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樹上の村

【RP】本の虫干しをする日の事【1:1】(誰でもどうぞ)

「よいしょ、っと……」

ある晴れた冬の日のこと。
ツリーハウスから本を運び出しては積み上げていく少女の姿があった。
積み上げられた本は、恋物語から魔導書、誰とも知れぬ者の日記まで、種類大小様々で。
「本」とあらば興味の尽きない少女の性質をよく表していた。

「ホントはもう少し早い時期のほうが良かったんだけど」
色々あったしね、と少女は1人呟きながら、本を一冊手に取って、用意しておいた机の上に頁を開いて立てる。
ぺらり、かたり、と開いては立て。
偶に本の中身に気を取られながら、少女はどこか楽しげに本を並べていくのであった。

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・1:1のスレッドです
・タイトル通り、虫干しの為に本を並べています。絡み方はご自由に
・最初に書き込んだ人とお話します
・面識のある人もない人もご自由にどうぞ
・長くて30~40レス程度を目安に終了します
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(もう本を整理する手を止めず、努めて淡々と喋りつづける)
うん、戻りたい……かな?

ゴメン、誤魔化すつもりはなかったんだけど、
本当を言うと戻る家なんて無いんだ。
母さんはもういないし、兄貴だって今はどうしているやら。

ただ、上手く言えないけど、俺は納得をしたいんだと思う。
あの2人のこと……自分のこと……。
それでやっと何処かに戻れる、そんな気がする。

今までは考えるのも嫌だったけどね。
アレクシアのおかげかな。
前に話を聞いてくれたでしょ。
クロックフラワーを見に行ったときさ。
あれで少しふっきれた気がするんだ。

誰であっても……かあ、俺には分からないや。
そうやって諦めないでいるにはどうしたらって……素直に思うよ。
うん……そうだね。
線が引かれてるのはきっと自分の中なんだろうな。
(そこまで話して、頷く少女の表情を伺うように向き直す)

(シャイネンナハトのことを思い出すと心が弾んだ。次第にこの試みも悪くないように思えて顔がほころんで)
眺めが良かったり、見応えのある建物だったりするのも中にはあるんだけど、
大体は野宿よりはマシっていうレベルだぜ。
そう、シャインナハトでやった悪戯、まさにあんな感じ!

俺にとってもさ、いつもの夜がアレクシアと一緒っていうだけで、
なんだかもう大冒険だよ、浮かれて寝つけないかも!
へへ、約束したぜ、待ってるから!

(目を合わせたまま交わす言葉に表情がパァっと明るくなって)
本当? それじゃ、また約束しようぜ!
ホオズキを流した時にやったやつ!
あの時は応援するって言ってたじゃん?
今度はきっと一緒に踏み出そうって!
(そういって拳を握って右腕を伸ばして見せて)

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