＜Stahl Gebrull＞響け鋼の咆哮、繋がれ( ‘ᾥ’ )の絆

オープニング

●( ‘ᾥ’ )鋼の咆哮作戦( ‘ᾥ’ )

( ‘ᾥ’ )now loading……
( ‘ᾥ’ )complete!

　憤怒の魔種となったパトリック大佐は、アーカーシュの最高権限（システム・メタトロン）なるものを手に入れている。おそらく古代遺跡に未だ眠る脅威を大軍勢として仕掛けてくるだろう。
　そう読んだ鉄帝国皇帝ヴェルス・ヴェルク・ヴェンゲルズ(p3n000076)は、帝国として『後始末』をつけるため、イレギュラーズであり帝国軍の大佐でもあるエッダ・フロールリジ(p3p006270)に、次なる戦い、即ち魔種パトリックとの全面対決――決戦の指揮権を与えた。こうして鉄帝国軍とイレギュラーズは、予想される大規模戦闘に備え始めたのだ。
　イレギュラーズは前作戦『鋼の進撃（Stahl Eroberung）』において、魔王城『エピトゥシ城』を入手している。ここは『後から作られた遺跡』であり、アーカーシュの権限――つまりパトリックのコントロールが及ばない唯一の場所だ。今や魔王城は、アーカーシュにおける最も安全な場所なのである。
　鉄帝国はこの場所をローレットに与え、新たな支部となった。ローレット魔王城支部の爆誕である。
　帝国軍とイレギュラーズは、急遽改築されたこの城を拠点に、作戦行動するのだ。
　即ちパトリック軍の迎撃、そして討伐のための進撃である。
　レリッカ村の住人も、この城に避難し終えており、決戦前夜の機運が高まっている。
　エッダたっての希望で、この戦いはパトリックの討伐作戦ではなくなった。パトリックは公的には殉職した扱いとなっており、彼の魂を歪めた存在（魔種）の討伐は、鉄帝国の同胞パトリックへ手向ける弔い合戦となっていた。パトリックは強引で自慢屋でうぬぼれやで嫌われ者のひどく胡散臭い男だったが、エッダ等は様々な調査から、パトリックが国益を重んじる有能な軍人であると確信しているのだった。
　今回、これまでパトリックに従っていた特務派軍事達は、作戦総指揮を担うエッダの戦略により、魔種パトリックが潜伏しているであろう場所の特定に至っている。あとは進撃するのみ――そのはず、だった。
　しかし、パトリック大佐の動きは想像以上に早かった。
　結果から言えば予測は当たり、パトリック大佐はかつて魔王が求めた伝説の古代兵器『ラトラナジュの火』を放った。
　鉄帝国の次期皇帝を名乗り数々の古代兵器をも指揮下においたパトリック大佐だったが……その中にはかつてイレギュラーズたちが絆を紡いだゴーレムたちも含まれていた。
　古代決戦兵器と共にイレギュラーズの敵に回ったゴーレム達の数は多く、そこには無数のドラマが生まれるだろうと、そんな予測もされていた。
　そう、そして……。

●( ‘ᾥ’ )
「まあ、こうなったわけだよね！」
「( ‘ᾥ’ )」
「( ‘ᾥ’ )」
「( ‘ᾥ’ )」
「伝染してやがる……」
　居並ぶ３つの( ‘ᾥ’ )……もといゴーレムたちを前に、『黒狼』ベルグハルト・ラヴィンは溜息をついていた。
　必殺！　グレート超( ‘ᾥ’ )人リコリス号。
　スーパーたぬきち号DX。
　スーパーゴーレム護る君１号。
　居並ぶ３つのゴーレムたちは( ‘ᾥ’ )の絆で再びイレギュラーズの仲間に戻っていた。
　そう、それは語り切れないくらいに感動的な大スぺクタルのストーリーだった。
　まさか( ‘ᾥ’ )が( ‘ᾥ’ )で( ‘ᾥ’ )だったとは誰も想像がつかなかっただろう。
　しかし( ‘ᾥ’ )は( ‘ᾥ’ )したのだ。
　だからこそ( ‘ᾥ’ )なことになったし、その結果が今である。
　お分かりいただけただろうか。そう、つまり( ‘ᾥ’ )ということだ。
「よし、とにかくゴーレムは取り戻せたわけだな」
「そうなりますね」
　『紅炎の勇者』リースリット・エウリア・ファーレル（p3p001984）はベルグハルトと頷きあう。
　ゴーレムたちは今『お師匠が良い』リコリス・ウォルハント・ローア（p3p009236）と( ‘ᾥ’ )しているので、ひとまず放っておこう。そのうち元に戻るはずだ。
「確認しますが、私たちの任務は超兵器群の迎撃……でいいのですよね？」
「その通りだ。連中は飛行機能を備えている。これを放っておくわけにはいかない」
　そう、パトリック大佐……いや、魔種パトリックアネルは、最高権限（システム・メタトロン）を以て、古代の超兵器を起動させた。
　飛行機能を備えた超兵器軍と交戦するため、大空へ舞い上がり戦わなければいけない。
　その為にはワイバーンなどの飛行手段を活用しなければならないだろう。
「確かに放っておくわけにもいくまい」
「だね」
『陰陽式』仙狸厄狩 汰磨羈（p3p002831）に『赤い頭巾の魔砲狼』Я・Ｅ・Ｄ（p3p009532）も頷く。
　そう、ゴーレムたちも取り戻した。
　あとはパトリックの野望を砕くだけ……今こそ空に舞い上がれ、イレギュラーズ！

• ＜Stahl Gebrull＞響け鋼の咆哮、繋がれ( ‘ᾥ’ )の絆完了
• GM名天野ハザマ
• 種別通常
• 難易度NORMAL
• 冒険終了日時2022年08月31日 21時20分
• 参加人数8/8人
• 相談7日
• 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました！　リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧（8人）

リプレイ

●空へ舞い上がれ
「敵機の動きが妙に良い。これは指揮によって統率されている動きですね……一騎だけ他と違う機体が混ざっていますが、あれがこの空域の敵部隊を指揮管制している指揮官機でしょうか？　随分特殊な機体のようですが……それに、嫌な雰囲気を感じる」
　こちらへ飛んでくる敵の群れを見ながら、『紅炎の勇者』リースリット・エウリア・ファーレル（p3p001984）は呟く。
　かの魔種パトリックアネルが手中に収めた、飛行機能を備えた超兵器軍。
「パトリックの奴、仲間まで道具みたいに使いやがって。お前を信じてついていった奴が馬鹿みたいじゃねぇかよ、くそが。こんな目覚めの悪い、救いようのない話があって堪るかよ」
　『航空猟兵』アルヴァ＝ラドスラフ（p3p007360）はフードを被り表情の見えない『お師匠が良い』リコリス・ウォルハント・ローア（p3p009236）と共に空を見上げていた。
　それは過去に例を見ない程の戦力であり……各所での激戦が予想された。当然、この場所でも相当の激戦が予想された、のだが。
　皆が心を１つに合わせ挑む中、此処でも心が結構１つに合わさっていた。
　それは魔種パトリックアネルの支配下に置かれたゴーレムたちを取り戻したことも含まれる、のだが。
　それでも戦力差はかなり大きい。その事実を認識しながらも、希望は消えない。リコリスのフードが風で僅かに捲れて。

( 'ᾥ' )

「ああ、それはとても( 'ᾥ' )で( 'ᾥ' )なビッグ・バトルだったさ。正に( 'ᾥ' )で( 'ᾥ' )を洗う戦い――その果てに掴んだ( 'ᾥ' )の絆は、例え神であろうと断つ事は出来ぬよ。さぁ、いこう。スーパーたぬきち号DX！　私達と共に、明日の( 'ᾥ' )を掴むのだ！」
「( 'ᾥ' )」
『陰陽式』仙狸厄狩 汰磨羈（p3p002831）とスーパーたぬきち号DXのが( 'ᾥ' )している。
「やっと一緒に戦えるね。( ‘ᾥ’ )？えぇそうね、あってるわ！　今、この状況は( ‘ᾥ’ )、なら私はこの身を任せるだけよ！行くわよアイン！」
　『ヴァイスドラッヘ』レイリー＝シュタイン（p3p007270）もヒンメル・ゴーレム＜アイン＞と共に( 'ᾥ' )している。
　その( 'ᾥ' )な様は、まさに( 'ᾥ' )に違いない。
「私の名はレイリー＝シュタイン！　さぁ、この( ‘ᾥ’ )を倒せるものはいるかしら( ‘ᾥ’ )」
　アインに乗り槍を掲げ( ‘ᾥ’ )を天に知らしめんとするその姿は最高に( 'ᾥ' )している。
「愛とか友情とか( 'ᾥ' )とか本当に色々な事があったけど、わたし達の絆は不滅だよ！！　さぁ、行こう、スーパーゴーレム護る君１号！！　いまこそ、( 'ᾥ' )の力を見せる時だよ！！」
　『赤い頭巾の魔砲狼』Я・Ｅ・Ｄ（p3p009532）とスーパーゴーレム護る君１号の( 'ᾥ' )もまた、( 'ᾥ' )しているのが見える。
　２人確かめ合う( 'ᾥ' )は、まさに( 'ᾥ' )だからこその( 'ᾥ' )と言えるだろう。
　そして『立派な姫騎士』雑賀 千代（p3p010694）もまた( 'ᾥ' )に余念がない。
「空中戦と聞いて助太刀に来ました！　フフーン！　空中戦なら「烏天狗」たるこの私にお任せください！( ‘ᾥ’ )」
　そう言って、千代ははたと言葉を止める。何か自分に違和感があったようだ。
「……って、なんかよくわからないのが居るんですが！？( ‘ᾥ’ )( ‘ᾥ’ )　ちょ、なんですか、これ！？　誰か説明プリーズですよ？？？( ‘ᾥ’ )( ‘ᾥ’ )( ‘ᾥ’ )　( ‘ᾥ’ )( ‘ᾥ’ )( ‘ᾥ’ )ぴぇぇぇん！？( ‘ᾥ’ )( ‘ᾥ’ )( ‘ᾥ’ )」
　そんな千代が( ‘ᾥ’ )したあたりで、全員が近づく敵軍を見据え飛び立つ。
　そして。何処かで。
「や( ‘ᾥ’ )あ！　リコリス、アー( ‘ᾥ’ )ーシュでの出来事を通して君の目覚ましい進歩を見させてもらったよ。いやはや、生( ‘ᾥ’ )命は窮地に立たされると驚くべき速度で淘汰と進化を繰り返す、実に興味深い！　今回君は、”お師匠”以外に初めて心を許した戦友が出来たわけだ。”彼”にも興味が湧いてきたよ、ふふ……あ、足りない( ‘ᾥ’ )成分はこっちで補完しておくよ( ‘ᾥ’ )」
　そんな『不定の男』の声が聞こえてきたような、そんな気もした。

●( ‘ᾥ’ )空中戦( ‘ᾥ’ )
　セレストアームズ……そしてリースリットが指揮官と称したアルトラアームズ。
　こちらへと向かう合計２１機は、どれも凶悪なまでの強さを誇っている。
　その指揮官であるアルトラアームズを制するべく、アルヴァはリコリスを抱えて飛ぶ。その近くを千代も自力飛行している。
「行くぞ、リコリス。振り落とされんなよ！」
　運搬性能、ペナルティ軽減、高機動の全てを活かし彼女の足になるつもりのアルヴァだが、リコリスも自力飛行できるように⊂( ‘ᾥ’ )⊃を持ってきている。
　そして　必殺！　グレート超( ‘ᾥ’ )人リコリス号に関しては余分な消耗をさせないよう前線に出さず、万が一ボクらが落下した時に受け止めてもらう＆体力が半分を切った際に盾役として動けるよう、常に近辺で待機となっている。
　まあ、グレート超( ‘ᾥ’ )人リコリス号の( ‘ᾥ’ )な視線を感じるアルヴァは嫌な汗をかいているが。
「空飛ぶガラクタの始末は得意分野だ。スクラップにしてやる」
「今日はボクが君の銃になるよ、存分に暴れさせて頂戴ね」
　そうしてアルトラアームズへの射程範囲内へと近づきながら、アルヴァは不敵に笑う。
「頼りにしてるぜ。俺とお前で、さっさと奴を楽にしてやろう」
「こちらこそ。今までお師匠としかバディを組んだ事がなかったから、こういうのってすごく新鮮なんだ」
「アア……グアアアアアアアア……」
　聞こえる断末魔は、アルトラアームズのエンジンとして使われた特務派の軍人の魂の声だろうか。残念ながら助ける方法はない……アルトラアームズを壊し、終わらせてやることしかできないのだ。
　そしてタイミングを合わせアルヴァがリコリスと分離し、SAGを展開する。
　ソードエアリアル・グラデーション。三次元的な空間機動による華麗な空中殺法でアルトラアームズへと肉薄するアルヴァだが、次の瞬間には無銘の銃を構えたリコリスが乙式改造弾を放つ。
「というか、私の任侠魂に反応するんですよ……アルトラアームズの中から犠牲者達の助けを求める声がっ……！　……一刻も早く彼らの魂を解放する為に出し惜しみは無しです！」
　ギフトである八咫烏の眼を発動させた千代の目の色が赤くなり、翼が太陽の様に輝く。
　カルネージカノンを放つ千代の一撃はアルトラアームズに確かにダメージを与え、そのアルトラアームズの展開している多数のドローンビットから超高熱の細いビームが放たれる。
「わわっ……！」
　とんでもない威力だが、まだ戦える。何より千代は１人ではない。
　そうしてアルヴァとリコリス、千代がシリアスにアルトラアームズの相手をしている間……( ‘ᾥ’ )なバトルも同時に展開されていた。
　スーパーゴーレム護る君１号に乗ったЯ・Ｅ・Ｄがアルティメット・レイとハンターさんのマスケット銃をじゃんじゃんバリバリ撃っているしスーパーゴーレム護る君１号も謎のビームを撃っている。
「この調子で一緒に弾幕の嵐を叩き込もう」
　そう、アルトラアームズの率いてきたセレストアームズは決して容易い相手ではない。
　ないが……レイリーはそれを見事に引き付けていた。
　セレストアームズ相手に白亜城塞を発動させたレイリーはヒンメル・ゴーレム＜アイン＞に乗り、攻撃など避ける必要はない、全て私とアインで受け止めるわと気合を入れていた。
「そんな攻撃で私を倒せると思ってるの！」
　叫ぶレイリーに、アインも駆動音でその通りだと応えているかのようで。
「どんな遠くからの銃撃も装甲ではじき、どんな早い突撃も防御し！　私だけじゃ全方位は無理かもしれないけどアインと二人なら全方位対応できるわよ！　そう……全て( ‘ᾥ’ )( ‘ᾥ’ )にしてあげるわよ！」
　なんか顔がちょっと( ‘ᾥ’ )してきたレイリーのヴァイスドラッヘンホーンを握る手に力がこもる。
「槍を掲げて敵を集めたら仲間達( ‘ᾥ’ )が攻撃しやすくなるわよね！　いまよ、いっちゃえー－－－( ‘ᾥ’ )」
　その目論見通りにレイリーに向かって集まるセレストアームズをリースリットのフレースヴェルグが襲う。
「レイリーさんの負担を少しでも減らしていきますよ……！」
　この作戦はレイリーにかかっている部分が大分あると分かっている。
　だからこそリースリットは魔晶剣『緋炎』を振るう手を緩める事は無い。
　そう、対セレストアームズの作戦はレイリー中心に動いている。汰磨羈もまた、レイリーの動きに合わせ曼珠血咲を放ち……乗っているスーパーたぬきち号DXの機能も最大限に活用していた。
「( 'ᾥ')σ確か、ここをこうしたらなんか出たはず」
　もしかしたら、( 'ᾥ' )の絆によってスーパーたぬきち号DXの機能もパワー( 'ᾥ' )アップしてるかもな！　などと笑う汰磨羈の目の前で( 'ᾥ' )の形の極彩色のビームが発射されてセレストアームズを撃ち落としている。
「わーお( 'ᾥ' )」
　さておき、リトルワイバーンに乗って飛ぶニル……なんだろう、リトルワイバーンの顔が( 'ᾥ' )になってきている気がするが……。
「盾役として動いてくださるレイリー様を最優先に他のみなさま( ‘ᾥ’ )もニルが支えます！　ゴーレムさんやワイバーンさんにも届きますように……みんな( ‘ᾥ’ )いっしょに戦っているのですもの」
　タイミングを見て放たれる天上のエンテレケイアは仲間たちを確かに支え、この場そのものにもニルは保護( ‘ᾥ’ )結界を展開している。空中戦ではありますが、届く範囲の地形とかそういうのにあまり被害が出ないように……というニルの優しさが反映されたものだ。
　そして……予想よりも早く、予想よりも多くセレストアームズを撃退した時点でレイリーに任せて良いと判断され汰磨羈たちはリコリスたちの元へと向かう。
「任せて！　私もアインも( ‘ᾥ’ )も絶対に倒れないわよ！」
　そんなレイリーの頼もしい声に見送られて……気のせいだろうか、全員の顔が( 'ᾥ' )になってきている気がする。
　アルトラアームズ。そのあまりにも残酷で醜悪な起動方法に、リースリットは自然と顔を嫌悪に歪ませる。
「……解っていたとはいえ、まともじゃない。こんなもの……パトリック・アネル大佐はそこまで変質したか。その機体を破壊し、せめて解き放って解き放って差し上げます」
「ああ。人の命を、このような形で弄ぶとは……断じて許せん！　待ってろ。今、私達の手でそこから解放してやるからな！」
　同様に怒る汰磨羈も温度視覚でアルトラアームズの熱分布を確認し、エンジンの位置を把握しようとする。
　確実に破壊する。そう決意しているのだ。
　だからこそアルヴァも、リコリスの( ‘ᾥ’ )ｼﾞｯ…を付与したラフィング・ピリオドの一撃に合わせて最後の攻撃準備を整える。
「そろそろ幕引きにしよう。俺らにテメェを救うことはできない」
　出力最大、リコリスの狙撃に合わせてブリンクスターを点火。
　全力の神鳴神威で天空機将に安寧を願う。
「だから、せめて安らかに眠ってくれ」
「ええ。これ以上悲しいことが増えないように……ニルは、ニルにできることを」
　そしてニルも、フルルーンブラスターの発射準備に入る。
「かなしいこえ、くるしいこえ　ニルたちにはもとにもどすことはできなくて　できることは、ここで止めることだけ……耳をふさぐのは、きっと違うのです　せめて誰の声だったのかわかれば　誰かに伝えることがあるならその言葉を、持って帰ってあげられたらと　ニルは思うのです　どうか安らかに眠ってください」
「私の「八咫烏」と「白烏」の威力、堪能して頂きます！( ‘ᾥ’ )」
　千代も、最後の一撃を準備して。
「アルトラアームズ！！　人の魂を弄ぶその力。この( ‘ᾥ’ )は絶対に許しはしない！！」
　Я・Ｅ・Ｄの掛け声に合わせ、全員の気持ちが１つになる。
　そのせいだろうか、４つのゴーレムが金色に……いや違う。( ‘ᾥ’ )だこれ。
「３つの……いや、４つの力が一つになればクワドロプル( ‘ᾥ’ )( ‘ᾥ’ )( ‘ᾥ’ )( ‘ᾥ’ )ゴーレムアタック！」
　そうして、アルトラアームズは爆散して……欠片１つすら、残りはしない。
　レイリーも残ったセレストアームズを倒し、飛んできて。それは戦いの終了を告げていた。
「ところで( ‘ᾥ’ )ってなんだ？　関係無いけど( ‘ᾥ’ )って( ‘ᾥ’ )に手が生えてるみたいじゃない？( ‘ᾥ’ )っ」
　そんなことを言いながら、アルヴァは隣のリコリスに話しかける。
「まるで意味が――おいリコリス、お前、顔が……ちょっと目を離した隙にリコリスの顔が( ‘ᾥ’ )に？　いや、やってみって言われても俺にはそんな顔でき――え、( ‘ᾥ’ )は伝染するって？　おい、ちょっと、これ報告に行くころには戻るんだろうな( ‘ᾥ’ )( ‘ᾥ’ )？？？」
　( ‘ᾥ’ )アルヴァ( ‘ᾥ’ )が( ‘ᾥ’ )してしまったので、代わりにЯ・Ｅ・Ｄが決め顔を作る。
「( ‘ᾥ’ )の浸食力を持ってなんか良い感じに魂を救ってあげられたと信じている……」
　ダメだ。Я・Ｅ・Ｄも( ‘ᾥ’ )キリッとしている。
「……それで結局( ‘ᾥ’ )って、なんなんですか！？」
「皆が( ‘ᾥ’ )となって平和は訪れる……で、( ‘ᾥ’ )ってなんだったのよおおおおおお！」
「ニル( ‘ᾥ’ )も分かりません！」
　千代とレイリー、ニルがワチャ( ‘ᾥ’ )ワチャとやっていて。
「まあ、怒れる( 'ᾥ' )の力を見せたというわけだ」
　汰磨羈も( 'ᾥ' )して、リースリットが「ああ……こうなるんですね」と諦めた顔になっている。
　そんな中、リコリスは……ふと、思い出したように声をあげる。
「あれ？　ボクのくせに( ‘ᾥ’ )成分が不足してる……？」
　気のせいか、雲の形も( ‘ᾥ’ )していて。
　きっとアルトラアームズに使われてしまった魂も、今頃笑っているかもしれないと。
　不思議と、そう信じられたのだった。

成否

成功

ＭＶＰ

状態異常

なし

あとがき

( 'ᾥ' )