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ギルドスレッド

樹上の村

卵の縁【ルル家君と】

樹上にあるツリーハウス。
中を覗けばそれなりに片付いているものの、アレクシアが普段よく使っていると思われる一角には本が山積みになっていた。

「さあ、どうぞあがって」
と、扉の前で遊びに来た少女を招き入れる。

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うわあ、それは大変だったね……
うん、旅人の人とは何人もお話したけど、みんな大体最初はローレットのお世話になったみたいなことを言ってた気がする……そんな半ばサバイバルみたいな生活してた人は初めてだね……
なんにせよ、今は普通に生活できてるなら良かった!

ちなみに今はどこに住んでるんだろう?王都かな?
そうですね!王都の路地裏に家を借りて住んでいますよ!
純粋な家というよりは店兼家みたいな感じですけど!
アレクシア殿には馴染みがないかも知れませんがメイド喫茶というやつですね!
へえ、お店もやってるんだ!いいね、行ってみたいな!
メイド喫茶……はなんか名前くらいは聞いたことあるけど……どんなのなんだろ?
普通の喫茶店となにか違うのかな?
基本的には普通の喫茶店と同じです!
ちょっと違うのは店員さんがみんな可愛い格好をした女性店員ってところですね!
ぜひ遊びに来て下さい!
アレクシア殿ならサービスしますし、伝説のアレクシア殿が来たなら店にも箔がつきますから!
なるほど、可愛い格好かあ、一回見てみたいな!
それじゃあ今度王都に行く機会があれば寄ってみるよ!
って私が寄っても別に箔なんてつかないからね?!
伝説でも何でもないからね?!レオンさんとかならまだしも、私はただの一般イレギュラーズだからねっ!
拙者には見えていますよ・・・。いずれ世界にはばたく英雄となるアレクシア殿の姿が・・・!
それはそうとして、どうぞ機会があれば遊びに来て下さい!
アレクシア殿なら店員体験でメイドさんの格好するのもお似合いになると思いますよ!

そういえばアレクシア殿、今は依頼のときに見かけたのと同じ格好ですが私服みたいなの着たりするんですか?
あはは、それはなれたら嬉しいけどねえ。まだまだ道のりは遠いよ!
うんうん、それじゃあそのうちに是非!
店員体験かあ。メイドさんの格好はともかく、喫茶店の店員さんはちょっと体験してみたいかも!

私服?うん、もちろんあるよ!
お仕事あったり魔法の勉強したりするときはそれ用の服着てるけど、なにもないときは私服だね。
いつもこの格好してそうだったかな?
そうですね!他の服を見た事がない気がしましたので。
あと魔法使いってなんとなくローブとかずっと着てそうなイメージがありましたゆえに!
あ、水着は見た事あったかも知れませんが、私服とは異なりますからねあれは。

結構おしゃれにも気を使うほうですか?
確かに、魔法使いの人ってそういうイメージあるのわかる!
私もまずは形から入ろうと思って魔法使いみたいな服装着てたところもあったからね!
今じゃあもう普通の服とそんなに変わりないくらいの気分だけど!

おしゃれはどうかなー、気を使う……といえば気を使うのかな。
色々着てみたいなーって思う服は多いね!季節ごとにあれこれ買ってみたりさ!
ルル家君はどうなんだろ? 今の服とか、可愛いなーって思うけど!
拙者、あまり頓着しないほうですね。
今の服はお師匠に怒られて服屋に行って店員さんになすがままに着替えさせて貰ったものです!
あとは以前リズちゃん…リーゼロッテ殿に頂いた服があるぐらいですね。
それ以前は全裸にボロ布一枚纏ってる感じでしたよ!
ぜ、全裸にボロ布一枚……!?
それは頓着しないにしても気にしなさすぎだよ?!
ルル家君に師匠がいてよかった……
というか元の世界では服はどうしてたの……?
流石にボロ布一枚が普通ってわけじゃないよね……?
元の世界では便利なアイテムがありまして。
こうこれくらいの(両手で縦8cm、横5cmくらいの長方形を作り)大きさをした、服を生成してくれるアイテムがありまして。
それがあれば涼しい服も温かい服も一瞬で作れまして。
それのみならず色んな事が出来るアイテムだったのですが、それが混沌肯定でしたっけ?
あれで機能しなくなってしまい、その機械で発生していた服も消えてしまったのです!

いやぁさすがの拙者もあれには驚きましたね!
はー、なるほどお……そんな便利なアイテムが……
ほんと、聞けば聞くほどまるで魔法だねえ。
そういうことがあったなら仕方な……くはないよね!
驚くのはいいけどちゃんと服は揃えたほうがいいよ!?
なんか今の話の流れだとほんとに今の服と、リーゼロッテさんからもらったのと、最初のボロ布しかもってなさそうだよね?!
あとは仕事着があるにはありますが、仕事着なんで私服という意味ではその3着ですね!
大丈夫です!夜洗えば朝には着れますから!多少湿っているときがありますが!
いや、全然大丈夫じゃないからね?!
多少湿ってるときがある時点でダメだからね?!
んんー、ルル家君、今度一緒に服買いに行こう!
そのまま放っておくわけにはいかない!
伝説のアレクシア殿と一緒に買い物!
よろこんでご一緒させて頂きます!

アレクシア殿のいきつけのブティックとかになるのでしょうか?
拙者あまり詳しくなくてですね…。
だから伝説はもういいって!

まあ、詳しかったら逆にびっくりするかな……
行きつけの仕立て屋さんに行くのもいいけど、せっかくだから色んな所を見て回るのもいいかな?
もしかしたらルル家君が気に入るお店が見つかるかもしれないし!
そしたら自分で色んな服を買い揃えられるでしょう?
なるほど。拙者、あまり服の好みとかありませんが、見て回ればビビっと来るものもあるかも知れませんね。
それは名案です!
ところで私服って何着ぐらいあればいいですかね?
あ、下着もいりますかね?
そうそう、意外と気に入るものもあるかもしれないしね!
何着くらい……うーん、あんまりちゃんとした数気にしたことないけど色々あったほうが良いんじゃないかな……組み合わせて着たりもできるし。
下着はそりゃ要るよ!っていうか別枠だよ!
あまりピンと来るものがなくてもアレクシア殿に選んで頂くのも楽しそうですね!
拙者もなんかシックスセンスでアレクシア殿の服選びますよ!

下着やっぱりいりますかね?
なんかこう、手に入ったらすぐ売っちゃうんであんまり手持ちが…。
そうだね、ほうっておくわけにもいかないしルル家君がピンとくるものがなかったら良さそうなのを選んでみるよ!
それにしてもシックスセンスかあ……楽しみなような怖いような!

あと下着は絶対要るからね!?
すぐ売らないで!? せめて自分に必要な分は手元に置いとこう!?
一枚だけありますよ!
ノー下着デイには出来るだけならないように気をつけてます!
拙者も乙女なので!
一枚じゃダメでしょ?!
気をつけるとか気をつけないとかそういう以前だよ!?
……まあとにかく買い揃えないといけないものが色々在るのはわかったよ……
うーん、何時がいいかな? ルル家君普段はお店のこととかあるよね?
拙者の店は拙者こそが神なので、適当に休めますよ!
なのでアレクシア殿の都合の良い時に休めますよ!大丈夫です!
えっ、そんな感じで大丈夫なの……?
し、心配だなあ……
まあ、そういうことならえーとそうだね、今度ローレットのお仕事がない日にでもいけるといいかな!
オッケーです!うおー!友達とお出かけ!生まれてはじめてです!
楽しみにしてますね!
うんうん、私も楽しみ!
……って、えっ、生まれてはじめて?!
なに、もしかしてルル家君、元の世界では仕事が忙しすぎてそんな暇もなかったとか……?
拙者、宇宙警察忍者でしたので。
宇宙政府の秘密を知る者として知人友人を作ることは推奨されていなかったのですよね。
職場の同僚達とも職場外で接触は基本的にご法度でしたので!
宇宙警察忍者ってそこまで大変なお仕事だったんだ……!
私、勝手にこの世界での騎士団とかみたいな感じだと思ってたよ!
そっかあ、それならいっぱい遊ばないとね!
そうですね!
元の世界ではそれが普通だったので特に気にしてなかったのですが、こちらに来てから色んな人と知り合ってとても楽しんでます!
毎日がエブリデイって感じですね!
はい!アレクシア殿とも買い物以外もどんどん遊びたいですよ!
毎日がエブリデイはよくわからないけど、楽しいのなら良かった!
そうだねー、折角だから色々と遊べるといいね!
ちなみにルル家君はどういうとこに遊びに行くのが好き?
そうですねー、海洋の海、天義の綺麗な教会、ラサのバザール、色々行ってその全てが楽しかったですが…。
拙者のイチオシはお祭りですね!
屋台とかが出て美味しいものを食べ歩きながらおしゃべりするのが好きです!
アレクシア殿はどんなところで遊ぶのが好きですか?
お祭りかー!
確かに楽しいよね! 普段と空気も装いも違ったりしてさ!
食べ物もなんだか一層美味しく感じられるし!
私? 私はそうだなあ……うーん……(しばらく考え込み)……1つに絞るのが難しい、けど……
敢えて言うなら市場でのお買い物かなあ。ラサのサンドバザールみたいな大きいのから、小さな町のちょっとした市場まで、お喋りしながら色んな品物を見て回るのは好きだね!
ふむふむ、やはりお友達とおしゃべりしながら買い物するの楽しいですよね!
拙者はまだそういう相手はいませんが、好きな人と一緒も楽しそうですよね!
アレクシア殿はそういうお相手はいますか?
ううん、私もいないかな!
でも、そういう人と一緒にお買い物行ったときに自分がどう感じるかは気になるね!
いつも以上に楽しいと思うかもしれないし、もしかしたらお買い物どころじゃないかもね!
それにしてもルル家君、意外と恋愛とか興味あるのかな?
拙者これでも10代女子ですから!
恋に恋するお年頃!自分はあんまりそういうの…えぇ…なかったので。
なかったのです。そうなりました。
そんな訳でやはり興味がある年頃なのです!

お兄ちゃん…あ、リゲル・アークライト殿はご存知ですか?
リゲルお兄ちゃんとポテトお姉ちゃんを見てるといいなぁと思ったりするのです!
あはは、ゴメンゴメン!
そりゃそうだよね、お年頃だもんね!
でもそっかあ。となるとお洋服選びも気合入れないとだね!

2人のことは知ってるよ!
とっても仲良くて、見てるとあったかい気持ちになれるよね。
物語に出てきそうな雰囲気で、まさにピッタリって感じ!
あぁいう関係憧れちゃいますよね!

は、洋服選びから恋のバトルは始まっているという事ですか!
なるほど…今想い人がいなくてもその時の備え…!
さすがレジェンド・オブ・アレクシア殿!目の付け所がMVPですね!
憧れるねー!
でも、自分があんな風になるのは想像できないところもある!

いやもうレジェンドはいいから?!
ともあれ、ちゃんとしておけば自分が好きになるだけじゃなくて、好きになってもらえるかもしれないしね!
まあ、恋愛関係なくお洋服はちゃんと整えておいたほうが良いとは思うけどね……!
まだ恋をしたこともない身としては想像もつかないですね!

社会に溶け込むには衣服は必要!
男の人の目を引くには尚更!ということですね!
こう、メイクとかも覚えた方がいいのですかね?
がっつりではなくとも、簡単にするだけでも印象が変わると言いますし!
メイクは……どうなんだろうね。
ばっちしっかりした方がいいのかもしれないけど、私そっちはあんまり詳しくないから……
もっと大人の女の人に聞いたほうがいいかもしれない!
大人の女性・・・。
レイチェル殿とかアーリア殿とかですかね?
確か恋人さんもいると聞きますし。

そういえばアレクシア殿ってお歳いくつですか?
幻想種の方は見た目で年齢がわからないですので。
拙者は花の17歳です!
そうだねー、きっとそういった人の方がしっかりとしたアドバイスしてくれそう!

私の年齢? 22歳だよ!
幻想種としてはもう若輩者もいいところだね!
ルル家君17歳かー! その年でもう元の世界ではお仕事色々してたんだねえ。えらい!
なるほど!
拙者の世界では20歳で成人でしたが、幻想種であれば確かに22歳はかなり若い方になるんですね!
ふふふ、拙者ちょうエリートですから!14歳にはもう働いてましたよ!
もうバリバリの暗殺者でした!
幻想種は100歳の人とかも普通にいるからねえ。
他の種族の人だともう私なんてとっくに大人!くらいなんだろうけど!
それにしても14から……! えらいなあ、私なんて本読んでるだけの時期だよ!
アレクシア殿も自己研鑽をされていたのであれば、拙者よりすごいと思いますよ!
拙者の世界では適正が判明すればさくっと働く事になりましたからね。

(ばばばばっと残っていたサンドイッチをたいらげ)
少々長居しすぎましたね。
そろそろ拙者お暇しようと思います!
お買い物の件、よろしくおねがいしますね!
忘れたら涙で幻想を満たしますからね!
あはは、その頃は自己研鑽というか本当にただ本を読んでただけだから……。
ルル家君の元の世界も、そう考えるとなかなか大変だよねえ。

おっと、もうそんな時間!
お買い物のことは大丈夫、忘れないよ!
涙で幻想が満ちるのは困っちゃうしね!
それじゃあまた、連絡するね!
はい!それではまたお会いしましょう!
おさらばです!
(ぴゅーんと扉から出ていった)
はーい、またねー!
(飛び出ていった後を追って見送った)
見送りに出た後、ひとしきり手を振ってから少女は家の中に戻って書棚を見渡す。
そこから仕立ての本を手に取ると、ページを開きながら考える。
可愛さを重視すべきか、扱いやすさを気にすべきか、それとも――
そういえば、でかける予定も立てなければいけない。
ローレットに行かない日をいつにするか……
少女は手元の本を繰りながら、先々の楽しみに口元を綻ばせるのだった。

                            了

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