PandoraPartyProject

ギルドスレッド

キャリー喫茶店

【個別RP】互いの得物のお話

▼ある休日。市街へと足を伸ばしたアグライアは見覚えのある顔に偶然遭遇する。
 話し込んでいた所、互いの得物の話になり――。

※アグライア=O=フォーティスとエイヴ・ベル・エレミアの低速個別スレッド。

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(無辜なる混沌に召喚されてからしばらく。住む場所も働く場所も見つかり、穏やかな生活が送れるようになってから初めての休日。見聞を広めるべく普段はあまり立ち寄らない市街へと足を運び、何をするでもなくのんびりと散策する少女が一人。)
やっぱり規模が大きいですね。お祭りというわけでもないのにこの人気ですから、またこの前みたいにはぐれないよう、しっかり道を覚えないといけないですね。
(少女は思案しながら周囲を見渡す。市街は活気こそあれど物騒な様子は見当たらない。念のためにと腰に下げてきた剣鞘も不要だったかな、と思いつつ石畳を踏み道を歩いて行く。)
(人々が行き交う市街を歩く人影がもう一つ。その行き交う人々と比べると装いは明らかに異質だった。だというのに誰も彼を気に留めることはない。)
おや、あれは確か喫茶店の。
(道を歩く少女の姿が目に入る。直接会話したことはないが見覚えがある顔だった。
そして彼は少女に近付く)
こんにちは。
(傍から見れば唐突に、いつもと変わらぬ調子で挨拶した)
わっ!?(意識の外から突然話しかけられた事に少女は驚き、目を見開く。飛び退るように一歩二歩と距離を取り腰の剣に手を伸ばす。と、そこで話しかけてきた人物を改めて見やる。)
……喫茶店の。(それなりに長い間が空き、話しかけてきた彼の事を思い出そうとする。純種とは明らかに違う服装、雰囲気。確証はないが最近喫茶店を利用していた客の一人だったように思う。)こんにちは。確か喫茶店を使われていた方ですよね?(警戒を解き、カシャンと音を立てて抜きかけた剣を鞘に戻す。)
(相手が驚き身構えるのを見てああ、またやってしまったか。と気付く。彼は日常的にギフトを使用して行動する癖があり、そのまま人に話しかけて驚かれるといったことがままあった。)
驚かせてしまったようで申し訳ない。
その通り、最近喫茶店を利用させてもらっている。
(何かを考えるように間を置く)
…エイヴ、エイヴ・ベル・エレミアというしがないドーナツ屋の店員。
え、あ、はい。アグライア=O=フォーティスです。(突然の自己紹介に困惑しつつも名乗られたならと自らの名を告げる。)ご存知でしょうけれどキャリー喫茶店の従業員ですね。(見習いが頭に付きますけど、と小さく付け足しながら会釈する。)
それでエイヴ様は此処で何を?(言いつつも改めて見た彼の装いは、幻想でよく見るそれとは掛け離れている。彼も旅人なのだとしたら自分と同じような理由なのかな?と思いつつ、少女は小首を傾げる。)
(名乗る際困惑する様子を見せた事に気付き自らの言動を振り返る、確かに一般的に見れば名乗るのが唐突だったかもしれない。)
困惑させたようですまない。
アグライア=O=フォーティス、喫茶店従業員。確かに記憶した。(会釈を返す)
(此処で何をという質問に対しまだ警戒させてしまっているのかもしれないと考えつつ返答する)
私は此処で地理の把握、及び情報を収集するための散策をしていた。
私はまだこの世界に来たばかりでこの世界の情報が不足している。
例えるならば名すら知らぬ物語の世界に突然放り込まれたような状態。
(何かに気付いたようにアグライアを見て)
アグライアさん、君は見たところブルーブラッドのようにも見えるけどこの世界の出身?
いえ、驚きこそしましたが別に気にしていませんよ。(実際話してみればそういう話し方なのだろうと納得もできた。どうやら悪い人では無さそうだしと、はにかむような笑みを浮かべる。)
地理の把握、情報収集…と言う事はエイヴ様も旅人なのですか?私も今日は色々見て回ろうと足を伸ばしているので、凄い偶然ですねっ。(エイヴ様"も"と少女は言う。同じような境遇の旅人を前にして嬉しそうな表情を見せ、合わせて耳と尻尾がパタパタと揺れる。)
えー、と…そうですね。(エイヴの問いにやや詰まったような、歯切れの悪い返事を返す。)獣の特徴を持っているのは確かなんですが、この世界の出身では無いので獣種ではなく旅人という扱いになりますね。(私もつい最近の大召喚で此方に来たんですよ、と少女は笑う。)
そう言ってもらえると助かる。(口調はいつもと変わりはないものの、つられたように顔に微笑みが浮かぶ)
然り、私は旅人。そして君も旅人、ちょっぴり残念。(残念そうには見えない感じに言いながら揺れる尻尾を見て思わずかつて飼っていた愛犬のことを思い浮かべる。流石に失礼なので直ぐに記憶の奥にしまったが。)
この世界の育ちならば情報収集の手間が少し省けるかもしれない、という思惑があった。
大召喚、多くの旅人たちがこの世界に来た日。私がこの世界に来るよりも前に起こった事象。
そうなると君は私の先輩、ということになる。…アグライア先輩?(淡々としているが気持ち冗談めかした口調で言う)
私は同じ旅人の方に会えて嬉しいですよ?(エイヴが思い浮かべた事など露知らず、純粋に同じ旅人に出会えたことの喜びを言葉にする。)
せ、先輩ですか…(冗談めかしたその言葉は初めて聞く言葉だが、そのニュアンスはとても好いものに感じ、にへらと表情を崩す。けれどと軽く咳払いして話を続ける。)
確かに召喚されたのは少し前なのですが、実のところ私もあまり詳しい訳では無いのですよね。数千人規模の召喚で、様々な場所、或いは世界の壁を超えて人が集められたこと。世界終滅を防ぐという目的が有るらしい、という程度で。(先日ギルドで受けた説明を思い返しつつ、簡単なさわりを話す。)ともあれお客様のままでは居られませんし、こうやって足で情報を集めているのですが。(今のところ目立った情報はないですね、と軽く嘆息する。)
……ところで随分と変わった装いですが、エイヴ様の世界だとそれが普通の服装になるのですか?(自分が、或いは周囲の人々が着ているような普段着とは随分と印象が異なる。世界が変われば常識が変わるのも理解しているが、気になったこともあり質問として言葉に出す。)
あ、いえ。別に貶している訳ではなく機能性重視なんだなー、と。(不躾な物言いになってしまったか、とやや慌てて言葉を続ける。)
同じような境遇の人と知り合えたというのは確かに嬉しいもの。(特に彼女のように純粋な少女に見知らぬ場所は不安も多いだろう、と彼は思う。彼にとって見知らぬ土地は日常のようなもの故に麻痺した感情である、流石に見知らぬ世界というのは初めてだが。)
(崩れた表情を見て悪い気はしなかったのだろうな、と思いつつ咳払いの後に続く話に耳を傾ける)
世界終滅。数千人規模の召喚が意味する多数の世界の存在。この混沌に来る前ならば正直冗談だと思っていたところ。まぁ実際こうやって私がこの混沌に立っている時点で信じざるを得ない、頭が痛い問題ではあるけれど。
(目立った情報はないと嘆息する彼女に感心する。)そうやって自分の足で歩いて情報を集めるのはとても良い事、私から見れば好ましい。(人と言うのは受動的な場合が多く、情報を待つものである。それを悪いものとは思わないが能動的に情報を集めようとする姿勢は彼にとって好意的に思えた)
(服装のことについて聞かれ少し考えるように間をおく)…この服装は私の世界でも一般的ではない。私の世界でも一般的には戦闘用の服装として認識されている。この服は防具であり、同時に兵士であることを示す服装でもある。
正直信じられませんでしたし、具体的な帰還の目処が立たないのも頭痛の種ですね。一日二日でどうにかなる問題でも無いようですし前向きに考えるしかない事なのですが……(この世界の問題より、まずは自分の世界のことを。そんな望郷の念を含んだ言葉でエイヴに同意する。)
実のところ、足を使って調べ始めたのは最近のことなんですけどね。最初は寝て待っていましたし。(ギフトに頼り切りでそう褒められたものでもないです、と少女は自戒するように呟く。)
――という事はエイヴ様は兵士で、その服装は鎧であり軍服のようなものである、という事なんでしょうか?(自らの世界の常識に当てはめつつ、確認するように言葉を続ける。鎧と言うにはいささか頼り無さそうだなぁ、という興味がある視線でエイヴの服装を眺める。)
とはいえこちらの世界終滅を阻止しなければ私達の世界も消えてしまう、となれば最優先の問題であることも確か。恐らく私達旅人が元の世界に帰れるとしたらこの問題を片付けた後。…実に頭の痛い話。(言いつつ肩を竦める)
事態が起きてすぐに動けるのは訓練されているかよほど行動力のある人間のみ。そして君のギフトがどんなものかは分からないがこの段階において頼れるのであれば有効活用できている、と私は考える。(それにギフトに頼ってるのは私も変わらない、と続ける。事実彼は行動する際目立ちたくないが故に常にギフトを使用している。)
然り私は兵士であり軍人、服装に関してもそう思ってもらって構わない。ドーナツ屋の店員、というのも嘘。(尤もこの服装の意味が分かる人間には十中八九通じない嘘である。もちろん信じてもらえたほうが都合が良くはあるが、軍人というのは知られてもさして困らない情報だった。)
本当に頭の痛い話ですよね……。(エイヴの語った内容には同意する事しか無く、こくこくと頭を振る。)
ギフトの有効活用…ですか。出来ているんでしょうか?私の場合元々の世界で持っていた力に近いものを得たので、上手く使いこなせなくてもどかしい、という感覚の方が近いのですが。(どちらかと言えば頼れなくなった、という感じですねーと軽く頭を振る。)
……。つまりドーナツ屋さんというのが嘘で本業は軍人さんなんですね。(崩れないバベルの影響かなんとなくのニュアンスは伝わるものの、今一ピンと来ず言葉通りに受け取る。)
私の知る軍人という人たちは大体がカッチリ軍服を着込んで帯剣したり軍配を振っているイメージなので、少々意外です。(近代的な装備を見る機会など今までに無く、驚きを口にする。)
ギフトを利用して、頼れなくなった故に足を使っている。一貫して情報を収集しようとしてのこと。結果は芳しくなくとも少しは自信を持っていい。(それに芳しくないのは私も同じだ、と肩を竦める)
そのもどかしさは理解できる。私も元の世界で持っていた技能に近いものを得た、が以前のようにうまく立ち回ることができない。
然り、嘘をついた事はすまないと思う。けれどはっきりと名乗るにも微妙な立場であると理解してもらえると助かる。
正装としてちゃんとした軍服は存在する。けれど戦場において軍服を着込んでいる人はいなかった。私が着たのも受勲等の儀礼的な場所ぐらい。私の世界では戦場に身をおいている軍人と言うのは差異はあれども同じような服装をしている。(故に私の軍服は今頃埃を被っているかもしれない、と冗談めかして言う)
そして帯剣をし軍配を振るうことも、私の知る戦場ではない事。恐らく世界が違う故に戦いの様式・作法が違う。
世界が変われば常識も変わる、ですね。中々戸惑うことも多いですが……
ただ元の世界で出来てこの世界で出来ない事が多いというのも旅人特有の感覚で、中々此方の人には分かって貰いにくい事なんですよね。(少女は軽く首を振り嘆息する。)とは言えそうも言っていられませんし、この後場所を変えて少し鍛錬をしようかな、と思うのですが。(宜しければ一緒にどうですか?とエイヴに向けて少女は問いかける。)
(問いに対して頷く)鍛錬、本格的にことが進む前に戦い方や立ち回りのすり合わせをしておきたい。(どうやら使う武器にも大きく違いがある故に、と少女の腰に差さった剣を見る)
願ったり叶ったり、一緒させてもらう。
はい、私としても対人戦の経験は少ないのでありがたいお話です。(エイヴの肯定を受けて少女は微笑む。)
少し進んだ所にギルドの手の入った練兵場があるんです、一角を借りられるようにお話しようかと思うのですが。(あちらの方角ですね、と郊外へ続く道を指で示しつつ少女は歩き出す。)
……すまないがメインで使っている武器を持ってきていない。
先に取りに戻っても良いだろうか。
あらら、そういうことでしたら一応地図を書いておきますね。(取り出したメモ帳にペンを滑らせる。)
私の事は気になさらず、先に行って少し体を動かしていますので。(それではまた後で、と少女は軽く頭を下げる。)
心遣い感謝する。また後ほど。(地図を受け取ると答礼として挙手の敬礼し、立ち去った)
(二人が別れて暫くして、少女の姿は練兵場の一角に有った。広場の隅には様々な鍛錬の道具が置かれ、奥には射撃や魔法を使えるのであろう射撃場の姿も見えた。)
思いの外快く貸してくれて良かったですね。……エイヴさんが来るまでもう少し掛かるでしょうし、素振りでもしていましょうか。(対応してくれた衛兵のことを思いつつ、流石に実剣を使うわけには行かないと鍛錬用の木剣を手に取り、握り具合を確かめる。木剣を一回、二回と振り上げては下ろし、素振りを始める。)
(身の丈はあるかという大きさのガンケースを背負い練兵場に入ってくる、辺りを見渡し素振りをする少女の姿を見つけると近寄る)すまない、待たせた。
(風切り音と一際大きく木剣を振り込み、ゆっくりと息を吐いた少女はエイヴに振り返る。)
いえいえ、これくらいなら待った内に入りませんよ。(額に浮かんだ汗をタオルで拭き微笑む。それほど息を切らした様子もなく、街角では持っていなかった大きなケースに視線が向かう。)
その、それがエイヴ様の使われるという武装ですか……?随分と大きいのですね。(少女は興味津々と言った様子で小首を傾げる。)
(ガンケースからライフルを取り出す)然り、これが私の武器。銃と呼ばれるもの。その中でも大きい部類に入る。
長距離からの攻撃を主とする。これが尤も使い慣れていて勝手が良い。(混沌の制約は受けているが、と付け加える。所謂『不在証明』というものだ)

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