シナリオ詳細
再現性東京202X:松を奪って正月を終わらせる年中行事
オープニング
●『松』が取れる日
「ハーッハッハッハ! 愚かな人間共! 聞くがいい! お前達人間は『松飾りが取れるまでは余り下品に過ごすことはできん』という不文律があるそうだな? そして松が取れなければ正月は真に終わらない――そう、正月は終わらず仕事は本格的に始まらず経済はまわらずそれより何より下品な言動が許されないということになるな! そう、人間はもう少し上品に生きるべきなのだ、分かるか!?」
1月7日。世間一般(東日本調べ)ではこの日に松飾りを外し、松飾りを頼りに訪れた年神に一旦帰って頂くという風習がある。これにより、「松の取れない内からなんてことを」とか言う不文律が……あったんですよね昔は。最近全然そんなことないんだけどそれはそれとして、希望ヶ浜は東京、つまり東日本なので7日でいいだろうし、この日に松飾りや門松を片付けなければ下品なことは大っぴらには出来ない。そういう心理的強制力のようなものが、風習を大事にする者を中心に存在するのである。皆は、品行方正に、生きられたカナ(おじさん構文特有の絵文字)? ナンチャッテ。
で、このどう見ても変態な、外見は後述するが変態な夜妖はそんな風習を逆手に取っている。ピシっと着こなした学ランの上着、頭に鉢巻、手にはなんか難しそうな本。とても真面目そうで、彼の行動原理はどうやら松の内をめっちゃ延ばしていっそずっと神様に顔向けできる身でいろ……とかそういう心理の顕れなのだろう。
それが希望ヶの人々の認知を歪ませることでなんらかの影響を与えるなら、早急に片付けなければいけない、の、だが……。
「さあ! 品行方正に過ごさねばならぬお前達にこの松飾りが取れるかな?! とれないだろうなァー!!」
そう。
その夜妖は松を備えている。
だがその位置というのが、何を隠そう股間なのである。
一応下着はつけているようだが、さて困った。下品なことは年神様がみているうちに行うのはどうかと思うし、取らないと下品なボケができないし……。
「このままいつまでも松が取れず出生率は低下し再現性東京を終わらせてやろう! さあ!」
こいつ凄え面倒くさいな。行き交う人々は「シッ見ちゃだめですよ!」しながら距離を取ったが、そいつを見た人々は不思議と無駄に品行方正になったまま戻らないらしい……。
●松を取って健全な年明けを
「……というわけで、松の取れないうちから松を取らせまいと頑張っている勢力がいるらしく」
「『お前が言うな』って感じすげえなそれ」
カフェ・ローレットに現れた『ナーバス・フィルムズ』日高 三弦(p3n000097)の説明に、イレギュラーズ達は呆れたようにため息をついた。
つまりは健全さを求めるくせに一番不健全なヤツが出てきてるし、その上認識災害を引き起こしているのは明らかっぽいのがまたいけない。『何でかはわからないが』このままだと少子化が危惧されそうだ。
「この夜妖が一体であればまだ話は早かったんですが、どうやらあちこちのカップルや家族連れが多い場所に出没し、仲睦まじい人々を見つけては」
おっと?
なんかこんな感じの夜妖、どこかに居たきがするぞ?
「それっていつぞやの半裸中年男性の子供とかそういう話はないよな?」
「複数居る理由が解決しませんが、『一人ぐらい混じっていても割と有り得る話ですね』」
「そうか……」
アーマデル・アル・アマル(p3p008599)は三弦の言葉に頭を抱えたくなった。そして隣にいた冬越 弾正(p3p007105)を見た。
つまり、そういうこと。
- 再現性東京202X:松を奪って正月を終わらせる年中行事完了
- GM名ふみの
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2023年01月24日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談5日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●
「新年早々そんな姿で街を歩いている方が問題だと思うんですが……カップルでイチャつくよりもよっぽどいけませんよ!」
「変態ってどこにでもいるのね。さすが再現東京。こんなことまで再現しなくてもいいのに」
『白銀の戦乙女』シフォリィ・シリア・アルテロンド(p3p000174)と『クノイチジェイケイ』高槻 夕子(p3p007252)の突っ込みは何ていうかとっても常識的で且つ正論だった。なんでこんなヤツが常識人のツラして指摘してくるのか。ここが希望ヶ浜で、アレが夜妖だからである。
「……私、最近この様な奇天烈な存在とばかり、戦っている気がするので御座いますけれど……これは何かの呪いでしょうか?」
「こういう時は全て筋肉が解決します。I need more Power」
『恋(故意)のお呪い』瀬能・詩織(p3p010861)は自分のくじ運のようなものにある種の諦めを覚え始めていた。これが恋ってヤツかな。ごめんちょっと今のナシで。
そして彼女の懸念を吹き飛ばさんとばかりに『後光の乙女』ブランシュ=エルフレーム=リアルト(p3p010222)が力こぶを作るポーズで笑顔で、まあなんというか殺っちまおうぜオーラが凄い。力に対する信頼と欲求の強さがもうアレ。
「俺達のイチャイチャが世界を救う!? 正月から我、大義名分を得たり!」
「イチャイチャが世界を救う……本当か? 辺り一面焼け野原になったりしないか?」
何かと面倒事に巻き込まれがちな『黄泉路の楔』冬越 弾正(p3p007105)であるが、ことここにきて楽しむための「「「大義名分」」」を手に入れてしまったばかりにこれ以上ないほどウッキウキであった。だってイチャつくだけで敵が寄ってきて、自分達は戦うより引き寄せる事に集中できて、それってつまり末永く(P倫の許す範囲で)イチャついてお金もらえる依頼ってことじゃん? なんだこれ合法か? とかなるのは当たり前だ。おい『灰想繰切』アーマデル・アル・アマル(p3p008599)、わかってるよな。全裸中年男性の息子案件はお前が始めた物語だろ。
「上が学ランで鉢巻きで下がパンイチ松飾りって頭のどこの回路を使ったら出てくんのこの夜妖? 俺はカンちゃんと一緒なら別にいけど……」
「ようするに出歯亀ですね。よろしい、僕としーちゃんの間を引き裂くような真似をすればどうなるか。とくと思い知らせてやりましょう」
どんな回路を使ったかというと先ず間違いなく使わなくていい部分だろうが、『若木』寒櫻院・史之(p3p002233)と『しろがねのほむら』冬宮・寒櫻院・睦月(p3p007900)夫妻にとっては渡りに船だったのではないか。ないな?
ともあれ、カップル一組ではどうしても手を広げられないのでちょうど良かった感はある。そんな正月デートでいいのか? 問題ないらしい。
「でもあーしがオジサンつかまえてラブっちゃったら? どうなの? どうなるの??」
「流石に迎撃する側とツッコみいれる側が足りなくなるのでやめるのですよ」
「そんな方向で呪いが悪化するのはちょっと」
夕子は割と冗談と思えない口ぶりでそんな事を告げているが、ブランシュと詩織はマジでやめろといわんばかりに止めに入る。これ以上、始まる前から混乱極まっては困るのだと。
「睦月殿と史乃殿も幸せそうで何よりだ。俺達も頑張ろうアーマデル」
「流石弾正。最近ママみが高まっているな、実にキレがいい。眠れない夜もあったろう」
弾正の話の持って行き方に、アーマデルは素直な称賛を向けた。褒め方が完全に筋肉なので、筋肉=ラヴという図式が成立し、つまりブランシュの言う「全ては筋肉が解決する」という言葉に深みが生まれてしまった。
なんてこった。無限ループじゃねえか。
「取り敢えずさっさと消し去っちゃいましょう。目に毒ですし話が進みませんから」
そうだね。このメンツではシフォリィが1,2を争う勢いで真人間してるね。
●Scene1.海デートfeat.弾正・アーマデル
「海には未だ馴染みがあまり……むしろ浜辺には変な生物しかいない想い出が出来た気がするんだが弾正は大丈夫か」
「寒いから人も少なく二人だけになりやすい。市街地よりは二人でいても怪しまれないはずだ。この季節、コンビニのほうじ茶とおでんが特別うまい」
アーマデルにとって海にいい思い出はないのだが、弾正の素晴らしい発想の前にはそれも些細な問題だった。そんなわけで、二人は海辺の流木をベンチ代わりにおでんを互いに向けて「あーん」し合っていた。
「何度でも言おう、あけましておめでとう、今年も宜しくな。共に歩み、来年も同じ挨拶が出来るように」
「ああ。一緒に新しい年を迎える事ができて良かったと、心からそう思うよ」
アーマデルの挨拶に綻んだ笑みを浮かべた弾正は、彼を抱きしめるとその顔をじっと見た。お互いの距離が近い。特に顔が。仄かにおでんの香りが鼻孔をくすぐるが、些細な問題だ。
「……うーんいいですね、青春という訳じゃないですがしっかりと確かな絆が感じられる関係性は大好物ですよ。希望ヶ浜ではあまり称賛されないであろう禁断の恋ですが、私はこういうの好みですからね」
「シフォっちわかってるね。もっといちゃいちゃしろー、一気に行けー!」
シフォリィと夕子はそんな二人の側について遠巻きから観察しているが、完全にいい感じの実況と解説である。因みにシフォリィが解説だが実況と言えなくもない。こいつらさぁ。
「でもあそこまで行くとそろそろ夜妖が現れそうですね」
「えー? いいとこなのに」
だが、状況というのは常に彼女らの期待通りとはいかない。イチャつきに注力している二人はつまり割り込まれて不意打ちを受ける可能性も十分ある。シフォリィ達はそのフォロー要因なのである、が。
「見つけたぞ不埒者共め! 松の取れないうちから破廉恥極まりn」
「ぱんつを履いているのだから破廉恥ではないのでは? 実際問題ないのでは??」
すかさず向き直ったアーマデルによる妄執溢れる音色だ! 動きが鈍ったところにさらに怨嗟の音色が重なり、夜妖達の動きを制限する!
「かかったな夜妖め! 全力の三光舟梅をくらえっ!」
明らかにフラグっぽいのに相手がトンチキなせいで全くフラグとして機能していない弾正の一撃が手近な変態夜妖を襲う!
「お前がいなかったらもっといい所までいったんだからねー!」
夕子は遠巻きから何もさせないぞとばかりに攻撃を向ける。松門キャノンもこれでは無意味だ!
「あの、不埒な」
「私今忙しいので一人ざからって声かけないでください、まったくもうなんですかさっきから妙に声掛けられますけど非戦のせいですか。一夜の付き合いとか私無理ですよ」
「いえそういうわけじゃなく、そういうわけですが存在が不埒なので」
「失礼ですね!」
興奮気味で周囲の変態たちに気づかなかったシフォリィだが、改めて囲まれても割とそのあたり変わらなかったようで、失礼極まる発言をした夜妖を一網打尽にした。怒らせちゃいけない人ってこういう感じだから気をつけようね。いくら色っぽくても赤の他人に「えっちですね」は失礼だろ? そういうことだよ。
そして、倒れ伏した夜妖達に対する松の扱いについては男女で如実に差がついた。
「『松を取る』とは、要するに松をしまえばいいのだろう? ならこれだ。毛糸のズボン、これさえあれば松はしまえただろう」
「弾正に感謝しろよ、俺は剥いて豆まきの鬼面に付け替えて逆さに吊るすつもりだったぞ。紳士の嗜みとして靴下は履かせてやるつもりだったからセーフだ」
完璧な理論を披露した弾正に称賛を送り、アーマデルはついでに靴下まで履かせてやった。靴下だけのつもりだったら、それはそれで紳士の意味が違うのだが……取り敢えず殺さなくてもなんとかなるという慈悲を見せつけたのだ。弾正曰く、「カップルが破廉恥というなら、愛されたことがなく、なら情を与えてやればいい」という至極真っ当な(それでいて想定外の)考え方だったのだという。どうすんだよこれ。
「やーん。股間にあるちっちゃいの見せつけて、はずかしー」
「こ、言葉がいちいち廉恥心が足りないのだ、品行方正に生き」
「品行方正とかあーしには関係ないもん。抵抗しても無駄無駄。体は正直よねー」
……みたいな感じで容赦なくあおり倒した上でバリバリ『アッー!』な剥がし方をする夕子であるとか。
「失礼ですね! 思いっきりぶちのめしますから覚悟してくださいよ! そもそも貴方達の気にすることとか、どうでもいいので!」
行動選択時点でその装いにした時点で明らかに誘い受けって感じなんだけど大丈夫だったの? とかそういう突っ込みをしたくなるシフォリィであるとか、色々と言いたいことは沢山なんだけど、多分そのあたりは……まあ……。
兎にも角にもここの男女の組み合わせ、間違いなく混ぜるな危険なので敢えて混ぜることで発生した煙を手で仰ぐ遊びでした。みんなはやるなよ。
●Scene2.新婚正月デートfeat.史之・睦月
「うう、イチャイチャか。それを人前でか。あの、その、バカップルとして振る舞えってことだよね?」
「いーっぱいいちゃいちゃしますよ。ね、しーちゃん?」
「えーっと、えーっと、そうだなあ。手でもつなごうか、こう、ぎゅっと恋人つなぎで……」
睦月は依頼であちこちを飛び回り、逞しく生きている史之の姿が頼り甲斐があると感じていた。そして、史之は睦月のことをとても大切に思っていた。割れ物を扱うように、とまではいかないまでも、大事に。
だから睦月は物足りなさがあったので、この依頼なら依頼として正々堂々イチャつけるのだと喜びが勝っていた。最高ではないか。敵を倒すためなのだ、大丈夫だ。
だというのに史之はこの様にどこかよそよそしいというか、拙い。
「なにその反応。あのねしーちゃん、これは依頼。依頼ですよ。照れるのはまあ許すけれど、しーちゃんだって僕のこと想ってくれているよね。そうだよね?」
「そ、それはもう。俺だってカンちゃんを守りたいと常日頃から思ってるし、今だって」
「はい、しゃきっとして、エスコートしてください。ホテルまで」
「!?」
「素晴らしいやり取りですね。これは記録に残さないほうが失礼というもの……御本人達に記念品として授与すれば忘れられない思い出になることでしょう」
「そんなことしなくても、忘れられないものこさえそうな勢いだと思うのですよ」
「そ、そんな……」
ビデオカメラを回す詩織に、ブランシュは凄いぶっちゃけトークをしているが、多分被写体はもっとストレートな会話をしているので問題ないと思うのだ。
まあ、と口元に手を当てる詩織をよそに、二人の会話はヒートアップしている。
「ホテルへ連れて行けってホテルってあのホテルだよね? いま(自主規制)ホテルとか名乗ってるあれだよね? カップル以外入っちゃいけないのってなんかそんな感じだよね」
「新年のはじめには姫始めという由緒正しい儀式があるんですよ。だからこれは健全です。健全ったら健全です。さあ、僕をホテルへ連れて行って。どこでもいいの、しーちゃんといっしょなら。なんならここでする? ひ・め・は・じ・め」
「ストォォォォーーーーーーップ! それ以上は我々でなくともストップがかかる発言だ! 聞き捨てならないぞ!」
「松が取れないうちからなんて廉恥心の薄いことを! これはいけませんよ!」
はい。
倫的なところで、これ以上はね、止めないとって指が動きましたけれども。
「え、姫始め? その年最初の炊いた米を食べる儀式のことですよ。なに誤解してるんですか松飾り男さん」
「……え、じゃあホテルで自分達でご飯炊くつもりだったの? それってホテルというよりコテー」
すかさず現れた松飾り男を煽る睦月に首をひねる史之に向けて、睦月は人差し指を立てた。
「ええい! そんなことはどうでもいい! 破廉恥だといえば破廉恥なのだ! 私がそう判断」
ダァン!
その瞬間、両者の間に薔薇が突き立った。アスファルトなのに。いや、透水舗装ならワンチャンあるんじゃねえかな。あと舗装後5年も経ってれば。
「この薔薇はまさか」
「エルフレーム仮面様!?」
君らカップル、小芝居への適応力高いね。
ビルから飛び降り、華麗に着地したブランシュは告げる。
「粗野にして粗暴……上品のかけらもない野蛮な夜妖よ聞くが良い。松飾りは本来「歳神」を家にお迎えする行為。(中略)門松を簡略化したものが『松飾』。夏のお盆の際、先祖の霊が迷わず帰って来られるように『迎え火』を焚くが、それと同じ役割を担っているのだ。……これ以上は大人の事情で省略だ。今だ、カップルのお二人!」
「よし、松飾り(意味深)を丁寧(意味深)に殴ろう!」
「囮の役割は終わりましたから盛大にいきましょう」
というわけでカップルの攻撃が舞うが、松飾り男は複数。そう、複数!
「此れ以上の不埒はゆるさ」
「邪魔はさせません……」
でも、そこは詩織が生み出したスケフィントンの娘に包まれ苦痛の悲鳴を遠く遠くまで上げるのであった。悲しいかな、彼等に人権などないのだ。夜妖だからね。
「じゃ、じゃあ行こうかカンちゃん。松も取れたからね」
「え、あれ~。もーしーちゃんってばあ。うん、わかった、あまえんぼさせてね?」
「エルフレーム仮面はクールに去るですよ」
「え? あ、はい、ごゆっくり?」
「弾正」
「まだ早いぞアーマデル。昼だからな」
「でも弾正」
「夫婦は例外だ」
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
リプレイの公開時間は夜なんだよなぁ。
GMコメント
「松の取れないうちからなんて話をするんだ」って元ネタが分からなくて調べるくらいには不健全だという自覚はあるのですが、そもそも最近ずーっとシリアス筋が潰れたまま戻らないのでコメディ筋を働かせることにしました。
やっぱり筋肉が全てを解決するんだな。
●成功条件
『松飾り男』の全滅
●松飾り男×複数
学ランに鉢巻、そしてなぜか股間パン1+松飾りという正月以外に出力されないし正月でもバラエティ番組出禁になりそうなデザインの夜妖。
戦闘方法は両脇にいきなり抱える門松キャノンとか、熊手による殴打とかそういうやつ。
なのだが、こいつの真の恐ろしさは「松の取れない内は上品であるべき」という認識を周囲にバラ撒くことにある。のだけどイレギュラーズにはあんまり効果がない。
仲睦まじい家族やカップルの前にあらわれ、お上品なことを強要してくるので『誘って』ぶん殴ることになる。
当たり前のように同時多発的に出現するので、数名で組んで回りながら対応することになる。
言わせんなよ、正月デートしろっつってんだよ。
●希望ヶ浜学園
再現性東京2010街『希望ヶ浜』に設立された学校。
夜妖<ヨル>と呼ばれる存在と戦う学生を育成するマンモス校。
幼稚舎から大学まで一貫した教育を行っており、希望ヶ浜地区では『由緒正しき学園』という認識をされいる裏側では怪異と戦う者達の育成を行っている。
ローレットのイレギュラーズの皆さんは入学、編入、講師として参入することができます。
入学/編入学年や講師としての受け持ち科目はご自分で決定していただくことが出来ます。
ライトな学園伝奇をお楽しみいただけます。
●夜妖<ヨル>
都市伝説やモンスターの総称。
科学文明の中に生きる再現性東京の住民達にとって存在してはいけないファンタジー生物。
関わりたくないものです。
完全な人型で無い旅人や種族は再現性東京『希望ヶ浜地区』では恐れられる程度に、この地区では『非日常』は許容されません。(ただし、非日常を認めないため変わったファッションだなと思われる程度に済みます)
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
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