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Wiegenlied
ふだんは……森の奥に。
ローレットにいるときもあるんだけど、森にいたほうが落ち着くの。
(待ち合わせはどこにしようか、と問いかけて)
…うん。安らかな、優しい眠りがあると、いいな。
冬は、ねむりの季節。
…そっか。そうなんだね。
(ことばを繰り返して、反芻して)
(自分の知らない冬のすがたを、羨むように)
ほんと?…そういえば。
エーリカさんは、木々のことばが、聞こえるの?
(声なきものたちの声を、伝えてくれるその行動に)
(ふと気が付いたようで。率直な疑問を言葉にし)
此方の人も召喚されたんだ、ね。
……ひとり。そう、でしたか。
でも、ボクと話していても、変なところはなくて、すごいね。
じょうずだと、思うよ?
(辛いことを思い出させたかな、と申し訳なさそうに視線を落とすのだが。
でも。今ことばを交わしているあなたの姿が、そんな風には思えない、と。
少しばかりの励ましと、心からの尊敬をのせて)
ボクを拾ってくれたヒトが、居てね。
そのヒトが、ことばや、文化や、いろいろなことを。
空っぽだったボクに教えてくれたから。
だから、だいじょうぶだよ。
(もうそのヒトは傍にはいないのだけれど、と小さく付け足して)
ローレットにいるときもあるんだけど、森にいたほうが落ち着くの。
(待ち合わせはどこにしようか、と問いかけて)
…うん。安らかな、優しい眠りがあると、いいな。
冬は、ねむりの季節。
…そっか。そうなんだね。
(ことばを繰り返して、反芻して)
(自分の知らない冬のすがたを、羨むように)
ほんと?…そういえば。
エーリカさんは、木々のことばが、聞こえるの?
(声なきものたちの声を、伝えてくれるその行動に)
(ふと気が付いたようで。率直な疑問を言葉にし)
此方の人も召喚されたんだ、ね。
……ひとり。そう、でしたか。
でも、ボクと話していても、変なところはなくて、すごいね。
じょうずだと、思うよ?
(辛いことを思い出させたかな、と申し訳なさそうに視線を落とすのだが。
でも。今ことばを交わしているあなたの姿が、そんな風には思えない、と。
少しばかりの励ましと、心からの尊敬をのせて)
ボクを拾ってくれたヒトが、居てね。
そのヒトが、ことばや、文化や、いろいろなことを。
空っぽだったボクに教えてくれたから。
だから、だいじょうぶだよ。
(もうそのヒトは傍にはいないのだけれど、と小さく付け足して)
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レガド・イルシオン郊外。
東のそらが白みはじめ、鴉、次いで小鳥が歌い出す頃。
木々が、草花が、白露を帯びている。
白銀の枝葉を揺らす風に乗せて。
微かな歌声が、静寂の森に満ちていた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
1:1RP。
アイラとわたしの、或る日の一幕。