事務所裏手の中庭
天気のいい日は隅っこで洗濯物が干されているが、
それ以外は殆どなにもなく、動き回るには充分な広さを持っている。

どんな怪我をしても、縁側に置いてある緑のスフィアに手をかざすと治癒されるようになっている。

===
バトルRPなど、身体を動かす時に使用する場所。
団員に招かれたのであれば、団員以外の参加も可

乱入は戦闘中の背後さんに許可を貰ってからでお願いします。
（トラブル時、ギルドマスターのみ緊急介入する場合があります）

怪我を他に持ち出すのは非推奨です

――ダイス使用時の模擬戦ルール(仮)――
上方優勢ルール
同値は回避(防御)優勢。

初期【HP：200】

ダイスで先攻後攻ジャッジ！

【攻撃】ダイス
　　↓
【回避】(防御)ダイス
　　↓
成功したら【ダメージ】ダイス
　　↓
ダメージ計算
―――――――――――――――――

（銃口がブレる。やはり親しい人間は撃てないらしい）
（それと同時にアルクの目を見て、「なるほど、これが感情を捨てるということか」と納得する）

やっぱ俺には無理やな……？

（しばらくアルクの暗殺者としての目を見ているうちに、手の震えがなくなっていることに気づく）
（そして、さすがにこちらの命が掛かっている場合は友人でも撃てるらしいと悟る）

………有栖。冗談でも殺す気が無い相手に銃口は向けるな。(一瞬震えていた手を見て、有栖の言葉の後に銃口を下げながら言った。)

ナイフなら躱したりすることは楽だが弾丸となると超人でも無けりゃこの距離だと難しい。
向けるなら刃物に留めとけ(怒りなどは無く、ただ単に自分なりの警告。相手の身を護る為の、警告だった。)

……ああ、すまんかったな
（アルクが構えを解いた瞬間再び銃口がブレたので、確認を終えてこちらも銃をを下げる）
（そして確認のためとはいえ銃を向けたことを謝り、今後は相手に不用意な警戒を与えないよう注意することにした）

どうやら俺は他人を「人」として認識してへんらしいわ
だから自分の命に関わらん場面で、「人」として認識した相手には武器を振るえへんと
そうゆうことらしい

上手く説明出来ひんけど……「人間」は殺さへんのは大前提
けど、そこに相手が「ヒト」かどうかで引き金が緩くなったり固くなったりするみたいや

…ああ、一度は言うが二度目は躊躇せず発砲すると思っておいてくれ。(「二度目は無いからな」と分かりやすく伝え)

……有栖、アンタの「ヒト」の定義ってのは何だ?(銃を懐にしまうと紙煙草を咥えながら聞き)
この世界でもアンタの行動理念は「ヒトを殺さない事」。それは分かった。

「ヒト」とはどこからの範囲がアンタにとっては「ヒト」なんだ？それによっては戦い方もある程度作ることは可能だ。身を護る為のな…

なんとなく分かったわ、俺は自分の命が最優先みたいや
俺を殺す気で掛かってくる相手は、友人やろうがなんやろうが躊躇いなく撃つ
正当防衛は俺の国でも認められとるし、相手がギフトで死なへんのは分かりきっとるからな

けど相手にこちらを殺す気がなかったら友人を撃つのは無理

友人未満はそもそも「ヒト」扱いしとらへんから躊躇いはない。
もちろん積極的に害そうとは思わへんけど

モンスターはたとえ相手が「ヒト」でも躊躇いなく撃てる、ただし後で治療はするけどな

「人間」の定義は「法やルールで人権を保証されとる存在」

「ヒト」の定義は「こちらに対して友好的かどうか」

…なら、その「有栖にとってのヒト」が、アンタにではなく、護るべき”ヒト”に対してのみ敵意を向けていた時アンタはどうする?

…………聞いた理由は、俺がそうなる可能性が今まであったからだ。他の奴がそうじゃないとは限らんからな…

（※申し訳ない、発言内容が訂正されてることに気づいてなくて、会話に脈絡がなくなってしまったので連投。次から発言前にコピペして確かめる）

「人間」でなければ「ヒト」であっても「殺人」にはならないから傷つけることに躊躇いはなく
「ヒト」でなくとも「人間」であれば「犯罪」となるから無意味に害したりはしない
これが俺の定義みたいやな

……その場合は優先順位による
守るべき人より殺そうとしとる人の方が俺にとって大事やったら、守るべき人を撃つ
どうせどっちを撃っても死なんし、メダルに変えてしまえばとりあえず危険は去るからな
（もしアルクと敵対しなければならなくなったらどうするか、ということを想定しながら話す）

…俺からしたら24時間後には戻ることを想定して殺してしまうほうがいいとは思うんだがな…。
その気の人間は、殺さないと止まれない事の方が多い。

最悪そうなったら、俺が止まれなくなったら24時間後に再びメダルにされても、戻った瞬間にアンタを殺そうとするだろう。

―――『戦闘に入ったらメダル化は出来ない』。…そうだろ？ギフトならな。

それを知られているのなら、アンタの方に分はない。他の奴に殺してもらう事をお勧めしておく

いや、そのへんはローレットで確かめた
「戦闘不能（※ＨＰ0）になった時点でそいつは戦闘中ではなくなり、ギフトは問題なく発動する」ってな
不可能なのは「戦闘中にメダル化を解除すること」や

あと、さすがに俺だって何の対策もなしに24時間ボサッと待っとる気はあらへんで？牢屋に投げ込んでから解除するくらいはする

…なあ、戦闘離脱後だとして、発動するのは「メダル化含めた解除」ではないのか？

なら、戦闘中になって逃げられた場合は?そして、メダル化するために削り切れなかった場合い、殺されるのは有栖なのを忘れていないか?

…メダル化されたら装備もそのままだろ？なら、有栖はメダル化した相手の武器を奪う事は出来ずに牢屋に入れることになる。手足も縛った状態ではない。…いくらでも反撃できるし、避けることも可能だ。

物理攻撃じゃなく、魔法攻撃の相手ならなおさらだ。俺はその時が心配で仕方ない。

俺が戦闘に入ったら、戦闘前にメダル化した人間が一斉に解除されるって言いたいんか？
さすがにそれはないと思うで？ローレットの回答からして、俺のギフトはメダル化しとる人間が戦闘中でない限り発動したままって感じやったし

あと勘違いせんで欲しいのは、これはあくまで「俺が簡単に人を殺せるほどの技量を得てから」の話やねん

最優先はさっき言（ゆ）うた通り自分の命。自分以外を気遣ってられへんほどの相手やったら、守るべき人とか関係なく保身に走るで？まぁその守るべき人が自分の命に代えてでも助けたい人やったら話は別やけど………

そうやな……確かに相手が武器を所持したままやったり魔法を使ったりするとギフトを解いても不安やな
その場合は水底にメダルを沈めて、相手を溺れさせてから再度メダル化させるわ

…一から言わないと理解できないか?

俺が言いたいのは、戦闘が始まったらアンタの能力は24時間経過以外は解除も、メダル化も出来ないと言ってるんだ。

簡単に人を殺せるほどの技量が付いたとして、簡単にできる状況下になら無い場合にアンタはどうするのかが心配だと言っている。

それと、水底にってのは海種だったらどうするんだ？ギフトは便利に使おうと思って使う気で居るなと言っているんだ。
アンタのはローレットで言われてる通り、「血で手が汚れない為」なんだろ？その場面に偶々なった場合に、それが発動する程度に考えておかないといけない、と言っている。


自分の命を守るために動くのは俺も賛成だ。だからこそ、ギフトに頼った戦い方をするなと言ってるんだよ。俺の教えているのはそもそもギフトを使ってしまったタイミング前に、自然とアンタの身を守れるようにってだけなんだよ。

簡単に出来る状況下でなかったら、か？頑張れば何とか出来ると判断したなら、相手がメダルになるまで戦うつもりや
無理と判断したなら技量が足りてないってことで自分優先

そもそもアルクに戦い方を習っとるんは、自衛のためやからな
これはあくまで「親しい人が襲ってきたらどうするか」という覚悟の話。まず危険に自分から飛び込むつもりはあらへんし、親しい人との戦いは徹底的に避けるつもりや

……なら、良いんだが。

俺はアンタが今さっき俺に向けた銃口を震えさせていたのが心配で仕方ないんだ。

……最近考えてる事が的中した場合、俺がではなくて、ランベール関係で危惧している。(小声でぽつりと)

すまんかったな……
ただ、生きるためやったらどんな相手でも引き金を引く覚悟はある

けど、そうやな……躊躇いなく攻撃的出来る手段、つまり相手を無力化出来る手段があれば、それに越したことはあらへんな……

…なら、アンタは捕縛系や罠を使ったらどうだ?頭は使うが有栖なら慣れれば出来るだろ。

捕縛出来たら、メダル化もできる可能性が増えるだろうし、特にこの事務所に居るなら罠は色々と有用だ。

罠……アリスターさんが得意そうやな
（掃除に行った時に部屋の惨状を知ってる）

あとは体術、特に柔術とか考えとるんやけど……素人では逆に危険やろな

…それなら俺が丁度いいんじゃないか？殺そうとしなきゃいいんだろ？無理な姿勢での訓練はいつもしてる。本格的なものは分からんが、突発的な事には使える程度にな…。

有栖、なんなら体術なら何時仕掛けてきてもいいぞ。前からそのつもりで居たしな…。
………俺の師のやり方と同じだが、俺は殺そうとまではする気は無い

ありがとう、頼んでええかな

アッハイ……そん時はお手柔らかに頼むで……
（死なん程度には返り討ちにするんやな……痛みに慣れるためにも必要なことやけど……）

どういたしまして。
…この事務所で最初に会った時に言った通りだから覚悟して掛かれよ?怪我は出来るだけ、なるべくさせないようには務めるが。

…怪我したら………ランベールに頼め。何とかなるだろ

……いや、遠慮なくやってほしい
そうでないとこの先やって行けへんやろうからな
（言いながら、学生時代の体育の柔道を思い出しながらアルクに掴みかかる）

……っと、(言葉が終わるや否や掴みかかる有栖に対して身をさっと後ろに引き躱すとスパンッと即座に足払いを仕掛けようと足を動かした)

………ッ！
（空中に投げ出されとっさに受け身を取るが、しょせんは授業でやった程度なので半分程度しか衝撃を受け流せなかった）
（ただ一応受け身としては機能したのか、せいぜい赤くなった程度のようだ）

……さすがに無理か
（立ち上がりながら、しばらくは基礎に専念しようと思ったのだった）

…不意を突いたのは良いと思うぞ(屈んだ体勢から立ち上がると手の土を払い)

俺からは当分仕掛けんから安心しとけ。…時期が来たら仕掛けることは言うから、その時は心しとけよ

ああ、頼むわ
今日はそろそろ中に戻ろか？

ん、そうだな…戻るか。

………有栖、訓練として二階に上るくらいやってみたらどうだ?(そう言うと木を登り、一番上の枝に腕を伸ばし勢いをつけて反動で2階事務所の部分へと跳ぶ)

…まあ、こんな感じで今度やってみると良い。

…………

（見様見真似でやってみることにしたようだ）
（まずは木に登り、１番上の枝まで移動する）
（ここまでは子供の頃に遊んだ記憶でなんとかなった）

……ッ！

（勢いをつけてジャンプ！）

………ッ！？（おわぁぁぁぁぁぁッ！？）

（目測を誤って壁に激突。さらに自由落下）
（べチャリ、と音を立てて地面とキスするハメになった）

…有栖、大丈夫か?(真顔で策柵の上にちょこんとしゃがんで下で地面にカエルのように沈んだ有栖を見、声をかける)

…………

（ムクリと起き上がり、ノロノロとした歩みで緑のスフィアまで移動）

……大丈夫や、問題あらへん（死ぬかと思たけどな）

（スフィアを使って自分で治療すると、徒歩で事務所の自室へと戻って行った）

……お、おう…(とりあえず大丈夫らしい有栖を確認すると自分も事務所を通って自室へと戻って行った)