ギルドスレッド
商人ギルド・サヨナキドリ
わ…。
(艶いた情事の光景に小さく声を上げる。
好奇心に従いより深くを視ようとした所で静止の声が耳に届き)
だって、隠されると視たくなるんだもん。
他人の秘密は蜜の味ってよく言うでしょ?
(のんびりと瞳を瞬かせ微塵も悪びれる様子なく、そう。)
(艶いた情事の光景に小さく声を上げる。
好奇心に従いより深くを視ようとした所で静止の声が耳に届き)
だって、隠されると視たくなるんだもん。
他人の秘密は蜜の味ってよく言うでしょ?
(のんびりと瞳を瞬かせ微塵も悪びれる様子なく、そう。)
……。(その青年にしては珍しく露骨で純粋な“嫌悪”の感情を以って黙って少女を見ていた。少女に対してか、思い出した記憶に対してか、あるいは両方かの判別は今ひとつ不明だが)
…………。
(普段通りのぼんやりとした表情で彼を見返して)
…真っ白な兄様が真っ黒になってる。
(普段通りのぼんやりとした表情で彼を見返して)
…真っ白な兄様が真っ黒になってる。
痛かったので、不躾に視るのは避けてほしいです。(同じ眷属たる少女は、その主人の性質に大きく引きずられている。ならばある程度素直に要望を伝えるのが吉だと心得ている。…気休めだが)
わかった、そうする。兄様がそう望むなら。
兄様が痛いのはよくないし。
(納得した様子で素直に頷く。ただそれは「今この場はそういった風に気紛れが転んだ」というだけの話ではあるが。次はどうかなど、少女自身にもわかりはしない。)
兄様。兄様は生きるの愉しい?
兄様が痛いのはよくないし。
(納得した様子で素直に頷く。ただそれは「今この場はそういった風に気紛れが転んだ」というだけの話ではあるが。次はどうかなど、少女自身にもわかりはしない。)
兄様。兄様は生きるの愉しい?
じゃあ地道に労働する?
眷属の力使わないと時間かかりそうだけど。
(などと言いながらその眷属の力で自身に白狐の尾を生やし)
見て見てにーさま。お揃いお揃いー。
(ふわふわとした毛に包まれた白い尾を機嫌良さげにぱたりと揺らす)
眷属の力使わないと時間かかりそうだけど。
(などと言いながらその眷属の力で自身に白狐の尾を生やし)
見て見てにーさま。お揃いお揃いー。
(ふわふわとした毛に包まれた白い尾を機嫌良さげにぱたりと揺らす)
どうせ私(わたくし)も駆り出されるのですから、使った方がさっさと終わって気が楽にございます。…ええ、お揃いにございます。(特に変化に驚く事なく頷く)
んー………。
(頰を挟んだ状態で小首を傾げ)
うん。やっぱり一週間ぐらい昏倒させましょ。
そうしないと休まなそうだしそうしましょ。
(一人でそう結論を出して手を離す)
(頰を挟んだ状態で小首を傾げ)
うん。やっぱり一週間ぐらい昏倒させましょ。
そうしないと休まなそうだしそうしましょ。
(一人でそう結論を出して手を離す)
いくらこの体に休息が必要ないとはいえ、一切休まないほど自虐に満ちた性質(タチ)でも効率主義でもございませんよ、私(わたくし)は。止まらず歩みたいなら、休むことです。(嘆息して)
殊更、私(わたくし)は亡霊から眷属となった身ですからね。だから全力で生を走れるというものです。(神妙に青年は頷き)
…どちらも、ですね。……あくまで隷属の関係である以上、限界はございますが。(青年は憂鬱そうに窓の外に視線を移した)
(青年が振り向いてルミエールを見た、郷愁を誘う夕焼け色の瞳が意外そうに揺れる)いえ、ルミエール。私(わたくし)は優しくないですよ?
…そうかな。優しいと思うけど。私にはもう、人が玩具の様にしか見えないし、そう思わないといられない様になってしまったもの。(彼の視線から逃れる様に哀色の瞳を静かに伏せる。)
優しいモノでしたらあの時、貴女を眷属へ迎え入れる時、何百回殺されようとあの方を止めるべきだったでしょう。ーーですが、私(わたくし)はそれをしませんでした。(憂鬱な表情は鳴りを潜め、遠く先を見る瞳は強く研ぎ澄まされる。それは青年の信念が未だ折れていないことを示していた)
つまり、貴女の死を疎んだ私(わたくし)ではあの方を止め切るのに至らなかったのですよ。地獄(せい)よりもなお奈落、楽園(きょむ)へと貴女を招くことへなろうとも、私(わたくし)はそれを止めることが……いえ、止めることそのものをどこかで拒んでしまったのでしょうね。止めれば、貴女はまるごと死んでしまってたわけですし。
…前からそうだったけど、兄様って困った人ね。もう少し頭が柔らかくなれば今より楽ができるのに。
そうでしょうか。こと、あの方が関わることに関しましては頭が柔らかろうが固かろうが苦労するのは同じだと思うのですが。
苦労はするだろうけど、痛そうな顔をする時間は今より減るんじゃないかしら。父様のようになれればだけど。
どうでしょう。落とし子も、そして我ら眷属も厳密に言えばあの方の副産物の様なモノです。三千の世界を跨いでも、あの方と同質の存在を見つけるのは困難かと。だから仮にそうなろうとして何が必要なのか、どれほどの時がかかるのか、私(わたくし)には検討もつきません。(生真面目な青年は生真面目に答える)
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質素でやや殺風景な印象を受ける。