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商人ギルド・サヨナキドリ

【1:1】死霊術師たち


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(お茶は香ばしさとまろやかな甘みのバランスがちょうどいい)

その手の呪具製作はさほど難しくないね。
(いただいたお茶は大地としても好ましい味だったようだ。表情が微かに和らぐ)

あ、ホントですか?……え、えっと、どのくらいで作れます?
(前のめりになりそうなのをグッと堪えて、おずおずと尋ねる)

……あと『対価』ハー?
(もう一方の声はとてもゆるい。今回は別に赤羽からの依頼じゃないせいだろう)
大地の旦那の髪を貰えればすぐだよ。
所謂、類感呪法の類だしそれほど複雑な儀式もいらない。
ま、その分、耐用年数もそれなりになるが。
対価は、ンー…何を出せる?
ああ、良かった。
あ、はい。髪ぐらいなら全然。

対価なら……一応、今日も本、持ってきました。
(膝にカバンを載せて、中身を見せようとする大地だった)
それかソイツを作るかわりニ、大地で何か試しても良いけどナ。
(一方、赤羽は軽口混じりに笑う)
ふむ。拝見しよう。
……めぼしいものが無ければ何か試すのもいいね。
(くつくつと楽しそうに笑い)
また赤羽は適当言って……(しかし相手にするのは損だとばかりに手を動かす。まさか自分がひどい目に遭うとか思ってもない感じだ)
えっと……今日のは魔術書ばっかになっちゃいました。

『屑鉄から砂金を生み出す手法』……これは錬金術の。
『欲望を己の友とせよ、されど心を許すな』……こっちは、悪魔の使役術、みたいです。
他には……『風と共に歌う教本』……精霊術、特に風精に特化したやつ。『汝、心身を火に焚べよ。されど炭と化すなかれ』は火精に接する心得です。

あと……(表紙を見せながら、本を色々と先日のように並べていく。……この中に『心ときめく』一冊が無かったらどうしよう?ふと過ぎったそんな不安も見え隠れしているが)
ンー……、魔術書としては手垢の付いたジャンルだね。しかも……、
(ざっと複数の本の表紙に“眼”を通して唇を軽く尖らせる
。……どうにも『心ときめく』コがいない様だ)
あー……。
(大地自身にはどれもそれなり以上に興味深いが、それは自身が魔術に触れてまだ数年程度の若輩者だからでもあるし、そういえば相手の身分というものが考慮に欠けていたかもしれない。これは反省だ)

すいません……。えっと……じゃあこれは持って帰って、また何か良さそうなのでも探してから、改めてお願いに……(等と言って、広げたそれらを回収しようとするが)
(唇を軽く尖らせ、大地の旦那にじっと視線を送っている。わかりやすい不満の表れ。当然、態とである)
(本を回収しようとして)……う……。

(目が合う。合ってしまう。これはやりづらい)
……えっと……逆に銀月さん……欲しい物あります?
(にこ、と目の前の人物を指差す)
(1、呪具を作るには大地の髪が必要。分かる。だって痛みを変わりに受けてもらう呪具を作るんだから、本人の一部を使うのは至極当然だ。

2、先方はこちらが対価に示した物では不足といった。これも分かる。むしろこちらが反省すべきだ。

3、逆に対価に何が欲しいと聞けば、答えはここに座す『三船大地』を示した。これが分からない。いや万が一ひょっとしたらの可能性として)……赤羽の力が必要、なんですか?
或いはちょっと繁忙期だけスポットでバイト入って欲しい……的なアレですか?
いや、どちらも足りてるよ。
折角だからキミの魔術回路の1つや2つ弄くり回そうかと思って。
……えっ???
(ツッコみたいことは山ほどあるが)……あの……えっと、それで対価に足りるんすか?
そっちの教科書より余程有益だね。
(涼しい顔で言ってのけて)
はい……(返す言葉もない)
……でも弄るって……何をどうやるんですか?
(全く見当がつかず、首を傾げる。因みによくよく見れば、赤羽がちょこっとだけした痕跡が見て取れるかもしれない)
ん?弄るは弄るだけど。あんまり弄られた経験無い?
(緩く首を傾げて)
はい……。
恥ずかしい話、混沌に来る前から……来たあとも、赤羽以外の魔術師にろくに教わってなかったんで……。

マ、確かに魔術師の身体ン土台は作ってやったがなァ。
ふむ。
まァ確かにアタシも、アタシみたいに人間はあんまり見たことないが。
はあ……そう……なんですか……。
(『あんまり見ない』と言われても、じゃあ逆に何が『よくあるパターン』なのかも全く分かってない。なので、それがどれほどなのかピンと来ていないが)
まあ……俺が一度出直して、また来るってのも、手間ですもんね……。
それじゃあ……『お願いします』?

……あーアー、
マ、いいヤ。これも経験だと思って頑張れヨ。
今回はお前と商人の取引だしネ。ウン。
よろしい。だ。

さて、それじゃあさっさと取り掛かるかね。
(材料はー……と影の中から行李を取り出すとごそごそと色々漁りだして布やら糸やらを取り出していく)
いやあの……よく考えたら取引になってます、コレ?
あ……いや……なってるのか……?えっと……製薬会社の治験的なアレみたいな……?(とりあえず無理矢理納得するが)

あと俺、何か出来ることあります……?
(とりあえず出てくるものを見ながら、大人しく座っている)
髪の毛用意しておいてぇ。
(机の上に何か書き込んでいる)
ああ……呪具の材料ですもんね。量は……ひとつまみあれば足ります?
(とりあえずいつも持ち歩く文房具セットの中にハサミもあった。カバンからそれを取り出しながら尋ねる)
はーい(とっても素直なお返事だった)

切ったのは……どこに置いとけば良いです?
(とりあえず大地自身の前髪をちょこんとつまんで、こんなもんかなーとハサミをあてがっている)
こっち、これに載せて。
(小さな皿をそっと差し出し)
はい。
(ためらい無くジャキっと切ったそれを、言われた通りに差し出した)

……赤羽の部分が混じんない方がいいですよね?
(赤髪の部分も摘みながら確認する)
んー…そうだね。大丈夫だとは思うが念の為。
じゃあ、これで。
(散っていかないように、丁寧に小皿に載せた)

えっと、ヒトガタ?の材料って他にどういうの、使うんです?
(個人的な興味だろうが、なんとなく聞いてみた)
…内緒。
(くすくすと笑って、更に何かよくわからない粉末や紙切れを並べていく)
まあ……企業秘密ですもんね。
(内緒にされることに、特にムッとはしていない。むしろ目の前に並ぶ素材の原料は何なのかとか、どういう用途なのだろうとか、そういうのを分からないなりに見つめて楽しんでいる)
知らない方がいいものもあるからね。

(ぼぅ……と机の上に書き込んだ文字が光りだし)

"持ち得るは鏡、与えしは像"
"持ち得るは水、与えしは川"
"分けよ、受けよ、留めよ、満ちよ、流れよ"

──"その欠片、礎より離れてなお繋がりを果たせ"

(机よりごぼりと溢れた影が材料を飲み込み、少しして何かを吐き出す)
(──赤羽・大地を模した、人形)

……ふむ。これでよし。

(赤いペンを取り出して、その人形の首に赤い線を引く)
わあ……ありがとうございます。
えっと、後で取説っていうか、扱い方の注意も教えてください。
(自分そっくりの人形を見下ろす。不思議と、呼吸が軽い気すらする。……これは気のせいかも知れないが)

……えっと、とにかく俺の依頼は叶った、訳だから。
次は銀月さんの番、ですよね。
……えっと、回路を、弄るとかいうの?
当然。呪具の扱いは慎重にせねばならないからね。

さて……何をしようかなァ……、
(心底楽しそうな声色で、大地の旦那の身体の魔術回路を視ている)
おいおイ、優しくしてやれヨ?
兎を撫でるみたいニ、そーっとナ(言い草は大地を気遣っている?ようだが、ぶっちゃけ楽しければ、もとい何してもいいぞって面をしている)

お手柔らかに……お願いします……。
(姿勢を正して、シャンと座る。それなり以上のを持つものならば、ぼんやりと赤く、末端にまで張り巡らされた毛細血管のような魔力の通り道が見えるかもしれない。
こと輝きが強く見える、もとい魔力の集まっているのは赤い髪、首周りを囲う傷跡、そして大地利き手である右手、特に親指、人差し指、中指……ペンを握る部分だ)
ふむ、なるほど……“赤い”ね。いい色合いだ。
とはいえ、なかなか癖のある偏り方をしているね。
(ふむふむ、と興味深そうに眺めて)
まあ……『赤い』のは多分、赤羽の影響だと思います。
目と髪も、昔はこの色じゃなかったし……。
(とはいえ、大地自身は自分の回路をあまり意識しないのだろう。『偏っている』といわれてもピンとこず)

そうですか……?
自分じゃ全然さっぱり何ですけど……。
(首を傾げ、頬を掻く。右手の指にはペンを何度も握ったことにより作られたのだろう窪みが少し見て取れる。愛用の武器でもある羽根ペンは今日も腰に携えられている)
……ふむ。
手の方はまァ、キミの魔術体系に合ったモノではあるからまだいいとして……首にがあるな、もったいない。というか意識を保てないほど痛む原因、それにもあるんじゃないの?
(胡乱な目つきで頬杖をついて眺めて)
首に……無駄?
(思いもしなかった指摘をついオウム返しする)

……あァ、不死王の称号に誓ってけして巫山戯た仕事はしてねぇガ、逆に言うと時が必死過ぎたかもしれんナ。

大地の肉体で俺の影響を受けた点が多いのはやはり目、髪、首になるガ、アンタの言う通リ、特に首は無駄にが籠もっちまってるのかモ。
この喉は今は大地だけでなク、この赤羽の声も発している訳だかラ、更に負荷もかかりがちだシ。
(赤羽は心当たりが無いでも無いらしい)

……その、赤羽の言う通りだとして、どうしたら良いんだ……?
どうするって、そりゃあねぇ?
(席を立つと大地の旦那にゆっくり近付く)
(鬼火の様に底でゆらめく菫紫の瞳が彼を見下ろして)

──ン、ああ。兎を撫でる様に、だったね。
"おいで"。

(甘く低い声で大地の旦那を手招いて)
(ぞくり、背筋を何かが駆け巡る。『近づいて大丈夫なのか』と自分の本能が告げているのかも。それでも)
……はい。

(自分の頼みは果たされたわけだし、これも取引の一部だし、何よりも『おいで』と呼ばれたし。余計な埃を立てないように、そっと招かれる方へ)
いいコ。
(招いた先は非常に質素で部屋に台しか無い部屋)

じゃ、仰向けに寝てね。そこそこ集中する作業だから。
はい……。
(先達の言葉に従って、これまた『ぽふ』くらいの静かな動きで、台に仰向けになる)

わ……初めて歯医者かどっか行った時みたいだなこれ……。
ええっと……よろしくお願い、します?
(濁りなく赤い目が、少々不安げにあなたを見た)
はい、はい。よろしくね?
(菫紫の瞳で優しく微笑むと、手早くその四肢に手枷足枷を付けていこうと)
えっちょっとぉ!?
(起き上がってツッコミを入れるのは間に合わない。あとそういえば、台に横になる前に手近な置場に上着や余計なモノも外してあった。
なので、丸腰と言ってもいいくらいの大地はスーパーあっさりイージーに捕まった。動けない。)

あの……これ……聞いてないんですけど……。
(怒っているわけじゃない。ただ怖くて声が震えているだけだ)

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