ギルドスレッド
商人ギルド・サヨナキドリ
兄様ー。
(腕に可愛らしい花籠を抱え、コンコンと扉をノック。)
よいしょ。
(部屋の主の返事を待たず、中へ入り込み)
…にーさま?
(物憂げな青年を見て僅かに首を傾げる。)
(腕に可愛らしい花籠を抱え、コンコンと扉をノック。)
よいしょ。
(部屋の主の返事を待たず、中へ入り込み)
…にーさま?
(物憂げな青年を見て僅かに首を傾げる。)
……(視線を少女へ移し)…ルミエール、何事ですか?(いつも通り丁寧な口調で問いかける。だが、青年と同じ眷属であるなら少し魂が疲弊しているとわかるだろう)
(問いには答えず青年に近寄り)
にーさま疲れてる…。嫌な事あった?
(静かに手を伸ばし彼の頰へ触れようと)
にーさま疲れてる…。嫌な事あった?
(静かに手を伸ばし彼の頰へ触れようと)
(「いやだ、こわいよ…たすけて……」目の前で見た光景が繰り返される。血に濡れた小さな手が自分の頰に伸ばされるところを幻視しながら)…いえ、いつものことですよ。貴女が気にするほどのことではありません。
嘘つき。
兄様大丈夫じゃなくても大丈夫って言うもの。
意地っ張り。
(スンと小さく鼻を鳴らし花籠を抱く力を強める)
兄様大丈夫じゃなくても大丈夫って言うもの。
意地っ張り。
(スンと小さく鼻を鳴らし花籠を抱く力を強める)
ああ……いいんですよ、私(わたくし)のためにそんな顔をしなくて。お前は顔だけは愛らしいのですから。本当ですよ、平気なふりなどしていないのです。もとより、同じ眷属であるお前に隠せるわけでもないですし……ここ数年は、少しだけ感覚が麻痺してしまったものですからあまり涙が出ないのですよ。(だから、ね?と白髪の青年は珍しく小首を傾げて笑ってみせる)
……(青年の言葉にふるふると首を横に降る)
兄様の為じゃないもん。
私が嫌なだけだもん。
(服の袖でぐしぐしと目元を擦り)
あのね。兄様お花好きでしょ?
だからお花持ってきたの。
(そう言って桃色の薔薇を中心に釣鐘草やかすみ草で彩られた可愛らしい花籠を差し出した。)
兄様の為じゃないもん。
私が嫌なだけだもん。
(服の袖でぐしぐしと目元を擦り)
あのね。兄様お花好きでしょ?
だからお花持ってきたの。
(そう言って桃色の薔薇を中心に釣鐘草やかすみ草で彩られた可愛らしい花籠を差し出した。)
いけませんよ、擦っては。赤くなってしまいますので、軽く押さえるだけに……(ハンカチを差し出して)
って、お花…?ルミエール、わざわざ採ってきたのですか?
って、お花…?ルミエール、わざわざ採ってきたのですか?
うん…。
(返事はするものの、両手で籠を差し出しているが故にハンカチは受け取らず)
兄様のお部屋、必要なもの以外殆どなくて寂しいから…。
お世話しなくていいように魔法をかけたの。
お水あげなくても枯れないし、ずっと綺麗に咲いてるの…。
(返事はするものの、両手で籠を差し出しているが故にハンカチは受け取らず)
兄様のお部屋、必要なもの以外殆どなくて寂しいから…。
お世話しなくていいように魔法をかけたの。
お水あげなくても枯れないし、ずっと綺麗に咲いてるの…。
(花籠を受け取ってハンカチを改めて差出そうと)
置くものも思いつきませんから……とても綺麗ですね。ありがとう、ルミエール。(花を見て柔らかく笑み)
置くものも思いつきませんから……とても綺麗ですね。ありがとう、ルミエール。(花を見て柔らかく笑み)
好きなもの、ですか。いえ。私(わたくし)の部屋にあるよりは、私(わたくし)の部屋の外にある方がいいでしょうし。
そうじゃなくて。
兄様って生きてる時からそんななの?
「つまらない男ね」って言われたことない?
兄様って生きてる時からそんななの?
「つまらない男ね」って言われたことない?
(思い出すように目を細め)ああ……村の外で女性と一夜を過ごしそうになった時に、言われたことはある気がしますね。
(蝋燭だけが灯りとして機能する室内。真白の布団の上で女の肢体が艶めかしく蠢めく様が、オレンジ色の光に照らし出されーー)
…、ルミエール。お行儀が悪い。
(ぴしゃりとした声を出す。声に温度を持たせる余裕は無かった)
…、ルミエール。お行儀が悪い。
(ぴしゃりとした声を出す。声に温度を持たせる余裕は無かった)
キャラクターを選択してください。
質素でやや殺風景な印象を受ける。