幻想のどこかの町並み、人気の少ない裏路地の一角。
そこには誰が持ってきたのか、木箱や古ぼけた毛布、灯りなどが置かれている。

立ち入る者もあまりいない静かなこの場所。物好きか、あるいは日向を好まないものか。そんな誰かが出入りするようになったらしい。

窮屈だな、魔法一つ管理されてたのか。それが特別と扱われるのなら気ままにすることだって出来そうなものだけど。もしくは小心者の権利欲だけ強い輩か？

何か間違っているのか？自分の気分に従って動かないなんて勿体無いと思うが。
どういう形であれ満足する生き方をすれば、それで勝者になれるだろうさ。