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シナリオ詳細

覇竜でオリーブオイルを

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●オリーブオイルという概念
 オリーブオイルとは何か?
 その答えは人によって様々だろう。
 基本的には「オリーブから採れた油」と答えるだろうし、それが一般的だろう。
 しかし、しかしだ。そこから先の答えは大分変わってくるのではないだろうか?
 何故ならオリーブオイルといっても色々ある。
 オリーブオイル。ヴァージンオリーブオイル。エクストラヴァージンオリーブオイル。
 そういった分類だけではなく、産地、あるいはオリーブの状態でもオリーブオイルというものは色々変わってくる。
 たとえば、風味だけでなく香りも違うという。
 勿論身体に良いことは言うまでもないが、更に良いオリーブオイルであれば美容にも良いという。
 まさに良いこと尽くめのオリーブオイル。
 当然良質な品はそれなりの高級品であるが、何処ででも採れるというものではない。
 しっかりとした品質管理に手法、そうしたものが大切である。
 ある、のだが。そういった諸々を超高速で吹っ飛ばすものがある。
 『特異運命座標』エーレン・キリエ(p3p009844)はその為に、いつものクソジジイのところへ飛んだ……!

●覇竜でオリーブオイルを
「相賀翁、オリーブオイルが採れるモンスターとかいないか?」
「おるが?」
「やはりいるのか……」
 アッサリ答える『フリアノンの酒職人』黒鉄・相賀(p3n000250)に、エーレンはいっそ驚きすらなくなってしまう。
 しまうが……冷静に考えるとオリーブオイルが採れるモンスターとはなんなのか?
 巨大なオリーブなのだろうか? それともオリーブワイバーンとかオリーブマンとか、そっちの方向性なのだろうか?
 それもあり得るのが覇竜だ。ここ最近のシリアスな流れがエーレンの頭から吹っ飛びそうだ。さておいて。
「で、そのオリーブオイルの採れるモンスターとは?」
「うむ、オリーブスライムじゃよ」
「オリーブスライム」
 そう、オリーブスライムとは覇竜特有の独自進化したモンスターである。
 大きさは全長50cmほどで美しいオリーブ色をしている。
 つるんと白玉のように綺麗な身体はオイリーであり、滑るように素早く移動するという特徴を持っている。
 その素早さと機動性たるや、一流のスケーターの如し。
 それだけではない、そのつるんとした体はあらゆる状態異常を受け流すというのだ。
「しかし、一つ特性があってのう。こういうツボとかカメとかに入れれば、しばらく大人しくしとるんじゃよ」
 そう、そして一定時間が経過するとオリーブスライムは勝手に出てきて、ツボやカメにはたっぷりのオリーブオイルが入っているという。
「こういう話だな、相賀翁。ツボやらカメやらを抱えて油まみれのスライムを追いかけて中に入れろ……と」
「うむ、話が早くてええのう。ちなみにじゃが、結構良質じゃよ……ほれ」
 そうして相賀の持ってきたカメからはなるほど、リンゴの香りにも似たものが漂ってくる。
 確かにこれは上質だ……手に入れてみるのも悪くは無いだろう……!

GMコメント

はい、というわけでオリーブオイルを手に入れようぜって話です。
食べて良し塗って良し、ステキな覇竜オリーブオイル。
だからオリーブスライムを追いかけましょうねー

●現場
つるりとした岩場です。3方を岸壁で囲まれた広場なので、遠くに行ったりはしません。
頑張って追いかけましょうね。

●オリーブスライム×たくさん
オリーブ色のオリーブスライム。ツボとかカメに入れれば一杯にオリーブオイルがたまるまで大人しくしています。
でも入れるまでは凄い逃げます。もちっとした身体とたっぷりのオイル。滑るように移動します。
すんごい機敏な動き&あらゆる状態異常が通じません。頼れるのは貴方の肉体のみ……!
なお特に特殊な攻撃方法などは持っていません。必要なかったんでしょうね。

オリーブオイルを手に入れたらフリアノンに戻って健康焼肉とかもアリだと思います。
勿論パスタとかもいいですね。頼めば相賀が基本食材は出してくれます。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

  • 覇竜でオリーブオイルを完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2023年07月25日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

アクセル・ソート・エクシル(p3p000649)
灰雪に舞う翼
海音寺 潮(p3p001498)
揺蕩う老魚
ゴリョウ・クートン(p3p002081)
ディバイン・シールド
ニル(p3p009185)
願い紡ぎ
もこねこ みーお(p3p009481)
ひだまり猫
フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)
挫けぬ笑顔
エーレン・キリエ(p3p009844)
特異運命座標
ユーフォニー(p3p010323)
竜域の娘

リプレイ

●オリーブスライムを捕まえろ
「オリーブ色でつるもちのスライム……かわいいね。容器に入れるとおとなしくなるのもかわいい……でもこのオリーブオイル、オリーブから取れないけどオリーブオイルを名乗っていいのかなあ。オリーブ(スライム)オイル?」
「この辺にはこんな変わった生き物がいるんじゃな。可愛いから一匹くらい連れて帰っても構わんかのう」
 『灰雪に舞う翼』アクセル・ソート・エクシル(p3p000649)と『揺蕩う老魚』海音寺 潮(p3p001498)がそう言い合うが、黒くてツヤツヤとした丸っこいオリーブスライムたちは結構な勢いで移動している。
「まずは下準備をしっかりしておかんとな。網を準備するわけじゃが、気休めにはなるじゃろうし滑り止め代わりで片栗粉をまぶすなりしておこうかのう。不覚ながら罠づくりや地形工作は不慣れだから皆の後に続く形で手伝うぞい」
「オイラも、みんながいい感じの追い込み場所をセッティングするならお手伝いするよ!」
 そう、目の前を滑っているオリーブスライムたちは物凄く速い。だからこそ罠を張らなければいけないが……具体的にどういうものを作るかは、まさにセンスが試される。一体皆はどんな罠を仕掛けるのか?
「そうだな、まずはオリーブスライムから離れた広場の一角に皆と共に陣地構築で罠の構築だ!」
 『黒豚系オーク』ゴリョウ・クートン(p3p002081)も早速準備を始めていたが、どうやらジャンプ台を作るようだった。
「岸壁に向かってジャンプするように、ジャンプ台みてぇなものをいくつか作るぜ」
「この辺かな?」
「おう」
 アクセルにゴリョウはテスタメントをかけて構築速度も上げていく。オリーブスライムたちは気楽そうだが、それはそれだ。実際捕まえるのが大変なのだから、罠をしっかり仕掛けるのは正しいことだ。
「ジャンプ台の向こう側には網を設置し、上手く滑ることが出来ねぇようたわませておくぜ。地面を滑るオリーブスライムから見ればジャンプ台は見えるが網は見えないだろうしな……そしてそれを誘い込むための囮を用意するぜ。囮は俺の腹だ!」
 クワッと迫真の表情を浮かべるゴリョウをトラウがなんとも言えない顔で見ていたが、それはさておいて。
「オリーブオイルは、オリーブスライムから取れるのですね! 新鮮なオリーブオイル、たくさんもらえるといいですね!」
 『あたたかな声』ニル(p3p009185)も罠作成の手伝いをしながらそう楽しそうに言う。
「ニルは素早くキャッチする、とかは苦手な気がするので予め準備するのをがんばります」
「うむ、手伝うぞ」
「はい、ありがとうございます! ニルも頑張ります」
 潮と共にニルは仕掛けを作っていく。
 ゴリョウのようにジャンプ台を設置して、飛んだところを網でキャッチできるようにしたり。下り坂の先に壺を置いてみたり。
「設置する網は目が細かいものを選んで、念の為下には壺を置いて隙間からつるん!と 落ちても受け止められるようにしましょう。そしてどったんばったんしても壊れにくいように、できた罠にはオルド・クロニクルです」
 そして『ひだまり猫』もこねこ みーお(p3p009481)もしっかりと準備を進めていた。
「オリーブスライム……ぷるぷるつるつるしてますにゃ? オリーブオイルで美味しい料理を食べる為、壺に入ってもらいますにゃー! とはいえ、みーおは罠の案が特に思いつかないのでツボやカメ使った落とし穴作る等で皆の案のお手伝いしますにゃ」
「落とし穴か。いいね! 今回はなかなか難しそうだから、今回は陣地構築で捕まえやすくしたいね」
 『挫けぬ笑顔』フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)もみーおにそう頷く。
 ジャンプ台で浮かす案に協力するのは勿論だが、フォルトゥナリアにも腹案はあった。
「作るのにももとに戻すのにも、もしかしたら時間がかかりそうだけど、すり鉢状に掘って、底に壺を設置して周りをすり鉢状の蟻地獄みたいにする案があるよ。傾斜をゆるい感じにすることで労力の削減を計りたいところかな」
 そう、言ってみればアップグレード版の落とし穴ともいえる。
「ロバちゃんにも手伝ってもらうよ! 」
 ロバちゃん一号を連れてきているからには、しっかり働いてもらわなければならない。
「……いや、確かに俺が相賀翁に最初に聞いたからこうなってるんだが……まさかスライムとはなあ」
「私、何気にスライムって初めて見る気がするんです。よしっ、今日もひと仕事頑張りましょう……!」
 気合十分の『相賀の弟子』ユーフォニー(p3p010323)と比べると、『特異運命座標』エーレン・キリエ(p3p009844)には戸惑いが大きいようにも見えた。まあ、当然だろう。想像してたのと凄い違ったのだから。
「普通こう、トレント系のモンスターからオリーブの実をゲットだぜ、的なのを想像するじゃないか?」
「私はなんだか慣れてきた気もします……!」
「まあ、正直俺も戸惑いはするがそのくらいだな……だが美味しいオリーブオイルのためだ。頑張って獲るぞ」
 でもきっと普通のオリーブもあったよね、とは2人は言わない。
 今は何も考えず、ユーフォニーはゴリョウのジャンプ台を手伝っていく。
 材料には装甲蒸気車両『グラードⅢ』に積んで運んできた建築資材セットがあるから充分だ。
「頑張ろうね、ソーちゃん……!」
 ドラネコ配達便0081『ソア』にそう声をかけながら、しっかり準備を進めていく。
「ジャンプ台の向こうの網の下には、スライムが網をすり抜けた時の対策で大きなビニールでも敷きましょうか。壺をセットしておくのもいいですね」
 そして、囮を務めるゴリョウの補助もユーフォニーは忘れない。
 様々な空の色を集めた水彩絵の具である空旅えのぐを使い、色彩感覚でゴリョウのお腹の色とオリーブ色を最大限近付けていく。
「水彩と油? たぶんなんとかなりますよ! お腹ののぷるぷる具合がオリーブスライムに見えるように、しっかりプロデュースでお手伝い……これできっと完璧です♪」
「全員の準備が終わったようじゃし……追いかけっこの始まりじゃな」
 潮の、そんな声が響く。
 完璧かはやってみなければ分からないが……早速、作戦開始である!

●オリーブスライム捕まえた!
 潮は片手にツボを持って飛行で追いかけながらジャンプ台や他の仲間に向かって行くように仕向けていた。更にはギフト「ポチといっしょ」も使用している。
「ポチも一緒に手伝いなさい。攻撃はしてこないようじゃから怖がらなくても大丈夫じゃよ。サメ同士で挟み撃ちじゃ」
追いかけられて潮の方に向かってきたオリーブスライムがいたらツボを構えてゲットできるし、ジャンプ台のほうにいけばそれはそれで問題がない。
「好きな餌が解れば分かればそれで釣るんじゃが油の原料でもあるし米とか撒いたら寄ってきてくれんかのう」
 ぱらぱらとまきながらも、潮は泣き落としもやってみる。言葉が通じるかはさておき、なんでもやってみるものだ。
「老い先短い老人を助けると思ってちょっとだけ大人しくしてくれんかのう。それともわしには美味しいものを食べることさえ許されんのじゃろうか。それに家にはお腹をすかせた孫が待っておるんじゃよ」
(動物ではないから動物疎通では通じらんかもしれんがそれっぽくしておれば伝わるじゃろ、多分)
 結果はどうか? なんと、潮の口元にオリーブスライムが突撃してくる。美容効果でサメ肌がツルツルお肌になりつつも、ツボの中にはオリーブスライム。効いたのだろうか、それともたまたまだろうか。それは分からないのだけれども。
 そしてアクセルは機動力を活かしてオリーブスライムを追いかけていた。これはチームでの捕獲だから、必ずしも自分が掴まえる必要はない。サポートするだけでもオリーブオイルは手に入るのだから。
 だからこそアクセルは機動力任せに走ったり、あとはオリーブスライムの意表を突くように低空で飛びながら壁を蹴って急に方向転換したりしていく。
「つ、捕まえたあ!」
 丁度スポーンとアクセルの持っているカメにオリーブスライムが飛び込んで。
 その様子をニルは2羽のファミリアーで上空から確認できていた。
 オリーブスライムが隠れていないか、注意して見ていたが、幸いにもそんなことはない。
 この状況で滑って転んだりしないように、簡易飛行で少し浮いて移動するのも忘れない。
「直接触れて壺に入れるのは無理でも罠に誘導するのはがんばりたいのです……!」
 攻撃されたら嫌だなと思わせるような動きをニルはしていたが、オリーブスライムの動きは本当に凄い。
 時折ニルに向かって滑ってくるのも、逃げる自信が凄いのだろうと思わせるほどだ。
 しかし、ならばとニルは思う。確かに速い。速い、けれども。
「壺を持って体当たりで突撃です……えーい!」
 スポーン、とニルのツボに入り込むオリーブスライム。ストライクである。
「ツボを持って走って…スライムが跳んでくるならすぽーんって捕まえ……にゃあああぬるってしましたにゃあああ! って、にゃあああつるつるもちもちですにゃ、にゅるって逃げますにゃー!」
 みーおも頑張っているが、ものすごく翻弄されている。
「みーおもあんな風ににゅるっと可愛い猫を目指したい……けど今は壺入りスライムにするのですにゃ入ってくださいにゃあああ!!」
 叫び突き出したみーおのツボにも、オリーブスライムがタイミングよくスポーンとはまって。
「エーレンさん、追い込むよ!」
「ああ、任せろ!」
 フォルトゥナリアとエーレンも、オリーブスライムを追い込んでいく。
「俺の機動力ならスライムにも追いつけるはずだ。風花、フォルトゥナリア!
 エーレンの相棒たる白いリトルワイバーンである風花にエーレンの移動先にいてもらい、それを足場に跳躍とアクロバットを使ってオリーブスライムが予想していない方向から捕まえにいく。
 ゴリョウの囮もフォルトゥナリアのサポートも活用して……見事に捕獲する。
「リーちゃん、ソーちゃん、行くよ……!」
 そしてユーフォニーもゴリョウのお腹目掛けてスライムが突っ込むように、必要なら飛行もしつつスライムを追い込んでいく。
 そう、ゴリョウは自身の腹にオリーブオイルを丁寧に塗り込み、先のジャンプ台の少し手前に穴を掘り、そこに自分の腹だけ出してそれ以外を埋めていたのだ。
 竹筒だけ口に突っ込んでスコースコーと呼吸を確保しつつ、広域俯瞰で周りの様子を見ているゴリョウは、ユーフォニーのサポートもあって、まるであそこにオリーブスライムがいるかの如きだ。
「……ゴリョウさん今ですっ!!」
 そしてオリーブスライムが近付いてきたら、デカいオリーブスライムがそこにいるかのような演技しつつ招惹誘導で引き寄せる。
(オリーブ色は俺の肌と近いんで、遠目には同類だと思ってもらえる……かもしれない!)
「うぉー!俺の自慢のもちもちお腹を舐めるなよぉーッ!」
 ぷるぷるぷるぷると震えるゴリョウのお腹を見ながら、ユーフォニーは固唾をのむ。
「世紀のオリーブスライム大ジャンプ、しっかり目に焼き付けます……!」
 あとは突っ込んできたらその勢いを殺させないようにギフト「棒を針に」を使って瞬時に平らになることで腹の上を滑らせ、そのままジャンプ台に突入させてジャンプだ。ユーフォニーの「やりました!」という声が聞こえてくる。
「よおし、壁にべちんっとぶつかって網に落ちたところを確保するって寸法だ! まぁ俺は動けねぇんだけどな!? トラウ、ユーフォニー、頼んだ!」
 ……とまあ、そんな感じで充分なオリーブオイルが手に入れば焼肉の時間である。
 ある、のだが。それでだけでは済まさないのがゴリョウだ。
「俺ぁ加えてアヒージョを料理するぜ! オリーブオイルに合うようゴリョウ印の食材として持ち込んだニンニクや野菜や茸、ブタウシ鳥の肉を余計な雑味が出ないよう丁寧に下拵えし、くつくつと煮込んでいくぜ。残ったオイルはそのままペペロンチーノで〆だ。食材の旨味がたっぷり溶け込んだオイルで作るパスタは絶品なこと間違いなしだな!」
「それではわしは新鮮な野菜を手頃の大きさに切ってサラダでも作ろうかのう。ヘルシーじゃな」
「いい香りのオイルだし香りが飛ばないようにそのままかけるカプレーゼやカルパッチョみたいなのを食べてみたいな」
「ではそれは私が♪ カルパッチョとかカプレーゼとか、かけるだけのシンプルなメニューはオリーブオイルそのものの味を楽しむんです♪」
 潮とアクセル、ユーフォニーもそんなことを言いながら準備をしていくが、ニルも上質なオリーブオイルを前に嬉しそうだ。
「焼肉もペペロンチーノも、ニルはとってもとっても楽しみです! オリーブオイルは何にかけてもおいしいと聞きました。あんこにかけてもおいしいし、バニラアイスにかけてもおいしいのですよね?」
「まあ、確かにそういうのもあるな」
 そう、オリーブオイルの可能性は果てしない。みーおも何を作ろうか迷っているようだった。
「アヒージョとか作ってもいいですし、お肉やお野菜焼いても美味しいですにゃー!」
 しかし、今日のみーおは一味違う。
「みーおが作ったバゲット(フランスパンの1種)をスライスして持ってきましたにゃ。オリーブオイルにつけて食べると美味しいですにゃ! 食パンにオリーブオイル塗って焼くのもいいですにゃー!」
「わあ、いいですね!」
「バゲットや各種材料は持参してますにゃ……ちなみにオリーブオイルを使ったパンの作り方もありますにゃ。オリーブスライムのオリーブオイルを使って作る場合発酵時間等が合計1時間以上必要なので皆のお土産にオリーブオイルを使った丸いパンを作りますにゃ。こねこね……こねこね……そうそう、デザートにオリーブオイルを使ったクッキーも作りますにゃ。料理もお菓子もオリーブオイル尽くしですにゃ!」
 勿論、主役の焼肉のことも忘れてはいない。フォルトゥナリアが担当だ。
「じゃ、焼き肉も作ろうか! オリーブオイルで焼くと油の良い風味がして良さそうだね。まさに健康的。料理スキルも持ってきてるよ! あ、 揚げ物も作ってみたい。野菜とか揚げちゃう。こっちもオリーブオイルの風味でさっぱりして良さそうだよね。あとはそうだね。マヨネーズ作ってみようか! 卵黄と酢、塩を混ぜて、オリーブオイルを少しずつ入れながらよくかき混ぜる。少しずつが肝だね。うまく作れたら生野菜にも合うと思う。もちろん塩とオリーブオイルで色々食べてみるのも絶品だと思う。とはいえ変化球も作ってみたいからね。カロリーに関しては直前に運動してるから大丈夫!  全然問題ない!」
 問題ない。ヨシ! というわけでフォルトゥナリアが問題ないと言ったので、エーレンも遠慮しない。
「今回は料理上手のゴリョウやみーおもいるが、俺だって負けてはいられない。今日はオリーブオイルが主役だ。これを存分に味わうことができるよう、まずはオリーブオイルでドレッシングを作ろう。たっぷりのオリーブオイルを塩コショウで味を調え、醤油とレモン汁を加えてよく混ぜる。たったこれだけで美味しいドレッシングになるぞ。新鮮な野菜にかけていただこう」
 そう、オリーブオイルとサラダの相性は抜群だ。抜群ではある、が。それだけではない。
「肉料理にもオリーブオイルはもちろん相性抜群。ブタウシ鳥の腿部分を一口サイズに切って、粉チーズを混ぜた卵にくぐらせる。たっぷりとオリーブオイルを引いたフライパンで焼き上げればオリーブオイルの香る特製ピカタのできあがりだ」
 ああ、どの料理もとても美味しそうだ。
 素晴らしいオリーブオイルと、素晴らしい料理の数々。食卓に彩りを添えてくれる食材の助けになるのであれば、オリーブオイルも本望だろう。そう思えるような、素晴らしい料理の数々に舌鼓を打つのだった。

成否

成功

MVP

エーレン・キリエ(p3p009844)
特異運命座標

状態異常

なし

あとがき

オリーブオイルは奥深いですよね。
ご参加ありがとうございました!

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