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シナリオ詳細

<Gear Basilica>スラムへの想いを共にするヒト

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●はぐるままわる

 ガシャ、ガシャ、ガシャ。

 それは奪い取るモノ。

 ガシャ、ガシャ、ガシャ。

 それは進撃するモノ。

 ガシャ、ガシャ、ガシャ、ガシャ。
 ガシャ、ガシャ、ガシャ、ガシャ、ガシャ。

 想いを拾い集めて、進んでいく。
 向かうはただひとつ──ゼシュテル鉄帝国、首都《スチールグラード》。


●はぐるまとめて
「皆さんに助けて頂きたいのです」
 そう告げたのは鉄帝の軍人であり、ラド・バウの闘士でもあるエレオノーラ。彼女の経歴にイレギュラーズたちは何とも言えない雰囲気を漂わせた。
 鉄帝の『軍人』と聞けば、あのショッケンを思い出さずにいられない。ショッケン派から命の危機を感じて手のひらを返したのだろうか。
 そんな空気を読み取ったのか、否か。エレオノーラは俯き、獣種を表す耳を垂れさせる。
「皆さんが思われることは何となくわかります。……けれど、私はスラム街出身です。『軍人として』ではなく『スラムで生まれた者として』、皆さんに鉄帝を守っていただきたいのです」
 鉄帝国首都へその進路を定めているのは古代兵器《歯車大聖堂(ギアバジリカ)》。移動する要塞は兵団を送り込み、物資の強奪や進路のつゆ払いを行いながら真っ直ぐ向かってきている。
 万が一にでも国民の避難先へ敵兵が雪崩込めば──決して少なくない犠牲が出るのだ。
「私たち軍人も部隊を編成して防衛に当たっています。……けれど、私たちだけでは」
 緩く首を振るエレオノーラ。そこまで静かに聞いていた『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)が「ちょっといいですか?」と口を挟んだ。
「ええと、エレオノーラさんは軍人さんなのですよね? それで他の軍の方も部隊を作って、スチールグラードの防衛をしている。
 なら、この依頼はやはり『軍人として』ではないのですか?」
 先ほどの『スラムで生まれた者として鉄帝を守ってほしい』という言葉が気になったのだろう。ユリーカの問いにエレオノーラは小さく苦笑を浮かべた。
「私は今回、部隊編成から外されています。上官と少し……揉めてしまって」
 イレギュラーズに応援を頼むという提案を、彼女の上官は真っ向から否定したのだそうだ。鉄帝軍のみでもここは守ることができる、と。
 そのような理由から部隊に組み込まれなかったエレオノーラだが、その表情はどこか吹っ切れてもいる。ソリの合わない上司と戦うよりはよっぽど良い、とでも言うように。
「故郷(スラム)を守れるのなら、誰と共に戦おうと構いません。ですから──お願いです。私と部隊を組んで、鉄帝の防衛にあたって頂けませんか」

GMコメント

●成功条件
 歯車兵団を後方へ通さず、撃退あるいは撃破すること


●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 どのモンスターが出没するタイミングは非常に不規則です。交戦中にやってくる可能性もあります。


●エネミー
・歯車狼×8
 四つ足の獣を模した機械です。群れでの行動はしません。
 素早い動きを特徴としています。また、複数回行動を頻繁に行えます。

・歯車熊×2
 二つ足で歩く巨体の熊を模した機械です。
 鈍重ですが、攻撃の威力は凄まじいです。

・歯車戦車×1
 戦車です。大型で、大砲での射撃を行います。
 本体からアームが伸び、近接武器も扱えるようです。耐久性に優れています。

●フィールド
 無人の村です。住民は全員避難を終えたため、建物などはそのままに、まだ荒らされていません。
 何も植えられていない畑、いくつかの住宅、広場、集会所で構成されています。


●友軍
・エレオノーラ
 雪村 沙月(p3p007273)さんの関係者。
 鉄帝軍人であり、ラド・バウの闘士。スラム出身でもあります。真っ直ぐで努力家、スラムの現状には心を痛めています。
 この度は上官との揉め事により部隊を外され、ある意味自由に動ける立場となっています。
 戦闘はそこそこできます。戦闘スタイルも真っ直ぐで、駆け引きをするような戦法は不得意としています。

・鉄帝軍
 リプレイには登場しません。
 エレオノーラの上官を含む鉄帝軍人で構成された部隊です。まあまあ強い人たちの集まりなので気にしないでください。


●ご挨拶
 愁と申します。
 今回は関係者さんをお借りしました。彼女と共に鉄帝を、スラムを守りましょう。
 ご縁がございましたら、よろしくお願い致します。

  • <Gear Basilica>スラムへの想いを共にするヒト完了
  • GM名
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2020年03月01日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

ヴァイス・ブルメホフナ・ストランド(p3p000921)
儚花姫
フィーゼ・クロイツ(p3p004320)
穿天の魔槍姫
華蓮・ナーサリー・瑞稀(p3p004864)
嫉妬の後遺症
ルカ・ガンビーノ(p3p007268)
アートルムバリスタ
雪村 沙月(p3p007273)
月下美人
ラヴ イズ ……(p3p007812)
おやすみなさい
羽住・利一(p3p007934)
特異運命座標
フローリカ(p3p007962)
砕月の傭兵

リプレイ


「……悲しいわね。想いも、諍いも。全部すれ違った結果がこれなんて」
 『お道化て咲いた薔薇人形』ヴァイス・ブルメホフナ・ストランド(p3p000921)はこれから戦場になろうという場所へ立ち、そっと目を伏せる。けれど、憂うだけでは何も変わらない。まずは仲間たちと共に眼前へ迫ってくるだろう目標を処理しなくては。
「エレオノーラだっけ?」
 『穿天の魔槍姫』フィーゼ・クロイツ(p3p004320)の言葉にエレオノーラは「はい、よろしくお願いします」と頭を下げる。そんな彼女にフィーゼはにっと笑みを浮かべた。
「自分が守りたいものがあるなら、その為に全力を尽くすのは良い事よ。それが上官と喧嘩する事になってもね」
 思って、考えるだけでは意味がない。こうして行動に起こしたエレオノーラは間違ってなどいないのだ。
「そうだぜ、軍の上官に逆らってでも手前の筋を通そうたぁ気持ちの良い姉ちゃんじゃねえか!」
 『黒狼』ルカ・ガンビーノ(p3p007268)もフィーゼの言葉に大きく頷く。エレオノーラはここまで肯定されるとは思っていなかったのか、小さな戸惑いを浮かべながらも少しほっとしたようだった。
「敵と戦う前に、戦闘ラインを共有しておきたいな。避難している人達が戻れる場所が残るように、しっかり守ろう!」
 『特異運命座標』羽住・利一(p3p007934)は仲間たちへ情報をすり合わせようと声をかけ、エレオノーラへ「何か知っていることはある?」と問う。
「軍のほうでは、歯車兵団はギアバジリカと同じように真っすぐ……迂回などをせずこちらへ向かってきているという報告が上がっていました」
「それではその方角を中心に索敵すれば良さそうですね」
『百錬成鋼之華』雪村 沙月(p3p007273)に『おやすみなさい』ラヴ イズ ……(p3p007812)が頷き、ファミリアーで召喚した鳥を空へ放つ。利一は戦力を分散させることはなくて済みそうだと安堵の息をついた。
「……この世界に来たばかりで事情は把握しきれてはいないが……」
 声にやや困惑を滲ませた『死線の一閃』フローリカ(p3p007962)は、それでも自らの意思でこの依頼を選んで来た。無表情だからと誤解されがちだが、彼女は直情的な方なのだ。
 良くない事態が発生していると言うことは混沌にきて間もないフローリカにも十分すぎるほど理解できる状況。スラムや軍人といった細かいことはわからなくとも、目の前の女性が守りたいもののためにローレットへやってきたことはわかる。
「守りたいものがあるなら私は手を貸そう」
「ええ、よろしくお願いします。故郷を、祖国を、一緒に守ってください」
 視線を交わし、しかと頷くフローリカ。彼女らが戦線を引くのは村の入り口、外側だ。最もこれはあくまで努力ライン。外ならば村への被害も抑えられるだろうという考えである。どうしてもという状況であれば、村の中で戦闘することも致し方ないだろう。
 その時は任せて頂戴、と胸を叩く『お節介焼き』華蓮・ナーサリー・瑞稀(p3p004864)。エレオノーラの気持ちに全力で答えるため、村の中に入った敵も1体残らず返り討ちだ。
「色々とお話もしたい所ですが、まずは邪魔者を片付けてからですね」
 この事件が落ち着いたらまたどこかで語り合いましょう、と言う沙月にエレオノーラは微笑んで頷いた。2人でまた語り合い、お茶を楽しむ時間もここを凌がねばやってこない。
(誰かを救う戦いに、迷いは無いわ)
 ラヴは飛ばした野鳥の視界に四つ足の獣を──正確にはそれを模した機械を──認める。あらかじめ指示してあった通り、鳴き声をあげて味方へ敵の来訪を知らせた。
「1体も通さない……ここが夢の終わりよ」



 ファミリアーの鳴き声で臨戦態勢を取っていた一同。沙月とフローリカがほぼ同時に地をかける足音を捉える。狼たちはその素早さであっという間にイレギュラーズの視界へ映ると、邪魔者の気配に牙を向いた。排除せんとする敵対心を感じ、真っ先にヴァイスが手をかざす。
「まったく、だれかれかまわず傷つけちゃいけないのよ!」
 力を魔力として変換し、圧倒的な威力で打ち出すヴァイス。数体の狼が巻き込まれたようだが、その足が止まる気配はない。ヴァイスの撃った魔砲の軌道に合わせるようにしてフィーゼは魔弾を、ルカがオーラキャノンを放つ。
「人様んちに土足で上がろうなんざ、ぶちのめされても文句はいえねえぞ!」
 さらに華蓮が微弱な魔力の散弾を送り、敵がまだ攻撃できないうちから少しずつその力を削いでいった。攻撃の手は休まることなく、次いでフローリカの衝撃派が、利一とラヴのマジックロープが襲い掛かる。
 遠方にあっても容赦のないイレギュラーズの攻撃は『村へ踏み込ませない』ということを考えれば妥当だが、敵もそれだけでやられるほどヤワではないようだ。
「村を荒らそうとする無粋な輩、残らず倒しちゃうわよ」
「一緒にアイツらに目にもの見せてやろうぜ」
 誰かとの共闘に少しばかりの笑みを浮かべるフィーゼと、黒犬のレプリカを抜いて構えるルカ。彼らの言葉にエレオノーラは頷いて武器を構える。防衛ラインへ近づいてくる敵にフローリカが名乗り上げ、自らへ引き寄せると同時に沙月が流れるような所作で強烈な一撃を叩き込んだ。
「エレオノーラさんは私たちが対応できそうにない敵を」
「わかりました」
 2人は小さく頷き合い、動き出す。彼女らを、イレギュラーズの背中を後押しするように微かな追い風が吹いた。華蓮の回復を受けながらフローリカは突破されまいと耐え忍ぶ。
(略奪なんて見てて気持ちのいいものじゃないからね)
 少しでも時間を稼げれば、頼もしい仲間たちが頭数を減らしてくれるだろう。フローリカのすべきことはそれまで倒れず、突破を阻止することだ。
 素早い動きと手数の多さに翻弄されるものの、そこへ利一が1体を受け持って進路を妨害する。女性の体になって体力に自信はなくなったが、根性は前の世界より変わらない。明らかに分が悪いとならない限りは何とかして持ちこたえてみせよう。
「あなた達は夢を見ないのね。……羨ましいわ」
 ラヴの銃弾は夢を込めたもの。最高の明日を夢に見る優しくて残酷な一撃だ。けれど──機械である彼らが夢を見ることはない。そこに思念など存在しないのだから。
 ヴァイスは自然界より引き出したエネルギーで暴風を生み出す。ちり、と頬に薄い傷がつくがこの際気にしていられない。
 彼女の起こした風により吹っ飛ばされた狼たちはもんどりうつ。彼らが起き上がる頃、引き続きファミリアーを飛ばしていたラヴがはっと上空を仰いだ。
 響く鳴き声。──増援だ。
 その接近までにと交戦していた狼たちを倒し、休む暇もなく他の狼と熊たちがやってくる。ファミリアーからの視覚からだと、さらに後方から戦車のようなモノが迫ってきているらしい。
 エレオノーラを始めとして数人が狼と対峙する。熊の1体と向かい合ったルカはにやりと笑みを浮かべて拳を握った。
「お前、力が自慢らしいな? 奇遇じゃねえか。俺もそうだ。力比べといこうぜオラァ!」
 ただの拳で打ち付けたとは思えぬ威力が熊へ叩き込まれる。ルカを敵であると明確に認識した熊は鉄の腕を振り上げ、容赦なく振り下ろした。
「そこ、お家の影に1体行ったのだわ!」
 透視ですかさず華蓮が隠れた狼を見抜き、回り込んだヴァイスがノーモーションの衝撃派で押し返す。吹き飛ばされた狼は残りの1体へぶつかるも素早く体勢を立て直した。そこへフィーゼが魔力で黒い雷をまとった大槍を形成し、魔弓につがえて放つ。
(動きが早いみたいだから、出来るだけ狙いを定めて撃ちたいところだけど)
 聞いていた通り、狼たちは俊敏な動きでこちらを翻弄してくる。全てを確実には難しいかもしれないが、こちらは1人で戦っているわけではない。
「ここを突破されるわけにはいかないいよ!」
 利一がマジックロープを狼へ向け、その体へまとわりつく。動きが鈍くなったところへすかさずフローリカが格闘で仕掛けた。続けてヴァイスが魔砲を放つ。
「おいたはだめよ? オシオキが必要みたいね……!」
 威嚇するような体勢をとった狼。その喉から唸り声は出ないが、出せたとすれば出ていたに違いない。そこへ他の敵も飲み込む立ち位置にいたラヴがヒロイック・バーンを放った。
 自らも前線へ立っていた華蓮は、ルカの様子に気づいて飛び出す。強力な一撃を受けながらも彼女は天使の歌で自分諸共回復を施した。
「まだいけるのだわね?」
「当たり前だろ」
 まだ潰れないと口元に滲んだ血をぬぐうルカ。片方の熊は倒れ、あと1体。ヴァイスがキルザライトを放ち、そこへエレオノーラが加勢する。その脇を沙月は通り抜けていった。同時、ラヴのファミリアーが敵の来訪を告げる。
 それはまるで、雪の花が舞い踊るかのように。誰を傷つけることもないけれど、確かに引き付けられる存在感でついにやってきた戦車が沙月へと進路を変えた。
「……遠距離から自由に攻撃させるわけにはいかないですからね」
 舞を終えた沙月は武器を構え、迫る戦車を睨みつける。その砲撃を食らえば、後方の村はひとたまりもないだろう。そうならないための足止めだ。
 沙月へ近づき、アームで攻撃を仕掛けようとする戦車へフィーゼが大槍を放つ。
(上手くいけば、村への被害も抑えられるはず)
 狙うは砲塔。すぐ近くへ刺さった槍に、しかし戦車は『真っ先に排除すべき敵』とみなした沙月へ攻撃を仕掛ける。不意にそこへ大きな光の束が突っ込んできて戦車を飲み込んだ。
「あと1回……無駄撃ちは尚更、できなくなったわね」
 ラヴは仲間たちと離れた位置から両手の銃を向けていた。それは残っていた狼も、熊も飲み込んだ秩序の魔法。
「調子くれてんじゃねえぞガラクタァ!」
 その後方ではルカが通り抜けようとした熊を掴み、力任せにぶん投げる。無力化されたそれを一瞥し、力比べに勝ったルカはまだ戦車が残っていると自らを奮起させた。まだ、こんな場所で倒れる訳にはいかない。
 戦車へ攻撃が集中し、耐久力に優れていそうな戦車も次第に傷が見え始める。それでも先へ進もうとするが、砲塔はフィーゼを始めとしたイレギュラーズ数人と、エレオノーラの攻撃によって使えなくなっていた。そもそも進行を阻もうとする者は沙月だけにとどまらず、ヴァイスも、ルカも、その他にもその意思を持った者がいる。これを突破することは至難の業だ。
「皆! もうひと頑張りなのだわ!」
 華蓮の後押しにイレギュラーズたちは武器を振り、傷を癒される。決して無傷とはいかないが、それでも彼女の支援が確かに仲間たちへ力を与えていた。その支援を受けるため、つかず離れずの距離にいた利一は少しでも皆の攻撃が当たるようにとマジックロープで戦車の妨害にあたる。
「私の役目は時間稼ぎといった所ですが、」
 ──別に倒してしまっても問題ありませんよね?
 沙月は一瞬の隙をついて戦車へと攻撃を放つ。流れるような所作は攻撃まで美しく、機械でありながらまるで人が相対したかのように戦車はその動きを束の間止めた。
 その懐へ、飛び込んで。
「これでおしまいです」
 沙月の放った強烈な一撃が、戦車の動きを完全に止めたのだった。



 歯車兵団たちは──一時的のことかもしれないが──兵を送りつけることをやめたらしい。敵の気配がしなくなったことに一同は警戒を続けながらもほんの少し気を緩める。
「皆さん、ありがとうございました」
 頭を下げるエレオノーラ。鉄帝軍の中では過ごしにくいかもしれないが、ここにいるイレギュラーズの誰もが彼女に好感を抱いていた。もちろんルカもその1人。
 名を呼ばれたエレオノーラは彼の方を振り向いた。
「軍をクビになったら声をかけな」
「それは……」
「俺の傭兵団、クラブ・ガンビーノはお前さんみてぇな腕っこきの上に美人の姉ちゃんは大歓迎だからよ」
 小さくウィンクをするルカの口から出た言葉は、紛れもなく勧誘である。彼女のような者が過ごしていくには難しい環境だろうと。けれど彼女の言動を見ているからこそ、この勧誘へ諾は返ってこないだろうこともわかる。
「……申し訳ありません。故郷は、この地なのです」
「ああ、わかってるさ。謝ることじゃない」
 気にするなと手をひらひら振ったルカ。けれど、とフローリカがその無表情に微かな感情の色を乗せる。
「上官のことだが……何があったのかは知らないが、もしまだ話せるようならもう一度ちゃんと話しておきなよ」
 できなくなってから悔やんでも仕方ないのだから──そう告げるフローリカの脳裏には、元の世界での心残りがまだ色濃く残っている。戻ることができるのなら戻ってほしい。謝りたくなってもすぐに謝ることができなくなってしまった自分のようになってしまわないように。
「ええ。……アレは鉄帝だけでどうにかできるものではないと、少しでも感じてもらえれば良いのですが」
「こういう戦いで成功を積み重ねれば鉄帝軍人の意識が変わって、スムーズに協力できるようになっていくかもしれないのだわ」
 視線を首都へ向かってきているギアバジリカの方角へ向けるエレオノーラ。華蓮が彼女へ声をかけても、最終的には軍人たち次第というところもあって。
 そんな彼女の憂いが少しでも晴れることを願いながら──一同は報告すべく、ローレットへと帰還したのだった。

成否

成功

MVP

雪村 沙月(p3p007273)
月下美人

状態異常

ルカ・ガンビーノ(p3p007268) [重傷]
アートルムバリスタ

あとがき

 お疲れさまでした、イレギュラーズ。
 村をそのまま残そうという気持ちをとても感じました。村人たちが帰ってきたら喜ばれそうですね。

 またのご縁がございましたら、よろしくお願い致します。

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