ギルドスレッド
雨が止んで月が現れるまで
ここで会ったのも何かの縁ですし、紅茶の1杯でも奢らせてください。もちろんケーキ付きで。チックさん、甘い物はお好きですか?(にこっ)
ん……、甘い物は好き、だよ。紅茶も……。
(こくり、と頷いた後。少しはっとした様子を見せてから、再び口を開く。声色には、何処か申し訳ないという気持ちが滲んでいるかの様で)
……あ。でも、奢る……してもらう、なんて。いい、の?おれ……そんなに、大したこと……してないと思う、のに。
(こくり、と頷いた後。少しはっとした様子を見せてから、再び口を開く。声色には、何処か申し訳ないという気持ちが滲んでいるかの様で)
……あ。でも、奢る……してもらう、なんて。いい、の?おれ……そんなに、大したこと……してないと思う、のに。
そう……だったんだ。大事なもの……渡せたのは、本当に……良かった。
……じゃあ。もしまた、機会があった時……には。おれの方から、ご馳走……するね。
(ありがと、と小さく微笑んでみせた後、メニューに視線を向ける。暫し考え込んでから、果物が乗せられたケーキを選ぼうと)
……じゃあ。もしまた、機会があった時……には。おれの方から、ご馳走……するね。
(ありがと、と小さく微笑んでみせた後、メニューに視線を向ける。暫し考え込んでから、果物が乗せられたケーキを選ぼうと)
はい。ではその時を楽しみにしていますね。(嬉しそうに微笑んで)
チックさんは決まりましたか?……俺は、チョコケーキにしようかな。
チックさんは決まりましたか?……俺は、チョコケーキにしようかな。
うん……。おれも、楽しみ……。
あ、えと……おれは、これ。果物……乗ってる、ケーキ。イチゴの他にも、色々……あって。美味しそうだなって。思って。
あ、えと……おれは、これ。果物……乗ってる、ケーキ。イチゴの他にも、色々……あって。美味しそうだなって。思って。
ん……お願い。(こくりと頷き)
えと……おれはホットにしよう、かな。最近、冷えて……きたから。
雨月は、どっちにする?
えと……おれはホットにしよう、かな。最近、冷えて……きたから。
雨月は、どっちにする?
俺もホットで。
すみませーん!(店員さんを呼んで)
ケーキセットのケーキはこれとこれで、紅茶はホットでお願いします。
チックさん、他に頼みたいものとかはありませんか?大丈夫ですか?
すみませーん!(店員さんを呼んで)
ケーキセットのケーキはこれとこれで、紅茶はホットでお願いします。
チックさん、他に頼みたいものとかはありませんか?大丈夫ですか?
うん……わかった。一緒、だね。
……ううん。ケーキと紅茶……でも、十分過ぎる……くらい。嬉しい、から。
(気持ちだけで、大丈夫。と、首を横に振って答えようと)
……ううん。ケーキと紅茶……でも、十分過ぎる……くらい。嬉しい、から。
(気持ちだけで、大丈夫。と、首を横に振って答えようと)
(店員が戻っていくのを見送り)
ん……。でも、ありがとね。チョコケーキも……美味しそう、だったから。また来た時に、でも。食べてみよう……かな。
ん……。でも、ありがとね。チョコケーキも……美味しそう、だったから。また来た時に、でも。食べてみよう……かな。
いえいえ。俺も、今度来た時はチックさんが頼んだのにしよっかな。へへへっ。
ところでチックさんは先程まで何をしてたんですか?
ところでチックさんは先程まで何をしてたんですか?
そしたら……お互い食べた、美味しいの。共有、できるね。
(小さく表情を綻ばせると、再び頷いてみせて)
おれは、頼まれたお手伝い。してたところ。
荷物を送り届けたり……とか。そんな感じ、かな。
(小さく表情を綻ばせると、再び頷いてみせて)
おれは、頼まれたお手伝い。してたところ。
荷物を送り届けたり……とか。そんな感じ、かな。
そうですね!(あははと笑い)
そうだったんですね。お疲れ様です。
あ、そのお手伝い、もう終わりましたか?ごめんなさい、俺、半ば無理やり誘っちゃいました?
そうだったんですね。お疲れ様です。
あ、そのお手伝い、もう終わりましたか?ごめんなさい、俺、半ば無理やり誘っちゃいました?
ん……、ありがと。
大丈夫。もう、終わって……帰ろうかなって、思ってたところだった……から。
……雨月は、何処かにお出かけ……してたところ?
大丈夫。もう、終わって……帰ろうかなって、思ってたところだった……から。
……雨月は、何処かにお出かけ……してたところ?
そうですか。……よかった。(ほっと胸を撫で下ろし)
俺は大学の帰りです。今日は研究室の大掃除で業者が入るので早めに返されてしまいました。
俺は大学の帰りです。今日は研究室の大掃除で業者が入るので早めに返されてしまいました。
うん……。丁度いい、タイミング……だったね。
大学……大、学……。多分、学校っていう場所で、あってる……かな。
雨月は……そこで、医療のこと。学んでる感じ、みたい?
……お掃除、綺麗になると良い、ね。
(大学、と聞いて余りピンと来なかった様で、ぼんやりと考えながらたどたどしく言葉を紡ぐ。何となく、難しいことを学ぶ所なのだろうなと想像しながら)
大学……大、学……。多分、学校っていう場所で、あってる……かな。
雨月は……そこで、医療のこと。学んでる感じ、みたい?
……お掃除、綺麗になると良い、ね。
(大学、と聞いて余りピンと来なかった様で、ぼんやりと考えながらたどたどしく言葉を紡ぐ。何となく、難しいことを学ぶ所なのだろうなと想像しながら)
はい。そうですよ。
ははは、ありがとうございます。
まぁ、医者になるために通ってる場所です。なりたい自分になれる……場所でしょうか?まぁそれは個人の努力次第でしょうけど。自分の興味があることを勉強できるので、それなりに楽しいですよ。
ははは、ありがとうございます。
まぁ、医者になるために通ってる場所です。なりたい自分になれる……場所でしょうか?まぁそれは個人の努力次第でしょうけど。自分の興味があることを勉強できるので、それなりに楽しいですよ。
へぇ……。なりたい、自分に。勉強……頑張る、したら。目指してるもの、なれるの……すごいね。
学びたいこと、優先して……勉強出来るのも。良いところ。
……雨月は、どうしてお医者さんに……なりたいって、思ったの?
学びたいこと、優先して……勉強出来るのも。良いところ。
……雨月は、どうしてお医者さんに……なりたいって、思ったの?
……それは、前に俺が病気になった時に懸命に治療に当たってくれた担当医に憧れて、俺も彼のような素晴らしい医者になりたいなって思って。そんな、ほんの平凡な動機ですよ。(笑って)
……そう、なんだ。
(じぃ、と雨月を見つめたまま)
今の雨月が……いるのは、そのお医者さんの、おかげでもあるんだ。お話、教えてくれて……ありがと、ね。
(じぃ、と雨月を見つめたまま)
今の雨月が……いるのは、そのお医者さんの、おかげでもあるんだ。お話、教えてくれて……ありがと、ね。
いえいえ、そんな大した話じゃありません。忘れてください。
チックさんには、将来の夢とか、目標とか、あるんですか?
チックさんには、将来の夢とか、目標とか、あるんですか?
ん、でも……折角聞けたお話、だから。忘れる……勿体ない、ような。
将来の、夢。(復唱する様に呟いてから)
……おれは、今みたいに。『手伝い』をして、誰かの役に立つ……出来たら。それで、いいかなって。
目標も……一緒、かな。
将来の、夢。(復唱する様に呟いてから)
……おれは、今みたいに。『手伝い』をして、誰かの役に立つ……出来たら。それで、いいかなって。
目標も……一緒、かな。
そんなことないですよ。
うんうん。誰かの役に立つってとっても素敵な事だと思います。チックさんは優し方なんですね。
うんうん。誰かの役に立つってとっても素敵な事だと思います。チックさんは優し方なんですね。
そう? ……じゃあ、もしも……忘れる、しちゃったら。また、教えてね。
あり、がと。……うん、お手伝いしたことが……良いこと、繋がるの。嬉しく思う。
(そう話を交わしていると、注文した品々を載せたトレイを手に、店員が再び此方の席に来る。温かな紅茶とケーキをそれぞれの元へ置き、ごゆっくりどうぞと告げてから。店員は会釈し、カウンターへと戻った)
……あ。お願いしてたもの、来たね。それじゃ、早速……食べよっか。
あり、がと。……うん、お手伝いしたことが……良いこと、繋がるの。嬉しく思う。
(そう話を交わしていると、注文した品々を載せたトレイを手に、店員が再び此方の席に来る。温かな紅茶とケーキをそれぞれの元へ置き、ごゆっくりどうぞと告げてから。店員は会釈し、カウンターへと戻った)
……あ。お願いしてたもの、来たね。それじゃ、早速……食べよっか。
……ん。おれのも、とっても……美味しい。
果物……甘酸っぱくて、クリームもふわふわ、こっちも甘い。
(もぐもぐとケーキを食べると、表情を綻ばせて)
果物……甘酸っぱくて、クリームもふわふわ、こっちも甘い。
(もぐもぐとケーキを食べると、表情を綻ばせて)
よかったー。
こうして甘い物を食べてると、不思議と幸せな気分になります。きっとチックさんと一緒に食べてるっていうのもあるんでしょうね。
こうして甘い物を食べてると、不思議と幸せな気分になります。きっとチックさんと一緒に食べてるっていうのもあるんでしょうね。
あ、その気持ち……わかる。
美味しいもの……普通に食べる、しても。幸せな気持ち……なる。でも、こうして……誰かと一緒に、共有……出来ると。もっと、美味しいって……感じる、気がするなって。
美味しいもの……普通に食べる、しても。幸せな気持ち……なる。でも、こうして……誰かと一緒に、共有……出来ると。もっと、美味しいって……感じる、気がするなって。
……ね。
おれも、雨月と……お話したり。お茶、したり……出来て。楽しいなって、思う。
偶然とはいえ、こうして……一緒に過ごせて。良かった、ね。
おれも、雨月と……お話したり。お茶、したり……出来て。楽しいなって、思う。
偶然とはいえ、こうして……一緒に過ごせて。良かった、ね。
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このくらいの霧雨じゃ、傘を差す程じゃない。
髪は少し濡れるけど、このくらいならすぐ乾くだろう。だけど、季節はすっかり秋。少し肌寒くなってきたからあまり濡れるのはよくない。風邪をひくかもしれないから。
「あ、あの……これ」
チックが少し凍えた手で一枚のICカードを拾い上げる。
「それ、俺の学生証!」
チックの声に振り向いた雨月は、彼の手に掴まれたカードを見て思わず声を上げる。
「落とし、もの……どうぞ。……ん?雨月?」
「あ、チックさんじゃないですか!どうも、ご無沙汰しております。ありがとうございます。これ、大切なものなんですよ。うっかり落としちゃって。チックさんに拾っていただいて助かりました」
雨月は面映ゆい表情でチックからカードを受け取り、それを鞄にしまうと、是非ともお礼をさせてほしいと、近くの喫茶店に誘うのであった。