さわさわと、日がな降り注ぐ噴水の水滴が見目にも麗しい。

溜め込んだ気持ちがいっぱいになった時、気紛れに彼女はここで歌っている。

楽しそうに歌う悲劇。
不思議そうに歌う愛の歌。
聞いてどう思うかはご自由に。

※
カタラァナがひたすら歌うスレッドです。
お返事を返すのは稀かも知れません。
投げ銭はお気持ちで。

ららら～らぁら～かたらぁな～♪

そこぬけばけつ　いけのなか
なにがみえた　じゃりみえた
そこぬけばけつ　かわのなか
なにがみえた　さかながみえた
そこぬけばけつ　うみのなか
なにもみえない　まっくらけ

（噴水の端に座り込んでいた青年がコインを指先で弾いて何処かに歩き去っていった。）

グラツィエ　シニョーレ！

おいらぬぐのさ　かわのふくを
おいらぬぐのさ　にくのつめわた
そっとはずした　ほねかざり
あとはベッドに　ならぶだけ

おお　なぜなくのシニョーラ
おいら　ここにいるよ
おお　きいてくれよシニョーラ
おいら　やすんでいるんだぜ
おもいにもつは　おろしたよ
だからすこしの　さよならさ♪

ホーム　スイート　ホーム
にもつを　おろして
まくらに　よこたえて
きいてあげるよ　おはなしを
これまでなにが　あったかを
だからおやすみ　ぼうや　いいこにしてれば
うたってあげるよ　ねむるまで♪

（コインを一枚投げ入れようと……したがどこに置くか迷っている）

グラツィエ～♪
（陶器の平皿を指でちんちん叩きながら）

（平皿へコインを置き、小さく拍手）

　

(シンテザットーレに付いたツマミをぐりぐり動かしてぶいぶい金属音のようなヒビの行った音を出した。ビートは単調な四つ打ち。)

まわる まわるよ つきひは まわる
すすむ すすむよ とけいは すすむ
どんなに いまが たのしくて
はりを とめても すすむんだ
むかう ばかりか もどりも しない
もどって ゆくのは はりばかり♪

（拍手をして、お札を平皿に置いてく）

グラツィエ　ミッレ、シニョーレ♪

ぼくの　もらった　たくさんのこと
からまりあった　ごろごろけだま
ぼくの　なくした　たくさんのこと
きれいにみがいた　つるつるだんご♪

きらいと　きらいと　きらいのはての
みつけた　すきの　かがやきの
すきは　きらいと　きらいのあいまに
きらい　きらいの　ごさんめれ♪

(そっと金貨を1枚供える)

だいじに　とって　おくものと
すぐに　だすべき　きりふだと
それらは　きっと　おなじもの
おなじ　だけれど　ちがうもの♪

ああ――
ああ、ああ。
かくて　うみは　きばをむく。

（噴水にコインを1枚、投げ入れた）

……。
（誰もいない噴水にちらと目をやったあと、すぐに去っていった）

………（キョロキョロと辺りを見渡して、悲しそうな表情で金貨を噴水に投げ入れ去っていった。)

ふむ…。
わっちは貴女と碌に関わることはありいせんでした。
貴女の歌を聴くこともなかった。
だからというわけではありやしませんが…。
貴女の死を悼む心算はありはしないのでごぜーます。
貴女は…本望だったのでごぜーましょう？
それに残された方々は…貴女の片割れはきっと大丈夫。
それは貴女が一番よく御存知でござりんしたかね？(語りかけるような独り言)

…………。
（誰も居ない事を確認してからギフトを使用。生前の彼女の歌を流し、1人、嗚咽を漏らす）

（暫く来なかった事を詫びる様にコインを噴水に投げ入れる）

（今日もまたコインを投げ入れに来る）

ここに来ても何も起こらんぞ。

んなぁ事は分かってるよ。
ただ…足が向いちまうだけだ。

……呆れたやつじゃ。
おい、こっちこい、こっち。
我の家に行くぞ。

クレマァダん家？
………了解。んじゃ、お邪魔させてもらうよ。
そっち行けば良いんだよな？
（クレマァダの方へ歩み寄る）

応とも。
（近づいてきた襟首を掴んで、ぐいっと引き寄せて、ごちんと頭突きを食らわせながら目を覗き込んだ）
叩きなおしてやるわ！！！！
来いこわっぱめが！！！！！

（そのままずるずると、引きずり去って行った）

痛ッ〜〜！？何すんだ…てめ…近ッ…！？ってはぁ！？
ちょ、まっ、はぁぁぁぁぁぁ！？
（困惑しながら抵抗という抵抗をせずに引き摺られる）