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ギルドスレッド

Blood's castle

【対談】応接間2

貴方がその階段を降りる時、願えばこの場所へと辿り着くことになるだろう。
椅子が二つに、机が一つ。飾られた調度品。
シンプルではあるが落ち着ける、そんな部屋。
階段を歩く貴方の思い描く通りに、この部屋は変化する。

光を嫌うなら、どこまでも暗く。
闇を嫌うなら、どこまでも明るく。

そんな風に。


**********

1:1の対談スレッドです。
前卓は使用中なので立てておきます。

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(この城はいつ来ても広い。こんな広い住居、一体どこから持ってきたのだろうか?そんな思いも過りつつ、彼は階段を下りていく)
お邪魔するよ。o0(さて、以前は就寝中に訪れちゃったし...今回は大丈夫かな?)
………?(降りてきた彼を見返す。珍しい客もいたものだ)
お、本日は起きてた。やーやー麗しのソフィー、会いに来たよ。
(軽口を叩きつつ部屋に入ってくる...何か抱えているようで)
………それは、何?(抱えてるものをじぃ)
ああ、これ?何時か街角で言ってたじゃない。長持ちする食料の差し入れ。
.....って言ってから思ったけど、これって魔力になる?
レジーナのトコで処置してもらってからは少しは良くなったようだけど...(未だ心配らしい)
……多かれ少なかれ、魔力にはなるから安心して。(問題ない、とうなずいて)
そ?なら良かった。
こう、冷却の効いた保管庫とかあるのかわかんなかったし、燻製とか焼き魚などにしといたよ。
保存効かせるために少々香辛料多めだけどね。(ゴトっと箱を置いておく)
...何にせよ、街角の時よりは安定しているようで良かったよ。
………ありがと。(思ったよりも気を使わせてしまったらしい)
……暫くは問題ない。
それは重畳。
いやぁ、さすがに街角で今にも倒れそうなソフィーを見たときには肝が冷えたよねぇ。(結局処置したのはレジーナだったけどね、と続けながら)
…………既に倒れていたけれど。(息を吐いて)
まぁ......もうあんな状態になるまでむちゃしないでほしいね...
………無茶はしていない。自然の流れに任せただけ。
自然の流れ....ねぇ....あのままだったらどうするつもりだったの?(多少、責めるような口調で。心配ゆえに、といったところのようだが)
………どうもしないけれど…?(どうしたの? と)
……それはこの世界では分からないこと。
だとしても、行動不能にはなっただろう。それに...魔力の枯渇が、純種で言うところの生命力の枯渇だとすれば...その果は朽ちるだけ。それはこの世界でも変わりは無い。
…………そうかもしれない。(あっさりと頷く)
...なぜそこまであっさり肯定できる?なんで、そんな...自分を蔑ろにするような事を...
…………別に。流れに任せているだけ。もしそれで死ぬようであれば、それまでだったということ。
...流れに任せて、ってことは自分の意志でどうこうする気はないってこと?
………代案は探していた。間に合わないのなら、運が悪かった。それだけ。
...それなんだ。ソフィー、ワタシはそこがわからない。
何故「代案」を立てなければならなかったの?代案を考えるとすれば「本命」が存在するはず...おそらく、吸血という本来の手段が。
でも、ソフィーはそれを頑なに取ろうとしない...何故?
…………それは、言わなくてはダメ?
レジーナにも言われてたようだけど、ソフィーはその振る舞いで多くの人に...いや、ワタシに心配を掛けた。望まなかったにせよ、ね。
その対価くらいはあって然るべきではないかな?
………………(ゆらり、ゆらり。迷うよに尾を揺らしている)
...聞かせてほしい。ワタシはソフィーが気になる。(言葉は短く、渇望と...少しの不安の感情を載せて)
………怖いから。私はただ、臆病なだけ。
臆病は罪ではない。悪いことではないんだ....でもソフィーは「何」を怖いと感じているの?
お願い、教えて欲しい...ワタシはソフィーを知らなさすぎる。
…………血が怖い。(ぽつり、と問に答えて)
…………(それ以上は言いたくないのか、黙って)
.........(しばらく黙っている。しかし空気は固く、じっと...待っている様に感じられるだろう)
…………血が怖い吸血鬼なんて、私くらいしかいないとは思うけれど…。
......(肯定も、否定もせず。ただ静かに言葉を聞いている)
血を恐れるが故に、吸血ができず、あんなことになってた訳か...今は当分、大丈夫なようだけど。
...ソフィーの世界は吸血鬼は虐げられる存在だった?
へぇ...ワタシの知る...この場合はワタシのしる物語の吸血鬼と言うべきか。
その吸血鬼達は絶対強者で、普通の人間は彼らの糧でしかなかったのだけど...ソフィーの世界は違ったんだね。
...以前の約束が有効なら、その「世界」について聞かせてほしいのだけれど?
…………あなたの言うその世界と、少ししか違わない。ただ、人間と吸血鬼が共存していた、それだけのこと。
……人間は採血した血を吸血鬼に与え、その代わりに吸血鬼は任意に戦力として国に協力した。ヒトは吸い尽くされて死ぬことはないし、吸血鬼はその圧倒的な力を持って敵を粉砕すれば国から報酬も出る。そういう、損の無い制度。
報酬と対価、そして軍事利用...か。
おそらくソフィーの世界の二種族は共通の価値観を持てていたのだね。
異種族の共存としては良さそうだ。
…………まあ、あくまで制度上にしか過ぎなかったけれど。
……逆。古くから生きている吸血鬼は、ヒトから直接吸う血を好んだ。だからその制度の中にあっても、ヒトを襲った。
(やはりか。というのが素直な感想だ)...長きを生きている分、力を持ってて我が強い...とかなのかな...それは、人間側としても、制度の下にいる吸血鬼にしても望ましいことではなさそうだね。

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