シナリオ詳細
冬といえば雪だるまさん
オープニング
●
「わーい!」
「きゃはは、こっちこっち〜」
それは子どもたちがはしゃぐ声。
その日その村では雪が積り、朝早くから子供たちは外に出て雪合戦を楽しんでいた。
……ボ……ヨ……ン……ボ……ヨン…………ボヨン。
しかし普段の日常では聞き慣れない音が徐々に村へと近づくにつれ、楽しげな声は悲鳴へと変貌する。
「ヒエヒエヒエー!」
奇声を上げながら村へ雪崩込んだのは、一言で言うならば雪だるまである。
雪だるまたちは外で遊んでいた子どもたちを手当り次第に襲い始めたのであった。
●
幻想(レガド・イルシオン)国にあるギルド『ローレット』。
そこに居る『黒猫の』ショウ(p3n000005)はギルドの机へ腰掛けながら集まった者たちを見渡す。
十分な人数が集まったと見れば依頼の説明を始める。
「依頼者はなんの変哲もない田舎の農村さ。ここに雪だるまが現れたから退治して欲しいっていうのが依頼の内容。簡単だろう?」
この雪だるまというのはモンスターであり、雪が具現化した精霊のようなものだ。
形は丸い雪玉2つに木の実で出来た顔。
そして2本の枯れ枝で出来た腕という定番の形をしているそうだ。
「この雪だるまが現れた時、子供たちが襲われた。幸いかすり傷程度ですんでいるらしいが、放っておけばもっと大きな怪我をする人が現れるのは間違いだろう」
村人たちはそうなる前に退治してもらいたくギルドへと依頼したようだ。
雪だるまたちの数は全部で12体。
この雪だるまたちはある程度まとまった位置にいるが、知性は高くなく単に群れているだけ。
そして見た目通りというべきか、火には多少弱いようだ。
村人たちが様子を見た限りでは物理攻撃でも問題なく効きそうだという。
「ふざけた見た目かもしれないけど、あまり油断はしないことだ。ギルドに依頼が回ってきたということは一般人では撃退できない強さをもっているということなのだから」
雪だるまたちは村の周辺を徘徊し、時折村へと入り込んでくる。
村人が満足に外にでることもできないこの状態が続けば命にもかかわってくる。
戦場となる村の周辺はおよそ10センチほどの雪が積もっている。
雪だるま退治へ向かうならば雪や寒さ対策をしていくと活動がしやすくなることだろう。
まずは村の内部や村周辺で敵を索敵、その後戦闘へという流れになる。
知性が高くない分、分断や集中攻撃などこちらからのアプローチをするとより有利に戦えるはずだ。
「そういうわけで、せっかく俺が教えてあげた依頼なんだ。きっちりこなしてきておくれよ」
ショウはそう言うと依頼を受ける気がある者たちに依頼書を配っていくのであった。
- 冬といえば雪だるまさん完了
- GM名天野奈々
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2019年12月26日 22時15分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●空の上から
イレギュラーズの中には空を飛べる者たちがいた。
そのもの達は依頼のあった村上空から周辺を見下ろし、件の雪だるまを探し飛び回っていた。
しかし空の上は風を遮るものはなく、冷たい風とちらつく雪が容赦なく襲いかかっていた。
「寒い……! 寒いよ……!?」
それは『雷精』ソア(p3p007025)が上げる悲鳴。
ソアが育った銀の森は雪が降ってもこんなに冷たくなかったと記憶していた。
この地域の冬はソアが思っていた以上に険しいものであったようだ。
なけなしの防寒具はマントオンリー。あとは服を着込むことでなんとかカバーだ。
今回の目的である雪だるまたちをやっつけたら直ぐ暖炉がある場所へと駆け込みたい気持ちでいっぱいであった。
ソアと同じように寒さに鬱々としているのは『爆殺人形』シュリエ(p3p004298)だ。
雪だるまの痕跡を探しているシュリエは、ふと遠くに見えた狼がはしゃぐ姿を見て愕然とした表情を浮かべる。
「雪でも喜んで駆け回る犬の気持ちはわからんにゃ。それにしても世の中世知辛すぎるにゃ」
相容れぬものを見たせいかより寒さが身に染みる気がした。
シュリエとしては雪が降れば炬燵で丸くなるに限ると思っているのだが、世の中ぐうたらするためには金が居る。そしてその金を得るには働くために外に出なければならない。
ああなんて辛い世の中。働かずに金が入れば最高なのに。
その2人から見れば『お節介焼き』華蓮・ナーサリー・瑞稀(p3p004864)は寒い中雪だるま探索を張り切っていた。
とはいえ寒さに関してはしっかりとした衣服を選ぶことによって対策済み。ほか2人ほど寒さには震えてはいなかった。
この事件のせいで村の人達、特に子どもたちにとって雪だるまが恐怖の対象になってしまうのは悲しすぎる。雪だるまは冬を彩る大切な仲間なのだ。
3人が上空から雪だるまの痕跡、そして移動する音を聞き分けたのはほぼ同時。
村から少し離れた畑道を数体の雪だるまがボヨンボヨンと飛び跳ねているのが確認できた。
シュリエは攻撃は直撃しないだろうと分かりつつも、一番端にいる雪だるまにクリスタルキュアを仕掛ける。
地面から突き出る晶槍が雪だるまを追いかけていけば。雪だるまたちは晶槍から逆方向へと進み始める。仲間がいる方向へと雪だるまを誘導することに成功するのであった。
●精霊との交信
「あぁ、想像はしていたけど……やっぱり寒いね」
『炎の御子』炎堂 焔(p3p004727)は雪景色が広がる中、ギフト『神炎』を使い暖をとっていた。
これはあらゆるものに火を付けられるが対象を燃やすことがなく、ただ温かいだけの力。
吐く息が白くなり空気が刺すように冷たい今は、その力はとてもありがたいものだ。
焔が暖を取る様子を見て『蒐集氷精』アルク・テンペリオン(p3p007030)はポツリと呟く。
「寒さ対策……なぜ必要なのだろうか」
それは完全に氷の精霊種特有の思考回路である。
この凍てつく環境こそが最も生きやすいであろうアルクにとって、この環境への対策が必要なことがいまいち理解できないのである。
これが灼熱の砂漠であれば環境への対策が必要なことを身に染みて感じるのかもしれないが、それはそれ、これはこれである。
焔とアルクが一緒に居るのにはわけがある。
村へと到着後は別れて周囲を探索していたのだが、二人は雪だるまの痕跡が無いか確認しつつ、雪や氷の精霊の居場所も探っていた。
地元のことは地元の者に聞くのが手っ取り早い。
そうこうして精霊の居場所を探り当てたら、この先にある小さな塚に集まっていることが分かり、そこへ向かう途中で二人は鉢合わせていたのだ。
別々に話を聞くのも効率が悪い。そのため一緒に向かおうという話になったのだが氷の精霊が集まる場所は一段と冷えるため直前に焔は暖を取らせてもらっていたのだ。
「よし、おまたせ」
「それじゃあ話を聞きに行こう」
二人は塚にいる精霊の元へと向かう。
塚には小さな精霊たちが歌って踊り美しく舞っていた。
精霊疎通により難なく精霊と会話ができた2人は、雪だるまたちの居場所と向かっている方角を教えてもらうことに成功する。
「雪だるまたちにはしっかりと教育指導をしなければ」
アルクは改めてそう思う。おなじ精霊種として、そして眼前にいる他の友好的精霊種のためにも。
2人は精霊に礼を述べ、教えてもらった雪だるまの場所へと向かうのであった。
●痕跡を辿って
村へと到着し、それぞれ雪だるまを探すべく散開している中、地を往くイレギュラーズ3人はまとまって行動をしていた。
というのも桐神 きり(p3p007718)が村から調子力で見える位置に雪だるまの痕跡らしき跡を見つけ、ほか2人に声をかけたからだ。
「それにしても雪だるまのモンスターですか……もしかして結構レアなのかも?」
雪だるまというぐらいだ、雪が降っている所にしか出没もしないのだろう。実はかなりレアなモンスターなのではないだろうかと、きりは考える。
とはいえ保護するわけでも見世物にするわけでもない。レアモンスターとの遭遇を楽しみつつ、しっかりと敵を撃破するつもりでいた。
「雪だるまってーと冬の風物詩! 季節限定的な感じが確かにレアっぽいかもなー」
冬を象るマスコットのような雪だるま。その丸く可愛らしい見た目が人々を和ませるが、だからといって悪いことをすることが許容されるわけではない。
『雲水不住』清水 洸汰(p3p000845)は悪い子へのしっぺ返しが必要だなと意気込み進む。
きりが見つけた痕跡はちらちらとふり続ける雪で薄れつつあったが、雪だるまが通ったであろう凹みが等間隔で並ぶ。
この降り積もる雪を見ていると洸汰は雪合戦をしたり、雪だるまを作ったりして遊びたくなってきてしまう。もちろん雪だるまは動かない安心安全のやつだ。
「可愛らしい見た目をしていようとも、子供を襲うのであればそれは雪の精霊などではなく雪の妖怪。白雪が鮮血で染まる前に退治が必要です」
『紫雲流月』冷泉・紗夜(p3p007754)は儚げな見目をしていながらも、はっきりとした口調で雪だるま退治への強い意思を感じさせる。
単純に危険な生物ということもあるが、新年を前にしたこの時期。凶事は年内に解決し、次の年へと続かないようにしたいという考えがあった。
3人が薄くなりつつある痕跡を辿っていくと次第にその痕跡は雪が未だ積もらぬはっきりとしたものへと変化していくことに気づく。どうやらこの痕跡の主へと近づいてきているようだ。
道中他の道から合流したであろう痕跡も合わさり、複数の穴が同じ方向へと伸びていく。
雪に多少足を取られながらもどんどん進んでいくと直にボヨン、ボヨン、という何かが飛び跳ねるような音が聞こえてきた。
「雪だるまはっけーん! お前たちだな悪い雪だるまはー!」
3人が痕跡を追っていた雪だるまの他に、別方向から他のイレギュラーズに追い立てられてくる雪だるまたちが飛び跳ねながら移動し、一箇所に集まってくる。
全部で12体の雪だるまを相手取る戦闘が始まるのであった。
●氷と炎の乱舞
イレギュラーズによって追い立てられ誘導された雪だるまたちは一面に広がる畑の真ん中へ。
これが夏ならば畑の上で戦う訳にもいかないのだが、今はただ雪が積もる土の上。
障害物がなく地面も平で、戦闘にはおあつらえ向きの場所であった。
そこでイレギュラーズたちは雪だるまたちを包囲している。
「このコータ様が直々にお仕置きだぞー!!」
「ヒエヒエー!」
洸汰がヘイトをとった雪だるまたちはイノシシのごとく洸汰へと飛びかかっていく。
一箇所に集められた雪だるまたちは面白いぐらいに洸汰の猛抗議を受け、ほとんどが動きを鈍くしていた。言語という言語を喋らない雪だるまたちではあったが、こちらの言葉はなんとなく通じているようだ。
雪だるまたちは敵襲に対し抵抗しようにもただでさせあまり高くない知性。そのうえ集中力を乱され、完全なる烏合の衆と化す。
ただ本能のままに暴れまわる雪だるま。その1体にソアの繰り出す火焔を灯した爪がめり込んだ。
「やっぱり雪には熱が効くんだね!」
ジュワッという音と共に雪だるまの腹が蒸発し、大きく凹む。そのまま吹き飛ばされた雪だるまは蒸気を上げながら雪の上を転げていく。
中にはイレギュラーズの包囲網を抜けようとする雪だるまも居た。
「うん? 抜けられるとでも?」
アルクの横をすり抜けようとした雪だるまは移動の為に飛び跳ねた瞬間、空気の振動と共に後方へと吹き飛ぶ。ノーモーションで放つ衝術だ。
「ビエッ」
更には空中でアルクの追撃をくらい、回転しながらドシャリと地面へ叩きつけられ、包囲網の中へと戻される。
雪だるまたちを包囲網の中に押し止めるには理由がある。
「いい感じにまとまってるにゃ! わらわの金とこたつの為にソッコーで死ねにゃあああ!」
「雪だるまって初めて見るけど、こういう生き物だったんだ……。ともかく、子供たちが安全に遊べるようになるため倒れてね」
シュリエと焔はほぼ同時に別の角度から攻撃を放つ。
シュリエから放たれたのは扇状に広がる災厄の炎、そして焔が振るう槍から放たれたのは炎の斬撃。
2人は事前の雪対策によって、積もる雪があろうとも戦闘での行動に支障をきたさず、的確な攻撃を繰り出す。
繰り出された炎は雪だるまたちの体をいとも簡単に溶かし、複数体へ確実なダメージを与えていく。
雪だるま全体の動きを鈍くし、囲い、広範囲に渡って攻撃を与える。つまり一気に雪だるまを一網打尽にしようという作戦なのだ。そのため雪だるまたちにはなるべく一箇所に集まっていてくれたほうが全体へ攻撃が通しやすいということである。
知性が低く連携も取らない雪だるまたちは簡単にイレギュラーズによって抑え込まれ、幾度かの攻防を経てその数を減らしていった。
「ヒエー!!」
「うっ!」
空を切る音と共に雪だるまの腕が洸汰へと飛来。しかしその枝は洸汰ではなく華蓮の肩へと突き刺さった。
洸汰は1人で雪だるまのヘイトを取り続けていた関係上、いくら敵の行動能力を下げているとはいえ被弾は免れない。
だが華蓮は洸汰に集中しがちな攻撃を回復薬である自らが前に出ることで分散し、さらには仲間の支援にもあたっていた。
「このぐらい、めげたりなんかしないのだわ!」
華蓮が歌うのは福音を載せた救いの音色。自分を中心に歌が届く味方へと体力の回復を送る。
華蓮は己が多少傷つこうとも引くことはない。
今でこそ数は減ったが、雪だるまの数が多かった時には仲間たちの負傷は絶えなかった。
それを誰も倒れずにここまで持ち堪え、雪だるまを撃破してこれたのは一重に華蓮の懸命な回復があってこそである。
そして華蓮は一刻も早い敵の撃破を望む。仲間が傷つかないためというのもあるが、この後雪だるまの被害にあった子供たちや村人のケアにも向かいたいと思っているからだ。
イレギュラーズの懸命な攻撃によって雪だるまの数は次々と減っていく。未だ残る雪だるまも度重なる範囲攻撃で負傷し、その体積を減らしている。
すると生存本能的に雪だるまたちの中にはその場から逃れようとするものが出始めた。
「逃しません、雪の妖怪たちよ。貴方たちはここで雪に還る時間です」
紗夜はすかさず逃れようとした雪だるまの前へと立ちはだかる。
雪だるまの行く先を阻み、武器をちらつかせてそれ以上動かぬよう牽制し、ちらりと視線だけで確認するのはきりの行動。
きりの素手には紅い呪力が集約されその力を増していく。
いま生き残っている雪だるまたちはすべてがきりの直線上の位置に居る。このタイミングを逃す手はない。
きりの左眼が赤色に輝いた瞬間、極限まで集約した呪力を前方に向け放つ。
紅い衝撃波が雪を巻き上げながら雪だるまめがけ迸り、雪だるまたちの頭と胴は分断された。
雪の体は地面へと崩れ落ち、周囲に積もる雪へと同化。
この地に駆けつけたイレギュラーズによって、雪だるまたちは1体残らず沈黙したのであった。
●
雪だるまを全て撃破した後、今回の依頼主である農村にイレギュラーズは集まっていた。
「うおーやろーども! やるぞ雪合戦にゃー!!」
「わーい!」
「オレもオレもー!」
村の広場ではしゃぐのはシュリエと村の子供たち、そしてかなりボロボロではあるが雪合戦の魅力には抗えない洸汰だ。
戦闘をしていたおかげか、シュリエのテンションが上がっていた。ついでに体も程よく温まっているため、ちょっとだけ子供らの相手でもしてやるかと雪合戦をしようと声をかけたのだ。
雪だるまたちが村の周囲を徘徊していたため外で遊ぶことができなかった子供たちは大はしゃぎで外をかけ回り、一緒に遊んでくれるシュリエと洸汰に一生懸命に雪玉を投げつけていた。
とはいえ子どもたちが全員怖がらずに外に出てきたというわけではない。
やはり雪だるまに襲われ怖い思いをした子供らは家の扉から外へ中々出てこれずにいた。
「こんなのはどうだろう」
その子供たちの様子を見たアルクは、子供らが見える位置で何もない空間から次々とおもちゃを取り出し始めた。
バケツにスコップ、様々な形のソリに子供用のスキー板やスノーボード。見たことがあるものからそうでないものまで、それらを見た子供たちは目を輝かせアルクの元へと集まってきた。
よくこの収集癖のせいで意思疎通をしている精霊に怒られるのだが、今日ばかりは怒られることはないだろう。
その様子を見ていた紗夜の元に1人の少女が近寄ってくる。
「一緒に、その……雪うさぎ、作ろ……?」
小さな声でおずおずとした態度の少女。あまり人と会話したり、自分の意思表明をすることが得意な子ではないのだろう。それでも紗夜に話しかけたのは何か子供特有の感じるものがあったのか、単純に話しかけやすいと思ったのか。
紗夜は少しばかり戸惑い、小さく頷く。紗夜と少女は雪合戦の被害に合わない広場の端へと移動していった。
「せっかくだから大きな雪だるま作ろ!」
「ゆ、雪だるまを作る……! 雪だるまって作れるものなんだ!」
それはソアと焔の会話。焔にとって雪だるまだけでなく雪自体にあまり馴染みがなく、雪遊びというものも自体があまりよく分からなかった。
そのためどのような遊びがあるのか教えてもらおうと思い、礼を述べるために出てきた村人たちに聞き込んでいた。そこにソアがその話を聞きつけ、雪だるまを作ろうという話になったのであった。
ソアと焔たちが作り始めた雪だるまを見て、襲われたばかりなのにと呟く村人の声がきりの耳に入ってくる。
「雪だるまが動き出しそうで怖いですか? ふふー、私がいるので襲ってきても心配無用ですよ!」
きりはなるべく明るく振る舞い、村人たちへ安心を提供する。まだ大人ではない少女の姿であるきりが前向きに明るく声をかければ、村人たちもなんとなく納得をしてくれる。
そうしている内に大きな雪だるまが完成し、動き出したりしないことが分かれば雪だるまへの警戒心は解けていくことだろう。
「皆で一緒にあの雪だるまを可愛く飾ってあげましょ! 私が雪だるまを飾るための歌を歌うのだわ!」
華蓮は雪だるまへの警戒心をさらに下げるため、いまだ遠巻きに見てる人たちへと声をかける。
楽しいリズムにのせ、歌いながら雪だるまへ飾り付けを行っていく。その楽しげな様子と、微笑みながら手招きをする華蓮につられ、1人、また1人と雪だるまへと近づいていった。
イレギュラーズは雪だるまを討伐し、農村のケアまでこなして依頼の達成となるのであった。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
雪だるま討伐お疲れさまでした。
年を越す前に不安から解消された村人たちは、この結果にとても安堵したことでしょう。
MVPは重傷者を出さない要となった方へ。
GMコメント
始めまして、天野奈々と申します。
敵は雪だるま12体。
弱点は見た目通り火ですが物理でも倒せます。
雪だるまの脅威に怯える村人を助けるため、皆様の活躍お待ちしております。
●戦場
10センチの雪が積もる村とその周辺
●雪だるまの攻撃
ヘッドアタック:単体攻撃 / 至近
木の腕ロケットパンチ(1体につき2回まで):単体攻撃 / 近接
氷アタック(魔法によりできた氷を飛ばします):範囲攻撃 / 中距離
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
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