シナリオ詳細
<漆黒のAspire>疾く駆けよ、流星が如く
オープニング
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――火急である。
突如前方の空間が歪んだと思えばパシャンと跳ねた水が人の型を成しながら、そう告げた。
「お母様!?」
「う、む……」
水の竜種、メファイル・ハマイイム。彼女の訪いはいつだって突然だ。どうやら彼女は瑛・天籟(p3n000247)のことを『割と話が解る』と思っている節があり、用がある際はこうして唐突に訪れる。
何とか口に含んだお茶で噎せずに済んだ天籟の傍らではオデット・ソレーユ・クリスタリア(p3p000282)が瞳を輝かせ、最近は覇竜では星界獣が多く出現していて危険だからと「老師は大事ないか」と顔を出していたアーマデル・アル・アマル(p3p008599)はあまり変化のない表情で――けれども僅かに見開いた瞳で彼の竜種へと視線を向けていた。
「人の子等よ、滅びがくる」
滅び。メファイル・ハマイイムがそう呼ぶ滅びの気配は、滅びのアークを元とする。滅びのアークはメファイル・ハマイイムにとっても良くないものだ。水が汚れ――水が汚れれば動物も精霊も木々も死ぬ。
己の領分を侵す者へのメファイル・ハマイイムは容赦なく、ただ『摘む』。けれども強き力を前に身を隠す小賢しさを持ち得た滅びの獣たちも多く、そうした害獣等の対処をせよと告げに来ることが殆だ。
「お母様、火急の用事って?」
「来よ」
呼びかける声に背を向け、メファイル・ハマイイムが歩を進めた。
「吾には近寄れぬ場所がある」
「お母様でも行けない場所なの?」
「此度は違うが」
「……集落から出てしまったな」
メファイル・ハマイイムについていくと、ペイトの外まで出てしまった。
だがその理由はすぐに知ることとなる。周囲を見渡したメファイル・ハマイイムが竜の姿となり、背に乗れと促してきたからだ。
「遠く、子等の足では手遅れとなる」
イレギュラーズたちを背に乗せるとすぐ、メファイル・ハマイイムは旅立った。天籟はペイトを守る役目があるから留守番だ。
ぐんぐんと離れた地面とペイト。そして一飛にピュニシオンの森をも飛び越えていく機動力。そんな中でもイレギュラーズたちが目をまともに開けれているのは、薄い水の膜が暴風とも呼べそうな程の風を防いでくれているからだろう。
すぐにヘスペリデスへと至る。その向こうに広がるのは、終焉だ。
高度が下がる。
イレギュラーズたちの視界には禍々しい穴――ワームホールも映ったことだろう。
「この下に集落がある」
「あっ」
そう言っている間にも、小さな集落に何やら大群の亜竜らしきものたちが押し寄せんとしていた。火急だと言っていただけあって、本当にもう集落は目と鼻の先だ。
逡巡は一瞬。誰もがほんの僅かにも猶予がないことを知る。
「行くぞ」
アーマデルが一言置き、そうしてイレギュラーズたちはメファイル・ハマイイムの背から飛び降りた。
命を奪う者たちを止めるために。
救える命を取りこぼさないために。
- <漆黒のAspire>疾く駆けよ、流星が如く完了
- GM名壱花
- 種別通常
- 難易度HARD
- 冒険終了日時2024年03月03日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談5日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
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「俺が正確には『アル・アマルであるアーマデル』であるようなものかな」
びゅうと風吹く竜の背でそう小さく呟いた『灰想繰切』アーマデル・アル・アマル(p3p008599)へと、同意の思念が送られた。
『人の子は苗字というものを付けるそうだが、それは人の子ゆえ』
誰々の家系ですと表すのは人の文化である。精霊であったり長く生きる者であったりにはその『新しい』ものは無く、吾は個であると竜種が告げた。
「さあ、勇者たちよ」
メファイル・ハマイイムが大気を震わせる。行くぞと立ち上がったアーマデルが宙空へと躊躇わずに足を向け、『終音』冬越 弾正(p3p007105)がすぐに彼の後に続く。
「その雄姿、吾に見せてみよ」
――竜は勇者を好む。
飛び降りる寸前で『優しき水竜を想う』オデット・ソレーユ・クリスタリア(p3p000282)に確かに届いた声。金の髪を惹かれた思いで振り返るオデットの視界から、水色の竜の姿は離れていく。
(ああ、お母様。お母様は本当に優しい)
竜種が容易に動けば救うことよりも多くを破壊してしまうことをオデットは正しく理解している。そして人の文明と生活は、人が守るべきであると思っていることを。
「オデットのかーちゃん、素敵だな」
今は亡き偉大な母をもつ『ガイアネモネ』紅花 牡丹(p3p010983)がニカッと笑う。
「うっし、素敵なかーちゃんにいいとこ見せてやりな、オデット」
オデットはええと微笑んだ。
――竜からの信頼を得るのは、特別なことである。
メファイル・ハマイイムとの付き合いも長くなってきている『優穏の聲』ゲオルグ=レオンハート(p3p001983)も、正確に彼女の意を汲んでいた。ゆえに、と風をきりながら、落下地点を見定める。
最初に飛び降りたアーマデル。そして彼に続いた弾正。この地は『アスタ周辺』というこれまでの覇竜の地とは異なる場所だが、『導きの輝石』を持つ彼にはほんの僅かながらに『ただ集落前を選ぶよりも被害が少ない』場所を選べるだろう。
弾正のハンドサインに従いイレギュラーズたちは落下し、集落の前へ降り立った。
「俺達はローレットの使者だ! 君達の命も、生活も守り通す。どうか信じ、落ち着いて避難をしてくれ!」
弾正が声を張り上げ、集落の人々へと呼びかける。
ここは幻の集落アスタ周辺。覇竜の僻地であるため、ローレットという存在も彼等は知らぬし、隠れ住む彼等は今の今まで竜種も見たことがない。
集落からざわりと人々が不安がる気配が伝わってくる。向かってくる不思議な獣(星界獣)の姿は彼等にも見えており、彼等は今、急いで逃げようとしているところだろう。新たに現れた者たちを信じて良いものかも解らない。――その信はイレギュラーズたちが今からその雄姿を示し、勝ち取るものだ。
メファイル・ハマイイムが大多数の星界獣を連れて行く。けれども難を逃れた星界獣と、自らの意思でしっかりと逃れた者が居る。ワイバーン型の星界獣からふわりと重力を感じさせず飛び降りた者だ。
「……人型?」
誰よりも前に出て大鎌を構えた『妖精■■として』サイズ(p3p000319)が小さく呟いた。
紫の髪と角、羽根。それだけを見れば亜竜種だと見て取れる。けれど、最近の終焉に属する獣たちは希望の力や人を食べ、人めいた姿を取る者も少なくはない。滅びと相反するような希望の力でさえエネルギーとする彼等は貪欲に貪りくらい、世界を滅ぼさんとするのだ。
「……亜竜種の方、に見えます」
静かに『救済の視座』リスェン・マチダ(p3p010493)がそう告げるのは、星界獣とともにある女性の赤い瞳が物憂げであったから。獣よりも人たらしめる感情がそこにあるのだろう。
けれど。
「敵です」
「そうね」
「だな!」
はっきりとリスェンが断言し、オデットと牡丹もそれに続く。物憂げな赤い瞳には、星界獣たちよりもしっかりとした『敵意』があった。イレギュラーズたちはそれぞれ得物を構え集落に害が及ばぬように前へ出たり、ゲオルグやオデット、弾正は保護結界やオルド・クロニクルを展開ささせた。破壊しにきている敵の攻撃からは守れはしないが、自分たちの攻撃での被害は出ないことだろう。
「まったく。世界を滅ぼす、だなんて随分と面白くない事を考えている連中だわね」
滅ぼすなら、世界を調べ尽くして得られる知識が尽き、出涸らし状態になった何百・何千年後かに滅ぼして欲しいものだ……と思いながらも他のイレギュラーズたちの目もあるものだから口にはしない『狐です』長月・イナリ(p3p008096)がピンとコインを弾いた。ぱしりと手の甲に抑え込み、被せた手の平を開けば――ああ、女神は今日も微笑んでいる。
(第一ここは未開の地よ?)
ヘスペリデスでさえ覇竜の奥地であるのに、此処は更にその奥なのだ。フリアノンに住まう亜竜種たちはこんな場所に亜竜種たちが住んでいることさえ知らず、ここに住まう彼等もヘスペリデスの向こう側(フリアノン側)のことを知らないはずだ。終焉に限りなく近く、そんな地で集落に住まう彼等が生き残ってきた術(すべ)も、地質も……何もかも『未知』なのだ。だからこそ、イナリは余計に『そう』思った。未知の宝庫を潰すだなんて、なんて愚かしい行為なの?
「行くぞ、弾正」
「ああ、アーマデル」
アーマデルと弾正は星界獣を先に倒すと仲間たちへと告げた。チラリと視線を送るのは、アーマデルの次に反応が早い牡丹。牡丹は視線ひとつで意を汲んで、任せなと紫萱へと戻した視線を外さない。
「開眼、《バロール》!」
燃える銀河のような片翼を大きく開き、破滅の魔眼を『開いた』。
星界獣は範囲内だが、魔種らしき亜竜種の女は範囲外。彼女の動きを待つ。
「ああ、アナタたち。そう、アナタ方がそうね――イレギュラーズ!」
ああいやだ。心底嫌そうに、女は口元を袖で隠して眉を下げた。
女が嫌なのは、きっとイレギュラーズに遭遇したことではない。星界獣がともに居る以上、イレギュラーズたちが駆けつけることは想定内のはずだ。それを踏まえ、女が怪しい行動を取ればすぐに対処が出来るようにと鋭い眼光を向けるゲオルグは問うてみる。
「何が嫌なのだ?」
「……殺せていないことよ」
「集落の人たちを?」
女へと距離を詰めながら問うたイナリへ、女は眉を寄せる。元より憂い顔だが、憂いが増したように思える。きっと肯定だ。
「でも、いいわ」
イナリの《ルーラーゾーン》が突如現れたおどろおどろしい何かに当たった。「死霊だ……」と呟いたのはアーマデルだろうか、それともリスェンだろうか。イナリは厄介そうだと眉を寄せた。
「新しい駒となる新鮮な死体もほしかったけれど、アナタ方でも良いものね?」
「……オデットさん」
サイズがオデットへ《ソリッド・シナジー》を付与すると、サイズ自身は《冬白夜の呪い》に苛まれる。
(制御できねぇ……コアすら凍りきってしまいそうだ)
けれど、それでも。身を苛む寒さに苦しみながらもサイズは前を見る。
(――やらねばならない!)
貫きたい信念があるのならば。
守りたい存在があるのならば。
集落を背後に守るイレギュラーズたちは全員が倒れるまで戦い抜く気持ちでいる。
●
――ドォン!
遠く離れた場所で、大きな水柱が上がった。
(っ、お母様!)
メファイル・ハマイイムが大技を使って『終わらせた』ことを察し、オデットは気を引き締める。
眼前にはまだ星界獣が居る。一体一体が決して弱い訳ではない上に、イレギュラーズたちのエネルギーを喰らうのだ。
「――厄介だな」
「ええ」
星界獣に対する仲間たちへの回復を担当しているゲオルグの声に、オデットが顎を引く。彼等の前方で星界獣たちの半数を引き寄せてくれている弾正に疲労の色が濃い。気力を回復させてもさせても『喰われて』おり、ゲオルグが気力を気にかけていたことが幸いし、保っている状況だ。
厄介だと、ゲオルグの眉間に皺も寄る。
「弾正」
案じたアーマデルが彼の名を口にするが、大丈夫だと信の籠もった視線が向けられる。弾正周辺の星界獣を減らしたいが、《英霊残響:逡巡・怨嗟》や《蛇巫女の後悔》は彼を巻き込むため使えない。気力の消費は激しいが、アーマデルは滅びの時計を早めたかのように一撃を叩き込んでいく。
「――チッ」
牡丹が忌々しげに舌打ちをする。
しかし、それは女――名を聞かれて名乗った張・紫萱(チャン・ズーシュエン)も同じであろう。立ちはだかるイレギュラーズたちの向こう、集落へ向かいたい。それが叶わない。
幾度かの攻撃ののち、紫萱に【棘】があることに気がついたイレギュラーズたちは『丁度持っていた』赫焉瞳をかぶらないように声を掛け合いながら使用することにした。……牡丹以外に所持している三名が星界獣へと意識を向けているため、どうしたってすぐには対処することは出来ない場面も出てくることだろうが。
(まだ時間がかかりそうか)
サイズの視線が星界獣と相対するオデット等へと向けられる。大きな傷よりも気力の消耗が目立っているようだが、それでも倒しきれない数ではない。――だが短期を望むのであれば、もう少しあちらに戦力を割いた方が良かったことは明白だ。
イナリも同じことを考えているのであろう。眉を寄せながらも《三光梅舟》を叩き込む。
「これ以上、先へは進ませません」
リスェンはそう言って、牡丹へと回復を施す。回避の高い牡丹でも攻撃を受ける、命中力。だが近接技を受けるのは苦手なのか、紫萱はイナリの攻撃に嫌そうな素振りを見せ――死霊たちに庇わせている。
(やはり難しいですね)
死霊の開放は出来ないかと試してみたが、魔種である紫萱の方が格段に強いためかなわなかった。
魔種である紫萱の相手を人数を欠いた状態で行うということは、抑えに徹するという心持ちで当たらねばならない。防御を優先した牡丹、そして回復についたリスェンの判断は正しい。
そして、サイズとイナリがBSをいれることで、彼女は此処にとどまっている。
星界獣の数が2体となり、星界獣側に専念していたイレギュラーズが紫萱の対応に回り始めた。それが嫌なのだろう、紫萱がはぁと溜息を吐く。超聴力を持った者は此処には居ないが、もし居たら「今日は諦めるわ」という口内で呟かれた小さな言葉を拾っていたことだろう。
「お母様が行けない場所があると言っていたわ」
それが、アスタという集落?
星界獣を《鮮血乙女》で屠ったオデットの問いへ、「そうよ。竜種は、そう」と言葉が返る。『星の祠』というものがあるアスタは竜種や亜竜を寄せ付けない。――だが、星界獣にはそれが効かない。
「アスタ……」
行ったことがありますと顎を引くのは牡丹を癒やすリスェン。確か方角はと思考を巡らせば、此処よりも更に奥へと向かった先だと思い至る。
「もうステラ様が襲撃している頃だろうけれど、あれは以前もしくじってるのよね。星界獣たちなら近付けて――滅ぼせるのに」
つまり紫萱は星界獣を引き連れてアスタへ向かいながら、ついでに集落を潰していくことを目的としているのだろう。
(あまりステラを尊重していない……?)
イナリは紫萱の言葉に引っかかりを覚えた。どうにも『物』扱いのような物言いだ。
「何故アスタを気にかける」
「ワタシの故郷なの。だからこれは帰郷。ねえ、帰郷の邪魔、しないでくれる?」
アーマデルの言葉に、じめっとした湿度の籠もった声が返る。
「故郷を何故襲おうとする?」
歌唱で味方を鼓舞した合間に問う弾正の傍に居る星界獣も、残すところ一体のみ。それにアーマデルが《ルーラーゾーン》をぶち込み消滅させれば、またも紫萱がはぁと溜息を吐いた。
「……憎いから。嫌いだから。亜竜種もあの集落も、滅んでしまえばいい」
初めて、紫萱が笑った。心の底から、それこそが望みだと言わんばかりに。
笑みをひとつを残すと死霊が膨れ上がり――弾けると彼女の姿はそこになかった。
「……引き際は心得てんのが厄介だな」
チッと舌打ちをした牡丹へ顎を引き、ゲオルグがリスェンとともに疲弊した仲間たちを癒やして回る。サイズとイナリは敵の追加がないか、周囲の警戒に当たった。
(ヒトも死者も変わりはしない、いつ逝くか、逝ったかという時差があるだけ)
アーマデルの守神は死者の旅路を見送るものだ。殺した魂を奪い――集落で殺害を行えなかったため死体を駒とはしていないが、その性質を持っているのだろうと見定め、アーマデルは彼女が操っていた死霊を思い瞳を伏し、そんな彼を案じる顔で治癒を受けている弾正の肩へと頭を預けた。
「お母様!」
戦闘の終了を察してメファイル・ハマイイムが姿を見せれば、オデットが駆けていく。
竜種は基本的に人の味方ではない。馴れ合うことを好まないメファイル・ハマイイムは集落へ残る者を残し、帰還を望むものだけを連れてまた飛び立つだろう。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
あとがき
紫萱を懸念していなければ、紫萱はイレギュラーズたちを飛び越えてまっすぐに集落へ向かって襲っていました。
警戒して行動していたため、集落への影響は出ておりません。
慌てて逃げようとしたことで怪我をしたりとかその程度なので、残ったイレギュラーズは治癒や壊れた物の修繕をしたことでしょう。
お疲れ様でした、イレギュラーズ。
GMコメント
ごきげんよう、壱花です。
こちらは覇竜でのお話となります。
●成功条件
『張・紫萱』の撤退
●シナリオについて
十数名程の亜竜種が住まう小さな集落へ大量の星界獣たちが迫っています。
星界獣たちが一斉に押し寄せていくだけで集落は潰れ、そこに住まう人々の命も潰えます。
あなた方はメファイル・ハマイイムの背から飛び降り、交戦することとなります。あなた方を降ろすとメファイル・ハマイイムはすぐに人型となり、大多数の星界獣たちをギュッと水の檻に閉じ込め、皆さんから離れてくれます。
取りこぼした星界獣たちはあなた方なら倒せると、メファイル・ハマイイムはこれまでのあなた方の活躍から信を置いております。
●フィールド『アスタ周辺小集落とその周辺』
十数名程の亜竜種が住まう小さな集落。土作りの家と水場があり、他は特に何もありません。
集落は亜竜を阻む用の木の塀がある程度で、星界獣たちには何の抑えにもなりません。
住民たちは突然の星界獣たちの襲撃と竜種の出現に腰を抜かしています。
飛び降り地点は、集落の前でも集落の中でも、皆さんで相談して決めて調整して飛び降りてください。
●エネミー
○張・紫萱
元亜竜種の暴食の魔種です。魂を食らいます。
こんな世界は滅んでしまえば良いと思っており、亜竜種という種族のことも竜種のことも『アスタ』のことも嫌っています。目的を持って集落を次々と襲っていっています。
呪術めいた技を使用し、死体等は彼女の駒となります。また【棘】が常に付与されているようです。
星界獣たちが居なくなると撤退します。
○星界獣 … たくさん
無差別にエネルギーを喰らう飢えた獣です。ワイバーンを喰らって成長したため、ワイバーンの形で飛んでいます。
完全人型が1体居ます。とても強いですが、メファイル・ハマイイムが相手をします。また、殆どの星界獣も彼女が引き受けてくれるのですが、水の檻から零れ落ちた分(10体)は、イレギュラーズたちへと向かってしまいます。星界獣の好物は『希望の力』――つまるところイレギュラーズたちが持つ力であるため、星界獣はそのエネルギーを得ようと襲いかかってきます。
●メファイル・ハマイイム
竜種。将星種(レグルス)級、本性は30m程の美しい水竜ですが普段は女人の姿を取っています。
苗字等はなく上記の名前でひとつの名前です。省略は勝手に愛称をつけることなり、機嫌を損ないます。
本性の方で戦うとどうしても皆さんを巻き込んでしまうため、人型で動きます。彼女にとって人間はか弱く脆い存在なので、彼女の方で出来るだけ距離も取ってくれます。
魔種よりもずっと強い存在なので心配する必要はありません。が、星界獣を多く相手にすると流石に疲れてしまうので、引き受けた分を倒し終えると休憩します。
●EXプレイング
開放してあります。文字数が欲しい時に活用ください。
今回は関係者さんの採用はありません。
それでは、イレギュラーズの皆様、宜しくお願い致します。
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