PandoraPartyProject

シナリオ詳細

<腐実の王国>進撃のファイブヘッドシャーク

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●侵攻するモノ
 ヴィンテント海域を、巨大なサメが行く。
 5つの頭を持つ空飛ぶ巨大サメの全長は、およそ4mほどだろうか。
 以前R.O.Oにて相対したモノ……ファイブヘッドシャークと非常によく似ている。
 ワールドイーター、あるいは終焉獣(ラグナヴァイス)と呼ばれるモノ。
 世界を構成するデータ……建物、大地、人を問わず食べるファイブヘッドシャークは、陸地を目指して進撃している。
 その周囲には同じように飛行する無数の姿。
 影の天使と呼ばれるモノたち……そして、同じように浮遊する「致命者」たる少年の姿。
 それはかつてアドラステイアの渓に落とされた少年の姿にもよく似ている。
 しかし、その少年本人でないのは明らかだ。
 その近くには、古代文明のソレにも似た船のようなものが同道していた。
「……では、あとは任せた」
「はい、任されました『遂行者』たるエクスよ」
 ただその一言で、エクスと呼ばれたソレは反転し隊列から離れていく。
 残された致命者たる少年がファイブヘッドシャークたちを率い向かうのは、天義と幻想の国境付近にあるバブル男爵領。
 一切の迷いなく進むその姿には……「正しき歴史」のみが見えているのだろうか?

●進撃のファイブヘッドシャーク
「敵が向かってくるです」
 『旅するグルメ辞典』チーサ・ナコック(p3n000201)は、そう切り出した。
 ヴィンテント海域からやってくる空飛ぶ軍勢は、天義と幻想の国境付近にあるバブル男爵領の方角に向かってやってくる。
 恐らく主力はファイブヘッドシャーク……以前R.O.Oにて相対した個体と同じものと同じであると思われる。
 ワールドイーター、あるいは終焉獣(ラグナヴァイス)と呼ばれるそれは何でも食べるようだが、特に人を襲うことを好む。どう考えても陸地に入れてはならない化け物だ。
 一応、食われても倒すことで取り戻すことはできるようだが……それは食わせていいという理由にはならない。
 その周囲を固めるのは『影で出来た天使』の姿をしている……通称「影の天使」たちである。
 そして、その中には浮遊する少年、恐らくは指揮官の姿もあるという。
 彼等をバブル男爵領に入れるわけにはいかない。
 だからこそ今回、大型船がイレギュラーズに貸し出される手はずになっている。
 これは船員はバブル男爵より提供されるが、舵取りに関しては望むのであればイレギュラーズが担当することもできる。
 船の武装は側面に砲がついてはいる。いるが……正直に言えば、賑やかしや牽制程度の役にしかたたないかもしれない。やはり明確な戦力となるのがイレギュラーズであるのは、間違いないということだ。
「戦場はヴィンテント海域の海上となるです。船を沈められないように工夫も必要となると思うです」
 考えるべきことは多くあるだろう。
 しかし唯一確かなのは、この戦いに負ければ多くの被害が出るということだろう。
「……気を付けて行ってくるですよ」
 チーサはそう言うと、深々と頭を下げるのだった。

GMコメント

バブル男爵から大型船「パチーン号」を借りれます。
誰ですか、弾けてんじゃねえかと言ったのは。
パチーンはバブル男爵領において繁栄をもたらした偉人の名だとかなんとか。さておいて。

パチーン号はバブル男爵の提供した船員によって問題なく運行されますが、舵を担当したい人がいれば代わってくれます。
側面に砲が幾つかありますが、あまり威力には期待しないでください。
皆さんの指示があれば、それに合わせて発砲しますが、指示がなければ不定期の間隔で発砲します。
敵を全滅させればお仕事完了です!

●出てくる敵
・影の天使×10
羽の生えた鎧の兵士の姿をしており、倒す事で消滅をするようです。
剣を掲げ、何かに祈り続けるかのような仕草を見せる事が多いようです。
武器は剣による近距離攻撃と、剣から放つ波動による中~遠距離攻撃です。

・ファイブヘッドシャーク
5つの頭を持つ空飛ぶ巨大サメ。全長4M。
噛みつき攻撃と高速移動が得意です。噛みつき攻撃は相当の威力があるようです。
また必殺のサメドリル(回転突撃)を使用してくることがあります。

・『致命者』ジョン
剣を掲げる少年の姿をしています。
かつてアドラステイアの渓に落とされた少年の姿にもよく似ていますが、どうやら本人ではありません。
剣から飛ぶ斬撃を放つ攻撃と、範囲の味方を癒しBSを解除する「天意の歌」を使用するようです。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • <腐実の王国>進撃のファイブヘッドシャーク完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2023年01月17日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

エイヴァン=フルブス=グラキオール(p3p000072)
波濤の盾
アクセル・ソート・エクシル(p3p000649)
灰雪に舞う翼
ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン(p3p000916)
【星空の友達】/不完全な願望器
ゴリョウ・クートン(p3p002081)
黒豚系オーク
マリア・レイシス(p3p006685)
雷光殲姫
リサ・ディーラング(p3p008016)
蒸気迫撃
胡桃・ツァンフオ(p3p008299)
ファイアフォックス
リドニア・アルフェーネ(p3p010574)
たったひとつの純愛

リプレイ

●迎え撃て、5つの頭の鮫
 波の音が聞こえる。
 普段と同じように聞こえるが、何処となく不安な音を含んでいるようにも思える。
 それは不安が混ざっているからこそ感じるものなのか。
 それとも海ですらこの戦いの行方を案じているのか。
 分からない。分からないが……負けるつもりでこの場にいる者は、1人もいないのは確かだ。
「頭が5つのシャーク……致命者や影の天使も厄介だね。パチーン号と船員さん達を守る為にも敵は全部さばく……もとい全滅させるよ!」
「なんかこう、B級映画のような雰囲気を醸し出している鮫だが……きっと気のせいだな。ギャグみたいなサメだが、油断したら痛い目を見るからな……サメ以外のやつも驚異には変わりない。悪いが、ここでご退場願うとしよう」
 『【星空の友達】/不完全な願望器』ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン(p3p000916)に『波濤の盾』エイヴァン=フルブス=グラキオール(p3p000072)はギフト「海神の軍規」を発動させながら、そう呟く。
 此処は海の上、そして大型船「パチーン号」の上。バブル男爵領よりヴィンテント海域を航行中であった。
「アドラステイアの致命者にワールドイーター……海にまで出てくるなんて、想像以上に広範囲に広がってるんだね。取りこぼしがないように、これ以上広がることがないように……ここで倒さないとね」
 『灰雪に舞う翼』アクセル・ソート・エクシル(p3p000649)も広域俯瞰を発動しながら、見逃しが無いようにしている。
「明らかに異常な……魔種の関連が疑わしい敵でも幻想に攻め込んだら、天義のせいにされかねない。少しでも防ぎたい所だね……!」
「コャー。なんと、ファイブヘッドシャーク。頭が五つあるサメとは、終焉獣にはそんなものまでいるのねぇ。胃袋とかどうなっているのかしら。食欲旺盛で大変そうなの。そんなのを陸に上げずに迎撃したいというのはよくわかるのよ」
 ヨゾラに『ファイアフォックス』胡桃・ツァンフオ(p3p008299)もそう頷くが、つまりはそういうことだ。
 此処で通してしまえば被害が確実に出る。だからこそ、海上でどうにかするしかないのだ。
「ファイブヘッドシャークだって? クソ映画マイスターと呼ばれた私の血が騒ぐのは気のせいかな? いや、きっと気のせいだ……! とらぁ君! 奴を狩るぞ! これ以上被害を出すわけにはいかない!」
「とらぁ」
「そろそろファイブヘッドシャークを食べないと死ぬぜ!! という事で私この鮫をおいしく頂くとしましょうか。ワールドイータ―? ラグナヴァイス? え?食えないんですの?」
「なんか今度はネタゲーの雰囲気がしてきたね!?」
 『雷光殲姫』マリア・レイシス(p3p006685)と『VDMランドの謎の生物兼マスコット』とらぁ君、『『蒼熾の魔導書』後継者』リドニア・アルフェーネ(p3p010574)がワイワイとやり合っていたが……『蒸気迫撃』リサ・ディーラング(p3p008016)は一呼吸入れた後、思わずツッコミの声をあげてしまう。
「……いやファイブヘッズシャークってなんすか!? せめてもっと、こう、まともなの連れてこいっすよ!」
「とらぁ」
「なんか慰められたっす!?」
「ぶはははッ! それにしたって顔が5つたぁ生意気な! ミンチにしてはんぺんにしてやらぁ!」
 『黒豚系オーク』ゴリョウ・クートン(p3p002081)も大笑いするが、サメ肉は処理が難しいので料理人として腕が鳴るのかもしれない……まあ、終焉獣が食えるか問題もあるので料理人ギャグの可能性も高い。
 ちなみに今回はその仕事の性質上、リトルワイバーンなどの飛行手段を持ち込んでいる者もいるが……胡桃はその辺を最初からバッサリと切り捨てている。
「わたし、泳げぬので、船の上にいるのよ。とりあえず超視力はあるので、見通しのいい海原なら敵の接近に気付きやすそうかしら。アクロバットもあるし高い所から見張りはできると思うけれども……ただ、戦闘中は操船が荒っぽくなりそうと言われているので、振り落とされないように注意と対策はしておきたいの。ハーネス的な?」
 まあ大型船なので余程がなければ問題はないだろうが、対策は大事だ。
 そして……そんな胡桃が「何か」を見つけ警告の声をあげれば、仲間たちも接近する影に気付いていく。
「アレは……きたよ、皆!」
「よし、全員戦闘配備だ!」
 アクセルとエイヴァンの声が響き、見えてきたファイブヘッドシャークたちの姿を見据える。
 どうやら向こうもこちらに気付き戦闘態勢を整え始めているところを見るに、いきなり激しい戦いになりそうだ……!

●ファイブヘッドシャークとの戦い
 その姿は、あまりにも「異様」と呼ぶ他なかった。
 巨大な、全長4Mにも及ぶ空飛ぶサメ。5つの頭がその異様さを際立たせ、凶悪さでいえば一番だ。
 そして周囲を飛ぶ影の天使たち。目の前に剣を掲げ祈りを捧げるようにしながら移動する姿は、何かしらの不吉の象徴のようですらある。
 そしてその中で一番の違和感が「致命者」を名乗る少年……ジョンだ。あの中では一番人間らしい姿をしているのが、一番人間から程遠く見える。
 そのジョンは剣を掲げると、ゆっくりと宣言する。
「私は『致命者』たるもの、ジョン。まずは貴方たちを殲滅し、道を拓きましょう」
 その剣がゆっくりと此方へと向けられ、影の天使たちが祈りの姿勢を解く。
「射撃用意! お願い致しますわ!」
「今だ! 撃ち方ぁ始めぇッ!」
 まずはリドニアとゴリョウの号令に従いパチーン号が側面を影の天使たちへと向け一斉射撃を開始する。
「兎にも角にも、まずはヒーラーから潰すが定石!」
 そしてリトルワイバーンに乗ったリドニアはジョンを狙うが……流石にこの状況では近づけない。
 ならばと展開したのは影の天使を狙った薔薇黒鳥。
「パチーン号はやらせないよ!」
 神気閃光をアクセルが影の天使へと放ち、可能な限り船に近づく敵を叩き落とそうとする。
 このパチーン号を落とさせるわけにはいかない。つまりはそういうことだが……その船には胡桃もいる。
「コャー、やってやるの」
 胡桃のこやんふぁいあ〜がジョンに向けて放たれるが、これはジョンが味方の支援に徹していることも大きい。
 何かを称えるように響くジョンの歌は影の天使やファイブヘッドシャークを癒し続けており、放っておけば危険度が上がるばかりだからだ。
 だからこそエイヴァンも冱惟を発動させジョンを引き寄せようとするが、ダメージは与えているものの、中々此方に寄ってくる気配がない。
「やれやれ……中々にハードな仕事だ!」
「確かにな!」
 ゴリョウも叫びながら金銀蓮花の炯眼でファイブヘッドシャークを睨みつけ引き付けていた。
 飛行石を使い簡易飛行しているゴリョウだが、この中で一番攻撃力の高そうなファイブヘッドシャークを引き付けるのは中々に荒事だ。
「ぶはははッ! 口が五つあってもこの豚は食い切れねぇと見える!」
 だがその鍛え上げた身体と駆動大青鎧『牡丹・海戦』を始めとする武装、そして攻勢反応装甲まで用意している以上はアッサリ倒れるわけにもいかない。
「よぉし、このタイミングだあ!」
 ゴリョウのスピーカーボムによる指示が響き、パチーン号が側面の砲を撃つ。
 響く轟音と砲弾は大したダメージではないかもしれないが、確実に当たっている。それだけでもたいしたものではある。
「戦ってるのは俺らだけじゃねぇ! 船員だって立派な戦友よ!」
 そう、ゴリョウの言う通りだ。マリアもリニアドライブで飛行し仲間たちと連携していた。
「船上かつ空に浮く敵か。だが空は君達の独壇場ではない。覚悟したまえ!」
 幸いにも戦場は混乱し始めている。だから、マリアからジョンへ……届く。
「とらぁ君!危ないからまずは砲撃で敵の攪乱と分断を頼むよ!ジョンと天使を引き離しておくれ!威力は少なくとも砲弾が絶え間なく飛んで来れば敵の動きや意識は阻害されるはずさ!」
「とらぁ……」
 再びパチーン号から砲撃音が響き、マリアは飛ぶ。
「極天式は燃費が悪くてね。悪いがさっさと決着を付けさせてもらう!」
 発動するは極天式電磁投射砲『緋雷絶華』、本来の紅雷に近い燃えるような緋色の雷光を纏い、零距離で上中下段に電磁加速した蹴りを自在に振り分ける雷速必中の絶技。
 戦いが続けば場は混乱していく。そんな中、リサはその混乱の収拾の大切さをよく知っていた。
 どんなに上手くやっても、船のダメージは蓄積していくものだ。
 だからこそ、リサは船の中で他の船員に指示を出し忙しく動き回っていた。
「沈まれちゃ困るんで、手の空いてる船員に声を掛け、空いた穴や浸水する所を修理してダメコンしていくっす。こういう時は一人の技術屋なんぞより大量の人手が大事っすからねー。正確さも大事っすけど、穴ぼこかつ大穴空いてたら大量の資材持ってくる人と塞ぐ人がいるっすからねーおらそこぉ! そこらの壁剥がしてもいいからとっとと塞げや!」
「うっす!」
「姐さん、追加の資材っす!」
「姐さんじゃねーっすよ! おら動け動けぇ!」
 攻撃が一番大事ではあるが、こうした役割も大事。その辺りのバランスがリサの中でしっかりと出来ているのは実に素晴らしいことであるだろう。勿論、頼りになる仲間たちがいてこその話ではある。
「子供を殴るのは心苦しいけど……中身は人じゃないんだろうし、ぶちのめすからね!」
「くっ! 遂行者よ、私は此処までのようです……!」
 ヨゾラの星の破撃がジョンを撃破するが……そうなると、残る強敵はファイブヘッドシャークだけということになる。
 その巨体故に激しくタフなファイブヘッドシャークだが回復役さえいなければ押し負けるつもりはない。
「よし、あとはサメだけだ! 攻撃を集中していくぞ!」
「あと少し! 頑張ろうね皆!」
 エイヴァンのハンズオブグローリーが叩き込まれ、アクセルが雲海鯨の歌を振るう。
「ぶはははッ! 備えはあったがそっちぁ出す必要もなくて良かったぜ!」
 万が一を考えて水中戦の用意もあったゴリョウだが、ファイブヘッドシャークは水に潜る必要もなくゴリョウと相対している。
 その攻撃力は高いが、エイヴァンたちのフォローもあり何の問題もない。
「遂に君と戦う時が来たようだね! ファイブヘッドシャーク!」
 マリアがキメ顔をする背後でとらぁ君が「とらぁ……」と鳴いているが、まるで徐々に不思議なことになる冒険(漫画雑誌、練達王で連載中)のような構図になっている。
「私にはドラム缶もチェーンソーもない。だがとらぁ君がいる! 行こう! とらぁ君!」
 バケモンにはバケモンをぶつけんだよ!
 そんなマリアの叫びに応え、ファイブヘッドシャークに合体技「ファイナルとらぁタイガーバスター」をぶつけるべくマリアととらぁ君は飛ぶ。
「うおおお! ファイナルとらぁタイガーバスターだぁぁぁ!!!」
 説明しよう! ファイナルとらぁタイガーバスターとは、とらぁ君がマリアへの負担をリミッター解除して攻撃重視かつ好き放題に振り回す技である! なお普段考慮しているかは問わないものとするし状況により内容は変わるものとする!
「あ、待ったとらぁ君! これ想像よりきっつうおおおおおおお!?」
 待ったはない。虎だ、虎になるのだ。猫でないなら、止まってはならぬのだ。
 というわけでマリアの虎の証明もなされ、リドニアが蒼熾の魔導書を起動し、胡桃のらいとにんぐすた〜りんぐが放たれる。
「荒れ狂え焔と裁きの雷よ。良い感じにステーキにして差し上げましてよ~~!!
「コャー、フカヒレステーキにしてやるのよ」
「此処が正念場! タマ全部持っていけやぁ!」
 リサのラフィング・ピリオドが、そしてパチーン号の砲撃がファイブヘッドシャークへと叩き込まれていく。
「5つの頭に5つの意志……があるかは知らないけど! 勝手に来て船壊すんじゃない! フカヒレ? にしてやるー!」
 そしてヨゾラの星の破撃が、そしてとらぁ君の投げたマリアが突き刺さり……ファイブヘッドシャークは力を失ったかのように溶けて消えていく。
 同時に歓声が響き渡り、勝利を祝い称える声が、そして楽器までもが鳴り響く。
「ワイバーンもお疲れ様、ありがとう」
「お疲れさん! この後皆まとめてゴリョウ亭にご招待だ! 一杯奢らせてもらうぜ!」
 ヨゾラとゴリョウの声に歓声が大きくなり、そんな中で胡桃は呟く。
「サメのようなものまで好きにできるとなると今回の黒幕も厄介そうなの」
 確かに胡桃の言う通りだろう。しかし、それでも負けるわけにはいかない。そんな決意を、誰もが胸に秘めて。
「マリア! 今回はお前さんもいつも以上に派手にやって……お?」
「とらぁ……」
「やべえ! マリア回収してねえぞ!」
「コャー。これはとらぁ君なの」
「あ、満足気な顔で浮いて……親指を突き上げて海に沈んでくんだけど⁉」
 ちなみにマリアもちゃんと回収されたので安心である。とらぁ。

成否

成功

MVP

マリア・レイシス(p3p006685)
雷光殲姫

状態異常

なし

あとがき

そういえばサメ映画は日本人がサメ映画大好きだから作られてるそうです。
需要に応える供給がある。素晴らしいことですね。
え? 天野はサメ見てるのかって?
見ません。怖くて泣いちゃうからね!

PAGETOPPAGEBOTTOM