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シナリオ詳細

<総軍鏖殺>飛行バイクを探して

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●その遺跡に潜むのは
 かつて存在したという古代文明の全容を知る者はいない。
 蒸気機関で動くものを主体としたそれらは、非常に様々なものがある。
 その中には……空飛ぶ船やバイク、などというものも存在したという。
 アーカーシュが確保した「バジランテ」などは、その実例と言えるだろう。
 そうした時代については、今となっては想像するしかないが……今でも遺跡としてその痕跡は確認できる。
 できる、のだが。その価値を正しく理解できる者がいるかといえば、話は別だ。
 たとえば、最近鉄帝を乱舞する「表舞台に出てきた盗賊」などだ。
「ほんとに鉄帝は潜みやすいったらねえぜ」
「古代文明さまさまってか。官憲もいねえし、楽なこった」
 地下遺跡の機能が生きていれば、空調設備が機能していることもある。
 夏は涼しく、冬は暖かい。
 そんな場所であれば、新皇帝の勅令を受けて大っぴらに活動を始めた連中が占拠するのもまあ、当然と言えるだろう。
 そして……彼等は此処に来る探索者の類も皆殺しにして身包みを剥いでいた。
 そういう意味でも、此処は彼等にとって理想の場所であった……のだが。
 突如、その1人が消し炭になることまでは想像できなかっただろう。
 人間かどうか判別のちかない何かになった自分の仲間を見て、盗賊の男は即座に仲間を諦めて逃げ出す。
 その仲間意識の低さは、彼等を今まで生き残らせた最大の秘訣であるだろう。
 しかし、逃げられはしない。
 新しい皇帝の勅令は、隅々まで行き渡っている。
 弱い者は、死ぬ。そのあまりにもシンプルなルールが……行き渡っているのだ。


●小型飛空艇フィンレイト
 バジランテ、と呼ばれる小型の飛行バイクが最近アーカーシュの空域を飛び回ることがある。
 古代遺跡から見つけたものであり、複数台存在するソレは中々に小回りが利くものだ。
 その発見に関わった『ザーバ派南部戦線』解・憂炎(p3p010784)は、南部でも似たようなものが見つからないか考えていた。
 まあ、当然だろう。そうしたものがあれば今後、どう役立てるかは考えるとして何かの役に立つのは間違いない。
 バジランテそのものは見つからなくても同型、同系統、あるいはライバル機種のようなものが見つかるのではないか……そう考えるのは至極当然のことだ。
 そして……ついに、見つけたのだ。バジランテと同系統の小型飛空艇を。
「それが小型飛空艇フィンレイト。バジランテとどういう関係があるかは不明だけど、空飛ぶバイクってわけだね」
 蒸気式のエンジンを持つフィンレイトはその前面についた大きめの風防シールドが特徴で、とにかく操縦者の安全確保に力が注がれているのだという。
 恐らくはバジランテのライバル的存在だったと思われるが……今となっては想像するしかない。
 今分かるのはフィンレイトの完品が残された遺跡に「何か」が潜んでいて、それを倒さなければフィンレイトは手に入らないということだ。
 しかし手に入れることが出来さえすれば、フィンレイトを城塞バーデンドルフ・ラインに運び込むことができるだろう……!

GMコメント

フィンレイトをゲットして、城塞バーデンドルフ・ラインに持って帰りましょう!
遺跡は地下3階層。1階が研究区画、2階が生活区画、3階が組み立ても行う倉庫であったようです。
どうやら研究を主にしており、生産には然程力を入れていなかったようですね。
最下層にフィンレイトがありますが、帰りは発進口が開くので簡単に回収できます。
完品は1台ですが、遺跡内をよく探せば部品もある程度確保できるかも……?
ただし、そこに向かうまでの障害も当然あります。

●敵一覧
・ラースドール×10
天衝種(アンチ・ヘイヴン)。
古代遺跡から出土したパワードスーツに怒りが宿り、動き出した怪物です。
非常にタフです。ハンマーのような長い腕による高威力近接攻撃や、機銃掃射による中距離扇攻撃を行います。ハンマー攻撃にはブレイクを伴います。

・ラースビット×20
天衝種(アンチ・ヘイヴン)。
古代遺跡から出土した警備用ドローンに怒りが宿り、動き出した怪物です。
自由自在に飛び回り、高出力のレーザーによる攻撃を行います。

●特殊ドロップ『闘争信望』
 当シナリオでは参加者全員にアイテム『闘争信望』がドロップします。
 闘争信望は特定の勢力ギルドに所属していると使用でき、該当勢力の『勢力傾向』に影響を与える事が出来ます。
 https://rev1.reversion.jp/page/tetteidouran

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • <総軍鏖殺>飛行バイクを探して完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2022年11月15日 22時15分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

エマ(p3p000257)
こそどろ
アクセル・ソート・エクシル(p3p000649)
灰雪に舞う翼
ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン(p3p000916)
【星空の友達】/不完全な願望器
エル・ウッドランド(p3p006713)
閃きの料理人
アリア・テリア(p3p007129)
いにしえと今の紡ぎ手
ルクト・ナード(p3p007354)
蒼空の眼
エーレン・キリエ(p3p009844)
特異運命座標
シェンリー・アリーアル(p3p010784)
戦勝の指し手

リプレイ

●遺跡への侵入
 遺跡の中は冬だというのに不快にならない程度に暖かく、空気が循環している。
 こういった場所に特有のほこり臭い空気もなく、とても快適に保たれている。
 空調が生きているせいなのだろうが、下手な場所よりも居やすいのは流石古代文明、とでもいうべきなのか。
「空調の利いた遺跡なんて、そりゃあ盗賊の住処にくらいなりますよねぇ。私も住もうかな……なーんて言ってないでお仕事ですね」
 『こそどろ』エマ(p3p000257)がそんな冗談めいたことを言うが、それで本気で住んでいた連中もいたのだから、まあそのくらい凄い場所ではある。天衝種さえいなければ、かなり長期に渡って盗賊団が潜む場所になっていたかもしれない。
「さてさて、今回はこっそりという感じではなく邪魔する奴はぶっ叩いていく感じです。ですので! 皆さんと同行していきます! 敵を少数ずつ一気に叩いてやっちゃいますよ」
 やる気満々のエマだが、確かに何かに遠慮する必要も潜入も必要ない。となると真正面から力尽くになるのは当然と言えよう。
「バジランテのライバル、小型飛空艇フィンレイト……飛行バイクかぁ、良いね!」
「中型の乗り物から今回の小型のバイクまで、古代の文明だと空を飛ぶ手段がたくさんあったんだね。コンセプトが色々違ってるのも面白いし、特に今回のフィンレイトの操縦者の安全確保を重視してるっていうのは面白いし……やっぱり古代文明でも飛んでる時に落ちると大変だったんだね」
 もう1つの飛行バイクであるバジランテを知る『【星空の友達】/不完全な願望器』ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン(p3p000916)と『灰雪に舞う翼』アクセル・ソート・エクシル(p3p000649)がそう言い合うが、確かに飛行バイクも複数あれば個性があるのは当然といえるだろう。
「飛行バイクってロマンがありますよね」
 『見たからハムにされた』エル・ウッドランド(p3p006713)もまだ見ぬフィンレイトを思い何度か頷く。
「……アーカーシュの方で使われているのと別の飛行バイク……。興味深い。仮に勢力間での共闘が発生するのなら、飛行戦力という面で連携が取れる可能性がある。それに、他の改造案も見つかるかもしれない……であれば、空の傭兵である私が手を貸さない訳にはいかないな。空を駆ける者は皆同志だ。必ず無事に、そのフィンレイトとやらを見つけ出そう」
「本当に、鉄帝って古代文明の遺産が多いよね……十全に使えない物も多いけど、これは使えるのかな? ま、なんにせよ張り切っていきましょー! おー!」
 『蒼空の眼』ルクト・ナード(p3p007354)と『いにしえと今の紡ぎ手』アリア・テリア(p3p007129)がそう声をあげ、全員が「おー」と続く。
「飛行バイク。元来空への憧れと言う物は人が持つ欲求の一つだ。それをこうして叶えられる辺り、凄いもんだね。しかし此処のバイク、どうしてバジランテ程量産出来なかったんだろうね」
「さてな、コスト面などで折り合わなかったのかもしれんが……」
 『特異運命座標』エーレン・キリエ(p3p009844)は『ザーバ派南部戦線』解・憂炎(p3p010784)にそう答えながら「ふむ」と頷く。
「俺は普段、依頼ではリトルワイバーンの風花に跨って事態に当たることも多い。その経験から言わせてもらえば、空を飛べるメリットというのは計り知れない。もちろん敵の対空攻撃など気を付けるべき点も多いが、たとえば伝令などで素早い移動が必要な向きも多いだろうし、防御の薄い敵の上方から攻撃できれば戦闘はぐっと有利になるだろうしな。ザーバ派の兵の皆にこれを体験してもらえるよう、安全確実、できれば迅速に回収してこようじゃないか」
 そう、飛行バイクは何かと小回りがきくし、パーツが回収できれば組み立てだって出来るかもしれない。
 それがザーバ派にもたらす影響がどの程度かは未知数だが……少なくとも、損にならないのは確実だ。
「盗賊が根城にしてたんだよね、ここ。なのにバイクが見つからないってことは簡単に見つかる場所にはないってことで……どこかに隠し通路とか、壁に偽装された入口とかないかなあ。透視があれば便利だけどないから、風の音とかで判断していくしかないなあ」
 アリアがあまりにももっともな危惧を呟くが……そういったものはあるかもしれないし、ないかもしれない。
 何しろ相手は盗賊団だ。手前の部屋で快適であれば奥に進まないことだってあるだろう。
 まあ……その辺りは進んでいくうちに明らかにはなるのだろうとアリアは納得する。
「よし、行こう皆。目指すは最下層だ!」
 そんな憂炎の言葉に全員が頷き、探索が始まっていく。

●小型飛行艇フィンレイト
 事前の情報を考えれば、地下3階にフィンレイトがあるのはほぼ間違いない。
 特に罠やセキュリティらしきものもなく、となれば懸念事項は此処に潜む天衝種だけだ。
 エマはハイセンスを用い、聴覚、嗅覚をメインに敵の音や匂いを探っていく。
「床に耳くっつけたりすると結構聞こえたりするもんですよ。足音とか――駆動音とか」
 頑丈な床はそれ故に振動音も分かりやすい。特にこの研究所では空調以外は機能していない。それ故に足音の類は非常に分かりやすい。
「……むっ、きますね」
「確かに。来るぞ」
 そんなエマの言葉通りに、やがてガシャンガシャンと響いてくる足音はラースドールのものだ。
 エーレンの透視も、壁の向こうのその姿を捉えていた。
 こちらを見るなり機銃を向けてくるあたりは殺意に満ちている……!
 それだけではない。ラースドールに随伴するようにラースビットもやってきている。
「鳴神抜刀流、霧江詠蓮だ。お前たちに恨みはないが、押し通らせてもらう。恨んでくれるなよ」
 誰より早く動いたエーレンが鳴神抜刀流・太刀之事始『一閃』を放てば、ルクトも斬神空波を放つ。
「このまま仕掛けていくよ!」
「りょーかいです、よ!」
 アクセルが雲海鯨の歌を振るい、エマがソニックエッジを放つ。
「やっぱり硬いですが……これで!」
 エルの構えたブルー・インパクトが火を噴き、銃弾がラースドールにトドメを刺す。
 怒りの炎を吹き出しながら燃え消えていくラースドールをそのままに、ヨゾラとアリアのケイオスタイドが広がっていく。
「確実に仕留めさせてもらうよ!」
 憂炎のデア・ヒルデブラントがラースビットを砕き、そうして残ったラースビットも倒されていく。
 その場から敵の姿がすべて消えると、アリアはホッとしたように息を吐く。
「倉庫は一番守りたいパーツが多そうだし、その分敵も多そうだと思ったけど……この感じなら平気だよね?」
「恐らくはな。内部は比較的広そうで、敵個体は先程のような元警備ロボットが中心と聞いている。であれば巡回行動を行っている可能性が高いし、今同様の遭遇戦が中心になるだろうか」
 ルクトも頷き、周囲を見回す。
「恐らく機体本体は倉庫だろう、2台目以降のパーツも恐らくそっち。つまり最優先確保対象は倉庫で、設計図や出力の詳細な情報が載っているのは研究区画と見て恐らく間違いないだろう」
地下1階は研究区画だと聞いていたが、展示品か研究途中なのかも分からない部品が置いてあるのが見える。エーレンも同様に、周囲を興味深い目で見回していた。
「やはり重点的に捜索するのは地下一階と地下三階だな。今のザーバ派の技術力では空を飛ぶ動力パーツやブラックボックス部分の複製は困難かもしれないが、そのほかのパーツなら作れるかもしれないし、そうすると地下三階の倉庫に残っているパーツ次第ではほぼ同じものをもう一機組み上げられるかもしれないしな」
「そうだね。1階の研究区画と3階の倉庫に重要な物がありそうなので重点的に調査する必要があるよね。余力あったら2階・生活区画も調べてみたくもあるけどね」
「2階の生活区画はともかく、1階の研究区画には色々ありそうだし……3階の組み立て場所と倉庫なら完成したパーツがたくさんありそう」
 同意するアクセルに頷きながら、何か面白いものが見つかるかもしれない、とヨゾラは飾ってあったパーツを手に取ってみる。
 何に使うものかはサッパリだが……試作したパーツだろうか?
「とはいえ、やっぱりこういう遺跡はくまなく探さねば気が済みませんよね! 回れるところ全部回っちゃいましょう!」
 エマもそう言えば、誰もが笑いながら頷き、ヨゾラが仲間たちへとその決意を表明する。
「その為にも、誰もここで倒れさせないからね!」
 地下1階の研究区画、地下2階の生活区画、そして地下3階の倉庫区画。襲い来る天衝種たちを倒しながら、ついにその場所へと辿り着く。
 そこは……様々な組み立て用の機器や、運搬用のクレーンまで並んだ空間であった。
「よし、到着!」
「じゃあ、2階を探してくるね……何かあるかもしれないしっ!」
「ああ、私も同行しよう」
 目的地について、敵も恐らくもう居ない。となれば探索の時間だ。
 だからこそエルとルクトは仲間たちに声をかけ、2階の生活区画に向かう。
「だって…みんなと同じように1階や3階で部品や図面を探し出すよりも、2階の生活区画に……もしかしたら、個人的な改造案とか当時の日記とかカードキーとかあるかもしれないからね!」
「その通りだ。研究者と言うのは人にもよるが、うちの知り合い然り、いつどのタイミングで案が浮かぶかは読めないし、作業に没頭する為に自室に籠る物も多いと聞く。中には出かけて暫く音沙汰がなくていきなり帰ってきて改造だけしてまた出かける、という読めない者もいるくらいだ……そういった変人こそ、自室に面白い改造案を抱えていそうだろう? その資料を探す、というわけだな」
 実際、手分けするという案自体は悪くはなく、危険が排除されているというのであれば尚更だ。
 他にも飛行バイクと関係ない物でも……何か良い物(えっちな本とか漫画とか)があるかも? などとは考えていたが、見つけたら持って帰るのだろうか。残念ながら、そうしたものは残っていないようだが……机の上にゴーレムを模したと思われる人形は残っていた。
「わあ、フル稼働……」
 飛行艇やバイク関連のものが見つかればそれらは全て持っていくつもりだし、関係ない物も持って行くつもりだ。
「遺跡の出土品だからねっ!」とはエルの言葉だが……なんと、ちょっとしたアイデアをメモしたようなものをエルが見つけていた、ちょうどその頃。ルクトも冊子のようなものを見つけていた。
 それはどうやらコンペか何かの資料のようだが……ルクトの探していた「改造案」が幾つも載っている。
 実現可能かどうか怪しいものもあるが、これは良い資料になるだろう。
 そしてルクトはフィンレイトの形状、スペック、機構、手に入れた改造案や資料……そういった物は全て『改造屋(チューナー)』ハンドレッドに報告するつもりでいた。
 独立島アーカーシュに現在は籠っていて、自作の飛行バイクを制作した人物でもあるハンドレッドだが、今回の結果を元に良い情報をもたらしてくれるとルクトは確信していた。
(今回のフィンレイト、我々の保有するバジランテ……そしてコイツが自作する飛空探査艇の強化に繋がる筈だ……それに、ハンドレッドなら私の気付かなかった機体の特徴に気付くかもしれない。コイツはこと改造においては大天才だから、な)
 そして……地下3階でも、探索は進んでいた。
「お、この箱鍵がかかってますね。こんなときはワイズキーでがちゃりです。ザーバさんにもいい土産が期待できますよ!」
「何入ってたの?」
「細かいパーツですね。それと設計図……」
 見る限りだと、どうやら飛行バイクの設計図であるようだ。盗まれたら困るから鍵付きの箱に入れたのだろうか?
 エマとアクセルは頷きあうと、持ち帰る品のリストに加えていく。
「今回の遺跡は南部の遺跡だから部品もザーバ派の人達が回収・使うのが良いと思うんだ。フィンレイトに万一の事があった時、修理とかにも使えると思う」
 ヨゾラのそんな提案に反対する者など誰も居ないが……その視線の先にあるのは、まさにその小型飛空艇フィンレイトであった。
 アーカーシュが回収したバジランテに比べると、少し大きめだろうか。
 白と赤を基調とした装甲厚めのボディに大きめの風防シールドがついている。
 幾つかのボタンや計器類もついているが、飛行時の様々なトラブルに対応するものであるようだ。
「あったあった! これのことだよね! ……ん? 出口? ここから飛び出せってことかな! ねえねえ、誰か試してみて! 私? 怖いから見守ってる!」
「小型飛空艇フィンレイト、誰が乗るのかわくわくだよ。飛んでいくのを見てみたいね。南部でもアーカーシュでも他の4派閥でも、色んな遺跡が見つかると良いな!」
 アリアとアクセルがそんなことを言うが……エーレンと憂炎が顔を見合わせ、憂炎が任せろと自分の胸を叩いてみせる。
 そして……発進口が開いていき、憂炎の乗ったフィンレイトが蒸気の煙をあげはじめる。
「実際南部でこれ使うの僕だろうし。さて、と……」
 計器類は、全てグリーン。基本の操作方法も、ひとまず頭に叩き込んでいる。
「わはは。飛べ、フィンレント!」
 そうして、フィンレイトは鉄帝の空を高速で飛び始める。
 それは……ザーバ派に新しい移動手段が生まれた、その瞬間であった。

成否

成功

MVP

エーレン・キリエ(p3p009844)
特異運命座標

状態異常

なし

あとがき

小型飛空艇フィンレイトと、数台分のパーツ、各種の資料を手に入れました!
安全性を重視した、空駆けるバイクです!


●運営による追記
 本シナリオの結果により、<六天覇道>南部戦線の技術力が+10されました!

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