PandoraPartyProject

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 石神地区は現代日本の『田舎』にフォーカスを当てて作成された拠点の一つである。其れらしさの付与の為に土着信仰というスポットを住民に与えた所、面白い結果が得られた。
 突如としての召喚と余儀なくされた異界での生活に馴染めぬ者達は架空の神を存在しているかのように祀り始めたのである。希望ヶ浜には精霊と似た悪性怪異と呼ばれる存在が事象より発生する事が多い。それ故に、この地区では『架空の伝承』から組み立てられた悪性怪異:夜妖<ヨル>の発生が頻繁に観測されている。

 ―― 山に棲むと謂う事(著:佐伯製作所 石神研究室)より

 去夢鉄道で石神地区へ向かったでしょう。秋祭りに行ったでしょうでしょう。
 そもそも、そこはダムに沈んだはず。本来ならば存在しない場所であったのに。
 どうして。
 どうして。
 どうして。
 どうして。
 どうして―――来てしまったの?

 いいえ、いいえ。わたくしは歓迎していますよ。それにこれは非常に在り来たりな話です。穴の向こうには夜妖やモンスターが内部に潜んでいるだけかもしれない。
 何の変哲も無い穴です。よく見て下さい。普通の穴でしょう?
 昔は死体の運搬に使われていたとも云いますが……なーにも怖くもありゃしません。
 神様なんて、居るわけないじゃないですか。
 祟りなんてないですよ。占ってみましょうか。じゃあ、僭越ながらわたくしが。

 こっくりさん、こっくりさん――――


どうぞおいで下さい。もしおいでになられましたら『はい』へお進み下さい。

これまでのファルベライズ / これまでの再現性東京

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