チェインハートキングダム（木造建築）の裏手にある、小さな川が流れている岩場。
手前の空き地には申し訳程度のベンチが設置されているが、イマイチ。
川沿いでキャンプの真似事をするならば盛り上がる事必至な雰囲気の漂う、静かな空間である。

……むぅ、やはり物が無いというのは難点だな。どうにかせねば。

そんじゃあ、適当にテント張っていいかい？木の板じゃ流石に寝ていてこっちが木の板になっちまう

おおっ！ 流石は根無し草のバクルドと言ったところかい？ 勿論構わないよ、フフッ（テントと聞いて僅かに浪漫を感じ、キラキラと輝きを放って

言うほど様になっているものじゃないんだがね（木の棒とボロボロの布を使って一人用のテントを立てる）

（いつの間にかやって来て岩場に腰かけ、裸足の爪先を小川に浸している）おお、風情のあるテントじゃあないか。焚火でもすれば、より風情が増すだろうか？

風情かどうかはさておき、焚き火はそこら辺にあるぞ（小川の上流で魚をひっ捕まえている）

（ほう、と興味深そうに呟き）そこら辺にあるのか…では、焚火に使えそうな小枝でも拾って来るとしよう（立ち上がると、その辺りをフラフラし始めた）。

よし釣れた（目に木の枝が深々と刺さったイノシシを木に吊り下げて血抜き中）
たまには新鮮な肉も良いもんだ、終わったら街角連中に持ってくか

（何処からか戻って来るとバクルド達の様子を見て）
ほぉ…思ったよりも狩人の技術も備えていたのだね、バクルド君。 君の様な人も居るならば今後ここをキャンプ場として宣伝するのも有りかもしれないな！（足元の小石を投げると小川の水面をタパパパパパンッと走り