その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。
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初詣の相談場所よ。
お誘いした方以外の書き込みはご遠慮願うわね。

け、獣の数字……わ、わわわわ私には……も、もったいない…数字で…そ、その……

ふふ。最初は嫉妬したものだわね。
(狼狽えるような様子に目を細め)
欲しかった獣の数字を持っているのだもの。

でも、ま。
それはすぐに気にならなくなったのだけれどね。
だって(道子の頭をわしゃっとかき回すように撫でようとして)
……こんなに可愛い娘なんだもの。

う、うぁ……れ、レジーナ…さん…(わしゃっとされ)
そ、その…わ、私……なんかが…持ってて…ごめん……なさい…

そんなの、汝(あなた)がどうこうできるものではないわよ。謝ることでもないわ。

切っ掛けは何にしろ、我(わたし)は汝(あなた)を気に入ったことには代わりはないのだわ。
それに……。

うぅ……は、はい………そ、それは…すごく…う、嬉しい……です…
………そ、それに…？

襲いたくなる娘は、我(わたし)の大好物だしね？
(しれっと爆弾発言)

…？………………ッ！
ど、どどどどどどどういう……ま、ま、また…か、からっ…からかって……！？

さて？
どういう意味かしらねぇ。
どういう意味だと思う？
(ふふ、と笑みを浮かべながら)

えっ……と…その……ま、また…私を……か、からかって…遊んで…る……？

そう思う？
(ついーっと道子の頬を指先で撫でようと)

お、思い…まっひゃあっ……ッ！？(頬を撫でられビクッと)

では、そういうことにしておきましょう。
……ところで道子？

は、はい……な、なん…で…しょう……か…

ゆみ、と呼んでも良いかしら？

も、もち…ろん……です…！わ、私も…嬉し…い……です…

では、ゆみ、と。
汝(あなた)も我(わたし)のことを好きに呼んで構わないのだわ。

わ、私…は……れ、レジーナ…さん……以外の…呼び方が…お、思い…つきません……ご、ごめん…なさい…

別に謝ることではないのだわ。
すぐに謝るのは汝(あなた)の悪い癖ね、ゆみ。
(頬を撫でようとする)
さて……。

あ…ぅ……ご、ごめん…なさい…(頬を撫でられながら)

……ほら、また。
そんなことでは……
(くいっと、ゆみの顎を上げさせ、少女に顔を寄せようとしながら)
ほんとうに、たべてしまうわよ？

ひっ……ご、ごめ…じゃ…なくて……そ、その…す、すみま…せん…

やれやれ。
(なおる気配がないのを見てとって)
それだと変わらないでしょうに？
(ほっぺたをむにむにしようと)

うぅ……で、でも…わ、私が…悪い……ですし…(むにられながら)

わーるーくーなーいー。

あれよ。
湯たんぽの刑に処するわよ？

な、なな、なんですか…？ゆ、湯たんぽの…刑…って……

今、夜って寒いでしょ？
だからお布団の中で湯タンポがわりになってもらう刑。

そ、それって……そ、そそそ、添い寝…じゃ……ッ！？

？
なにか問題あるの？

も、問題……と言います…か……そ、その…わ、私なんかが……いたら…ね、寝付けない……と…思い…ます…

んー？
それって、もしかして寝相が悪い、ていう意味？

い、いえ……わ、私なんて…抱えても……ぜ、絶対に…不快な……心地…です…

ふむ。
いえ、汝(あなた)が望まないというならばやめるけれども。
そういうわけではなく？
心地の問題？

だ、誰かに…添い寝……したことが…ない…ので……た、たぶん…ですけど…心地が……悪い…かと…

ならば話は簡単よ。
やってみればいい。その一言に尽きるのだわ。

や、やってみる……ん…です…か…？

うむ。
寝るときに！

(あれ…？既に湯たんぽにされる方向で話が進んでるような…？)

問題はあるかしら？

え…？あ、あの……ど、どう…でしょう……か…？

我(わたし)は問題ないけれども？

も、問題は……ない…です……けど…は、は、恥ずか…しい…

そうでしょうとも。
それが狙いですもの。

う……は、恥ずかしい…思いを……さ、させたい…だけ…ですか…？(むぅっと)

あら？
不満？

そ、その…理由は……す、少し…です…けど……(ふいっ)

ふふふ。
じょーだんよ。勿論冗談。

ゆみと一緒がいいからよ？

んぅ…そ、その…言い方は……少し…ひ、卑怯…です…

あら……駄目だったかしら？

こ、断れない…言い方……です………わ、私の…退路が…ありま…せん…

ふふ。
嫌なら断っていいのよ？
それでどうこうという話はないから。