公認設定一覧

善の心、悪の性（全員に公開）

元世界において、産まれくる赤子に『とある邪神』が神性を混ぜ合せた結果、人間と邪神のハーフとして生まれてきた存在。
人と同じ姿に見える身体の他、『影』にも邪神たる実体が潜む。

他者の不幸に愉悦を覚えるという性質を抱えており、彼女にとって「不幸を味わう」とは空腹を満たす事にも等しく、言うなれば生理現象ともいえるものである。
しかし同時に善良な親に良き子として育てられた経歴を持つ彼女の中には確かな善性が根付いており、他人の幸福を尊び人の不幸を良しとしない。

人の幸福を味わえば幸せになると同時に心は渇き、
人の不幸を味わえば満たされると同時に心は摩耗する。
相反する２つの本性を抱え、今もなお苛まれ続けている。（298文字）

関連項目

ＳＳ『惡蜜を注ぐ』
ＳＳ『惡密を満たす』
ＳＳ『惡密を溶かす』

その神性の正体（全員に公開）

ヴァイオレットの継承した神性の名は『闇をさまようもの』
ガス状の身体と蝙蝠のような羽、燃える三眼が特徴。

ヴァイオレットは人間とのハーフである為、ある程度『人間の範疇』に収まった形態を取っている。
不定形の身体は『影』という形で実体を持ち、ヴァイオレットに無限の質量を与えており、第三の眼には様々な権能を宿している。
混沌肯定の影響で、これらはギフトやスキルという形に置き換えられている。

この影響でヴァイオレットはあらゆる『光』が非常に苦手で、特注のクリームを肌に塗るか日傘を差さないと、外出時の行動に支障をきたしてしまうため
もっぱら夜間が彼女の行動時間となっている。（280文字）

元世界について（全員に公開）

彼女の元居た世界は、一見は現代地球と呼べるような
ありふれた文明社会が形成されている。

しかしその実、人間が知覚できていないだけで、
裏では外宇宙由来の神性が、徐々に人間社会を蝕んでいる。

特に彼女の居た時間軸においては、かの「無貌の神性」が
その遺伝子を多くの人間の中に混入させ
「人間と邪神のハーフ」を大量に生み出した。
ヴァイオレットは、そのうちの一人である。

その多くは邪神の悪性に呑まれ、人間大の欲望のままに力を振り翳す外道に堕ちたが、己が善性とのせめぎ合いで人らしい理性を保ったままの存在も居た。

しかし、そんな者達でさえ邪神の悪性に完全に克つ事はできず、
己が性を満たす為に罪に手を染めるざるを得なかった。（300文字）

服装について（全員に公開）

かつては自身の見目には頓着していなかったが、悪人狩りを始めた頃、偶然身体を見せつけた相手に色香を理由に襲われた事があった。

その時「色香は理性を剥がす毒酒である」と気づく。

案の定、外見目当てで近寄ってくる人間には悪人が多く、
効率よく狩りを行う為、積極的に他人を誘惑する服を纏うようになった。

勿論最初は恥ずかしかったが、邪神の力で変質している外見は美しくて当然であると、何処か他人事のように捉える事で割り切る事が出来た。

しかし今ではすっかり癖になってしまったようで、日常的に纏う服装を無意識に高露出にしてしまう事も少なくない。

そのように自身の外見を疑似餌も同然に考えている事から、可愛く着飾るなどは苦手。（300文字）