(書棚に適当な本(もの)を入れていく)
(殆どが異世界のものだ)
(――秘宝)(――写本)(――断章)
(etc)(etc)(そのまま奥へと融けていく)
(同一奇譚)

地球……聞きなれない世界ですね。さっそく読んでみます
お疲れ様です。気を付けて帰ってくださいね

（早速本を読みふけり始めたようだ）

地球という異世界の神の国についての神話のようだからね。
適当に摘んで見るにはいいんじゃないかな。

さて、布も乾いたし、帰るとするかな。
お疲れ様だよ。

そんなものまであるんですね。宗教に関してはあまり詳しくないのですが、中々興味深い題材みたいですね…後で私も読んでみましょうかしら

異世界から流れ着いた宗教書のようだね（パタンと閉じる）

あら、その本は…（興味深げに眺める

―――神が御子を世に遣わした。
世を裁く為ではなく、御子により、この世が救われる為に。
（適当に開いたページの適当な部分を朗する）

ま、それが学問に供する図書と、収集した図書の違いってところだ。
誰にとってもわかりやすいもの、言語が共通しなければ、それは図書館として機能しない、というわけだな。
整理してくれれば、僕も利用可能になるかも、ね。
（一冊の埃を被った本を拾い上げつつ）

こういった場所で司書をするのも悪くないなぁ…と思うぐらいには、気に入っている場所ですけどね
大体こういう状況にしてしまうのって、自分はわかっているから…というところはあるらしいですからね

整理のほうは依頼の無い間に進めて、利用しやすくしたいなぁ…なんて思っていますね

なるほど、随分ジャンルが無造作だと思ったけど、蒐集家の部屋だったのか。
本というのは整理しなければ紙の束に過ぎないからね。
図書館学、という学問も存在するぐらい、分類は必要不可欠だ。

ええ、いろんな本を集めていた人が使わなくなって、荒れ放題になってしまっていたのですけど
今は私が借りて本を自由に呼んでいい代わりに、掃除と管理をさせてもらってますね

量は本当にすごくて…整理する前は足の踏み場もなかったんですよ

本、本か。
そういえば、ここが書斎だって言ってたね。
随分な量だな。

あら、そうなんですね。
作業はここでやっても大丈夫ですよ、集中するならば私も本に集中しますので

住んでいる場所が違うからね。
一人で帰れるならそれでいいさ。
布が乾いてくれれば……いや、もういっそこの場で縫い付けてやろうか……？

あら…追わなくて大丈夫ですか？

あー、一人で帰ったか。
まあいい、まだ紅茶を飲み干してないんだ。

ふふ、お二人はとても仲良しなんですね。
ここはまだしばらく整理は終わらなさそうですし、私も在中することは多いと思いますから、いつでも訪ねてきてくださいね

寝るなら送るよ。
幸い雨も止んできたようだしね。

マリエッタさん優しい……。
人様の場所で寝落ちしちゃうのどうかと思うのでお先に失礼するね……！
雨宿りとか暖炉とか紅茶とか色々ありがとう……！

アトさんおやすみだあ……。

そんなにしっかり整えられるものなんですね…
あ、フラーゴラさん。もう遅いですしそんなに無理はなさらず…！

うとうと……。はぁっ……！
だ、暖炉が心地よくてつい……。まずい……

元はボロのクロークだよ。
ローレットからタダで貰った。
これを色々と自分で改造して、今に至る感じ。

へぇぇ…凄いですね。そんな工夫で鎧並の硬さと環境変化に耐えうるものなんですね

魔法はそうですね。今のところは色々と覚えられています…ので、多分得意なんでしょうか？（あまり自身は無さげな様子を浮かべる）

ええっアトさんの手作り……？！
仕立て屋さんのオーダーメイドとかじゃなくて……？！

へえー……。へええ。
アトさんワタシにも何か作って欲しいナー……。

ふむふむ……魔法は得意で才能あるのかな……？

よいしょっと……。(暖炉の薪を軽くかき混ぜる)

僕のクロークは僕が改造を重ねて作ったものだ。
魔法の生地を張り合わせたり切り取ったりして工夫している。
ナイフの刃は通さないし、暑さ、寒さ、湿気と諸々の状態に耐性を持っている。

魔法の生地のクローク…なんだかすごそうですね
どんなものになるんでしょうか

料理は…ええと、何というか、料理中にうっかり焦がしちゃうぐらいなんですけど
いつもはしっかり作れてるので安心してくださいね…！

魔法の本は難しい…ですけど、不思議とあっさり理解できてしまいまして

料理は最近上手く行くこと多いけど……ワタシも失敗する時ある。
作りすぎちゃったり。慣れない火元だと焦がしちゃったり。
お肉とか生焼け怖いしねえ……。

魔法の本はあんまり読んだことないなあ……。
最低限使えるのだけといった感じ。
ふむ、それもいいねえ……。ワタシも読んでみようかな。

アトさん手芸出来るんだ……？器用だから出来ちゃうのかな？
そういえばいっつも同じフード付きマント、クロークだねえ……。

へええ。マリエッタさんのギフトもいいね？
ワタシもダンジョンで清潔に出来るようなギフトがよかったかな……？
ぴかぴかシャボンスプレーあるけどね。

実際に依頼で学ぶことは多くて…皆さんの経験と知識は本当にすごいな…と思ってます。
ギフトは…私のはあまりよくわからないものですけど、汚れても汚れてないように見えるような…そんな感じらしいですね

ええ、こんな部屋を借りたいな…と思うぐらいには
絵本と料理…小説。ふふ、私もそのあたりはとても好きですよ、料理は時々失敗しちゃいますけど
戦術や魔法は最近ですけど、読むようになりましたね

好意に甘えて頂くとしようか（ずず……）
うん、いい香りだ。

買ったのは布地さ。
魔法の品で、クロークをこれで補強するのさ。

いいねえ。ワタシも覚えようかな……？便利。
ギフトで使うマッチ湿気ると困るからね。

本好きなんだねえ……！
ワタシも絵本とか好き。あと料理本とか小説とか？
戦術の本を読むときもあったよ。

ええ、最近依頼先で必要になったので覚えてみたんですけど、これが結構便利で……

はい、本を読むのは昔から好きだったみたいで、気が付いたらいろいろ読んでいるんですよ

へぇ、保護魔法で？
ワタシも紅茶はストレートで……。わぁいい香り……。(一口飲む)
ふぅ。マリエッタさん本好きなのかな……？

ぶるぶるってしたいけど我慢我慢……。
アトさん何買ったのー？

ありがとうございます。とはいえ本はある程度魔法で保護しているので、直接燃やしたりしなければ少し位濡らしても大丈夫…らしいですよ
私も全部は把握できていないのですけどね

あ、紅茶は用意してあるので、自由に飲んでくださいね。私の好みでストレートしか用意してないので、必要なものがあれば言ってくださいね

有り難い。
物を乾かせればそれでいいからね、十分さ。
（買い物袋を暖炉際に置きつつ）

わ、ありがとうねえ……！

(ぬぐいつつ)わぁ……ハンカチ雑巾しぼり出来そう……
本濡らさないようにしなきゃ

あ、あはは…すみません、一気に崩しちゃって。でもこれで暖炉に火が入れられますので、ちょっと待っててくださいね（本を横に動かし、空間を作って暖炉に薪をくべて火をつける
本が多くてあんまり火は大きくできなくて申し訳ないのですけど、これで暖まれるでしょうか

（バサッとクロークをウォールハンガーに掛ける）
ふぅ、一心地……何やってるんだね。

あっ、あわーーー……？！マリエッタさーん？！

暖炉…あ、ちょっと待ってくださいね。確か本に埋もれ…あっ(片付けようとして本の山が崩れて埋もれていく姿が見える

ありがとう……！お邪魔しまあす……。
紅茶も頂いていい？

髪乾かさないと風邪引いちゃうかも……ふぁ、へくちっ！

まあ……暖炉とか貸してくれると助かるかな。
今日は冷えてるし。

宿…というより整理の終わってない書斎ですね。でも、紅茶があるので温まっていきますか？

ええ、構いません…けど、お二人とも大丈夫ですか？

うぐぐ……思いっきり濡れてしまった……。
おや、マリエッタ……そこが君の宿か、いい家構えだね、ハハ……。

あっマリエッタさんだあ……こんにちは……。
あのあのよかったら雨宿りしていい……？

アトさん久しぶりだあ……えへへー