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ギルドスレッド

オーストレーム診療所

【雑談2】診療所内部

簡素なベッドが2つ。片方はアクセルが寝る用。

後は机と椅子と薬棚。無口な闇医者はそこにいる。

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そうか。……闇医者には、都合がいいかもしれないな。
好き好んで呪われたいとは思わないが、私も表を堂々と歩ける職業では無いからな。普通の医者がまともに近付かない場所に、私の需要がある。
まともに近づけない……(しょんぼり)
まぁ、先生聞いてる感じ旅人さんぽいし、イレギュラーズなら大丈夫だよね、多分。
……呪われた場所というから、その様な認識だった。気分を害したなら、すまない。
嘘でもないから大丈夫!まわりの人はあんまし危機感ないけどね。
それじゃあ早速ーー……?
(案内しようと息巻いたところで耳をピクつかせる)
先生、なんか変な音しない?
ごぼごぼ、って……。水の音かなぁ?
(恐らくバスルームなどの水まわりのどこかの音だろう。確かに少しずつ水に空気がこもったような音がする……。)
……元が廃屋だからな。水周りが何処か不具合を起こしている可能性があるか。少し見てくるから、個々で待っていてくれ。

(そう言うとバスルームや台所など水回りの設備を一通り確認しに行く)
(確認しに行った先、バスルームに近づくと水の音が大きくなる。
ゴボ……ゴボ……ザッバァア!!)
…!

(流石にこれは変だぞ?と思ってバスルームを細く開けて中を伺う)
(張られた湯船の中から服を着たままの大男が顔を出している)
…………。
……な、っ…!?

(なんですか、誰ですか貴方、と言いたかったのだがびっくりしすぎて言葉が出てこない)
いやはやビックリしたな。
本当に使えるのはいい事だが、コントロールが効かないのが今後の課題か。
(まるで湯船で寛ぐようにバスタブの外に足を投げ出し、組んで)

君はここの家主か?すまない、私は怪しいものではないんだが。
……誰だ。(かろうじて出た言葉がそれだった。なんと言っても、この闇医者はこの世界で知り合いが少ないのである。もちろん相手のことなど見たことが無い)
ハインツ=S=ヴォルコット。月刊ヌー大陸の編集長だ。
名刺は……おっと、濡れてしまったな。湿った手で失礼。
(とバスタブに浸かったまま手を伸ばして握手を求めようとし)
…記者か?なぜこのようなところに。
(自然と声が硬くなる。闇医者にとって記者は警察とマフィアの次に警戒すべき存在だ)

……それより、風邪を引く。
(とはいえ、風邪を引いても気の毒だ。差し出された手を掴むと鉄騎種の大柄な男、という条件を物ともせずゆっくり引っ張り上げる)
よくぞ聞いてくれた。
先日ちょっといいとこで仕入れたオーパーツ(仮)が機能しないかあれこれ試してみたんだが、
その結果気付けばここに飛んできていたという訳さ。
全く、ネタにするにも訳がわからなすぎてネタにし辛い事このうえない!

……おっ。(手を掴み返して軽くシェイクするつもりが、引っ張り上げられると目を見開く)
驚いた。ガタイはいいと思ったが大した力持ちだな。
オーパーツ?よくわからないが……偶然、入り込んだということか。
(微妙に胡散臭いが、否定するほどの材料もこちらにはない。タオルを用意しようと診察室の方へ手招く)
そう、オーパーツ。この混沌には未知の道具や噂がいっぱいだ!知らなければ損というものさ。

(招かれるがままに診察室の方へ。床を濡らしすぎないように気遣いつつ歩く)

偶然。そう思ってはいたが、はてさてそこに居る顔見知りたちとの出会いは偶然かな?
よう、久しぶりだぜお坊ちゃん。
夢見がちな性格はいい加減治ったかよ?
……また知り合いか?
(タオルを用意しながらトカムに尋ねる)
紹介する予定だった貴族だよ。まさか本人から直々に来るとはな。
…!(そんな“偶然”が…?と考え込んで眉間に皺が寄る)
!?……百人隊長殿がどうして此処に?
そうえいば"例の事件"でも姿を見かけたが、その時は話す機会もなかったな。
(トカムがいる事に驚いた様子だったが、ちゃかすような言葉に眉間の皺を寄せる)
夢見がちではなく好奇心が強いと言ってくれよ。俺は相変わらずさ。

それより紹介というのは?
……。
(じっと剣呑な雰囲気でハインツを見つめる)
(実際はなんと言葉を切り出したらいいか困ってるだけである)
……。
(アクセルの視線に気づいてそちらを見る。考え込むように腕を組んで)
ふむ。なるほど……。状況は大体察した。
本当か?(まだ何も提示していなかったので、流石に驚いたような表情になる)
お前さんの……ヴォルコット家の力を彼に貸して欲しい。
……アクセル。アクセル・オーストレーム。医者をしているが……私は旅人でな。ろくに設備を買う金もない。それで、スポンサーをつける話が持ち上がった。だが見ず知らずの人間に見返りがあるかもわからないのに出資するのもどうかと思うから、気が乗らないなら断ってくれてもいい。(タオルを渡しながら表情1つ変えずきっぱりと)
医者?なんだ、てっきり軍人と白衣のやばそうなのが居るから怪しい軍事実験に出資しろとか言われてるのかと思ったぞ。
(まったくオブラートに包まずズバッとのたまう。貰ったタオルで体を拭きつつ)
アクセル、事情は分かった。君はこれからも一人でやっていくつもりか?この混沌は原種だけではなく、あらゆる種族が行き交っている。
たとえば俺みたいなオールドワンは、普通の治療に加えて技師のような技術がないと治しきれない場合があるし、身体の仕組みがそもそも人型ではない奴までいる。
この世界で医療に携わるのは、なかなかに茨の道だぞ?
医者、仕立屋、鍛冶屋、工兵、技師、猛獣使い、エレメンタラー、サモナー、プラントマスター。現状、この世界で医者を名乗るそうに必要そうな素養はそのようなところか。ーー医者を含め、私はこのうち5つ、心得がある。
ヒュウ♪やるねぇ。(茶化したような言葉を投げつつも感心したような声で呟く。ハインツの方を見て)
俺は軍属をやめちまった身だ。今や守るモンもねぇし、やる事もない。
アクセルを支援してくれるなら、俺の槍をアンタに預けてもいいんだぜ。
覚悟は口だけじゃあないって事か。なるほど、ガッツのある学者は好ましい。

たまにダンジョンに潜る身としてはトカムの力を借りれるのは悪くないが、出資する事で君からはなにか見返りがあるのか?アクセル。
この世界に来てからは、不思議なこともあってな。元々は医学しか能の無かった私でもなんとかやっていけている。

トカム、その必要は無い。私は君に仲介を頼んだが、その申し出は仲介の領分を越えている。

見返り、か。医者の見返りといえば治療くらいだ。だが優先順位(トリアージ)を覆しての治療は出来ない。だから見返りとしてはほとんど期待ができないと言っていい。後はーートカムを連れて行こうとした、その…ダンジョン?…に同行することか。あまり、診療所を頻繁に開ける事は出来ないが……。
ふむ。(トカムとアクセル、それぞれの話を聞いた後、腕を組んで考え込む)

出資するだけの資金はある。が、今のこの診療所には致命的に足りないものがある。
それを揃える事が出来たなら考えてもいい。
事務員だ。

極論を言うと、アクセル。君は交渉が下手くそだ。
資金が潤沢になった後の対外的な経営計画の説明や、機材の導入にあたりお前さんを窓口として立たせるのは経営者として物凄く不安になる。

君も診療所の規模が大きくなるほど治療に専念できないのは困るだろう?なら交渉役を用意すべきだ。
(全部ヴァッツァがやってたからなぁ、それ…(´・ω・`)みたいなことを考えている)

…その通り。私はこういう交渉は苦手で、本当に医学しか能が無い。経済学を学んでいた私の友人が資金を出すついでに色々面倒を見てくれていたのが実情だ。

だが……事務員か……。……どう募集をすればいいものか。
仲介の域かどうかは関係ねぇよ。ダチなら助け合いだろ?

その事務員ってのは俺じゃ厳しいのか?ハインツ
トカム、お前さんには警備員をやって貰いたい。
アクセルみたいなタイプは悪人だろうと怪我人は治しちまうだろう。ゴタゴタをなんとかするのがお前さんの役目だ。

んー……街角でスカウトでもしてみたらどうだ?
俺は、俺の為に友人が拘束されることは望まないぞ、トカム。(少し困ったように眉を下げて)

襲ってきた人間を大人しくさせる(物理)のはできるが……。街角、か……。イレギュラーズ…?が集まっているのは見たことがあるが、いつも通り過ぎていたな。そちらを当たってみるか……。
友情は美しきかな、ってやつか。

俺の方はいつでも間口は開けておく。方法は問わないが人員が確保できたらまた誘ってくれ。
アンタはなんだかメアリアンと会う前の俺に似ていてほっとけないからな。

……嗚呼、そうだ。タオルありがとう。
(ひとしきり拭き終わり、タオルを畳む)
……そうか、わかった。タオルは適当に置いておいてくれ。それから話を聞いてくれて感謝する。あなたに会えたのは幸運だった。
幸運?まさか。ヴォルコット家は貴族の中でも鼻つまみ者さ。なにせ交易で胡散臭いマジックアイテムを集めて財を成した成り上がりだからな。

まぁ、いい報告を楽しみにしているよ。
(タオルを置くとそのまま事務所の方へ帰っていった)
あっ、待ってハインツ!ぼくも帰るー!
(ハインツの肩に乗って一緒に退散)
ーー家ではなく、あなたに会えたのが幸運なのだが。(軽く手を振って見送りながらぽつりと)
またなー二人とも!
(手を振った後、ベッドの上で考え込む)事務員かぁ。また新たな問題が見つかったが、それさえ見つけられりゃパトロンもつくんだろ。悪い話じゃなかったな。
ーーだが、実際のところ闇医者の事務員をやりたがるものなどいるだろうか?
……四の五の言っても仕方ない。街角に行ってくる。

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