シナリオ詳細
鐘の周囲で見たモノについて誰にも言ってはいけない。
オープニング
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「おかねがほし~い~!!」
「おなかいっぱいたべたぁ~い! お肉がたべたぁ~い! 干し肉じゃなくて、独り占めのレアな肉をがふがふ食べたぁ~い!!」
ひゅんひゅんひゅんひゅん。
かがり火の中を飛び交う白い雲のような塊から、子供とも大人ともつかない顔やら腕や輪が付きだして、だだをこねるのだ。
日頃ため込んだあれやらこれやらが赤裸々に。
「もてた~い!」
「なんにもしないで楽した~い!」
ゴーンゴーンという重たい鐘の音が響き渡るたびに、飛び交う雲人間の数は増えていく。108まで増えるのだ。
「ぱんつをかじりた~い」
え。今の何。誰の煩悩っ!?
●
文化の伝来は割と唐突かつ局地的に起こったりする。
「煩悩は108の鐘で払うものでございます」
鬼桜 雪之丞 (p3p002312)は断定した。
煩悩にがんじがらめにされるより、年の初めにはさっぱりと軽やかに迎えたいものだ。
そしてここにかつてイレギュラーズが残した鐘撞き堂がある。
「ただ、根本的な御仏の概念が抜け落ちたままで運用したので、煩悩の情念が時々実体化するようで――」
あれとかそれとかの煩悩ががむよんむよんと飛び交うらしい。
108回つけば霧散するのだがそれまで結構時間がかかる。その間、煩悩暴露大会になるので、この地域の新年が微妙な空気になったりならなかったりするのだ。心ざわめいちゃう~。
だが、つかないと後ろめたいことがあるのかと勘繰られるので誰もやめようとは言いださず、踏み絵状態のまま行事が続いているらしい。地獄ですか。
あんた、この鐘をつくとこから来た人だろ。と、住人に頼まれたのだ。鐘を建立したイレギュラーズはいなくなってしまったらしい。行事は定着すれど主旨がゆがむのはよくあること。後から来たものがしりぬぐいするのもよくあることだ。
「それを瞬殺しつつ、百八つ打つのがお仕事でございます」
断り切れなかったのでございます。と、淡々と言う雪之丞に一同は神妙な顔をして頷いた。根がまじめだから。
「――それさえ終われば、楽しいお正月です。おそばを用意していただけるということですので」
つゆはあちあち。ねぎは多めで。具は要相談ということだ。
この地域に平和な年越しを。お腹に温かいおそばを。なにを見てもご他言無用でよろしくお願いします!
- 鐘の周囲で見たモノについて誰にも言ってはいけない。完了
- GM名田奈アガサ
- 種別リクエスト
- 難易度-
- 冒険終了日時2020年01月08日 22時20分
- 参加人数8/8人
- 相談6日
- 参加費---RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
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「今宵はお招き感謝いたします! 俺はこの任務をやり遂げて見せます! 敬礼!」
『死力の聖剣』リゲル=アークライト(p3p000442)は、びしっと音がしそうな敬礼をして見せた。
村の乱痴気騒ぎに騎士様が来てくださったよ。ありがたいやら恐れ多いやら。
実体化した煩悩が飛び交う除夜の鐘。つつけば消え、108回つけば消え、放置したってかまわないけど、なんともいたたまれない気持ちになるけど諸般の事情でやめられないのでなるたけ穏便に済ませたい。
「この鐘をついて煩悩を追い出すのか……」
むぅん。と、 『優心の恩寵』ポテト=アークライト(p3p000294)が撞木の綱を握っている。
「除夜の鐘といえば年末の風物詩です。ですが、やはり、文化というものは下地あってこそ、ですね」
『閻桜』鬼桜 雪之丞(p3p002312)は嘆息した。
いろいろ化学反応があったのだろう。
煩悩って概念がない世界出身者は一様にお首をかしげている。
ま、とにかくあんまり人に見せたくない部分だよね。
「その煩悩が広がって行くのはちょっと困るな――みんなが良い新年を迎える為にも精一杯私も頑張る」
ポテトは、きりっとして、丁寧に鐘をついた。
ごい~ん。
居合わせる者たちから少しづつ何かが立ち上り、集まり、むぎゅむぎゅしている。種類分析、念積体を構築しております。少々お待ちください。
ぷわぷわ雲の中から、まんまる瞳孔の長毛種が顔を出す。顔についた雲を前足でぺしぺししている。
「にゃ~んにゃ~んぷううううううううううう~!!!」
数多存在する世界の大多数の猫はそんな風に鳴かないが、およそ人に類する知的生命体がもつ愛玩欲を集めて練って伸ばしてふわっふわに焼き上げた結果がこちらでございます。
かわい尊くて死ねる。猫は煩悩を掻き立てる魔性のもふもふ。
なぜだろう。液体だからだろうか。液体なのにふわっふわを両立してるとか神秘だろうか。練達での研究を待ちたい。
「へぇー、煩悩ってこんな見た目になってるんだ」
『炎の御子』炎堂 焔(p3p004727)は空中を見上げた。
「いえ、実体化しませんよ。気持ちがすっきりするという意味で――」
雪之丞は、つい解説する。焔は、ふんふん。とうなずいたが、ちゃんと伝わっただろうか?
「同郷かは分かりませんが、これも縁でしょうか」
次元の壁を越えたご近所さんという場合もある。
「同郷でないと否定できぬのが、辛いところです」
すでにたくさん爆誕している『煩悩』を見上げ、雪之丞は桜狼と八咫烏を握り直した。
賛同者が多いというか、みんなと心に響く煩悩ほど巨大化するもの。だって、みんなの心が一つになるから、仕方ないよね?
ずぼっと雲から人の腕が出る。それが猫に伸びる。もふもふもふもふ。執拗なもみこみ。これ、要は触手だよね?
「きゃああああああっ!」
『ふわふわな嫉妬心』エンヴィ=グレノール(p3p000051)が悲鳴を上げた。
自分の腕や手を見間違えようか? いや、見間違えようがない。雲から突き出た自分の腕が猫をにゅふんにゅふん言わせている。ああ、恍惚に身をよじる猫。撮影はお断りしております。
雲から更なる腕が伸びる。これはまた違う誰かの腕。加速度的に増える。
『ねたましい~ぃ。わたしもなでたぁ~い』
煩悩が煩悩を呼ぶ。「猫ちゃん撫でたい」煩悩はどんどこ大きくなる。
そんなエンヴィを『祈る者』クラリーチェ・カヴァッツァ(p3p000236)は、温かく見守っていた。
(そう。私の知る嫉妬は、もっと優しいものですが)
「あのかわいらしい雲のようなものを叩けばいいのですね。数は多いですが、頑張りましょう」
恥ずかしいなら消せばいいのだ。そのためにここにいるのだから。
クラリーチェの心は穏やかだ。
自分の欲というものがよくわからない。
年頃の娘さんが華やかなスカートのすそをひらひらさせているのを見れば、教会に預けられなければ……などと考えてしまうが、それはそれ。考えても仕方のないことだ。
(祈りを捧げつつ、猫の世話をする毎日。出会う人すべてが穏やかに暮らせるように――)
クラリーチェのささやかな望みは打ち砕かれようとしていた。
除夜の鐘がエイトビートを刻み始めたからだ。
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ポテトからリゲル。更に、撞き手交代。
「私のやるべき事はただ一つ。高EXAを生かし、短時間で大量に鐘を突きまくる事だ」
『五行絶影』仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)は厳かに言った。
「全て、ぶちまけてしまっても構わんのだろう?」
ニヒルな笑みを浮かべる146センチに向かって、村の世話役は
「え」
と言った。
この「え」には、「しかし待ってほしい。本当にそうだろうか。再考すべきではないだろうか。確かに早々に百八回ついてしまうことは事態の収束という面で完璧だ。しかし、そこに至るまでの地獄絵図を想定しているだろうか。一回撞けば煩悩は一つ飛び出す。ゴンゴンうっていたら、処理する前に鐘撞堂の周りは煩悩がいっぱいでたぁいへんになるのだ」という意味が込められていたけれど、残念ながら汰磨羈の短縮構築メソッドに「行間を読む」は含まれていなかった。沈黙はシークエンス停止コードになりえない。
かくして、肌身ギリギリまで圧縮された結界酷使の一歩一撃。鐘を強烈な音響兵器に転用する研究が開始されかねない『音』が間断なく。
「煩悩退散煩悩退散煩悩退散噛むわッ!」」
と、我に帰った汰磨羈が顔を上げたとき、周囲は実体化した煩悩で雲海のような状態になっていた。
きれいだろう。これ、みんな人の欲望の塊なんだぜ。
いうなれば、それまでそっと背中をさすっていたのが、どこどこ拳で殴られたようなものだ。
出てくる出てくる表層に上がってきそうもない煩悩が。
「可愛い子といちゃこらしたい」が分裂して、「俺のかわいこちゃんとイチャコラしたい」に変質する。
「イケメンと遊びたい」が変質して、「王子様に出会いたい」に変質する。
「甘い物たらふく食いたい」が圧倒的爆発力で伝播するから辺りはバニラやキャラメルが飛び散る、雲はホイップクリームだし、「中トロ大トロ食べ放題」の煩悩が、酢飯とガリをボロボロこぼし、「炬燵から出たくない」「お布団でぬくぬくしていたい」「というか、このもちふわを集めて布団にしたい」が合成合体して、夢見心地の人間をどんどん飲み込んでいく。
その大体全部に自分から出て行ったもやもやが合流していった 『祈る暴走特急』ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837)の動揺と言ったらない。
「ギャー、お待ちなさい!もしくはお黙りなさい! 敬虔な司祭という私のイメージが崩れてしまうでしょう! 宣教師というのはイメージが大事ですのよ!?」
「ぐうたらした~い」に新機軸「海洋でバカンス」を追加。
「王子様と出会いた~い」に、「運命の人と出会ってー、素敵な恋愛をしてー」うっかり、雪も解けそうなエターナルディステニーラブローマンスが展開してしまう。メイスを振りかぶるヴァレーリヤのハートにフィニッシュブローである。
「あの、違いますのよ! これは決して本心でもなければ、普段からこんな妄想をしているなんて事も決してなくってですね!!」
『満天の星空の下、真実の――』
「ウオオオ、これ以上喋るなあああ!!」
「かわいい子とイチャコラしたい」からもふんとちぎれた「雪をもふもふしてイチャコラしたい」が、雪之丞を襲う。
『普段、尻尾とかモフられてるからな』
雲の中から獲物を狙う猫の目。
煩悩はそもそもその人自身。切り離せぬもの。
猫の目が。イチャコラ。除夜の鐘は本来、心の苦しみ、煩悩を払い、新年の幸せを願うもの。
「汰磨羈様や猫の冬毛をもふもふした~い」
雪之丞から吹き出す自らの煩悩が、意見の一致とばかり互いに接近――。
「煩悩退散ッ!」
全身全霊で叫びつつ、二つ並べて両断四つに切り果たす。
(猫、可愛いの……)
エンヴィの煩悩は更に派生する。
(気が付いたら尻尾にじゃれついてたり、尻尾の上で寝てたり、尻尾を猫パンチしてくるけれど…それでも、やっぱり猫って可愛いと思うわ)
猫と一緒に暮らせる生活。
(今の生活は、本当に幸せで…朝起きたら猫が起こしに来てくれるし、ローレットや喫茶店のお仕事に向かう時は見送りしてくれるし、帰った時はおかえり代わりのにゃーんが貰えるし……)
猫は象徴なのだ。
(こんな毎日が何時までも過ごせますように……)
願いは何もないですねえ。と言っていた、クラリーチェの思いが共鳴する。
誰もかれもが穏やかに暮らせる世界。
夢見ているのはそれだけなのに。
「下兄様どこにいるのか連絡しろ! こっちから連絡取りようがないだろう!」
「心配事から解放されたいよう」な煩悩をたたいて消したいのに、持ってるチョコレートのせいで消えないポテトがむうっと膨れた。
そんな妻をそっと見守っていたリゲルの煩悩は「かわいいあの子といちゃくらしたいよう」に合流した。
「俺って故国に必要とされてないの?」とか「レオパル様に追いつけない」とかは、「もっと俺を見てほしいよう」に吸い込まれていった。
「凍星-絶対零度ッ!煩悩退散!!!」
しゅうと消えていく煩悩を見ていたら、さっき自覚したわだかまりも一緒に溶けていくように感じた。
「ポテト!」
煩悩に埋もれかけ、ほっぺたうぎゅうぎゅの妻にリゲルは手を振った。
「思い切り叫んで思い切り撃てば、煩悩を払えるぞ! ファイトだ!」
ポテトは唇を引き結んで大きく頷いた。
「心配するのは当たり前! ぼんのうたいさーん!」
ずばしゅうううううっ。
それぞれに思い描く「穏やか」が違うから、むき出しの煩悩をぶつけあうと生じるのは混乱と喧騒。
だから、いつかといつかが来るまで、こう言いながらとりあえず、欲は腹とそこに収めておくのだ。
煩悩退散の声と鐘の音は木霊し、百八つ目ですべては静寂に包まれた。
辺りには何もなく、ただどこまでも静穏だけが残った。
●
「うう、酷い目に遭いましたわ……主に私の精神と社会的な尊厳が」
死んだ目をしたヴァレーリヤの口からつらつらと言葉が流れ出る。村人たちは同情的だ。去年は全員こんな感じだったという。ですよねー。そして、ヒトは寛容を学ぶ。悪いことばかりじゃないさ。大丈夫。こんなことで君の魂は死なない。だってこの世は神の愛で満ちているのですから。
という訳で、お待ちかね。おそばタイムである。
「お蕎麦……にもいろいろとあるのですね」
ここはかつて、そばという概念で殴り合ったウォーカー達の古戦場。季節に応じて、ウドンとかゾウニとかイモニとかオコノミヤキで殴り合ったりもするが、最終的には互いの違いを認め合い住み分けるという平和的解決を選んだ勇気ある奇跡の里だ。だって、分断してたら途絶えちゃうじゃないか。身を寄せ合わないと。
「蕎麦のつゆは何でもいけるが、白ベースであっさりしたものが好きかな」
「おそばは詳しくないのでリゲルと違う出汁に、具はお勧めを乗せて貰おうかな」
空気は凍るように冷たいが、そばの丼は熱く二人の空気もまた熱々だ。
「具はほうれん草とか、なるととかだろうか?」
そう言いながら、お薦めの具をのせていくリゲルを嬉しそうに見つめる妻。
「皆の蕎麦も気になるな。それほど文化の違いがでるものなのかい?」
天義には、戦争になるような食文化が――少なくともリゲルの周囲には――ないらしい。
「食べたことがあるのは、出汁のかおるあっさりしたものでしたが、これは茶色い……。お醤油でしたか?」
クラリーチェがかつて出会っていたのは関東風だったようだ。
「元の世界の食べ物でも色々な味付けがあるのですね。どちらも少量ずつ頂きましたが美味しいものです」
「ネギと鴨の相性は本当に良いと思うの」
エンヴィは熱く主張した。クラリーチェは、そうですね。と、ほほ笑んだ。
「折角ですから、つゆはそれぞれ、頂きましょう」
先ほど、雪之丞の「おそばのおつゆは両方。蕎麦湯も欲しい」は「おいしいものを我慢できないよう」に飲み込まれていた。
「具材はネギ多めに、海老天を」
雪之丞は、二本。と言った。
「海老さんの天ぷらと、かまぼこにほうれん草。それとねぎと、最後にゆずをちょいっと乗せてっと」
焔は、全体のバランスから一本
「具は、白身魚の天ぷらを揃えてくれ。無ければ海老天で」
両方あった汰磨羈はキス天に小エビのかき揚げで。
てんぷら屋台で鉢合わせた三人、どちらからともなく頷きあう。
異郷では、まず、てんぷらはフライではなく、フリッターでもベニエでもない。というところから始めなくてはいけない。割とつらい。
「 サクサクしたものも美味しいですが、つゆに浸すのも、拙は好きですね」
「こういうのってお家ごとに乗せるものが違って面白いよね。うん、確かお家で食べてたお蕎麦はこんな感じだったかな?」
「つゆはな、鰹節かアジか鯖で出汁を取ったものならOKだ。是非、それで」
「お蕎麦をくれるの? ありがとう…折角だから噂に聞く鴨南蛮そばというのを頂いてもよろしくて?」
ヴァレーリヤはようやく人心地が付いたようだ。
「あとできればお酒も。私、今日はヤケ酒したい気分ですので! 今日の記憶が丸ごと消えるくらい、どんどん持ってきて下さいまし!」
やらかした、悪い記憶だけ消えますように。
「……もしかして、ここにいる全員を記憶がなくなるまで酔い潰せば全て無かった事になるのでは?」
さあ、じゃんじゃん飲んでそういう悪い考えはさっさと忘れてしまおうね。
「皆それぞれ何かを得て失ったかもしれませんが……すべて忘れて。新しい年を迎えましょう」
今年一年振り返り、こみ上げてくるものを、そばと一緒にすすろう。ちょっとばかり涙ぐんでも七味のせいにすればいい。
「来年もよろしくお願いいたします」
口々にかわす新年のあいさつに、一同は微笑を交わし合った。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
リクエストありがとうございました。
なるべくしてなった煩悩祭りということで。みなさんにすっきりしていただいていれば幸いです。
今後の皆さんのご武運をお祈りいたします。
GMコメント
田奈です。ご指名ありがとうございます。
抜け落ちた煩悩をザクザクして、互いのあれやこれやから目を背けつつ、おいしいおそばを食べることを目指しましょう!
*煩悩むよむよ
綿雲のような形をベースにうもれたデフォルメキャラが声高に煩悩の中身を叫んだり呟いたり高速詠唱しながら飛び交う。感触は意外ともっちりしている。
殺傷能力はなく、害はなく、攻撃しなくとも鐘を108つつけば消える。というか、攻撃しない場合は、つかないと消えないので、どんな地修羅場になっても頑張って誰かが鐘をつくしかありません。
攻撃は鐘を撞く程度のダメージ(各自の物理攻撃相当)のダメージが入れば消えます。消えてほしいという明確な宣言が大事です。全力で叫んでください。「煩悩退散」
*状況・鐘撞き堂
深夜。
観覧エリアは範囲攻撃の対象にならないように下がり気味に配置してもらえます。イヤボン的に最終奥義をぶっ放しても安心。
鐘つきは、本場の方とそのおつきという名目で皆さんにしてもらいます。
煩悩はついた人の煩悩を核にして、皆さんや観衆の煩悩がくっつきます。
自分からはどういう煩悩が出るというのを申告していただけると、キャラクターの描写がはかどります。
<重要>
煩悩に関して無記載の場合、田奈が穴が開くほどキャラクターシートを眺めて新たな一面を開発してしまうかもしれません。脳裏に浮かんでも外には意地で出さないNG煩悩、リプレイ内で触れないでほしいNGをきちんと書いておくと田奈も安心してコメディに走れます。よろしくお願いいたします。
お楽しみのおそばのおつゆや具は申告していただけると助かります。おそばのつゆは戦争の元です。互いの文化は尊重しましょう。
徹底的に吹っ切れたい場合、「覚悟完了」と書いていただけると、田奈は神妙な顔をして頷き、忘れられない年越しにして差し上げます。よろしくお願いいたします。
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