貴方がその階段を降りる時、願えばこの場所へと辿り着くことになるだろう。
椅子が二つに、机が一つ。飾られた調度品。
シンプルではあるが落ち着ける、そんな部屋。
階段を歩く貴方の思い描く通りに、この部屋は変化する。

光を嫌うなら、どこまでも暗く。
闇を嫌うなら、どこまでも明るく。

そんな風に。


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１：１の対談スレッドです。
前卓は使用中なので立てておきます。

心臓よりも心がガラスなのだよ。ショック死というやつだね.....って、そうじゃなくて。
ソフィーはお酒飲めるかい？良いワインが手に入ったから持ってきたのだけど。

……特に問題なく飲めることは飲める。

見た感じはかわいい少女だけど飲めるんだねソフィー。
それは良かった。一人酒も乙ではあるけど、どうせなら誰かと飲みたくてね。

…………。酔わないけれど。

流石に女性を酔わせるようなお酒じゃありませんとも。グラス借りるよ？
(ポン！と高そうなワインの封を惜しげもなく切ってグラスに注いでいく)
...まぁ、興味が無いかと言われれば別。ソフィーって酔うの？

………酔ったことはない。

ふむむ、アルコールには強いのだねぇ...
そもそも吸血鬼なのだっけ。生物的に「酔う」という機能がないのかもね。
(そんな事言いつつ注いだグラスをソフィーに差し出す)
で、アレばいくら飲ませてもこの後には影響なさそうで安心ですとも。どうぞ？

………たぶん、毒素の分解作用のせい。酒精くらいなら問題ないはず。（そっとグラスを受け取った）

毒耐性とはなかなか。毒見役なんかもやれそうだ...なんてね。
...因みに、飲んだ事自体はあるの？

………こっちに来てからお酒は飲んでいるけれど、大丈夫そう。

なら良かった。なかなか良い赤ワインなので楽しんでくれたまえ。
(そう告げるとくいっとグラスを傾け)
さて、いくつかお話を持ってきたのだけど...華やかな話と、鋭い話、あとは...まぁ一旦はその２つかな。どっちから聞きたい？

……（小さくグラスを傾けると、少しの間迷うように尻尾を揺らして）…………じゃあ、華やかな話から。

はいはいそちらね。
いつだったか...どこかでソフィーに色々着せてみたいって話をしたの覚えてる？

……どこかで話した気はする…。……それがどうかした？

うん、なので実際に色々着てもらおうかなって。
(ゴソゴソとトランクを持ってくる)
何着か持ってきてるけど外にショッピングでもいいよ？

………寒いのは苦手。（お外はヤだオーラ）

はいはい、お姫様は寒いのがホントに苦手ですね。(楽しそうに笑いつつ)
こないだ練達にも行ってきてねーそのときに何着か異世界由来の衣装も買ったんだよね。

...はい、ではこれから。(取り出したのは上品なドレス黒基調に赤のアクセサリがあしらわれている)

………そんなものまで売ってるの？（異世界の、の部分）

……ふむ。（壁のドアをそっとあけて向こうへ）

練達はこの混沌における異世界文化の最先端だからね。ソフィーは行かなかった？
...って、行っちゃったか。(その辺に腰を掛け待つことにした)

…‥……綺麗だけれど、少し寒い。（細身の体に妙に合う黒色）

……あまり遠くへは出歩かないから。

あ、似合う似合う。ソフィーって吸血「姫」なんでしょ？だから似合うと思ってたんだよね。
うん、上品で姫って感じー（夜の黒と血の朱のドレスはソフィーの大人な魅力を出している)
普通、そーゆーふくを着る所は暖房とかちゃんと入ってるからね。

そう？まぁらしいと言えばらしいケドね。
ワタシはこないだのクリスマスの催しで行ってきたんだよ。

………本当は部屋を暖かくしてもいいけれど、眠くなる…。
……私もよく分からない。でも、そうらしい。

…………ああ。サンタがとかいうあれ…？

そうなると年中睡眠状態になっちゃうわけか。
以前の世界ではお姫様だったの？

そそ。サンタがというアレ。

……流石にそんなことはない。でも、眠くなる。
………さあ。（分からない、と）

……寒いから、外には出なかった。

眠たがりソフィーでもシオンみたいなことにはならなかった。
所でどうだいそのドレス。着てみた感想は。ソレだけは仕立て屋に頼んだんだけど。

寒がりは伊達ではなかったか。

……ギフトでも無いのにあそこまで寝たりはしない……む。（仕立て屋、と聞いて頷く）
………悪いものではないのは分かる。

耐えられはするけれど、寒くないのに越したことはないはす。

本人曰く寝てない、らしいけどね。

そっか、悪いものではないならその衣装は差し上げよう。
最初からソフィー用に考えてたしね。(次の衣装をごそごそと...)

そりゃそうなんだけど、ワタシの場合は好奇心が勝ってねー
あっちはドームとやらで気候操作されてたから過ごしやすかったよ。

……そういえばそうだった（聞いた気がする）
………貰ってもいいの？ 私に出せる対価は限られているけれど。（後からお金とか請求されても払えません、と言外に伝えている）

……丸い？

いいよー、女性に贈り物をするのは甲斐性のウチさ。
見返りを求めるなんてちっさいことしないから安心したまえ。(そう言いつつ次の衣装を取り出す。それは所謂「和風」と呼ばれる衣装か。羽織と丈の短めな着物のセット)
はい、次の衣装。こちらは異世界由来の衣装らしいよ。

...あ、だいぶ天井は高かったけど丸かったですとも。

……なら安心。和風…というと、確かニホンとかニッポンとかいう異世界の話…？（見たこともないそれを受け取りながら）

………大きい、丸い建物？

………

だったかな？着物っていうカテゴリーらしいよ、雅な感じだよね。
落ち着いた雰囲気が上品だよね、着方に癖があるよソレ。

うむ、大きい丸い...正確には半円の建物。

...どしたの？

………着ているのは見たことがあるから、何とかしてみる。たぶんそこまで難しくないはず。

……この前知り合いから貰った、メロンパン？ とかいう甘い食べものを思い出しただけ。あれは美味。

ワタシも着てるのを見たことあるだけだからね。前合わせっていうの？独特だよね。

ああ、メロンパンね。知っているとも。
メロンを混ぜているとかそういうわけでもないのにメロンパン。

……あれはあれで、暖かいらしい。知恵の塊。

………見た目だけはそっくり。色は少し違うけれど。（そんなことを言いながらまた奥の部屋へ）

へえ？次は自分用にも調達しようかな…(ひらひらと手を振り見送る)

………なるほど。メロンパンは食べるのね。今度、メロンパンの仕入れ先探そう。(ぼそっと)

………（またいつの間にか部屋から出てきている。渡された衣装を着たままてくてく歩き回る）…………ふむ。悪くない。（動きやすい、と）

…おお！？(思ったより早かった)

お…おお。こちらもなかなか良い。
海洋や幻想ではなかなか見ない格好だけどこう、凛。としてるね！ソフィーからの感想も良い様だし。
あれだねー、なんとなく刀が似合いそう。

……似合いそうというよりも、振り易さの方に注目するべき。足捌きを隠したいのならともかく、そうでないのなら、これはなかなかにいい服装。

思ったより実用的な感想が返ってきましたとも。
うーん…生憎と戦闘に経験は並々程度だから詳しい事はわからないけど…ソフィーに好評ならそれで良いですとも。
でも確かに必要以上な布もないし動きやすそうだね。ソフィーは実用的なのが好きなの？

……その方が好み。でも、これは少し寒い。

なるほどね...実は動きやすそうでそこそこ防寒性のある衣装も有るんだけど...
そろそろもう一方の話もしようかと思ったんだけど、どっちが良い？

……どちらでも。好きな方で構わない

そう？じゃあきせかえ楽しいし続行かな。(ごそごそ...)
はいコレ。元々は軍服の一種なんだけどデザインが良いからって民間にも流れてきたやつだね。(取り出したのは所謂セーラー服と呼ばれるモノ。学生服とは別物のようだ。帽子もセット)
...あ、スカートとズボンどっちが良い？

……んー…んむ。動きやすい方。（わりとどちらでもいいらしい）

どっちも動きやすくは有るんだけどね！じゃあ...今回は実用性重視で行こうか。
飛んだりしたときに中が見えちゃわないようにズボンタイプで。(はい、と渡す)
...あ、合わせではあるけど帽子はかぶれなかったら良いからね。(ネコミミの事を思い出し)

……確かに、この帽子は人間用。（ふむ、と頷くとまた部屋へそそっと）

衣装に種族は関係ないとは思うけど...
ま、今度じゃまにならない帽子でも作って貰おうか。(部屋へ行くのを見送り)
...あの部屋ってどうなってるんだろう...気になる...

（今度は背後のソファからにゅっと生えてくる）

のわぁ！？(いきなり背後から出てきたので驚く)

………これは、寒くない？（矯めつ眇めつ）