公認設定一覧
赤羽・大地が公開している公認設定の一覧です。
設定中鱗泡病罹患者?
海洋でのある仕事から帰還して以降の大地は時折、腕時計もないのに右手首の内側を妙に気にする素振りがある。
そして不定期に、右手首を掻く癖も見られる。
眉間に皺寄せた彼が剥がすのは、濡れたような藍色の鱗。
引き剥がす事自体は容易だが、その後は結構な率でじわりと血が滲むので、絆創膏を常に持ち歩くようになった。
たまに手首に生える鱗と、思い出される人魚の歌。
『それ以上』の症状は、特には出ていないようだが。(196文字)
そして不定期に、右手首を掻く癖も見られる。
眉間に皺寄せた彼が剥がすのは、濡れたような藍色の鱗。
引き剥がす事自体は容易だが、その後は結構な率でじわりと血が滲むので、絆創膏を常に持ち歩くようになった。
たまに手首に生える鱗と、思い出される人魚の歌。
『それ以上』の症状は、特には出ていないようだが。(196文字)
関連項目
最近の大地
この所の彼は、時間を見つけては医学書を読んだり、薬学を学んだりと『医者』というモノに強く関心を持っているようだ。
大地自身が嘗て理不尽な通り魔に遭っただけに、ただただ命の灯火が消えていくのが許せなかったのかもしれない。
死霊術師たる相方に寄り添ううちに、こうも思ったのだろう。
自分は死者を弔い、送ることができるけれど。
今を生きる人のために、何かできる事は無いだろうか?と。
知人からの勧めもまた、その道に踏み込む切欠になったのだ。
因みに天邪鬼でクソ傲慢な相方、もとい赤羽曰く『いいんじゃネ?どうせオタクやるんなラ、博識な方が使えるだロ』との事。
……口ぶりはさておき、大地の向上心を好ましく思っているらしい?(300文字)
大地自身が嘗て理不尽な通り魔に遭っただけに、ただただ命の灯火が消えていくのが許せなかったのかもしれない。
死霊術師たる相方に寄り添ううちに、こうも思ったのだろう。
自分は死者を弔い、送ることができるけれど。
今を生きる人のために、何かできる事は無いだろうか?と。
知人からの勧めもまた、その道に踏み込む切欠になったのだ。
因みに天邪鬼でクソ傲慢な相方、もとい赤羽曰く『いいんじゃネ?どうせオタクやるんなラ、博識な方が使えるだロ』との事。
……口ぶりはさておき、大地の向上心を好ましく思っているらしい?(300文字)
赤羽と大地の声
『赤羽』『大地』の喋り方には、大まかにこのような差異がある。
【赤羽】
粗野な口調+特徴的な語尾
例
「待ちナ。あの世に引っ張られたくなきャ、これ以上行かねぇ方が良いゼ?」
「バネっちはやめろォォォォ!!!」
【大地】
穏やかな男性口調。赤羽と違い声を荒げる事はほぼ無い。
例
「自由図書館にようこそ。今日はどんな本を探しているだろうか」
「……肉体労働は苦手だけれど……どうにか頑張ってみるよ……」
もし貴方が真に赤羽・大地を理解したいと望むなら、これを覚えておくと良いだろう。
尚、イレギュラーズや、確かな実力のある魔術師であれば、『赤羽』『大地』自らカミングアウトせずとも、その違いに気づく事もある……のかもしれない。(300文字)
【赤羽】
粗野な口調+特徴的な語尾
例
「待ちナ。あの世に引っ張られたくなきャ、これ以上行かねぇ方が良いゼ?」
「バネっちはやめろォォォォ!!!」
【大地】
穏やかな男性口調。赤羽と違い声を荒げる事はほぼ無い。
例
「自由図書館にようこそ。今日はどんな本を探しているだろうか」
「……肉体労働は苦手だけれど……どうにか頑張ってみるよ……」
もし貴方が真に赤羽・大地を理解したいと望むなら、これを覚えておくと良いだろう。
尚、イレギュラーズや、確かな実力のある魔術師であれば、『赤羽』『大地』自らカミングアウトせずとも、その違いに気づく事もある……のかもしれない。(300文字)
魔術師の誕生
赤羽は、元々は無法地帯のスラムに産み落とされた、明日をも知れぬ少年であった。
その中で、双子の弟『青刃』と身を寄せ合い、日々を懸命に生きていた。
そんな彼が、魂を操る魔術の記された書を手にしたのは、まさに千載一遇の機会であった。
こんなクソみてえな街で、俺は終われない。
金。美貌。環境。
俺にはそんなもの、有りやしないけれど。
そんなもの、富める者から奪ってしまえ。
奪われるお前が、弱いお前が悪い。
その願望が、他者の肉体を奪い、支配する魔術の成就に至り。
それを手に入れただけではまだ足りない。
それら全てを味わい尽くせるだけの、長い時間を俺に寄越せ。
その欲望が、彼を不死の探求へと駆り立てた。
遥か過去の話である。(300文字)
その中で、双子の弟『青刃』と身を寄せ合い、日々を懸命に生きていた。
そんな彼が、魂を操る魔術の記された書を手にしたのは、まさに千載一遇の機会であった。
こんなクソみてえな街で、俺は終われない。
金。美貌。環境。
俺にはそんなもの、有りやしないけれど。
そんなもの、富める者から奪ってしまえ。
奪われるお前が、弱いお前が悪い。
その願望が、他者の肉体を奪い、支配する魔術の成就に至り。
それを手に入れただけではまだ足りない。
それら全てを味わい尽くせるだけの、長い時間を俺に寄越せ。
その欲望が、彼を不死の探求へと駆り立てた。
遥か過去の話である。(300文字)
消えない傷
三船大地という少年は、18歳の冬に『首狩り兎』により首を切断され、命を落とした。
赤羽の手で蘇ったとはいえ、この現実は変えられるものではなく、その事実を突きつけてくるかの如く、今も首には傷痕が残る。
「もうあんな死に方すんなヨ。死者蘇生は簡単にできるモンじゃねェ。」
「二度目の生き返りは無いと思えヨ。【奇跡】でも起きない限りナ」
と、赤羽に何度も何度も言い聞かされている。
極端に冷え込む冬の日。
茹だるほど蒸暑い夏の日。
陰鬱な気分になる雨の日。
例えばこんな日には首の幻痛に苛まれ、正気を失う事も珍しくない。
その際、身体のコントロールは全て赤羽に委ねている。
有事の際は、無理矢理気力で耐えているようだが……。(299文字)
赤羽の手で蘇ったとはいえ、この現実は変えられるものではなく、その事実を突きつけてくるかの如く、今も首には傷痕が残る。
「もうあんな死に方すんなヨ。死者蘇生は簡単にできるモンじゃねェ。」
「二度目の生き返りは無いと思えヨ。【奇跡】でも起きない限りナ」
と、赤羽に何度も何度も言い聞かされている。
極端に冷え込む冬の日。
茹だるほど蒸暑い夏の日。
陰鬱な気分になる雨の日。
例えばこんな日には首の幻痛に苛まれ、正気を失う事も珍しくない。
その際、身体のコントロールは全て赤羽に委ねている。
有事の際は、無理矢理気力で耐えているようだが……。(299文字)
関連項目
- SS 『死を雪で隠した日』
◆7
赤羽・大地の管理する『自由図書館』には、もう一人住人がいる。
赤羽・大地の『妻』を名乗る、中性的な容姿の道化師。
ダイヤモンド・セブン。
赤羽・大地は優しい声音で『ダイヤ』と呼ぶ。
※因みにダイヤが「タチ」、大地は「ネコ」らしい。
元々は『赤の女王』なる人物に仕えるトランプ兵であったが、彼女の死をきっかけに離反、普段は大道芸人として日銭を稼いでいるようだ。
『赤羽』にとっては、きっとこれが最後の恋。
『大地』にとっては、きっとこれが最初の恋。
ダイヤは、彼が『赤羽』であれ『大地』であれ、その首を熱烈に求める。
奇跡の復活、その証を。
けれど、彼等は知らなかった。
この恋が、愛が、誰かの未来を壊す事になるなんて。(298文字)
赤羽・大地の『妻』を名乗る、中性的な容姿の道化師。
ダイヤモンド・セブン。
赤羽・大地は優しい声音で『ダイヤ』と呼ぶ。
※因みにダイヤが「タチ」、大地は「ネコ」らしい。
元々は『赤の女王』なる人物に仕えるトランプ兵であったが、彼女の死をきっかけに離反、普段は大道芸人として日銭を稼いでいるようだ。
『赤羽』にとっては、きっとこれが最後の恋。
『大地』にとっては、きっとこれが最初の恋。
ダイヤは、彼が『赤羽』であれ『大地』であれ、その首を熱烈に求める。
奇跡の復活、その証を。
けれど、彼等は知らなかった。
この恋が、愛が、誰かの未来を壊す事になるなんて。(298文字)
関連項目
- SS 『ダイヤの恋』
菖蒲の少女
この所、自由図書館に新たな住人が増えた。
その名は《アイリス》。
「お前の周辺にアイリスという名の者はいないか」
「そのものとの関係を円満におさめよ」
書籍卿から受け取った文を強く胸に刻みつけていた大地は、行き場の無いという彼女の身柄を保護し、見守る事を決めた。
同じく、自由図書館の住人たるダイヤとの仲も良好で、彼女もまた、大地達に目一杯の笑顔と愛情を返し、本や物語を愛する……と言うのは、大地にとっても喜ばしい点ではあるのだが、困った事が一つ。
何を勘違いしたか、大地を『パパ』、ダイヤを『ママ』と認識し、そう呼んでくるのだ。
しかし、清らな彼女の瞳の前には……強く否定し難く……大地も、娘のように彼女を扱う。(300文字)
その名は《アイリス》。
「お前の周辺にアイリスという名の者はいないか」
「そのものとの関係を円満におさめよ」
書籍卿から受け取った文を強く胸に刻みつけていた大地は、行き場の無いという彼女の身柄を保護し、見守る事を決めた。
同じく、自由図書館の住人たるダイヤとの仲も良好で、彼女もまた、大地達に目一杯の笑顔と愛情を返し、本や物語を愛する……と言うのは、大地にとっても喜ばしい点ではあるのだが、困った事が一つ。
何を勘違いしたか、大地を『パパ』、ダイヤを『ママ』と認識し、そう呼んでくるのだ。
しかし、清らな彼女の瞳の前には……強く否定し難く……大地も、娘のように彼女を扱う。(300文字)