
『満月の緋狐』ヴォルペ(p3p007135)は、警戒するさまを見せることなく、森の奥に入っていく。
「散歩だよ、散歩」
心配する者に、そのように説明的に言うとひとりで歩いている。
これは真っ先にやられそう、そんな雰囲気だが序盤でやられるよりその辺をちょっと過ぎた当たりでやられそうなキャラを演じている。
「……のどかで平和そうな森だが、何かあればと思って来てみたが何もなさそうか?」
『特異運命座標』ベネディクト=レベンディス=マナガルム(p3p008160)は森の様子を見ながら、探っていった。
進んで、自警団のポジションを買って出た形だ。
自警団は大抵武装もしているから、殺人鬼の超越的な強さアピールとアクションシーンの挿入のために襲われやすいのである。
しかし、まだ襲撃されるような気配はない。
耳を澄ましてみる。
「……妙に静かだな、先程までは確かに色んな音が聞こえていたはずなのに」
ベネディクトは、やがて周囲に鳥の囀りや虫の鳴き声が途絶えていることに気づいた。
ふと、血痕を見つける。それが点々と続いている。
「これは、まさか──」
そう言って、ベネディクトはしゃがんで血痕を確かめる。
まだ新しい血だ、固まっていない。
警戒を怠らず、血痕を辿っていくと……。
「狩人が狩りでもしたのか?」
鹿が怪我をしたのか、うずくまっている。
その背後に、黒い影が迫っていることにベネディクトは気がつかなかった。
森に、叫び声が響いた――。
●湖畔に迫る影
美しい湖に、一艘のボートが浮かんでいる。
乗っているのは、ふたり。
『優心の恩寵』ポテト=アークライト(p3p000294)と『死力の聖剣』リゲル=アークライト(p3p000442) であった。
陽の光を受けてきらめく湖畔、そよぐ風。
「…………」
「どうしたんだ、考えかい?」
「いや、殺人鬼を退治しに来たのに、こんなに素敵な時間を過ごして良いんだろうか? って」
「そうだね。とてもそんな恐ろしいものが出るようには思えないな」
「うん、風も気持ちいいし、水も綺麗で素敵な場所だな」
「将来はこんな場所に別荘でも建てようか? お金も貯まってきたし家族で静かに暮らそう」
「えっ? でも、こんな場所に別荘は素敵だけど……賑やか時々静かになりそうじゃないか?」
「君がいるなら、どこでも素敵さ。これからも俺に、ついてきてくれるかい……?」
「当たり前だ。私の居場所はリゲルの隣で、私の帰る場所はリゲルの腕の中だから……」
ポテトとリゲルは、ボートの上で身を寄せて愛を確かめようと唇を……。
というところで、何か叫び声が聞こえてきた。
「……リゲル、今の聞こえたか?」
「風の音かな?」
「そうだね。殺人鬼なんていないんだし」
ポテトとリゲルには何も聞こえなかったのだ。
●キャンプファイヤー!
「本当に殺人鬼かぁ? こういう噂ってのは大抵が嘘っぱちだろ?」
『銀狐』ギンコ・キュービ(p3p007811)は薪を集めて組み上げていた。
殺人鬼なんて気にしない、そんな心意気を見せてキャンプを思いっきり楽しむつもりである。
殺人鬼は、そういう楽しい雰囲気をぶち壊し、阿鼻叫喚の惨劇を作りたがるものである。
もう夕暮れ時だ、キャンプファイヤーの火も盛大に燃えて空を染めるはずだ。
「ギンコー、ハッピーになれる薬草とお酒も持ってきたよ」
マルベートが退廃的で教育上よろしくないものを抱えてやってきた。
もし、これが映画だったた殺人鬼に殺されても視聴者はまあしょうがないなと思うだろう。
そこを踏まえての、フラグフムトの森での推奨行動である。
「おっ、待ってたぜ! 殺人鬼に出くわしたか?」
「ううん、平和そのもの。せめて殺人鬼とか出てくるなら刺激もあっていいんだけどね」
「オレは正直殺人犯なんざいねぇって思うんだがねぇ。
大方その薬草囲ってるマフィアでもいて噂ながしてんじゃねーの?」
「そんなもんかもね。みんなが来るまで暇でしょ? ポテトもリゲルとボートだし、ベネディクトも見回り、ヴォルペも散歩だって」
「狙ってくれって言ってるようなもんだな。じゃ、ひと勝負すっか」
ギンコはマルベートとカードゲームに興じる。
もちろん、子供の遊びではなく賭け事だ。
「……もう、誰かひとりくらいもうやられてたりしてな」
「さすがに仲間なんだから、もう」
そんなふうに無駄話をしていると、茂みの方からがさりと音がする。
カードを切る手を止め、ふたりは顔を見合わせた。
「おい、まさか殺人鬼か?」
「あなたがいないって言ったんでしょ。きっと誰かが私たちを脅かそうとしてるだけよ」
すると、茂みの中から誰かが近づいてくる。
ギンコとマルベートにも、緊張が走った。
がさり、茂みから出てきたのは、ヴォルペであった。
「なんだよ、俺たちを脅かそうったってそうはいかねえからな――」
ギンコが言った途端、ヴォルペはその場に倒れた。
背中には、大きく裂けたような傷と大量の血。
ふたりの悲鳴が、フラグフムトの森に響いた。
●水際の恐怖
夜、『新米の稲荷様』長月・イナリ(p3p008096)は釣り竿を用意して、夜釣りの最中であった。
ハッピーになれる薬草とかキャンプファイヤーとか、騒がしいことをするよりも心静かに釣りをしたい。
きっとそのほうが殺人鬼も現われるだろう。
練達上位式で、会話相手Aを作り出す。
これで他愛のない会話をする。
「なんか静かだわ、他に釣り人はいないし、噂で聞いた場所とはえらい違いだわ」
「あぁ、殺人鬼が出るって噂だから、釣り人達は軒並み町で大人しくしてかもな……」
「まっそんなのもう関係ないけどね!」
「上機嫌だな」
「そりゃそうだわ!この短時間で、こんなに何匹も釣れたんだもの、皆がお魚を楽しみに待ってるんだもの、今から持って帰るのが楽しみだわ!」
イナリのポケットには、告白相手に渡す指輪まである。これに何気なく触れて、幸福感をアピールする。
嫌なやつも死にやすいのだが、幸せそうな人が死ぬのもショッキングなので後半にかけて死にやすいのである。
それがフラグフムトの森で囁かれる謎のルールだ。
「あら? あれはポテトとリゲルの乗っていたボートじゃないの。こっちに流れてくるわ……」
昼間からふたりがボートでいちゃついているのは知っている。
そういえば、その後どうなっていたのか?
ゆっくりと流れ着くふたりのボートの様子を、会話相手Aと見に行く。
「これは……!」
ボートには、ふたりの姿はなかった。
代わりに、血痕が残されている。
「まさか、殺人鬼が!?」
イナリがそう思って身構えた途端、隣の会話相手Aが血飛沫を吹き上げて倒れた。
「会話相手Aっ!?」
荒い呼吸音と、巨漢の影。そして顔には仮面、手にはマチェットが握られている。
慌てて、その場から離れようとするイナリだが……。
●残されたひとり
「こんな危険なところに居られますか! 僕はひとりで寝ます!」
『今は休ませて』冬宮・寒櫻院・睦月(p3p007900)はロッジに閉じこもった。
キャンプファイヤーをしていたギンコとマルベートは見当たらず、ベネディクトも帰ってこない。
ポテトとリゲルも、イナリもやられたのかもしれない。
殺人鬼はいる、間違いなく。
「ああっ、しまった鍵が……!」
睦月はロッジに立てこもり、鍵をかけたことを後悔していた。もし、このロッジに殺人鬼が潜んでいたら袋のネズミである。
そして、その後悔は直感として正しかったことになる。
「ハァ……ッ! ハァ……ッ!!」
荒い息遣いとともに、殺人鬼が潜んでいたベッドから這い出てきた。
ひとりひとり仕留めて、最後のひとりとなった睦月を血祭りにあげようというのである。
「お願い、だれか助けて!」
叫びながら、殺人鬼から逃れて逃げ回る。
発光して、助けを呼ぶ。
「こ、こないで……!」
部屋の隅に追い込まれていく睦月。
殺人鬼が、マチェットを振り上げ――。
「かかった、反撃よ!」
追い詰められたかに見えた睦月だが、ショウザインパクトを放って吹き飛ばした。
ロッジのガラス窓を突き破ってそのまま外に落下する。
「やはりでてきたな! 我々が此処に現れた以上、これ以上の凶行は許さない。覚悟してもらう!」
襲われたかと思ったベネディクトが剣を構えていた。
「それじゃ、おにーさんと遊ぼうか」
こちらも、殺されたかと思われたヴォルペであった。
「殺人鬼の正体、しっかり暴かせてもらおう」
「いい感じに盛り上がったところを、よくも邪魔してくれた! 馬に蹴られに来た殺人鬼!」
ポテト、リゲルもやってくる。
水中に引きずり込まれるふりをしつつ、見事に脱出して姿を現すのを待っていたのだ。
「とりあえずはボコって捕まえようぜ!」
「フィナーレは盛大に、皆で全力で迎え撃って倒したいところだね」
キャンプファイヤーで退廃的な遊びに興じていたギンコ、マルベートもやってくる。
「最後に大物が釣れるって、なかなかいい釣果じゃない」
竿を畳んだイナリも駆けつけた。
皆でフラグフムトの森でフラグを踏みまくり、完全に殺人鬼を誘い出した形だ。
ここから、一斉にイレギュラーズが反撃する。
「グオオオオオオオッ!!」
叫び声を上げて、破れかぶれの逆襲に転じる殺人鬼。
しかし、ヴォルペのレジストクラッシュによって凌がれたうえ、返ってダメージを食らってしまう。
「おにーさん、追いつめて追いつめて追いつめて殺す側なんだ」
誘い出すことに成功すれば、もう演技の必要はない。
「そら、これでも食らえバケモノ!!」
ギンコが毒を浴びせ、左手でぶん殴る。
被害者を絶望させるほどの強靭な肉体も、防御を無視されてはたまらない。
「さあ、こっち!」
それでも起き上がってマチェットを振り回す殺人鬼を、マルベートがキャンプファイヤーの付近まで誘い出した。
待ち構えたベネディクトが肉薄し、殺人鬼に素早い踏み込みからの突きを放つ。
そして、リゲルが銀光を閃かせ、散星を見舞ってキャンプファイヤーの炎に叩き込んだ。
聞くもおぞましい叫び声を上げ、炎に巻かれる殺人鬼。
それでもいまだ憎悪を滾らせているのか、火に巻かれながらも襲いかかろうとする。
「これで、終わりよ!」
イナリが、火の神をその身体に宿し、天孫降臨・軻遇突智砲の熱戦ビームを放った。
朱色の鳥居の幻影が現われ、その構えから御来光のごとく降り注いだ。
「ムゴオオオオオオオオオオオオオッ!!」
殺人鬼の断末魔が、森に谺する。
こうして、悪夢の夜が明けた。
「終わったか……」
ベネディクトがつぶやく。
「……一生忘れられない思い出になりそうです」
赤々と燃える炎を見ながら、睦月が言った。
あれがこの森の殺人鬼の正体なのだろうか?
被害者を呼び寄せるハッピーになる薬草も焼き払って、一行はその場を後にするのだった。
成否
成功
MVP
状態異常
あとがき
そんなわけで、殺人鬼の森終了でございます。
あえてのボート遊びや釣り、わざわざやられるための行動を見事に踏んでいったため、殺人鬼もあえなく退治されました。
趣旨を大いに理解していただき、筆者も満足です。
大抵この手の映画には、続編もありますのでいつかまた。
それでは、また別の依頼でお会いしましょう。
GMコメント
■このシナリオについて
皆様こんちは、解谷アキラです。
今回は、フラグフムトという森に出現する殺人鬼を退治する依頼となります。
・殺人鬼
この殺人鬼は、一種の都市伝説的な存在です。
よって通常の方法では捕縛できません。単純な山狩りでは絶対に捕まらず、たいてい身代わりの何かが捕まったことになって捜索がうやむやに打ち切らてしまいます。
また、強靭な生命力を持ち、被害者を追い詰めるようにして殺していきます。
仮面をかぶっており、不気味な呼吸音で迫ってきます。
武器はマチェットを使いますが、素手で殺したり奪った武器を使ったりします。
特定の条件を満たすと狙ってきます。
キャンプに来た若者、怖いもの見たさでやってくる者、殺人鬼の存在を信じない大人、大音量でラジカセを鳴らすとか、そういうこりゃあ殺されそうという条件(死亡フラグ)を満たした者から優先的に狙ってくるという習性があります。
まあ、だいたいよくあるホラー映画のような行動をしますし、するとやってきます。
・フラグフムトの森
平和そうな森で、ロッジやキャンプ場があります。
町からは少し離れており、助けはこないような状況となります。
大きな湖もあり、ボート遊びも釣りもできます。
ハッピーな気分になれる薬草も取れるという噂もあり、若者がやって来ることも多いのですが、今回はPCたちしか登場しません。
・注意点
ホラー映画的な展開を楽しもうというシナリオです。
血飛沫ドバァな展開を目指していますので、ゴア表現はあるかと思います(とは言っても全年齢公開範囲の予定です)。
そういう意味で悪趣味なことを楽しんじゃうシナリオですので、ご了承ください。
以上を理解してのご参加として執筆いたします。
●情報精度
このシナリオの情報精度はCです。
情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。
フラグフムトの森での条件については、プレイング次第です。
この辺、いろいろあるかと思います。
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