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樹上の村
そう、王道が好き!
シンプルで丁寧なやつが格好いい!
そしてそれを言うならアレクシアもね!
うーん……何だったんだろう。
何だったんだろうなあ……俺たち。
(少し黙って、バツの悪そうに頭をかいて、言葉を探すようにゆっくりと喋り出す)
兄貴は、いや、俺もだけれど、
胸を張れるような生き方はしていなかった。
でもガキの頃、俺には兄貴が何でも出来るように思えて、
考えなしについていって……ついていって、
そして……ついていけなくなって……逃げてきちゃった。
今になって思えば兄貴はただ必死だったんだ。
でも前に話したよね、超えちゃいけないラインがあるって。
それが何処に引かれているのかはよく分からない。
気付けば兄貴は確かにその境界の向こうに立っていたよ。
だからね、俺は戻らない、戻れない。
(そこまで零しきると、表情の陰りも薄まって、また本を手に取って並べて)
言ったなあ、それじゃ本当に付き合わせるぜ。
邪魔なことなんてないさ。
アレクシアと何かするの本当に楽しいから。
そう、大体毎晩違うところに泊まるよ。
物置だったり、時計塔だったり、礼拝堂だったり、書庫だったり。
鍵のかかってる場所の方が安全なんだ、変な奴こないし。
(自分のことは棚上げでケロリと言って)
よし、それじゃアレクシアの憧れの第一歩だ!
冒険と呼ぶにはちょいとささやかだけれど……。
近いうちに行こうぜ、俺ならいつでも平気!
(澄んだ青色が自分の瞳にも映る、今度は視線をとめて)
それなら俺だって負けないよ!
まだまだ知らないことだらけだもん!
自分の世界から一歩外に出る時はさ、アレクシア。
叶うなら二人で踏み出せたらって思うよ。
シンプルで丁寧なやつが格好いい!
そしてそれを言うならアレクシアもね!
うーん……何だったんだろう。
何だったんだろうなあ……俺たち。
(少し黙って、バツの悪そうに頭をかいて、言葉を探すようにゆっくりと喋り出す)
兄貴は、いや、俺もだけれど、
胸を張れるような生き方はしていなかった。
でもガキの頃、俺には兄貴が何でも出来るように思えて、
考えなしについていって……ついていって、
そして……ついていけなくなって……逃げてきちゃった。
今になって思えば兄貴はただ必死だったんだ。
でも前に話したよね、超えちゃいけないラインがあるって。
それが何処に引かれているのかはよく分からない。
気付けば兄貴は確かにその境界の向こうに立っていたよ。
だからね、俺は戻らない、戻れない。
(そこまで零しきると、表情の陰りも薄まって、また本を手に取って並べて)
言ったなあ、それじゃ本当に付き合わせるぜ。
邪魔なことなんてないさ。
アレクシアと何かするの本当に楽しいから。
そう、大体毎晩違うところに泊まるよ。
物置だったり、時計塔だったり、礼拝堂だったり、書庫だったり。
鍵のかかってる場所の方が安全なんだ、変な奴こないし。
(自分のことは棚上げでケロリと言って)
よし、それじゃアレクシアの憧れの第一歩だ!
冒険と呼ぶにはちょいとささやかだけれど……。
近いうちに行こうぜ、俺ならいつでも平気!
(澄んだ青色が自分の瞳にも映る、今度は視線をとめて)
それなら俺だって負けないよ!
まだまだ知らないことだらけだもん!
自分の世界から一歩外に出る時はさ、アレクシア。
叶うなら二人で踏み出せたらって思うよ。
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ある晴れた冬の日のこと。
ツリーハウスから本を運び出しては積み上げていく少女の姿があった。
積み上げられた本は、恋物語から魔導書、誰とも知れぬ者の日記まで、種類大小様々で。
「本」とあらば興味の尽きない少女の性質をよく表していた。
「ホントはもう少し早い時期のほうが良かったんだけど」
色々あったしね、と少女は1人呟きながら、本を一冊手に取って、用意しておいた机の上に頁を開いて立てる。
ぺらり、かたり、と開いては立て。
偶に本の中身に気を取られながら、少女はどこか楽しげに本を並べていくのであった。
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・1:1のスレッドです
・タイトル通り、虫干しの為に本を並べています。絡み方はご自由に
・最初に書き込んだ人とお話します
・面識のある人もない人もご自由にどうぞ
・長くて30~40レス程度を目安に終了します
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