ギルドスレッド
プロメテウスの火
……小ぶりなわりに意外と甘くて美味いな。帰りに幾つか買ってくか。
(もしゃもしゃと食べているのは林檎ようだ)
(もしゃもしゃと食べているのは林檎ようだ)
……ふむ。この辺がいいかなぁ……。(と、独り言を他所に。緑色の羽の人影が貴方の側に。手には粗雑な木箱と小さな笛、それとしゃらしゃらと音をひびかせるツリーチャイム、小さなドラム)おっとお姉さん。ごめんよ、隣でうるさくしてもいいかい?(どうやらそれを設置してからやっと、貴方の存在に気づいたようで。そう声をかけ首を傾げた)
(ぼんやり市を眺めていれば、いつの間にやらすぐ側から誰かの気配と涼やかな音が)
おや驚いた、吟遊詩人の方かい? 音楽は好きだから私は歓迎だよ。しかし――
(ちらり、とそのツリーチャイムへと視線を向け)
あまり見た事がない楽器だな。鈴のようにも聞こえたが、どうにも違う。何て楽器だい?
おや驚いた、吟遊詩人の方かい? 音楽は好きだから私は歓迎だよ。しかし――
(ちらり、とそのツリーチャイムへと視線を向け)
あまり見た事がない楽器だな。鈴のようにも聞こえたが、どうにも違う。何て楽器だい?
これは木の筒を磨いて、束にしたものをぶら下げてあって……。『ツリーチャイム』と言ったかな。ふらふらと歩いているときに知り合った旅人に習ったんだ。(お目が高い、といったように彼女は小さなバチを取り出す。軽くそれらの筒に触れれば、涼やかな音の重なりが聞こえる)
……あ、そうそう。僕は吟遊……いや、歌は歌わないからなぁ。ただの演奏家だよ。此処は人がよく集まるから、ね?(木箱をひっくり返して自分の足元少し前へ
……あ、そうそう。僕は吟遊……いや、歌は歌わないからなぁ。ただの演奏家だよ。此処は人がよく集まるから、ね?(木箱をひっくり返して自分の足元少し前へ
すごいな、木でも加工するとこんな音色が出るのか。氷がぶつかっているかのようだ。
(涼やかな音の連なりに、目を細めながら揺れる筒を興味深げに覗きこむ)
なるほど、人が集まる市ならばそれを目当てに来る者もあるだろう。
ならば私が一人目の客といった所か。これは、早速期待してもいいのかな?
(そう言いながら、他の客があってもいいよう少し距離をとって座りこんだ)
(涼やかな音の連なりに、目を細めながら揺れる筒を興味深げに覗きこむ)
なるほど、人が集まる市ならばそれを目当てに来る者もあるだろう。
ならば私が一人目の客といった所か。これは、早速期待してもいいのかな?
(そう言いながら、他の客があってもいいよう少し距離をとって座りこんだ)
でしょう? ……薄く、薄くしてあるんだ。以外と木で出来た楽器っていうのは多いんだよ、フルートとかも最初は木製だった、と言われている。よく響いて、何しろ加工しやすいからね。(長さ順に並べられたそれの中は空である。ただよくよく見れば、少しづつ厚みが違うことが分かるかもしれない。)……まあこれも実は普通は金属で出来ているんだけど。(残念ながら市販されていなかったので自作である)
勿論。その林檎を食べ終わるまでの間の暇つぶしぐらいは保証してみせるとも!
(頷いて、快くにっこり。小さな笛……オカリナを口に当て、民族調の主旋律を吹き始める)
(すると不思議なことが起こった。バチも無いのに独りでに、ドラムがそれに合わせたようにとんっ、とん、とリズムを刻み始め、時折ツリーチャイムがしゃらら、とアクセントを加える。たった一人であるはずなのに、アンサンブルのような光景がそこにあった)
勿論。その林檎を食べ終わるまでの間の暇つぶしぐらいは保証してみせるとも!
(頷いて、快くにっこり。小さな笛……オカリナを口に当て、民族調の主旋律を吹き始める)
(すると不思議なことが起こった。バチも無いのに独りでに、ドラムがそれに合わせたようにとんっ、とん、とリズムを刻み始め、時折ツリーチャイムがしゃらら、とアクセントを加える。たった一人であるはずなのに、アンサンブルのような光景がそこにあった)
(チリチリといった音はまるで金属同士が触れ合うかのようで、木製とは思えない)
思えば金属の楽器類は随分細かい部品が組み合わさっている者も多いし、
元々は木製だと言われると納得せざるを得ないな。
――いやいや、流石に食べながら鑑賞するのは少々行儀が悪くないか? 酒場とかなら分かるが。
(そうして急いで食べきるべきかと思案した瞬間、目の前に広がる不可思議な光景。
きょとんとそれを見つめて、次いでおぉと嘆息が漏れた)
旅人だったのか。それともギフトか。こんな演奏を市の片隅で聞けるとは驚いた。
思えば金属の楽器類は随分細かい部品が組み合わさっている者も多いし、
元々は木製だと言われると納得せざるを得ないな。
――いやいや、流石に食べながら鑑賞するのは少々行儀が悪くないか? 酒場とかなら分かるが。
(そうして急いで食べきるべきかと思案した瞬間、目の前に広がる不可思議な光景。
きょとんとそれを見つめて、次いでおぉと嘆息が漏れた)
旅人だったのか。それともギフトか。こんな演奏を市の片隅で聞けるとは驚いた。
(くすりと目を細め、そのまま演奏を続行する。旋律が進むにつれ、音楽はより複雑に、絡み合って。最高潮の盛り上がりを迎え、そしてゆるゆると落ちていく。段々と演奏される楽器が減って、また主旋律だけに戻って。そのまま、音楽の終わりを迎えた。思い返せば2,3分の短い曲であった)
……ふふ、ギフトである、と応えるのが正しいかな? 僕は演奏が得意でね……。風を通せば、この通り。(貴方の感嘆を見て取れば満足そうに笑って。そっと種明かしを。どうやら彼女は風から生まれた精霊種であるという)
……ふふ、ギフトである、と応えるのが正しいかな? 僕は演奏が得意でね……。風を通せば、この通り。(貴方の感嘆を見て取れば満足そうに笑って。そっと種明かしを。どうやら彼女は風から生まれた精霊種であるという)
(盛り上がる音楽に合わせるように一人、また一人と通行人がギャラリーに加わる。
終わる頃には2人の周りには数人が集い、拍手が音楽の終わりに続いた)
――良い曲だ。唯一の難点が短い事である以外は。だが、うん、私は好きだよ。
しかし演奏に風だけでは何とも……ああ、精霊種か。実際に会うのは初めてだな。
ならばその演奏にも納得だ。生まれにより様々と聞くが、風生まれは優雅なようだ。
終わる頃には2人の周りには数人が集い、拍手が音楽の終わりに続いた)
――良い曲だ。唯一の難点が短い事である以外は。だが、うん、私は好きだよ。
しかし演奏に風だけでは何とも……ああ、精霊種か。実際に会うのは初めてだな。
ならばその演奏にも納得だ。生まれにより様々と聞くが、風生まれは優雅なようだ。
どうもありがと。まあ呼び込みの曲だからね、キャッチーで短いほうがいいのさ。(仰々しく観衆に礼を。更にがちゃがちゃと楽器を取り出して。あれはヴィオラだろうか。オカリナはそのへんの台の上に置いた)
風雅ー……というか気まま、なのかなぁ? 僕も僕以外の精霊種には会ったことがないや。だからなんとも言い難いかも。僕自信の気質なところも多少あると思うしね。
風雅ー……というか気まま、なのかなぁ? 僕も僕以外の精霊種には会ったことがないや。だからなんとも言い難いかも。僕自信の気質なところも多少あると思うしね。
次は街の大通りで試してもいいかもしれないぞ。この感じなら十分人は集まるだろう。
(何せここは小さな市の片隅だ。街道よりは人通りはあるが、やはり街中には程遠い)
獣種でも混ざった獣の気質が現れたりするからと思ったが、ふむ。
では他の精霊に会った時に確かめよう。ところで…(少々困ったように言葉尻が濁り)
私今日そんな持ち合わせないけれど、このまま座ってて大丈夫なんだろうか。
(何せここは小さな市の片隅だ。街道よりは人通りはあるが、やはり街中には程遠い)
獣種でも混ざった獣の気質が現れたりするからと思ったが、ふむ。
では他の精霊に会った時に確かめよう。ところで…(少々困ったように言葉尻が濁り)
私今日そんな持ち合わせないけれど、このまま座ってて大丈夫なんだろうか。
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近くの村の者が立てたろう小さな市の片隅に、人馬がひとり佇んでいる。
背に大振りな銃がひとつ、手には食べかけの果物がひとつ。
特に何かを急ぐ風でもなく、ただのんびりと人波を眺めているようだった。
*
さらりとRP交流するのが目的のスレです。
初めての方でも、お知り合いの方でもご自由にどうぞ。
二言三言、それ以上でもそれ以下でも大丈夫です。
書き込んでいただければ、何がしか話しかけたり反応したりします。
ほどよく人気がなくなった辺りでスレ終了します。