PandoraPartyProject

ギルドスレッド

日陰の居処

幻想の裏路地

幻想のどこかの町並み、人気の少ない裏路地の一角。
そこには誰が持ってきたのか、木箱や古ぼけた毛布、灯りなどが置かれている。

立ち入る者もあまりいない静かなこの場所。物好きか、あるいは日向を好まないものか。そんな誰かが出入りするようになったらしい。

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さてと……とりあえずこんなところ、か。(雑多に置かれた木箱から適当なサイズのものを選び、腰掛けてふっと息を吐く)

どこぞで聞いた話じゃあ、漸くこっちに依頼が回ってくるっていう話だったか。
騒がしい催し物ばかり……ソレは悪くないけれど、いい加減眩しくてたまらなかった頃合いだ、丁度いい。

この辺なら動きやすいし、話も相応に入ってくる。後は準備を整えるくらいか。
……明日にでも考えよう。やれることはそれなりにある。
(身につけた刃物を取り出して眺める。日常の作業にでも使うような形状のそれは、今はその用途には使えそうにないくらい切れ味が落ちている。無理やり突き刺すのに使えるかどうか、といった程度だ)

…………異世界ね。口に出すだけでふざけていると思うし、馬鹿馬鹿しくなってくる。
よくもまあ、節操もなく集めたな。常人、変人、奇人に化物、それに……いわゆる善から悪まで何でもあり。見世物を営業するならうってつけだ。

あの時は馬鹿正直に理由なんざわざわざ聞いたが……世界が滅びる、だとか。こんな状況じゃなきゃ欠伸が出るような話だ。……今それを鼻で笑っちゃ、そもそもおれたちが喚ばれたのもそのふざけた話に過ぎなかったことになるんだが。

まあいい。それならそれで、おれはおれのために動く。予期せずチャンスを手に入れた、と思えばいいんだ。
世界。世界……ふん、どこの物語の勇者様のやることだか。
そんな荒唐無稽な事を成そうとする大馬鹿なその心意気自体は嫌いじゃないが……まったく、おれがよりによって『そちら側』なんて笑える話だ。とんだ皮肉もいいところだ。本当に、節操のない……

……気に食わない、どこまでも。何とも分からない輩に勝手に狩り尽くされるのは、冗談じゃない。
……どうせなら催し物に体を動かす機会があるものもあったら助かったな。
徒党を組んで敵の大将を仕留め合う、とか。話には聞いたことあったんだけど。

…………海のアレは貴族様の道楽そのものだったな。戦力として期待するなら、そういうのもいいと思うが……気が乗ったら、乗れる船には乗らせてもらうか。
そういえば、ハロウィン?じゃ、見た目をどうこうできるものがあったとか。
変装なんかにも使えそうだけどな……ああいう使い方な辺り、平和的なんだか。
ああいうのも道楽、ってわけなのか?よく、わからないな……
混沌肯定、とかいったか?地力を上げるのも、技を身につけるのも保証が効いてる、ね。
便利な話だ。見ようによっちゃあ、天国か。そういう形を押し付けられると見れば地獄だろうけど。

勝手はともかく、利用できるものは利用しておくのが吉だな。……形が勝手に伴ってきてくれるのも奇妙な話だけれど。
……妙な感じだな。過程も何もない、けれど体の運び方、術の唱え方……『こうすればいい』かがこの身に付いてる。
便利は便利だし、存分に使わせてもらうつもりっていっても……この感覚は暫くは慣れなさそうだ。

……効率のいい整頓なんかでも、とっとと身についてくれれば助かったのにな。
(ごと、と木箱の一つを灯りの乗った箱の近くに置き、それとは別の箱に再び腰掛ける)

……ま、こっちも最低限、礼儀は示すべきだろうさ。
(コツコツと足音をたてながら、フードの付いたローブを着た女性がやってくる)
……相席してもいいかしら?(軽く首を傾ける)
ああ、あんたが。構わない、おれの分の席を取ったりしなきゃあ、好きにしてくれていい。
けれど、ここには見ての通りなんにもない。適当に休む分には困らない……だろうけど。
……まあ、座るものの用意くらいならある。(木箱に目をやり)
あら、随分とお洒落な椅子ね。十分すぎるわ。(足を斜めに揃えて木箱に座る)
なんにもなくないわ。あなたがいるじゃない。というわけで好きにお話ししたいのだけどいいかしら?
洒落……てるかは知らないけど、そうだな、同意だ。普通に座れれば困らない。
……おかしなことを言うな。そういうの、特別な相手に言うものだろう?
まあ、いい。そういうことなら相手くらいにはなる。

とはいえ、近辺で起こったことといえば季節の行事だの、ハロ……ウィン?だったかの、お祭り騒ぎくらいだ。特別話題になるようなことはそう持ち合わせちゃあいないんだが……
……と。悪いな、名前くらい名乗っておく。シェンシー、好きに呼べばいい。
よろしく、シェンシー。私はペタルダよ。
あんまりに喋ってなかったのよ。人との会話なんて。お店の店員さんくらいかしら。
ハロウィンは知ってたけど、あまり馴染みなかったのよね。ハロウィンやるならクリスマスもやりそうだけどどうなるのかしらね。
よろしく、と。ペタルダだな、分かった。
そうか、飢えてたっていうことか。発声練習はやっておいて損はないな。

……そうなのか?パーティだの、仮装の類だのには混じっていてもおかしくなさそうだったが。
クリスマスね、名前を聞いた程度だが祭りごと、なんだろう?
浮かれてるんだかなんだか知らないが、とにかく盛り上がるようなことには熱心みたいだ。
きっと行われるんだろうさ、そいつも。
パーティなんてとんと無縁だったのよ。大人になってからは特にね。

クリスマスは私の世界だと神の子の誕生日だったのだけどね。
それにかこつけて騒いでたわけだけど、行われそうね。
それもそうか。貴族さまの酔狂なりでもなきゃ、行う機会自体そうあるものじゃない。
興味があるなら行っておくといい。クリスマスでなくても、こんなところだ。盛り上がる材料にはきっと事欠かないだろうさ。

へぇ……神を祝うついでに、か。使えるタネなら神でも遠慮なくね。
ここじゃあ色んなモノが混ざってる。名前が同じの別物かもしれないな。
美味いものがあれば、おれはそれで構わないけれど。
そうね、機会があれば行こうかとは思うわ。こっちのことはまだまだ知らないことが多いし。
クリスマスの美味しいもの・・・鳥の丸焼きにケーキ?
それはそうだろうさ。何しろ『混沌』なんて名前を冠して、世界も人種もまぜこぜだ。
すべて知ってるなんて、それこそ神くらいだろう。
常識なんて持ってたら気疲れして仕方ないかもな。

……肉の塊なんかはともかく、ケーキはいいな。
そういうものにありつけるチャンスがある点でパーティってやつは評価できる。
私の常識はきっとここじゃ常識とは限らないものね・・・
でもクリスマスパーティとか無縁だったわね。大体仕事。
正義の味方やってようが悪の組織に所属してようがねー・・・。
とはいえ気にすることでもないさ。世界破滅に繋がるようなこと以外なら何をやってもいいわけなんだ。だったら勝手にしてる方が得だろうさ。

あんた、随分と変わったコトをやってたんだな。堂々とそいつを名乗るのも大したものだけど。
賑わいを守るために、あるいは破壊するために動いていた……ってところか?
んー、まぁそうね。私の世界だと魔法を使う魔力を持つ人は希少だったのよ。
で、スカウトされて違法な魔法使用を取り締まる正義の味方。
死にかけて手術したら魔法使えなくなって、解雇されて、悪の組織からスカウト。
・・・いやはや、若い時ってホント感情で動いてたわよね。
窮屈だな、魔法一つ管理されてたのか。それが特別と扱われるのなら気ままにすることだって出来そうなものだけど。もしくは小心者の権利欲だけ強い輩か?

何か間違っているのか?自分の気分に従って動かないなんて勿体無いと思うが。
どういう形であれ満足する生き方をすれば、それで勝者になれるだろうさ。
権利欲の人間と高潔な人間のるつぼ・・・ってところかしらね。
悪の組織の方も似た感じだったって後で気付いたけど。
・・・感情で動いてたのを後から振り返ると、なんであの時あんな手段にってなるのよ。
まぁこっちに来てからは満足してるけどね。
正義だの悪だのはともかく……崇高な目的とやらを掲げてるような、多くの欲が交じるところは大概厄介事の雨あられだ。どういう方向性でも、その手のは面倒で仕方ない。
まとめて力で押さえ込めるのなら、ましなのかもしれないけど。

さあ、ここに来た以上以前のことは考えても仕方がないからな。
おれたちみたいな外来の身には気楽な話だ。その気になれば、こっちのお国事情は素知らぬ顔で済ませてしまえる。
……首を突っ込もうとするお節介はどこぞにいるんだろうが。

ああ、そうだ。こっちでのクリスマスの話が流れてきたぞ。
世界に伝わる御伽噺、だとさ。案の定、随分と盛大にやるみたいだ。
まーそういうのはもう勘弁ね。権利欲よりも楽しく過ごしたいわ・・・。
にしても、いろんな世界にクリスマスが存在するようね。
そして、混沌にも。・・・まぁ、楽しみましょうか。
なら、まぜこぜのこの世界は格好の場だな。勝手の違う相手にそんなのは通用しない、楽しくやるには持ってこいだろうさ。

……一応言うが、おれはパーティなんかは考えてないぞ。少しの食の贅沢なんかは考えなくもないが……
(周囲に目を向けるも、あるのは木箱、毛布、灯り。建物の壁に囲まれ、床には石畳。パーティをイメージできる豪華な食事、華やかな会場とは程遠い)
この通り、雰囲気はどうしようもないし、わざわざ飾る気もない。というか、こんなところでやるのはまず目立ちすぎる。
そういうわけだ、大して期待は出来ないぞ。
まぁ、ここの雰囲気には合わないでしょうね。
私の全盛期なら魔法で空間ごと作れたでしょうけど、今はね・・・。
ほそぼそとケーキでも食べましょうか?
今のおれたちは等しいラインまで引き上げられてる……ペタルダなんかの場合は引き下げか。
理不尽な話だな。空間作成なんか、便利にもほどがあっただろうに。逆に、引き上げられた側にとってはありがたい話だけど……

ここはそいつで十分。……ま、それすらあんまり高級なものなんかないけれど。依頼もからっきしじゃあ、路銀を崩す以外に手もなくてな。寂しい場所で安物のケーキをほそぼそと、ってわけだ。
(あまり膨らんでいない袋を取り出し、わざとらしく振る。音は僅かにチャリチャリと聞こえるのみ)
んー言うほど引き下げられてもないのよね、私の全盛期は死にかける前だから。
サイボーグ化してからより一枚下がった程度ね。

お金なら少々あるからケーキは買ってくるわよ。お姉さんに任せなさい。(さっとマントに手を当てると蝶の羽根の様な形になる)クリスマスくらい、ちょっと贅沢したいじゃない?
サイボーグ……機械仕掛け、っていうものか?(想像するように考える素振り)……体の内側に金属鎧なんかを仕込むような感じか。そいつは違和感が酷くてたまらなさそうだ。
そういうのも関係なしに力量が整えられてるっていうのは、どうにも奇妙で仕方ないな。

なんだ、そこもからくり仕掛けだったりするのか?そういうことなら、おれは喜んで乗らせてもらおうか。ケーキのくせに塩っぽかったりしない甘いやつで頼むぞ。食事くらいは普通の味が一番だ。(ひらひらと手を振り)
生体部品っていう人間そっくりの部品使ってるから、体自体に違和感は無いんだけどね。
魔法が使えない使えない。魔法の血液がそこに通ってない感じ?
マント自体は魔法よ。ただ、触れてないと飛べないのよ。昔なら出来たのだけど。
(蝶の羽根とは思えない速度で飛び、帰ってくる。)

はい、ケーキ。シンプルなのにしたわよ。大体4と2分の1インチくらいの大きさのやつで。
(パカリと箱を開けると生クリームといちごのホールケーキが出てくる。)
言葉としてはなんでか、なんとなく分かるけれど……理屈はさっぱりだな。血が通ってなきゃ体が機能しないのと大体同じ、ってことは分かった。
便利だな、空を飛ぶのは。撃ち落とされなきゃ、偵察諸々役立ってくれる。そういうの、その内お呼びがかかるだろうな。

(ケーキを一目眺めながら)……うん、こういうのでいい。このクリームなんかもそうだけど、果物ってやつは優秀な大地の恵みだ(一切れほど勝手に切り分け、ひょいと摘む)
……果実狩りなんて行ってみる価値があったな。お陰でこういうのがあるって知れた(表情は変わらずとも満足そうに頷く)
昔なら飛びながら別の魔法使えたから撃ち落とされなかったけど、今じゃ偵察は厳しいと思うのだけどね・・・。

食べ物全て恵みじゃないかしら。(同じくらいに一切れ切り分け)果実狩りね、食べるために出かけるなんてことしなかったわねー。(フォークでケーキを食べ始め)あ、おいしい。とりあえず一番最初に見かけた菓子店に入ったのだけど。
場合によりけりだろうさ。戦闘は置いておくとして……飛べるっていうのは移動手段にもいい、今みたいに。そういえば飛行種とかいう種族がいたな、ここには。飛んでいるやつはそう珍しくないらしい。

違いないな。食わなくても生きれるようなのはともかく、どんなやつでも食わなきゃ死ぬ。どうせありつくなら良いものを選んでおくに越したことはないさ。
秋の頃に農園の収穫を手伝えって話があってな。その時についでにこういう菓子の話も聞いたんだ(いちごを一つつまみ上げ)
……よほどのことがなきゃ、店なんてやってるところのは大体味はいい、はずだものな。(嫌なことを思い出したかのように、若干表情が暗くなる)
そうそう、飛行種ね。そういうわけで私は偵察には向かないわ。まだスパイとかの方ができるわよ。
まずい店は罪よ。ほんと。転勤願うくらいには。
スパイか……いかにもな、厄介事直行の役割だな、始末に困る。結局、そういうものが絡んでくるような案件には触れるなってわけか。

とりあえず食べれるものなら、何も言うことはないんだけどな……前に寄っていたところでは食事で失神してるやつがいたな。酒が美味いらしいのと、その料理がある意味名物になってたのか賑わってはいたけれど。

……そうだ、少し時期遅れのシャイネン・ナハト……他でいうクリスマスってやつの、催しが他の国であるらしい(新聞紙のようなものを手に取り)
もし行きたいところがあれば申請しろ、だとさ。もうあまり時間もないみたいだ。
(文面に目を通し)……練達の街観光に、幻想のサンタ……クロース?の募集と。あとは鉄帝の……は?パイ投げ……?(本気で困惑した様子になる)
もう年も変わるわね・・・
シャイネン・ナハト・・・ガラじゃないわね。どこか行くって言うなら付いてくけど。
はい、あけましておめでとう。
まぁ、今年もよろしく・・・って出会って短いけど。
ああ、それは悪かった。あんたはあんたでどこかへ行くものと思っていたよ。
依頼らしい依頼はまだ回ってこないし、折角の機会だったからな。練達の見慣れない光景っていうのを見に行くことにした。流石に他は……ああ、柄じゃあなかったが。

次の一年の始まりを祝う、なんて文化もあるんだな。それじゃあ、倣っておこう。
今年もよろしく、だ。そもそもここに居着いてからが短いんだ、そう気にするようなことでもないさ。

……流石にこうも催し物ばかりが続くのも、調子が狂いそうにはなってくるが。
・・・混沌だから、じゃない?催し物が多いのは。いいわね、飽きないし。
別におれたちは観光客として呼ばれたわけじゃない、はずなんだけどな。確かに腐っているよりはましだけれど、本分は世界を救えってものなんだ。騒いでられる空気に慣れすぎるのも考えものだ。

……店の開店準備がやっと始まったそうだから、そろそろかもしれないけれど。
突然招集がかかってもいいようにはしておくのがいいかもな。
…そうね、そろそろギルドが動くのね。
ちゃんとやれるかしらね。まぁなんとかなるでしょうけど。
さあな、なんとかなるかどうかはそれこそおれたち次第になるさ。やれることをやるに尽きる。(言いながら届いたらしい、新しい紙束を拾い上げ広げる)
……なんだ、噂をすればだな。早速一部の商品が並んだみたいだ。もっともそれ用の通貨は無いから、支給される装備を使えってことらしいけれど。
どういうわけかはともかく、何をどれだけ貰っても構わないらしい。あんたも、自分の得物は早めに用意しておくといい。乗り遅れないようにな。(装備を調達しに席を立ち)
(紙束を横から見て)あら、支給品…そう言えば武器とか持ってなかったわね…。
もらえるならもらっておきたいわね。じゃあ私も行くわ。(席を立つ)
身一つでどうこうできる身体もふざけた力も持ち合わせてないんだ。使えるものは遠慮なく使うに限る。何が自分に合ってるか、はあるが。(同封されていた装備のカタログのようなものを眺めながら歩き、店へ向かう)

……使えば分かるか。使えなきゃ自分が死んで終わりだ。(暫くの間武器を一通り眺めた後、ナイフや剣、銃など複数の武器を持ち帰れるよう荷物に纏める)
んー…(いろいろな武器を持ってみる)私の今じゃこの杖ぐらいしか上手く使えないわね。合わない武器持ってても意味ないし。(杖を手に)
魔法使いには杖が性に合っている……か?それがいい。この銃、っていうやつなんかは引き金一つで攻撃できるらしいが……便利でも肌に合うかによる。
特に、こっちじゃあ不慣れなんだ……(ナイフを手に、残りを改めてしまい)

……で、最近はよく情報が多いんだか。よく来るな……(再び落ちている紙束を拾い読む。暫くした後にふっと息を吐く)
ほんと、随分待たせてくれる。あんたにとっての朗報かはさておき、やっとローレットで依頼の受付が始まるみたいだ。行くなら、吟味はしっかりな。毛色の違うモノがごまんとある。
…まぁ使えると思ったなら練習あるのみだけどね。今はこれよ。

依頼ね。…まぁゆっくりと行くわ。
依頼経験を積めば勝手に力量が身についてくれる……便利だ。限界を極めるまでこの世界で鍛え抜くのもいいかもしれない。あんたも、全盛期かそれ以上の力を目指すんだろう?

そうか?今は待ちに待った初陣なんだ、波に乗るには絶好の機会だと思ったが……とはいえ依頼の毛色も色々ある。気に入らない依頼にわざわざ行くものじゃあないか。もっとも、人員だけは多いから、希望にあぶれるのもそう珍しくはないんだけれど……

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