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シナリオ詳細

再現性東京202X:青いパンツおちた

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●パン廃
「んんんんんんんんあああああああああ~~~~~~~~~~~~っ!!!!!」
 茶屋ヶ坂 戦神 秋奈 (p3p006862)が、aPhoneをカタカタやりながら雄たけびを上げた。
「なによあれ」
 イーリン・ジョーンズ (p3p000854)が声を上げる。
「何してんの?」
「ああ、今日の配給が切れたんでしょう」
 水天宮 妙見子 (p3p010644)があきれたように言うので、イーリンが首を傾げた。
「配給?」
「今日の分の『雄たけび』読み込み数ですよ。ほら、パンツッターが改修されたじゃないですか」
 ああ、とイーリンはうなづいた。
 パンツッター。今やいろんなところで大人気のSNSサービスである。
 そのパンツッターだが、つい先日、いろいろなあれがあれがあって、『おたけび』の読み込み数が制限されることとなったのである――!
 これに困ったのが『パン廃』である。パンツッター廃人の事だ。常にパンツッターで情報と雄たけびを摂取し続ける彼らにとって、この制限は致命的な飢餓状態を生み出したのである。
「おっきょあっきゃががああががげんげらったぁあぁあああ!」
「秋奈さん大丈夫なんですか?」
 トール=アシェンプテル (p3p010816)がおびえた様子で言った。
「その……超えてはいけないラインをこえそうなのですが?」
「ふむ、アイツに限らず、パン廃はみんなああだ」
 紫電・弍式・アレンツァー (p3p005453)が、うんうんとうなづいた。
「オレの周りもあんな感じの人間が多い……パンツッターは生活インフラだからな。それを取り上げられてはああもなろう……」
「原因は」
 イーリンが言う。
「なんなのよ?」
「さぁ? システム改修、ってさっきも言いましたけど、そう言う事らしいですが」
 妙見子がそういうのへ、イーリンはふむん、と唸った。
「まぁ、システム改修ならしょうがないんじゃない? どうせすぐ直るでしょ――」
「ところがだぁぁぁぁぁぁっ!!!」
 ぐわがらがっしゃん、と窓ガラスをぶち抜いて現れたのは、タヌキである。
「ノウ! 仙狸厄狩 汰磨羈 (p3p002831)であるっ!」
 タヌキが胸を張った。
「どうしたんだ、たぬきち」
 紫電がそういうのへ、タヌキが、くわっ、と目を見開いた。
「これは――陰謀なのだ!」
「陰謀!?」
 トールが声を上げ、
「おえべらっちゃ!?」
 秋奈がなんか言った。
「そう。パンツッターは、暗黒メガコーポA(アライ)社に買収され、今暴虐の限りを尽くされているのだ!
 その、A社の社長が、アラ井ーツモ・仮面!!」
「アラ井-ツモ・仮面」
 イーリンが嫌そうな顔をした。
「あなた大丈夫? 経口補水液とか飲む?」
「熱中症でへばっているわけではない!!!」
 たぬきがばーって手を広げた。
「これはマジなのだ」
「おぎゃらっぺやへしゃらがはってらな!?」
 秋奈がなんか言った。
「そして、洗井-ツモ・仮面は、このインフラを乗っ取り、イレギュラーズに攻撃を仕掛けようとしている――」
「そうなの?」
 イーリンがそういうのへ、
「わかりません。でもこれはそういう流れのやつですよ」
 久しぶりに突っ込み側に回った妙見子が、嫌そうな顔をした――。


 そんなわけで、A社までやってきたのだ――。
「いや、それでも破壊活動をしたら悪依頼になりますよ」
 ひどく普通にそういう洗井ーツモ・仮面(井みたいな姿をしている)は、面談を求めたイレギュラーズたちにそう言った。
「そっか……」
 たぬきがしょぼんとした。
「いいですか? わが社としては、普通に買収を持ち掛けてパンツッターを購入したわけですから。あとは我々の思いのままなわけですよ」
「おんぎゃらったぱかさぇえるえたったなるぉ!?」
 秋奈がなんか言った。
「だからって、生活インフラをことごとく改悪してもいいんですか? って言ってます」
 トールが翻訳した。
「だがねぇ、我々としても、普通に仕事をしているわけで……」
「それはいいんだが」
 紫電が言う。
「その、社長室にたくさん置いてある、脅迫とか誤BANとか横領とかの資料はいったい何なんだ?」
 と言った。
 そう、これは、話を長々とするのがめんどくさくなったので、一発逆転で洗井ーツモ・仮面が悪いという事にするための作劇上の展開である!
「ぬうっ! 我々の悪事に気付いたか! さすがローレット!」
 洗井ーツモ・仮面も作劇上のあれやこれやを知っているので、素直に乗ってくれた。
「やはり! 貴様は悪党であったか!」
 たぬきがにこにことわらってそういう。
「ここはこのまま御主をていやーすれば、すこやかなパン廃ライフが戻ってくるというもの!!」
「だが、そううまくいくかな!?」
 洗井がばーって両手を上げると、社長室の床が抜けて、イレギュラーズたちは次々と階下に落とされてしまったではないか!
「なんと!」
 妙見子がぐぬぬって顔をする。
「ふははは! 私を倒し、パンツッターを庶民の手に取り戻したければ、各階に配属したえっちな夜妖をていやーしつつ登ってくるがいい!
 なお、ノーマルプランでのプレイングは、1シナリオ600文字に制限させていただいております。これはパンツッターの仕様ですのでご了承ください。
 追加料金を支払ったEXプレミアムプランでは、プレイングの文字数の増加も行えます」
「普通のゲームの仕様を阿漕な商売みたいに言うのやめなさいよ! pipiさんに怒られるわよ洗井落雲ッ!」
 イーリンが叫びながら落下していくのを、洗井ーツモ・仮面はムフォーフォーと笑いながら見送るのだった――。

 さて、無事ビルの一階に落とされたイレギュラーズたち! 此処から社長室のある屋上まで登り、洗井ーツモ・仮面を倒すのだ!
 道中では様々なえっちな罠が待ち構えており、トール君は女装バレするぞ! さぁ、頑張れイレギュラーズ! はやく青い鳥も元に戻るといいね。

GMコメント

 お世話になっております。洗井落雲です。
 これはリクエストシナリオなので、僕は悪くないです。

●成功条件
 屋上まで登って洗井ーツモ・仮面をていやーする。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

●状況
 どうも、練達などで流行っているSNS「パンツッター」がやばいらしいです。どうやばいかというと、一日の「おたけび」表示が制限されて、パン廃の皆さんが死にそうらしいです。
 そんなわけで、悪事のにおいがする……とパンツッターを買収したA社にやってきた皆さん。社長の洗井ーツモ・仮面は、夜妖と結託し、社会インフラSNSを滅亡させたり、横領とかしたりして私腹を肥やしていました(解像度の低い暗黒社長像)。
 このままではSNSの危機です! 皆さんは、一階から頑張って屋上まで駆け上がり、洗井ーツモ・仮面をていやーして世界に平和を取り戻してください。
 なお、へっちなトラップは以下の通りです。

 3階・常に強風がしたから吹き荒れるフロア
  此処では、常に強風がしたから吹き荒れるので、センシティブな感じで下着があらわになる可能性があるので、顔を赤くしながらスカートを抑えて耐えてください。は? 私はスカートをはかない? 俺は男だ? 知るか! このフロアに入った時点で男だろうが女だろうが全員スカートで可愛いレースのパンツをはくんだよ! 此処では俺が法律だ!!!!

 5階・裸エプロン・ローションプールアスレチックエリア
  裸エプロンでローションプールとアスレチックをクリアするエリアです。説明いる?
  
 8階・水着縄跳び
  水着を着て縄跳びをしてください。男の人も雄っぱいをはちきれんばかりに揺らせてもらう。

 10階・マイクロビキニ撮影会
  マイクロビキニを着て撮影会させてください……僕にも癒しが必要なんです……。

 以上四つの中から、特に攻略したいところを選んでプレイングをかけると、描写が濃くなると思います。

 以上、あとは流れでよろしくお願いします。

  • 再現性東京202X:青いパンツおちた完了
  • オラッ! 今日の配給の600文字だ! ありがたく使えッ!
  • GM名洗井落雲
  • 種別リクエスト
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2023年08月02日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費150RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

イーリン・ジョーンズ(p3p000854)
流星の少女
※参加確定済み※
仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)
陰陽式
※参加確定済み※
紫電・弍式・アレンツァー(p3p005453)
真打
※参加確定済み※
茶屋ヶ坂 戦神 秋奈(p3p006862)
音呂木の蛇巫女
※参加確定済み※
ノルン・アレスト(p3p008817)
願い護る小さな盾
メリッサ エンフィールド(p3p010291)
純真無垢
水天宮 妙見子(p3p010644)
ともに最期まで
※参加確定済み※
トール=アシェンプテル(p3p010816)
ココロズ・プリンス
※参加確定済み※

サポートNPC一覧(1人)

井(p3n000292)
絶対紳士

リプレイ

●いつもの
 点呼始めます!
 『天才になれなかった女』イーリン・ジョーンズ(p3p000854)!
 『陰陽式』仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)!
 『真打』紫電・弍式・アレンツァー(p3p005453)!
 『音呂木の巫女見習い』茶屋ヶ坂 戦神 秋奈(p3p006862)!
 『願い護る小さな盾』ノルン・アレスト(p3p008817)!
 『純真無垢』メリッサ エンフィールド(p3p010291)!
 『愛し人が為』水天宮 妙見子(p3p010644)!
 『女装バレは死活問題』トール=アシェンプテル(p3p010816)!

 いますか!?


 いますね!?


 よし!

●本編
「どどどどどどどうしようかしら!!」
 と、イーリンが慌てた様子を隠さずに言う。
「くっ、こんな女だらけの中にノルンが混じっちゃうなんて!
 絶対に彼だけは守らなくちゃ。皆、力を貸して!」
 ぐっ、と拳を握るイーリンへ、メリッサは、戦々恐々とした顔をした。
「まさかあの騎兵隊を率いるイーリンさんがあそこまで焦る任務だなんて……!
 これは難しい任務になりそうですね。
 私も気を引き締めていきましょう」
 むんっ、と可愛らしく気合を入れるメリッサ。メリッサはまだ何も知らないのである。この依頼が、その、そういうアレだという事を。
「可哀そうになぁ」
 汰磨羈が心底同情する様子でそういった。
「まぁ、メリッサはさておき。我々はどこまで落とされたのだ?」
「意外や意外、地上一階だ」
 と、紫電が、階段の所に設置された案内板を見ながら言う。
「もっと、こう……奈落の底まで落とされたような空気だったが。
 まぁ、楽なのはありがたい。洗井落雲も、地下から這い上がってくるえっち迷宮とか考えるの面倒だったんだろう」
「えっち迷宮?」
 メリッサが小首をかしげたので、紫電が頭を振った。
「まだそのままのキミでいるといい。
 さておき、秋奈、大丈夫か?」
「おっぎゃられったらぱっしゃふんぎゃろ?」
 秋奈がなんか言った。
「あ、そのキャラ継続するんだ……」
「まぁ、パン廃からパンツッターを取り上げれば、ああなりますよ」
 妙見子が、さもありなん、頷いた。
「私は妙見子。ジャンルごとに垢分けしていたらすべてのアカウントが死に絶えてしまった女……。
 お気持ちはわかります。すごく。あとシャドウバンってどうなってるの? 許せません」
「最近はダイレクト・お話し(DO)機能も制限されているらしいですよ。許せませんね、イー○ン」
 と、トールが一言。そのままこほん、と咳払い。
「いや、建前上、悪いのは洗井ーツモ・仮面なのですが。というわけで、洗井仮面をなんとかしましょう」
「えっと、確か洗井仮面さんは屋上? にいるわけですから」
 ノルンが、一階のロビーに合った案内図を見ながらそういう。
「十階分、登ればいいのですね?」
「でも、何か大変な迷宮? 試練? イベント? があるのですよね?」
 メリッサが言う。
「イーリンさんもあせるほどの、とても大変な任務です。
 私に務まるのか、不安がないとは言えません。
 でも、今私は、イレギュラーズの一人として、この場にいるんです。
 どんな困難が待ち受けていようとも、精一杯役目を果たそうと思います。
 それが、私たち、ローレット・イレギュラーズの責務なのですから――」
 ぎゅ、と手を握りながら、真面目な決意と覚悟をもってそういうメリッサへ、
「可哀そうになぁ」
 汰磨羈が心底同情する様子でそういった。
「ほっぺらったらものっちょふにふに!」
「秋奈は『まーいいじゃん、なるようになるさ!』と言っているぞ」
 紫電が秋奈の言葉を通訳した。
「秋奈の言う通り、ここまで来たらもう覚悟を決めるしかあるまいなぁ」
 汰磨羈が遠い目をしていう。
「さすがたまきち、慣れてるなぁ」
 紫電がうんうんとうなづいた。
「あんまり慣れたくないですよね、こういう依頼」
 妙見子が肩を落とす。
「まぁ、でもほら……野良犬に噛まれたようなものだと思って、気持ちを切り替えていきましょう。ね、メリッサさん?」
「どうして私、さっきから同情されてるんですか?????」
 さすがのメリッサも、この依頼の異様な雰囲気に気付き始めていた。いたが、気づかれる前にさっさと登ってしまった方がよさそうである。
「えっと、ボクもよくわかりませんが頑張ります」
 ノルンがにこりと笑った。ちなみに、保護者さんからは、

 『せーやくしょ』
 事故が起こった場合全て受け入れます
 少年の何かは酷く歪むかもしれませんが美味しく受け止める所存です
 場のノリは何よりも優先される

 という事でプレイングにいただいております。
「守護(まも)らなければならぬ」
 イーリンが瞳に炎をたぎらせながらそう言った。
「トール! 妙見子! 私たちが守護(まも)るのよ! この中に、たった一人紛れ込んでしまった純白の少年を! 私たちの手で!」
「あ、はい、お任せください」
 妙見子がうんうんとうなづくのへ、しかしトールは視線を逸らした。
「たった一人の少年――あ、あ、はい、えっと、頑張ります」
 しどろもどろにトールが言うのへ、イーリンが小首をかしげつつ、しかしコホンと咳払い。
「まぁ、いいわ。とにかく登るわよ! そしてさっさと終わらせるの――このクソ依頼を!」
 その言葉に、おー、と仲間たちは片手を上げた。そんなわけで、クソ依頼、スタートである――。

●第一の試練
「わああああああああん!!! だまされましたああああああああ!!」
 三階来た瞬間終わったわこれ。メリッサが絶叫する。
 可愛らしいパンツを強制的に履かされたメリッサたちは、さらにスカートをはかされて、下から強風の吹き荒れるフロアを歩かされている!
「これへんな依頼じゃないですかああああ! うわあああん!!」
 メリッサが絶叫しているのは、吹き荒れる暴風の音にかき消されないようだがさておいて。
「いいわよメリッサ! もっと膝まげて! さっきみたいに!!!」
 イーリンがやんやとはやし立てるのへ、メリッサが顔を真っ赤にして涙目に。
「さ、さっきみたいにめくれちゃうじゃないですか! いやです!」
「はー!? 一回めくれたら、もう二回三回めくれても同じでしょ!!!!!」
「いーやーでーすーーーーーーー!!」
「うーん、悲しい争い……!」
 妙見子が嘆息する。妙見子は黒のタイトスカートなわけだが、当然タイトだろうが何だろうが、油断をすればめくらせてもらう。
「くぅ、恐ろしい気配を感じます……これが洗井落雲……! あ、ノルン様、大丈夫ですか!?」
「ふえええ、な、なんだか落ち着かないです……!」
 涙目顔真っ赤でスカート抑えるノルンきゅん……ノルンきゅん!? あーいけません、そう言うのだめです!
「やばい! 洗井落雲はこうやって恥ずかしがる男の子にも興奮するタイプ……!
 あまつさえ、ノルン様が女装とか恥ずかしさ=快感と植え付けられてしまったら! PPPが終焉にむかってしまいます!
 トール様! 何とかしなくては!!!!」
「妙見子さんわかってていってますよね!? こっちもウイッグがとれそうだったり、♂輝剣♂が出ちゃいそうで大変なんですってば!!」
 トールくゃんが声を上げる! それはそれでいいので出してみるのもいいのではないのだろうか。
「まずいです! 洗井落雲が月末月初だから疲れて欲望が駄々漏れです! 速く次の章に行ってください!
 幸い、こんなこともあろうかと、『●』を用意しておきました! 妙見子さん! これをぶつけて章を〆てください!」
「そんなこと一行もプレイングに書いてないフルアドリブじゃないですか! 洗井落雲も収拾に困ってる! いえ、でもこの際……!」
 と、妙見子が周囲に目を向ける。イーリンはメリッサに手拍子して「膝まげて! 膝まげて!」って煽ってたし、ノルンくんはだんだん真っ赤な顔に体がムズムズしてきて、「こ、これ、見せたらどうなっちゃうのかな……!?」みたいな感じになっている。色々まずい。
「しょうがない! 食らえ! 妙見子ストライク!」
 ぶん、と妙見子が●を外へ向かって放り投げた。それは章を〆、かきねを超え、一行下にぶつかって章題を作り上げた。

●第二の試練
「ふえええ……は、裸エプロンで、べたべたして……うう、恥ずかしいです……」
 ここは裸エプロンローションアスレチックのフロアですノルンきゅん!!!!!!!!!
「まずいぞ! ノルンが続投している!!! 此処は私で隠さなければ!!」
 ばぁっ、と汰磨羈がカメラの前に飛び込んだ。ばっ、とポーズをとって見せる汰磨羈。
「どんな!(尻尾であぶないところを隠す)
 角度から!(尻尾であぶないとこr)
 見られようとも!(尻尾d)
 ギリギリ描写で青少年達をドギマギさせる程度に留める事が出来るプロフェッショナル――それが私だ!」
 ばぁーーん! セクシーキャットの効果音があたりに鳴り響く! さすが汰磨羈さんだ! 実際汰磨羈のぎりぎりとらぶるセクシーショット(少年誌)能力は素晴らしいものだった。MVPあげるね。
「うれしくないなぁ……」
 たぱぱっ、とローションをかき混ぜるねこ。
「象潟や おっぱいでっか なんやコレ」
 秋奈が、汰磨羈のおっぱい見ながらなんか言うのへ、紫電が感動の表情を浮かべた。
「秋奈……人間性が戻って……?」
「ふ……おっぱいの前に……人は皆人間を取り戻す……。
 紫電ちゃん、たまきちと存分に遊んでくるんだ。
 ノルンちゃんは私ちゃんに任せな……!
 洗井落雲から……守って見せるよ……!」
「秋奈……!」
 紫電がうるんだ瞳で言った。
「でも……オレはお前を守りたい……。
 あらゆる洗井落雲から……お前を……。
 秋奈のあれやそれやはオレと二人きりの夜に独占したいから……」
「紫電ちゃん……」
「秋奈……」
「紫電ちゃん……」
「秋奈……」
「まぁいいのだが」
 ねこが言った。
「ノルンがさっき親指たてながらローションの海に沈んでいったぞ」
『ノルーン!!!!』
 ばしゃーん、と二人がローションの海の飛び込んだ。こうなっては恥ずかしさとかそういうのはもうどうでもよかった。
 その後なんやかんやあって一同はローションアスレチックをクリアした。個人的な感想としては、「オ、オレだって……女の子なんだぞ……」って顔を赤らめながら裸エプロンで体を隠してもじもじする紫電ちゃんが凄いかわいかったです(捏造)。

●幕間
「ひどい目にあいました……」
 ローション塗れになりながら(さすがに服装はいつものままだ)で言うノルン。ちなみに、ここは五階と八階の間。ちょうど階段を登っているところである。
「大変ね、ノルンも……あ、あとで写真撮っていい?」
 イーリンがカメラを構えるポーズをとったので、ノルンは頬を赤らめた。
「司書さまなら……」
「まじで? 役得」
「大丈夫かイーリン、洗井落雲に乗っ取られてないか? ちゃんとプレイング採用されてる?」
 汰磨羈がそういうのへ、イーリンが「ぶー」と口を尖らせた。
「大丈夫よ。ほら、えーっと、『運動後の汗だくで服が張り付いてる状態で一息つきましょうって、そういうのに気づかずノルンに普通に接しちゃったり』……いいわね、採用。
 ほら、ノルン、一息つきましょ? ふふ、そんなにローションでべたべたになって。ふいてあげるからもっとこっち、近づきなさいな?」
 そういって、イーリンがノルンを抱きとめる。ノルンが顔を赤らめて、はわわってなった。
「ふ、ふえ、司書さま、その、あの、その……」
 顔が真っ赤なまま、イーリンになすがままにされるノルン。微妙におなかの辺りを抑えている。きっとお腹が痛むんだろうね。
「おねショタか……?」
 秋奈が言った。紫電が感動の表情を浮かべた。
「秋奈……人間性が戻って……?」
「ふ……おねショタの前に……人は皆人間を取り戻す……」
「ネタ依頼って、本当にすごいんですね……」
 メリッサがカルチャーショックを受けたような顔をした。
 一番可哀そうなのはメリッサな気がしてきた。

●第三の試練
 水着を着て縄跳びをしてください。
「どういうことなのよ」
 困惑しつつも、イーリンは縄跳びをする。ちなみに、向かい合う形でトールがいる。トールは大切なところを抑えつつ、ぴょんぴょんと縄跳びを縄跳びしていた。
「そういえばうちの弟子がお世話になってるみたいで」
 イーリンが普通に言うのへ、トールが顔を赤らめつつ、
「お弟子さんっ、最近よく一緒する事が多くてっ! 強火で焼かれてますっ!」
 と、応対するものの、トールの表情は苦しげである。そりゃそうである。『#司書のぺぇぺぇプルンプルン』なのだから。トールくゃんも健全な男子。刺激が強い。
「うう、こ、こんなの耐えられないよぉ……」
「え、まだ20回くらいしかしてないじゃない? もう疲れたの?」
「疲れたっていうか、元気になりそうで……!」
「? 元気ならいいじゃない? ほら、まだ(跳ぶ力)出せるでしょ?」
「だ、出してないですよ! まだ!」
「え? 本気はまだまだこれからってこと? いっそやらなきゃならないんだから、どうせなら楽しみましょうよ?」
「た、楽しむんですか?」
「え、何か問題?」
 イーリンが急に無知ロールを始める。ほんとに? エキスパート・後光・夜花を活性化しているのに無知ロールを!?
(……? トール、女の子にしては肩幅とウェストの位置が……いえでもしっかり着こなしてるし。気の所為ね)
 トールの♂輝剣♂が元気になりそうなわけだが、イーリンは無知ロールを続けてバインバインする。縄跳びは洗井落雲が「いいよ」って言うまで続いた。
(うわああん! 師弟揃って強火で焼いてくる~!)
 その間、トールは男バレを避けるべく、必死の形相で耐え続けたのである。まぁ、♂輝剣♂は♂輝剣♂してたのだが。幸いイーリンは気づかなかったのだ。重傷つけておきますね。

●最後の試練
 マイクロビキニを着て撮影会させてください。
「普通に欲望全開のが来ましたね……」
 妙見子があきれた表情でそういった。
「ま? 私も経国ゥ? ですから? マイクロビキニくらいは着慣れたものですよ(プレイング捏造)。
 ノルン様は、そこで待っていてくださいね? さすがにマイクロビキニはPPP倫に抵触しそうな気がしますので」
「はい、お願いします……!」
 と、物陰からノルンが声をかける。
「トール様は、まぁ、頑張って?」
「まって? 私の扱い酷くないですか?」
 トールが抗議の声を上げるのへ、
「でも、女装バレボムかますならここがやり時ですよ……お任せください。妙見子ちゃんが何とかしましょう……」
 うんうんと嫌なことを言う妙見子へ、トールが胡乱な顔をした。
 一方、我らが汰磨羈は、既に撮影モードに入っている。
「説明、いるか?(テスタメントでイーリンの後光を強化し、その光をバックにセクシーポーズをとるねこのシルエット)
 私のマイクロビキニ姿など、何度もバナーにして堪能しまくり済みだろう?(セクシー脚組み換え)
 そう。私にとって、マイクロビキニは最早ユニフォームのようなもの(セクシー四つん這いポーズ)
 さぁ、とくと拝め。
 そして撮るがいい。
 これが、10万よいね!を稼ぐセクシーキャットの姿だ!(キメポーズ)」
 にゃぁ~ん(ちょっとエッチな猫の鳴き声)と効果音が鳴る中、汰磨羈にばちばちとフラッシュがたかれる。汰磨羈の写真を撮るときはフラッシュをたいてもいいけど、ねこの写真を撮るときはフラッシュを焚いたらダメだよ。
「夏草や おっぱいでっか なんやコレ」
 秋奈がそういうのへ、紫電が感動の表情を浮かべた。
「秋奈……人間性が戻って……?」
「ふ……おっぱいの前に……人は皆人間を取り戻す……。
 紫電ちゃんも写真撮ろうぜ! 私ちゃんもめっちゃとるわ!!」
「で、でも、布面積が……」
 紫電がもじもじと体を隠す。カワイイ。
「オ、オレだって、女の子なんだぞ……」
 かわいい。
「夏風や もじもじするこ 秋奈好き」
「人間性を……?」
「そう言うの……ほしいよ。もっと頂戴もっと!
 たまきち! 写真とろうぜ!」
「まかせろーーーー!(ぱしゃぱしゃ」
 たまきちが飛び込んできて写真を撮りまくる。紫電が顔を赤らめた。カワイイ。
「うう、何で皆さん平気なんですか……? ほとんど紐じゃないですか……!」
 メリッサが顔を真っ赤にしてそういう。それが正常な反応である。
「そ、そのうえで、写真、写真なんて……!
 え、えっと、こういうポーズをとるんですか……? な、なんだか、その、見えちゃいそうで……。
 次は、バランスボールの上に座って跳ねるんですか? どうして? え? そういうもの……?
 えっと、わかりました。ぴょんぴょん、ぴょんぴょん……」
「まずいですよ! メリッサ様は13歳ですよ!?」
 妙見子が叫んだ。
「こんな時こそ、トール様の出番ではないのですか……!?」
「いや、なんで? 私、ここに登場するってプレイングかいてないですよ!?」
 トールが嫌そうな顔をする。と、その時、ういーん、と自動ドアが開いて、洗井仮面が姿を現した。
「洗井仮面!」
 イーリンが声を上げる。洗井仮面は満足げにうなづいた。
「楽しかっただろう?」
「え」
「楽しかっただろう? 悪くないだろう……? 今の、パンツッターも」
「それは」
 イーリンが言った。
「改革は苦しい。時に不便を感じることもある……。
 でも、私はこのパンツッターをより良きものにしたいと思っているんだよ……」
「洗井仮面……!」
「パン廃ども……!」
「洗井仮面……!」
「パン廃ども……!」
「いまです! いけ、トール様!」
 びしっ、と妙見子が指さした瞬間、トールがこん棒をもって襲い掛かった!
「いい話風にまとめたくらいで引っかかるか! くらえ! トールクラッシュ!!!」
 ごつん、と洗井仮面をぶんなぐるトール! そしての瞬間、マイクロビキニの端から♂輝剣♂がこんにちわした!
 そしてその時、なぜかみんなが持ち込んでいた愉快玉が反応した。

 メリッサは後にこう語る。
「なぜかわからないんですけど……私とノルンさん以外が急に全員爆発して……。
 ほんとによくわからないんですけど。でも、これだけははっきりしてて。
 二度と、こういう依頼には参加しないようにしようと思いました!」
 めでたしめでたし。
 

成否

成功

MVP

仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)
陰陽式

状態異常

イーリン・ジョーンズ(p3p000854)[重傷]
流星の少女
仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)[重傷]
陰陽式
紫電・弍式・アレンツァー(p3p005453)[重傷]
真打
茶屋ヶ坂 戦神 秋奈(p3p006862)[重傷]
音呂木の蛇巫女
水天宮 妙見子(p3p010644)[重傷]
ともに最期まで
トール=アシェンプテル(p3p010816)[重傷]
ココロズ・プリンス

あとがき

 それでは、パンツッター改め『P』を、今後もご利用ください。

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