PandoraPartyProject

ギルドスレッド

異世界歴史学研究調査事務所

コーヒータイム

さあ、珈琲を飲もう。
何故なら人生には癒しと休息が必要だから。

さあ、話をしよう。
何故なら人生には交流と仲間が必要だから。

・雑談スレッド。
・軽く気軽に発言する為の場所です。シュチエーションの整合性や描写、会話の一貫性や継続などに拘らなくても構いません。ファジーかつ自由に。
・RPを通した上でならメタ発言を許可します。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
わたしの手もそういう類のことは得意だったぞ。
星を握り潰して塵芥にすることも、手刀で恒星を双子にすることもできた。
同じだな。いや、今はできないが。

(ブラシを受け取り)
ありがとう、ダディ。丁寧に梱包されていると、少し開けるのをためらうな。
わたしは不器用なので、きれいに取り除くことができないかもしれない。
(手に持ったまま、リボンを外さずに角度を変えて形を見ている)

……ん?
(ヴァレーリヤの耳打ちを受け)
これは女性用、ではないのか?特におかしな点も見受けられないぞ。
わたしが雑貨店で勧められたものも、こういったデザインだった気がする。
このような物品の所持は犯罪なのか。
……ん?
如何した? 使わないのかね?
(差し出した体勢のまま怪訝な顔)
……って、おい。何かね。
何でそんな顔で内緒話を始める……!?

(ラクタの方が受け取ったので、とりあえず気を取り直し)
ああ、うん。気持ちはわかる。
だが使わないままでは箪笥の肥やしでしかない。遠慮なく使ってくれ。
なので扱いが多少不器用でも全く構わないのだが……
気になるなら代わりに外そうか?
いや、そのようなことで手を煩わせることはない。
がんばってみよう。
(おそるおそるリボンを引っ張り、結び目を解いて)
(ゆっくりと包みを開け)
(ひとつうなずいた後にもう一度ブラシを見る)

……子供用だな。子供用だ。ようやく理解できた。
ダディはかつてこれを渡す相手がいたのか?場合によっては犯罪らしいからな。ヴァリューシャがそう言っていた。
ちょっとおおおおおおお、ラクタ表現、表現!
あまりにダイレクト過ぎる物言いは、時として余計なトラブルを招きますわよっ!
(咳払いした後、何事も無かったかのように)

……ええと、違うのジェイ。
これはね、そう、貴方がロリコンだと言いたいわけではなくて。
愛の形は人それぞれなので、追求するつもりも無いのだけれど、法令の範囲内で愛情を育んだ方が社会的にも安心安全というか……(目が泳いでいる)
子供用? それはそうだ。彼女は子供だったからな。
……まあ当人は、そんな事を言えば間違いなく怒るのだろうが。
(少し笑ってアッサリ肯定する)

って、いや、何故子供に誕生日プレゼントを用意して犯罪になるんだ。
(怪訝な顔でラクタに言い、動揺するヴァリューシャの様子にちょっとギョッとする)
え、いや、え?
何を焦っているのだ君は。

(咳払いをするのを見て取り敢えず聞く)
………
(腕組みして言われた事について少し考える)
………………
(宇宙に思いを馳せて見る)
…………………………
(世界経済と個々人の環境保全意識について掘り下げて見る)
………………
(現実逃避は止めて再度言われた事について考える)
………
(ガックリと頭を下げてため息を吐く)


君達は俺を何だと思っているんだ!?

(魂の叫びである。だが原因はお前である)
(首を傾けて)
何だと思っていると聞かれれば、わたしの前ではみな小さき者である。
だが、似た星があれども同じ星はない。小さくともそこには差異があり、わたしはそれを理解している。
……そも、小さき者の幼年期など、わたしにとっては瞬き一つの誤差のようなもの。
わかっている。わかっているとも。

まあ、それはそれとして、遠慮なく使うとしよう。
(ブラシで髪についた雪を落とし始める)
否定しなくても良いんですのよジェイ。
そう、貴方は悪くない。
貴方はただ、生まれついてそうだっただけだもの。
貴方が小さな子供しか愛せないことにも、きっと意味がある筈ですの。
主は、無意味な試練をお与えになることはありませんわ。

……だから、その嗜好を治すにはどうすればいいか、一緒に考えましょう?
(平静を装っているが、ガタガタと手が震えている。揺れ具合→)
100
分かってない様でいてキッチリ分かっている上で肝心な部分だけ全く分かっていない!?
(ラクタの言葉に頭を抱え)

ヴァリューシャ君に至っては話が勝手に進んでいる!?
と言うかスムーズに病気呼ばわり!?
(椅子がバタンと倒れる音にビクッとしつつ)

待て待て待て待て多角的に一時停止したまえ!?
君らは恋人や想い人にしかプレゼントを買って渡さないのか!?
友人や親しい相手にも買うだろう!? 渡すだろう!?
と言うか俺は子供は守備範囲外だし、どちらかと言えば若いより妙齢で豊ま──

ゴフン、ゴホン。なんでもない。
(流石に気づいて言葉を止めた。止めたが……)
(すっかり雪を落として、部屋に戻って来る)
ほう、興味深い。人の好悪を知るのは実に面白い。
わたしはその続きを聞きたいぞ、ダディ。続けたまえ。
(倒れた椅子を起こして、当たり前のようにその椅子に座って手を組む)
ええー……それは私だって、お世話になった方や友達にプレゼントを贈るくらいはするけれど。
いずれにせよ、血縁でもない幼女と親しい成人男性っていう時点で、かなり事案ではございませんこと?
その子供は守備範囲外というのも、一体、どこから線引きしているのか……。
一応言っておくけれど、成人するまでは「子供」と呼ぶのが一般的でしてよ?
10歳越えたら大人とか、そういうものではありませんわよ?
(完全に信じていない目)
君は妙な所で微妙に下世話に走るな……いや、結果的にそうなってるだけ、か。
(溜息を吐いてポケットを探り、携帯灰皿からシケモクを出して咥える)
………
(火を点けるでも無く、ただ咥えたまま少し沈黙してから)
……仕事だ。彼女とは仕事で関わったんだ。仕事以外では別に……
(言い掛けてから、一瞬少し驚いた様な顔をして)
そう言えば、仕事以外では本当に関わっていないな。
(苦笑してから逆のポケットを漁り、ライターを取り出して。もう一度溜息を吐いて)
基本的に未成年は確定で範囲外だ。
よほど特殊な成人条件で、我々カオスシード換算で90歳位まで成人が認められない種族の旅人。とかならまた別だがね。と言うかそんな御仁は口説くより取材したいが。
下世話とはわたしのことだろうか。
つまり、小さき者たちの思考に一歩近付いたといってよいのだろう。喜ばしい。
ともあれ、つまるところ……何らかの突発的な仕事で出会い、なし崩し的にその後も仕事を頼まれるようになった、そういう関係だな。
若年であれば、頼れる大人として見られていたのであろう。
しかし成人・未成年はさほど大事なことだろうか。わたし―たち、においては、生まれ出つる時より親の知識と思考基盤を受け継いでいたから、こちらの世界に合わせて話せば、生まれてすぐに成年だった。もちろん、わたしも成年だ。ギルドに曰く、合法ロリだそうだ。言葉は合っていただろうか?
ふーん、年端も行かない子供と?お仕事で?(あまり信用していない目を向けるが、続く話を聞いて少し考えた様子で)
……まあ、何となく本当っぽいような気もするし、信じて差し上げますわ。
でも、それが手元にあるということは、結局、渡せなかったのね。このプレゼント。(櫛を手に取り、ひっくり返したりして眺めている)
(少し悩んでから)
……いや、護衛対象だったんだ。結構長期の仕事でね。
彼女との付き合いは、考えてみれば、その間だけだったんだな……
(煙草に火を点ける。少し間を置き、何かを飲み込む様にじっくり吸って)
信じて貰えて何よりだ。
渡せなかったと言うか、誕生日に似合う物をプレゼントすると約束してしまってね。
会えなくなっても約束は約束……何て真面目ぶる心算はないんだが、近い時期に店先で丁度良い品を見かけたりすると、思わず買ってしまう時が、稀ーになあ……
(煙と一緒に苦笑を漏らす)


……と言うかラクタ。君、親に当たる存在が居るのか。
失礼、宇宙規模の神と言う存在の大きさから、自然発生的なイメージを勝手に持っていた。
そうか、なるほど。習慣となっているのだな。
しかし、その言い方だともう大分渡せずに時間を経ているような気もする。
小さき者の成長は早い。もうそろそろ、立派な成年となっているのではないか。外見的に。
(使用したブラシの汚れを払い、丁寧にテーブルに置く)

自然発生といわれれば、そう、そうだな。
年月の中で草花が萌え出るように、星々が砕かれ再び固まるように、わたしは自然の摂理により形成されたわたしである。
小さき者の概念で言えば親が近いが、もっと正しく言えば……のれん分け、いや、株分けだろうか。
かつて全能とうそぶくわたしは、いくつも分かたれた大きなわたしの中のひとつであり、そして全てであった。
この辺りは、説明がむずかしい。
今のわたしは、全能ではないからな。かつてならば、汝らの脳髄に全ての知識を直接注いでやれたのだが。
わーーーわーーーー!!!!(慌てた様子で、大声を挙げてラクタの口を塞ごうとする)
おほほほほ、ごめんあそばせ。

(ぼそぼそとラクタに耳打ち)
ちょっとラクタ、あまりにも無造作に踏み込み過ぎではありませんの!
もし死別とかだったらどうしますの。絶対ワケありですわよ、あの言い方!
地雷を勢いよく踏み抜いた後の場の雰囲気なんて、私、微塵も収拾できる気がしなくってよ!
あら、ラクタにも親が居たのね。
ふふふ、どんな方なのか、いつか一度見てみたいもので……ええと、自然の摂理によりのれん……株?(首をかしげる)
いくつも分かたれた、ラクタの中の一つで……?(答えを探し求めるように自然をキョロキョロさせる)

…………

ええと、つ、つまり神様は同じ生地から焼いたクッキーのようなもので、ラクタはその中の1枚のクッキーということで良いのかしら?食べると美味しいのかしら?(ぷすぷすと頭から煙が出そうな表情で)
(耳打ちされ、不思議そうに)
理由があるのなら、なおさら、その理由を知らなければ。
わたしには、どう接してよいかわからないではないか。
それに事実は事実だ。口にするもしないも、どちらも揺るぎのない事象だろう。

情報という名の精緻なるタペストリ、織られた布地のパターンの繰り返しのひとつ、それがわたしだ。
生地から切り取ったクッキーというのも、悪い例えではなかろう。
型抜きされたクッキーは形が違えども、同じ味だろう?
焼き菓子の差異がそのあとの味付け次第であるように、わたしは、かつて汝らと似た源を持ち、はるかな時の先にて進化の果てを見た生命の一形態であり、今ふたたび父祖たる姿に戻ったというだけ。

(首を傾げて)
……つまり、すごいクッキーのひとかけらだ。
(引き続きこそこそ耳打ち)
もー、これだから神様は。
確かに相互理解は大事だし、既に起こってしまった事は変えられないけれど、人間、話したくない事の一つや二つはありますの!
良いことラクタ、こういうのはどんなに知りたくとも、本人から言い出すのを待つのが得策でございますわ。
あまり踏み込み過ぎて相手の不興を買うと、夜道で背後から脳天チョップを喰らわされる事になりかねなくてよ!
ま、まあ。本人が話してくれるのであれば、それにこしたことはないのだけれど(ジェイの方をちらりと見る)
すごいクッキー!(肯定されたことに、パッと顔を輝かせて)
ふふ……ふっふふふ、流石は私、また一つ真実を言い当ててしまったようですわね。
しんかのはて?とか、せいめいのいちけいたい?とか、微妙に取りこぼした部分はあるけれど、概ね正解ということね。(どやぁ)

それで、ラクタは何味のクッキーなのかしら?
バニラ?チョコレート?ああでも、髪や瞳の色から判断するとサツマイモとかかしら?
湿気ないように、時々オーブンに入って焼き直したりしているの?
(どうやら脳内で「ラクタ = クッキー」の方程式が成立しているらしい)
……
(ジジジと微かな音を立てる煙草の先を見ていたが、ハッとしたように顔を上げて)
っと、すまないな。少し考え込んでしまっていた。
お詫びと言うわけでは無いが、すごいクッキーな神様に捧げものをするとしようか。
確かチョコチップクッキーだったかな。
(誤魔化す様に笑い、戸棚からちょっとだけ高級な来客用クッキーの缶を出す。『日本』によくある一口サイズのでは無く、『欧米』風の、例えばクッキーなモンスターが食べる様な一枚一枚が大きなソレ)

まあ、そうだな。
成年になってるかどうか以前に、そもそも年頃らしく一人前のレディとして扱われる事を望む子だったから。考えて見ればあの頃渡していたとしても、こんな子供っぽいのには不満を言われたかもしれないな。そう言う意味ではこれはチョイスに失敗している。
(苦笑して)
話か……どうにも辛気臭い話になってしまうのが、な。
聞いて楽しい物では無いよ。
あら、随分大きなクッキーね!これも異世界のレシピに則ったものなのかしら?
とっても美味しそう。良かったわねラクタ!
これで今日のおやつもバッチ…リ……?(自分の分が運ばれて来ないのを、不思議そうな目で見つめる)
ふふ、そういう年代の子は、付き合うのが難しいわよね。
でもきっと、喜んで使ってくれるかは別にして、大切にはしてくれたと思いますわよ?
言葉の端々から、見えない絆が伝わってくるもの。
……それで?
すまない。どうも呆っとして駄目だな。そんな年では無い心算なのだが……
(見つめられてなぜか冷や汗をかきつつヴァレーリアの前にもクッキーを)
さて……そう言えばどうなのだろうな。単に別の国のレシピかも知れないが……
何にせよ食べ応えのある菓子でね。割と好評なんだ。

……大切には、か。
確かに、散々文句を言ってああだこうだ説教をした上で、笑ってはくれたかもしれないな。
絆があったのなら良い……いや、いっそ無い方が良かったのかもしれないが。
(少し躊躇し、また少し考えてから)
彼女は、病人だったんだ。
その土地で長く流行していた、掛かれば時を待たず死んでしまう重い病の。
……ただ、彼女一人だけは、死ななかった。治らないが、悪化もしない。
だから、彼女の存在は重要だったんだ。俺と言う護衛がつけられる程度にはね。
わーい、ありがとうジェイ!
好評なお菓子、楽しみで…(クッキーを受け取ってギョッとした表情)

思ったより重いのだけれど……これ、何が入っていますの?
い、一応言っておくけれど、オールドワンと言えど鉱物は食べなくってよ!
(不安げにクッキーをくるくると回して確認している)
つまり死病の治療法を探すための一縷の希望。それが、その人でしたのね。
その人も納得しての事だったのかも知れないけれど、いつまでも続く病の苦しみ……きっと辛かったでしょうね。
せめて、日々の暮らしの中に少しでも安らぎを見つけられていた事を願いますわ。
(その結末について問おうと口を開いたが、適切な言葉を見つけられず、迷うように口を閉じた)
流石に鉱物を客に出す勇気は無いな。
……あ、いや、昔顧客に振る舞った事はあるが。
それはその旅人が貨幣を食べる習性を持っていたからだしな。

ともあれそれにはチョコチップと、後は甘いキャラメルの様な生地が入っている。
菓子の事は詳しくないので名前は知らないが、味は良いよ。……ちょっと重いけどね。
(笑って言うが、ふと重たく感じるのは自分の年齢のせいの可能性がある事に思い至ってちょっと目を逸らした)
(少しだけ棘のある笑みを浮かべて)
……そんな良いもんじゃない。要するに政治と人倫の綱引きさ。
民衆は結果を出せと叫び、為政者はその声の圧力の中で『やってはいけない事としかたのない事』を擦り合わせる。他方、その地位を狙うハイエナ共はその状況をチャンスとしか見ていない……
酷い物だ。ま、雇われて居た以上。俺も、結局、同じ穴の狢だが。
(それだけ言ってしまってから、ハッとして慌てて咳払い)

ん、んっうん。いや、何。うん。
まあ、幸いにして彼女自身は割と安らいでいたな。それは保証する。
マイペースでロマンチストで人の話を聴かない子だったから。

淑女とかお姫様とか。そう言うのに憧れていたらしくてね。ただの護衛の傭兵を騎士呼ばわりしたり。成分の関係上禁止されていると何度説明しても、紅茶が飲みたいと駄々を捏ねたり。……まあ、我儘でね。苦労したよ本当に。
(酷い目に遭ったと言う物言いと、その表情は全く同期していないけれど)
ヴァリューシャ、わたしはクッキーでもあるのだから、その認識でよい。
わたしは自身の味を知らぬが、なんでも果実の香りがするそうだ。乱暴に近似するのであれば、ドライフルーツの入ったクッキーだろうか。
(大きなクッキーを受け取り、小さな口でひとかじりしつつ)
これは……かつて得た甘いという情報を感じる。甘い。重い?重いと呼び習わすのか?たしかに重量はあるが、これならばダディやヴァリューシャのほうがよほど重いのではないか?いや待て、これは比喩だな。わたしがクッキーのように、このクッキーは重い。つまりわたしは重い?
(首をかしげながら小動物のように少しずつクッキーを齧る)

ふぉも(飲み込む)、その少女の話だ。興味深い。わたしの舌が確かであるのなら、護衛はダディであり、その者は護衛の傭兵を騎士と呼んだという。つまりダディは騎士であったのだな。何に乗っていたのだ。
それなら一安心ですわね。一体何が入っているのかと。
でも貨幣を食べる習性があるなんて、旅人には変わった習慣を持つ人が居ますのねー。
普通の金属を食べるのでも駄目、ということなのかしら。

チョコチップとキャラメル。美味しそうだけれど、虫歯にならないように注意しないといけませんわねっ!(嬉しそうに大口を開けてクッキーを頬張る。もしゃもしゃと咀嚼する)
あっ、ラクタ、頬に付いてますわよ(この辺りだと言うように、自分の右頬を指でトントンと叩く)
言われてみれば、果物の香りがするような気も(ふんふんと匂いを嗅ぐ)
うーん、ラズベリー?それとも、別の果物かしら。不思議な香りですわね。
私の記憶にある果物の香りと似ているけれど、でもちょっぴり違うような。

そういえば、『果実の香りがする「そうだ」』って言っていたけれど、ラクタに自覚があるわけではありませんのね。
誰に…言われ……(ラクタが主に何処に出入りしているかを思い出す。軽蔑の眼差しを向ける)
……レディの匂いを嗅いで回るなんて変態ね、ジェイ。あまりこっちに近付かないでもらえるかしら?
何時の間にか物凄い濡れ衣を着せられている!?
(珈琲を吹きそうになって何とか堪えて噎せてる)

いやいや、いやいやいやいや。
誓って言うがレディの……それも年若い見目の淑女の体臭を嗅ぐ趣味は無い。
ラクタ君が果実に似た香りと言うのは今初めて聞いた。本当だとも。
と言うか旅人の生体の一例としては興味深い話ではあるが、それこそ踏み込む気は無い。無いぞ?(強調)

ラクタ君もクッキー食べてないで何とか言ってくれ(情けない顔で助けを求める)
ああ、それと俺は何にも乗ってなかったよ。実際騎士なんて良い物では無かったからね。
……そう、騎士の様な強き身体も心も持ち合わせてはいないんだ。
なのでヴァリューシャ君のあの冷たい目を向けられ続けると辛い。色々砕ける。
砕ける前に弁護をだな……
(少女に懇願する中年の図が此処に完成した)
ん?ああ、ありがとう。ここだな(頬を撫で、ついたクッキー屑を指で取りそのまま口に運ぶ)
……そう、それだ。そのラズベリーとかいう果実だ。
色合いとしてはブルーベリーの方が近いな、とも。
確かにそうだ、小さき者はそう言っていた。汝もそう思わぬか、小さき者よ。
(手に付いたクッキー屑を舐め取り、その指でJ・Dを指しつつ)
(ちょっとだけ眉をひそめて)
捧げ物を食べろといったり食べるなと言ったり、何か言えとか弁護しろとか、神に対して注文が多いのではないか?
わたしはよこしまで気まぐれな神であるから、それらの行為については寛大にも不問としよう。
だがわたしは真実を述べたまでだ。そのような振る舞いでは、なるほどわたしの知るところの騎士とは到底呼ぶことができないな。

で、弁護とはなんだ?わたしは何を言えばいいのだ?
(ジェイの慌てた様子を見て、愉快そうにくつくつと喉を鳴らして)
ふふ、冗談ですわよ冗談。ちょっぴりからかっただけ。
本当に疑ったりなんてしていませんわ。

でも果物の匂いがするなんて、素敵ですわね。石鹸の香りですの?
良かったら今度、どこの石鹸を使っているか教えてもらって…も……

(『小さき者はそう言っていた』とラクタが指さした先に目を向ける。ジェイが視界に入る。視線が再び冷たくなる)

…………懺悔するなら今のうちですわよ?(荷物からメイスを取り出した)
ふむ。ラズベリーか……何か関わりがあるのだろうか……
って!? いやいやいやいやいやいやいや!
ラクタ君の言う小さき者は多分、今までの傾向からして人間サイズの知的生命体一般を指してると思う! 確認は未だだが多分そう!
弁護はもう良いから取り敢えずそのラズベリーの香りだとコメントをした「小さき者」が折れとは別の「小さき者」なんじゃないかなあって事を確認させてくれ!
(大慌てである。仕事柄、旅人の個性的な言い回しには推察を重ねて行く癖があるので。言っている事自体は別にでっち上げや苦し紛れの類では無いのだが。それはそれとして必死である)

と言うか多分だが、その香りに関するコメントはひょっとしなくてもラクタ君が混沌に来る前に言われた言葉なんじゃないだろうかってちょっと待って!? ヴァリューシャ君は先ずその凶器を仕舞おう!?
俺も傭兵時代は鎚鉾使ってたから多少分かるぞそれ可也剣呑な業物だろう!?
ちょっとした事で振り回して気軽にいい品物じゃないだろう!?
(必死である)
わたしはギルドで教えられた小さき者の身だしなみに類するものを、そのまま使っている。石鹸もそうだ。
今のわたしの香りについては判断はできないが、かつてのわたしの香りはラズベリーであった、と言っていた。

ところで何を慌てている。
汝らは等しく小さき者ではないか。別というのはどの程度の差異を指すのだ。
その器物はどう使うのだ?弁護というのはどうなった。わたしに何を言わせたいのだ。
(相変わらず淡々とした調子で、軽く浮きながら首を傾げ)
うーん、この言い方だと無実の可能性が高そうですわね。
判断はひとまず保留……かしら。ごめんなさいねジェイ、私、貴方を信じていたはずなのに。
お詫びにコーヒー淹れる?私、淹れてきますわよ?

ああ、ラクタもごめんなさい。このメイスは本当に、なんでもありませんのよ。
スイカとかそういうものを割る時に使うちょっとした道具ですの。どうか気にしないで頂戴ね。(メイスを袋にしまう)

でも意外ですわねー。神様も石鹸を使うだなんて。
口コミで教えてもらった石鹸を使うだなんて、ふふ。まるで人間みたい。
ラクタも、そういう話をする人がギルドにいますのね?誰とよくそういう話をしますの?(だが、まだ微妙に探っている様子である)
西瓜、西瓜。そうだな。西瓜大の大きさの物を砕き得る道具だ、確かに……
(ソッと目を逸らして呻く)

と、兎も角。誤解が解けたならそれで充分さ。
李下に冠を正さず、疑いを持たれる事自体が私の不徳の致す限りと言う側面もある。
しかし、此処で良いよ良いよと言うのも無粋だな。
自分のを淹れる次いでであれば喜んでお願いするよ。
ついでに一緒に置いてある菓子の追加を持ってきても構わない。
余り上等な物はもう無いのがすまないが、ね。


(探ってる感じのある言葉にはウグっとなるが、それはそれとして顎を弄り)
……ラクタ君のギルドでの交友関係か。
確かに少し興味があると言うか、多少心配でもあるし、聞いてみたいな。
ちょっとしたものを割る時の、道具か。小さき者は創意工夫にあふれているな。
その道具も様々な歴史があり、そのような形になったのだろう。実に興味深い。今度は道具の歴史を食べるとしよう。

(ギルドの話題を振られ)
石鹸を教えてくれたのはギルドの職員だ。わたしのような別の宇宙、別の理から来たものたちの扱いに慣れているそうでな、一通り教えてくれたのだ。
誰、と言われても困るのだが。名前は次の活動報告の折にでも聞いてくるとしよう。
お、おほほほほ……そうですの。
これはあくまでちょっとした物を割る時に……あっあっ、ちょっと待って下さいまし!
メイスの道具はあんまり調べなくても良いかと思いましてよ!世の中にはもっと興味深いがあることですし、ええ!(慌ててバタバタ止めようと)


ふうん。ギルドの職員にも色々な方が居ますのね。
考えてみれば、ウォーカーって神様だったりドラゴンだったり、この世界に馴染むのが大変そうな人も多いですものね。
それでそれで、ギルドではどんなお話をしていますの?ここのご飯が美味しいーとか、こんな日用品が便利ーみたいな感じかしら?ちょっぴり興味あるのですわよねー。
やったー、お茶菓子!ありがとうジェイ!
いいえ、上等でなくてもその心遣いだけで十分嬉しくてよ!
私、張り切って淹れてきますわねっ!ど・れ・に・し・よ・う・か・なー

(軽い足取りでキッチンへ)

…………ぬんっ!!!(しばらくの沈黙の後、手でコーヒー豆を砕き割ろうとする声が聞こえた)
戦棍のイメージがそぐわないと言う自覚はあるんだな……(思わずぼそりと)
あ、いやなんでも無い。何も言っていないとも。

ギルド職員か……旅人とこの世界の鎹を担っていると考えると、ある意味私の生業に近い仕事をしている人も多そうだな。今度取材に行っても良いかもしれない。旅人の方の情報は守秘義務で答えてくれないだろうが、職員自身の事なら聞けるかもしれないし……

(キッチンに向かうヴァレーリヤを微笑まし気に見送りながら)
ああも喜んで貰えるなら甲斐もある物だ。
……しかしそう言えば、月末の祭りに向けて菓子を買い足しておくべ……
(バキンとかベキメキとか何か固い物を砕く怖い音が聞こえてきて言葉が止まる)
………………うん?
調べるなと言われると、調べたくなるものだ。ところで小気味良い割れる音が聞こえるな、メイスだろうか。
(首をかしげ)
焼き菓子も少なくなってきたな。せっかくだ、今度わたしも買ってくるとしようか。
こういうものを施すのも神の所業であろう。たぶん。

ギルドには定期報告の際に訪れてはいる。もっと頻繁に来るように、と言われてはいるのだが。話題は主に、他のイレギュラーズの苦労話だ。
細部はぼかしていたが、色々あるそうだ。色々と。
わたしは親切な邪神だからな、信徒の話は聞いてやらないこともない。
そしてそれもまた情報であるから、食事も兼ねるわけだ。どちらも損しない。
うーん、コーヒー豆は砕いてからカップに入れると聞いたのだけれど、コーヒー豆だけを的確に砕くのって意外と難しいですわね……。
一緒に砕いてしまったものの破片って、どう処理すれば良いのかしら?(仕方なく選り分け始める)
な、なにが割れる音だろうね……
私は何だか段々悪い予感が満載になって来たよ。満員御礼だ。
(額に手をやる)

お、その施しは嬉しいね。
提供と言う意味でも有難いが、君が自ら買って来る物がどんなものかが興味深い。
そう言った所から、当人にも自覚の薄い好みが見えたりもするしね。

(少し腕組みをして)
ふむ、まあそれはそうか。苦労は実際多いのだろう。
私の仕事もそれなりに毎回大変だが、あくまでこの世界にある程度定着した旅人が基本的な相手だ。その前の段階の旅人との相互理解を構築する職員が要する労力は……きっと桁違いなのだろうな。

(しみじみ頷いた所に、小さく台所の呟きが耳に入って)
…………………
……不思議だ。同じこの世界の住人の筈なのに……下手な旅人よりもずっと相互理解に労力が必要な気がして来たぞ……(震え声)
相互理解とは同じ種族、同じ民族であろうとも難しいものと聞く。
完全なる理解はすなわちその者の完全なモデルを心象内に構築することであり、それは能力に限りある小さき者の身では不可能であろう。
よって、相互に交流が成り立つ落とし所を見つけることこそが、一等重要なことである……とギルド職員は言っていたと記憶している。
わたしもそう思う。
決して聞こえる音から想定する内容がダディにとって快くないものであることについて対処を一任し放棄したわけではないぞ。

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM