シナリオ詳細
鉄帝を笑顔にしたい
オープニング
●いつもの流れ
鉄帝を襲った未曽有の危機を忘れた者はいないだろう。
ありとあらゆる計画も全てストップし、生きることに希望を見出せなかった者も多く出た。
今はその危機も去り復興のために邁進している鉄帝ではあるが、だからといってあの危機の前に完全に戻ったかといえば話は別だ。
未だ笑顔の少ない人も多くいて、あの危機がどれほど人々の心に影を落としたかは計り知れない。
だからこそ、とある正義感溢れる鉄帝の研究者はこう考えた。
なんとか人々の笑顔を取り戻せないだろうか?
そして、そんな思いを起点に研究者の挑戦は始まった。
まずは古代文明を参考に愉快な音楽を流す機械を作った。うるさいと苦情が来た。
次は愉快な踊りを踊るゴーレムを造った。なんかムカつくとクレームが来た。
ならばと古今東西のギャグを言うゴーレムを造った。つまんないと感想が来た。
誰も笑わない。挑戦の果てに、いいからもう笑えと笑気ガスを放つゴーレムを造ってみた。
やってみてから「やっぱこれはねーな」と思ったけど、色々あって暴走した。
それを見て人々は「これこそいつもの鉄帝だよな」と笑った。
でもそれどころじゃねえと気づいたのもその後だった。
●いつもの鉄帝のやつ
「はい、というわけでいつものです」
『旅するグルメ辞典』チーサ・ナコック(p3n000201)は集まった面々にそう切り出す。
まあ、確かにいつもの鉄帝の事件という感じがある。
暴走したゴーレムをどうにかする仕事は、いかにも鉄帝らしい。
「今回の対象は相手を笑わせるゴーレムです。もうとにかく目につく相手に笑気ガスを発射して笑わせるみたいですね」
ちなみにそのガスは練達から流れてきた最新レシピであるらしく、くらうと全身から入って笑ってしまうろくでもないガスだ。
幸いにも健康被害の類はなく、ただただ笑ってしまうだけのようだ。
まあ、それだけでも結構問題な気はするが……だからこそ、この依頼がきたのだと言える。
被害が「一定時間笑うだけ」ではあるが、そんなものがウロウロしていると仕事にならないという人も多い。
「今、目標のゴーレムは鉄帝の町をウロウロしてるです。おそらく皆さんが近づいたら、笑気ガスを発射してくると思われるです。まあ、遠慮なくガッとやってくるですよ」
その過程でゲラゲラ笑うことになるだろうが……まあ、人々の平和に比べたら些細な話だ。
「それと、問題のゴーレムですが……笑わせることを目的としたゴーレムの試作品であるせいか、面白い行動を見ると動きがその間止まるようです」
そう、たとえば面白い動きや面白い話、笑える芸など。そういった芸人じみた行動で動きをわずかでも止められるなら、かなり優位になるのは間違いない。
「ゴーレムは全部で8体。1人1体の計算になるですね、楽な話です」
本当にそうだろうか。精神的には結構きっつい話な気もするが……人々の笑顔の代価という気もする。
「まあ、こんなもんで笑ってもどうしようもねえってことは誰もが分かってる話です。このゴーレムは早めにぶち壊すのが鉄帝のためです」
- 鉄帝を笑顔にしたい完了
- GM名天野ハザマ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2023年07月01日 22時15分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●笑顔を守りたい:前編
「笑気ガス、ゴーレム……前に鉄帝の遺跡で…うっ頭が」
『【星空の友達】/不完全な願望器』ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン(p3p000916)が何かを思い出しているようだが、まあ鉄帝なので仕方ない。
そんなヨゾラ、白黒模様で胸元にスカーフをつけた猫着ぐるみ姿である。
「それにしても、着ぐるみで動くと暑いー……帰ったらシャワー浴びて猫もふって笑顔になるんだ……! ねーこもふもふー、ねーこもふもふーねーこのおてて、ねーこのおててー!」
歌うヨゾラは、しっかりとゴーレムを探している……が、その成果はあったようだ。
「個人差はあるし全員ではないけど人を笑顔にすると言ったら、やっぱり猫だよねぇ。一番笑顔になるの。ねこー」
そういうことらしい。まあ、猫は可愛いから仕方ないね。さて、そんな猫の力を借りたヨゾラはどうするのか?
早速ヨゾラの近くには笑気ガスゴーレムがやってきている……!
「ねーこねこにゃんにゃん」
鉄帝の道でひたすら猫っぽく動くという行動に出た……!
なんということか、一番手にしてすでにプライドをポイしている。芸人の鑑である。
「ねーこごろごろごろごろごろごろ」
鉄帝の道をひたすらごろごろ転がるヨゾラの動きは、まさに地面に身体をすりつける猫。
勿論うっかりスカートなどを覗くことがないように紳士的な配慮もバッチリだ。
「にゃんごろごろぐるぐるぐるぐるあ痛ったぁ!?」
鉄帝の道をひたすら前転後転バク転するヨゾラだったが、途中でミスって転んで壁に回転激突してしまう。
「……くそぅやっぱり別の依頼でとらぁ君にぶん回してもらった以上の面白行動が思いつかないっ! めちゃくちゃにされたい……とらぁ君の癒し……! 人を笑わせる・笑顔にするって難しいんだね。えいやーって星の破撃でぶん殴れれば楽なのに……こうなったら貴様も転がれ、わらゴーレムぅぅぅぅ!! ほーらごろごろごろごろごろごろごろ破撃ぃ!」
結果的に面白い動きをしていたがゆえに動きを止めたゴーレムを転がしながら破壊したヨゾラは、皆を見に行こうとして。
「皆の所はどうかなー、面白いネタやってるのかな」
「とらぁ……」
「とらぁくん!」
望み通りに『VDMランドの謎の生物兼マスコット』とらぁ君のファイナルとらぁバスターにてヨゾラ、撃沈である。
さて、ヨゾラが青空に浮かんでいる(比喩的表現)頃、『挫けぬ笑顔』フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)もまた鉄帝の町中をリトルワイバーンで飛行していた。
「笑うことはストレス解消に良い。けれど笑気ガスで笑わせるのは流石にちょっと良くないんじゃない? 副作用の心配もあるよ」
その辺りの心配もしなければならない時点で笑気ガスは間違っている、ということではあるのだろう。
「というわけで今日はワイバーンちゃんと一緒にどっかんと鉄帝市民の皆さん、そして暴走しているゴーレムを笑わせていきたい!」
まあ笑うかは分からないが動きは止められるし、その意気は素晴らしい。
フォルトゥナリアの芸は動物疎通で息を合わせて低空での曲芸飛行であった。
バレルロールや8の字飛行等を行い、何かに当たったときの被害はオルド・クロニクルなどで軽減しようという安全対策も出来ている。
(ワイバーンちゃんと分離して空中でキャッチとかされたいね。ミスってもジェットパックの簡易飛行があるので安心!)
そんな安全対策もあるからこそ、フォルトゥナリアの動きのキレもいい。ゴーレムが近づいてきているのも確認済みだ。
「スカートからパンツが見える心配は発光がある。 安心してね! はいてるから!」
何処ぞの芸人のようなことを言いながら発光するフォルトゥナリア。そういうことなので安心してください。
ちなみにフォルトゥナリアとしては体を張ったり下ネタによる形なのは個人的にやりたくない面もあるのだが、他に思いつかないところもあるようだ。
(話って言っても通じるネタがあまりないからね)
何処かで「とらぁ……」と聞こえた気がしたが、きっと気のせいに違いない。
それでも駄目ならば最終手段もある。あるが……眼下ではゴーレムの動きが止まっている。
「今だ!」
フォルトゥナリアの獄門・禍凶爪が炸裂し、ゴーレムを破壊する。
「ふう、よかった。最終手段としてマリアさんのとらぁ君にめちゃくちゃにしてもらう形もあったけど……」
「とらぁ……」
「わあっ!?」
今からでも間に合うよ、と言いたげなとらぁ君がそこにいたが、フォルトゥナリアは固辞するのであった。
その頃、『君の為の舞台』幽火(p3p010931)もゴーレムの動きを止めるための準備をしていた。
「鉄帝って色んなゴーレムがいるんだねぇ。人を笑わせるのはとてもとても素晴らしいことだけど……やりすぎ注意って感じかな。
ここは一つ、道化師の僕も混じって舞台をきちんと整えようかな」
まあ、鉄帝的には「帰ってきたいつものアレ」という感じではあるのだが、迷惑なのに変わりはない。
だからこそ、幽火としては自分の芸でどうにかなるというのであれば、まさに独壇場だ。
「ふむ、何にせよゴーレムをこっちに誘き寄せないといけないね。何かしらの芸をすればいいらしいし、それなら手持ちのトランプや人形、ドライフラワーを使ってコミカルなマジックを絡めた大道芸をやってみよう」
視界にゴーレムは今は居ないが、笑気ガスを発射される前に止めるのであればおびき寄せるのもいい。
幸いにも道化師たる幽火には手持ちの芸は多くあった。
「さあさあ、楽しい楽しい大道芸の時間だよ!」
朗々とした声でそう幽火は宣言する。
「さあ、可愛い人形さん。このお花を持ってくださいな。ワンツースリーでカードに早変わり!」
(マリオネットダンスの糸を使って人形を動かしたり、エメスドライブの疑似生命体を使って小さな演劇をしても面白そうだね)
そんな大道芸でゴーレムを誘う幽火をとらぁ君はうんうん、と言いたげな顔で見ていた。まだまだ、ゴーレム退治はこれからである。
●笑顔を守りたい:後編
「なるほど、いつもの鉄帝ね」
「こういうのがてってーなんだー。そっかー」
「……いつもがこれってなんなのよこの迷惑脳筋国家! ゆえも「そっかー」って顔しないの!」
「えーちがうのー? どっちなの! どっちでもいいか! よくわからないけどおもしろギャグをすればいいのはわかった! まっかせてー!」
「まぁまぁ! 鈴花君! そう言わず! 鉄帝はいつもこんなものさ! お祭りみたいなものだと思って楽しもうじゃないか! ユウェル君は楽しそうだよ!」
「マリアも納得するな!」
『宝食姫』ユウェル・ベルク(p3p010361)に『宝食姫』ユウェル・ベルク(p3p010361)、『雷光殲姫』マリア・レイシス(p3p006685)がそう言い合うが……もしかするともう漫才が始まっているのかもしれない。どうだろうか。
「鉄帝っていつもこう……だっけ? でも、あのVDMランドもこの国にあるんだし、言われてみれば不思議じゃないか、な? あ、マリアさん! 別に他意はないのよ!?」
「とらぁ……」
「とらぁ君、ステイ!」
にじり寄るとらぁ君を『この手を貴女に』タイム(p3p007854)が押しとどめているが、どういう経緯でかこの場にいる『簪の君』すずな(p3p005307)も未だに現実を受け止めきれていない顔をしている。
「笑顔は大事です。笑う門には福来る、という言葉もありますし、笑顔は人を幸せにします。鉄帝といえばマリアさんに所縁深き場所で、不本意ながら私も勤務先がありますからね。皆さんを笑顔に、幸せにしてあげたいとは私も思います。思いますよ? でも、これは聞いてませんよマリアさん! そこの白い奴がいるのも聞いてない!!!!!! もうマリ屋やめます!!!!!!」
「とらぁ……」
「近づかないでください! それ以上近付いたら……私が無茶苦茶になりますよ!」
「タイム君とすずな君は……うん! 楽しそうだね!」
「現実から逃げるなあ!」
「ふふ! 他意はないことは分かっているけど、タイム君はめちゃくちゃになると思う……」
「今、まさに! 楽しくないですが!? 恐怖しているんですが!? 主にとらぁとか言う奴に!!!!!!」
目を逸らすマリアにすずなが叫ぶが、さておいて。
「さぁ! ゴーレムを笑顔にしよう!」
「進行しましたね!? この状況を放置して!」
まあ、仕方ないね。ゴーレムきてるし。というわけで一番手はタイムである。
「それじゃ、この鉄帝でゴーレムを徹底的にやっつけちゃおう! てっていでゴーレムをてっていてきに! ………なんちゃって」
タイムのギャグに空気が固まった。そんな気がした。
「待って。ミリも止まってくれないんだけど?おかしくない? 渾身のギャグよ? こんな可愛くて楚々とした乙女から放たれる大爆笑面白ギャグなんて土下座したって見られるものじゃないのよ? なんでそこで止まるの? 笑うトコじゃないでしょ今のは。どういうことなの!!」
……? あ、わかった! てっていとてっていてきにをかけたダジャレだ! そうでしょ!? ちてきなギャグだ! さすがタイムちゃんせんぱい!」
「!?」
そこからか、という顔になるタイムにすずなが何か言いたげな顔をして。
「ちょっとすずなさん。何か言いたそうな顔してるわね?」
「は? いやなんでもありませんよタイムさん。何も言いませんよ私は優しいので! そんな死体蹴りみたいな事すると思いますぅ?」
「いいえ、それ以上は言わなくて結構よ。それより早くあのゴーレム達の足止めを! すずなさんのお手本見たいなぁ! きっと華麗な芸でゴーレム止めてくれるに違いないわ!」
「っていやあの、そんな急に振られても……えぇー……や、やりますよ、やればいいんでしょう!」
タイムの無茶振りにすずなはうろたえるが、サポートのためにスタンバイしているとらぁ君を見ると即座にフリスビーを取り出す。
「投げて下さい! 口でキャッチしま――ちょ、投げるの早っ! 痛い!!!!!!」
「うん、頑張りは認めるわ。追いかけよっか」
「いっそ罵ってくれた方がまだ救われますが!?」
ともかく追いかけるタイムとすずなだが……その先ではマリアがポーズをキメている。
「追いかけた先にマリアさん! 笑いの神に祝福されし時代の寵児! へるぷみー!」
「ふっ! VDMランドの支配者であり生粋のエンターテイナーである私に取って面白い行動を取ることなど造作もない!(当社比)」
宣言したマリアは、今にもカードをドローしそうなポーズに変化する。
「まずはタイム君とすずな君を生贄に捧げ! とらぁ君を召喚する!」
いつの間に準備していたのか、地面からドゴオッととらぁ君が生えてくる。
なお訓練を受けたエルフと侍なので真似しないで下さい。ちなみに本当に生贄に捧げている訳ではありません。CEOが勝手に言ってるだけです。
そんな看板をとらぁ君が持っているが、すぐにポイ捨てする。
「ちょっと!?」
安心のお知らせも挟んだところで本番だ。
「ここからどうするかだって?
まさかワンパターンにとらぁ君がバスターするだけだと思っている訳ではあるまいね? とらぁ君は334の達人芸を持つ謎の生物! さぁ! 見せてやりたまえ! ってぐわぁぁぁぁぁぁ!? やっぱりバスターじゃねぇか! 話が違うよ!!」
マリアが地面に刺さるが、その間に鈴花とユウェルも平和な雰囲気で芸を披露していた。そう、二人羽織である。
「今回はりんりんの許可が出たので二人羽織!!!」
「ゆえがやりたがってたし、希望ヶ浜の伝統芸らしいしね」
幸いにもマリアが連続で地面に刺さっているので準備の時間は充分だ。
ユウェルも背中からマントの中に「ずぼっ! もぞもぞ」とベストポジションを探している。
「りんりーん! お箸もたせてー! 見えないよー!」
「大丈夫かしら……! さておき用意したのはこちら、この前祭りで作った激辛ラーメン」
アツアツの石を入れて冷めることを防いだのは不退転の証だろうか。
「ゆえ、絶対雑に勢いでやるんじゃないわよ!? 絶対よ!」
「もちろんねまじめにやるよ。りんりんの指示の通りにお箸を動かすからね!」
そう、2人のコンビは急増のものではない。
「アタシが前で、ゆえが後ろ。小さい時から一緒だったんだもの、最強のコンビネーションをゴーレムに見せつけるわよ」
そう、今こそそれを見せつけるときなのだ!
「もうちょい右、行き過ぎ、左! 上! そっちじゃない! ほらゴーレムもめっちゃ見てるわ、その調子よゆえ!」
「ずっと一緒にいるんだからこれくらいはね!じゅんちょーじゅんちょー! でもこのラーメン熱々で熱いなー。汗かいちゃう。マントの中も熱がこもってむしむししてきたぞ~」
おっと、何かフラグが立った。大丈夫だろうか?
「……イケるわこれ、きっとだいじょ――ぶっ!」
「にょわー! 汗が目にはいったー! あっっっっっつ!!!!! 手に汁かかったーーー!!!!!」
「熱い、跳ねたしアァ! 目に汁が! 痛い! 熱い! 落ち着きなさいゆえ! 落ち着け! アッツァ!!!!!」
何事かとやってきた人々が爆笑し……嫌でも目に入ってくるマリアととらぁ君による「無限バスター編」に引いているが、さておいて鈴花とユウェルは大騒ぎである。
「ゆえあっつい出て! 早く!」
「んぎゃー!りんりん暴れちゃだめだってー! マントが角に絡まったー!!!」
ドタバタしている2人だが、それがもう1つの芸のようで。ようやくバスターから解放されたマリアが……なんと駄々をこねていた。
「私だけバスターなんかやだやだやだ! すずな君とタイム君にもバスターしてよぉ! するまで私は絶対に帰らないからな!! 皆めちゃくちゃになればいいんだ!!」
「あ、なんか珍しく自爆してる……って何勝手に決めてんですか! めちゃくちゃにされたくないですけど――ひっ、こっち見たぁ!?」
「やだやだ!とらぁ君も落ち着こ? あの亜竜種の二人の方がいいリアクションしてくれると思うわ! 他の子はどうなってもいいからわたしは助け あああああっ!」
「とらぁ……」
タイムが地面に刺さると、すずなはじりじりと距離をとる。
「やだやだしたいのは私の方ですが! あーっ、助けてユウェルさん鈴花さぁん!!!!!! やっぱり見境なしじゃないですかもう!!!!!! 予約忘れたオチ担当許しませんからね!!!!!! 最初にも言いましたけどもう絶対マリ屋やめてやりますからね!!!!!!!」
「とらぁ……」
「アーッ!」
かくして、ユウェルと鈴花によって残りのゴーレムも倒されて。タイムは地面に大の字になっていた。
「こんなザマなのにお日様は燦々と照っていい天気ね……てっていだけにwww」
「とらぁ……」
座布団全て没収、と言いたげな顔でとらぁ君がタイムを見下ろして。
鉄帝に響くファイナルとらぁバスターの音に、鉄帝の住人たちはいつもの日々を楽しむように頷いていたのだった。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
いつものでした。
今日はMVP誰にするかすんごい悩みました。
ご参加ありがとうございました!
GMコメント
笑気ガスを吐くゴーレムをガツンとぶっ壊す話です。
ゴーレムは人型で愉快なピエロっぽい形をしています。戦闘能力的にはすごいザコ。
でも逃げ足はとんでもなく速いので笑気ガスと組み合わせると中々倒しづらいので動きを止めねばなりません。
人を見ると全身からシュバーッと笑気ガスを吐き出しますが、面白い動きや話、芸などで動きがちょっと止まります。
数は全部で8体。鉄帝の町に散っているようです。
さあ、芸人の時間です……!
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
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