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シナリオ詳細

愛しきキャベツの為に

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●キャベツが食べたい
 キャベツ。いわゆる春キャベツと呼ばれる、一年で一番キャベツが美味しい時期がある。
 それはこの春から夏に変わっていく、ちょうどこの時期に出回るものだ。
 とても美味しいものだが……実は覇竜にも似たようなものがある。
 その名も覇竜キャベツ。外から入ってきたキャベツを見て「あ、これこっちにも似たようなものがあるな」と命名された経緯がある。
 他と違うのは覇竜におけるキャベツ……「覇竜キャベツ」は畑で育つものではないということだ。
 どちらかというと山菜に似た性質をしており、お店で売られる状態のキャベツそのままの姿で岸壁などに生えている。
 たぶん畑に植わっている状態のキャベツと見比べたら「全然違うなコレ」となること請け合いだが、その辺りはさておこう。覇竜は覇竜、余所は余所だ。
 さて、そんな覇竜キャベツも今が一番美味しい時期を迎えている。つまり春覇竜キャベツだ。早口言葉みたいだ。是非挑戦してみてほしい。さておいて。
 そんな春覇竜キャベツ、何処にでも気軽に生えているような野菜ではない。
 とある条件を満たした岩山の岸壁に生えるのだが……どうにも今年はまだ、春覇竜キャベツがフリアノンに入荷していないようだ。
 つまりそれは、問題が起こっているということなのだが……。

●キャベツが入荷しない
「実はちょっと問題が起こっておってのう」
『フリアノンの酒職人』黒鉄・相賀(p3n000250)はそう言うと、1つのキャベツを手に取る。
 恐らくラサから入荷したものなのだろう……朝採れではない、ちょっとした野菜の「疲れ」が見て取れる。
「これと似たようなものが、こっちにもあるんじゃよ。覇竜キャベツ……と呼ばれとるんじゃがな」
 形としては売り物として整えられたキャベツそのもので、特定の条件を満たした岩山の岸壁に生える山菜だ。
 しかし味、調理方法……様々なものがキャベツと一致するが故に「覇竜キャベツ」と呼ばれているのだが。
 塩だれであえた塩キャベツなど、サラダだけではなくお酒のつまみとしても人気の品だ。
 特にこの時期の覇竜キャベツは春覇竜キャベツと呼ばれ、特に美味しいとされている。
 ……なのだが。その春覇竜キャベツ、まだフリアノンに入荷していないのだ。
「どうにも道が無くなっているという話だったんじゃが……よく話を聞いてみると、道に厄介なもんが居座っとるようでのう」
 メガロックタートル。その図体は岩山の如しと呼ばれる、20m級の超巨大亜竜だ。
 その名の通り、岩山の如き甲羅を背負っているのだが、その甲羅たるや凄まじい防御能力を誇り、メガロックタートル自身の巨体もあってか防御を貫通しようともダメージが中々通らない。
 おまけに回復能力もあるとあっては、相手するのが嫌になる程なのだが……そんなメガロックタートルがどうやら、2つの岩山の間に居座っているようなのだ。
 覇竜の常識としては、ルートを外れることは推奨されない。それによってどんな事態が引き起こされるか分からないからだ。
 つまり……メガロックタートルに比較的穏便な方法でどいてもらい、その上で春覇竜キャベツを回収してくるのが今回の仕事。つまりは、そういうことなのだ。

GMコメント

メガロックタートルに平和にどいてもらって、その先にある岩山から覇竜キャベツを回収し、持ち帰って食べるお仕事です。
大体「キャベツ回収まで」「宴会」で半々くらいを基本に、好きな分量でプレイングを振り分けて良いと思います。

さて、今回平和的にどいてもらう方法ですが……「踊り」です。
古来より動かぬものを動かすには踊りと決まっています。
皆さんのパッション溢れる踊りがメガロックタートルを楽しませ、自主的に退去させるでしょう。
その後は「先」にある岩山の岸壁に生えた覇竜キャベツを回収して帰り、宴会です。
好きな風に料理して食べましょう! 相賀もお酒やジュースを提供してくれます。

以下、あんまり使わないだろう情報です。

●メガロックタートル
全長20m。硬くてタフで凄いやつ。基本的にまったり思考で、この図体で霞を食べて生きてる仙人みたいな謎生物。
かなり頑固な上に、力ずくで来られると力ずくで返したくなるタイプ。
なんか踊りが好きらしいが、要は相手が変な動きするのが面白いらしい。
所持スキルは巨体を活かした轢き潰し攻撃の「重撃蹂躙」、毎ターン自動再生する「約束されし平穏」です。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • 愛しきキャベツの為に完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2022年05月21日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

リリー・シャルラハ(p3p000955)
自在の名手
ロゼット=テイ(p3p004150)
砂漠に燈る智恵
雨紅(p3p008287)
愛星
メイ・ノファーマ(p3p009486)
大艦巨砲なピーターパン
ユーフォニー(p3p010323)
竜域の娘
風花(p3p010364)
双名弓手
ライオリット・ベンダバール(p3p010380)
青の疾風譚
スフィア(p3p010417)
ファイヤーブレス

リプレイ

●春覇竜キャベツのために
「わぁ~、おおきなカメさんだ~!」
「わぁ、おっきい亀さん……できるだけ平和的に解決したいよねっ……って方法あるんだ、踊ればいいの?よーし……」
 『青き大空のピーターパン』メイ・ノファーマ(p3p009486)と『自在の名手』リトル・リリー(p3p000955)の楽しそうな声が青空に響く。
 リリーの言う「おっきい亀」とは何か。それはその視線の先を見れば「あっ」と気付くだろう。
 まだ少し距離はあるが、今進んでいる道の先……岩山が3つ存在するのが分かる。
 いや、真ん中の1つは岩山ではない。それは全長20mの亀、メガロックタートルなのだ。
 居心地がいいのか、ここ数日居座っているようだが……霞を食べて生きているので、その気になれば何か月居座っても問題ないのだ。
 しかし、そうされては大迷惑。つまりはそういうことなのだ。
 彼をどうにかしてどかして、その先の岸壁に生えている覇竜キャベツを回収せねばならない……のだが。
「岩に自生するキャベツ、なんというか、中々のトンチキな植物だとおもいしもの。これ砂漠でも生えたりしない? 雨降らないから無理かな。何が特別なんだろう、根っこにドリルでもついてるのかな? 岩の何を元にして……。ハッ、完全に研究者系の思考になっていた」
 歩きながら『言霊使い』ロゼット=テイ(p3p004150)もそんな研究者思考になってしまう程度には、今回のメガロックタートル……平和な相手だ。なんと、踊って楽しませればどいてくれるというのだから。
「旬のもの、というのは魅力的ですよね」
 だからこそ、ロゼットにそう微笑みかけながらも『刑天(シンティエン)』雨紅(p3p008287)は少しばかり楽しそうだ。
「そして踊りと聞いてじっとしていられませんでした。踊りというか動きが重要なようですが、だとしても……踊りで平和に解決できたら嬉しいですよね」
 わざわざ戦わずとも平和に解決できる。そしてその方が雨紅の言う通りに、ずっと楽なのだ。
「おやおや、道にメガロックタートル……厄介ですね。あの防御は私の邪道でもちょっと遠慮したいところ……」
「20メートル……今まで出会った方の最大サイズ、更新ですね。平和的な解決に勝るものはありません。頑張りましょう♪」
 『双名弓手』風花(p3p010364)と『未来を願う』ユーフォニー(p3p010323)も、そう頷きあう。
 実際見てみれば「その方がいい」と分かる、そんな巨体だ。
「力には力で介してくるってのはちょっと気になるっスけど……さすがに体の大きさに差がありすぎるっスね。やっぱり、穏便にどいてもらうほうがよさそうっスね」
(踊っている姿を見せると退いてくれるのですか、どうしようかな……)
『青の疾風譚』ライオリット・ベンダバール(p3p010380)に『ファイヤーブレス』スフィア(p3p010417)も身振り手振りで頷きながら「実際どうするか」を考えていた。
 近づき実際に目の前にメガロックタートルがきてみると分かる、この威圧感。こちらをメガロックタートルがじっと見ている中で……リリーが動き出す。
「踊り、ってなると……ちょっとリョク手伝って。リリーだけだと多分……見えないっ。それに、リョクなら楽しそうに面白そうに動けると思うし」
 リリーのワイバーンであるリョクにリリーが声をかけて。
「さあ、踊るよー」
 ロゼットの合図で、全員が各々の踊りを頭の中に浮かべる。
 楽しいダンスタイムの、始まりである。

●春覇竜キャベツは美味しい
 ヴォカリーズという歌い方で歌を歌うスフィアに合わせるようにライオリットも演奏を開始する。
「オレは踊りはそんな得意じゃないっすけど、楽器の演奏ならなんとかなるっス。鉱山で仕事の合間に道具を楽器代わりにしていることもそれなりにあったっスからな……なので、楽器といっても打楽器専門みたいなところはあるっスけどね。まぁでも、普通の楽器演奏よりは目新しさはあるかもしれないっス」
 そんなことを事前に言っていたライオリットだが、スフィアと合わせれば、とても立派なバックミュージックになっている。
 しかもそれだけではない。なんと今回は風花がメインの旋律をオカリナ「はるかなる竜骨のうた」で担当していた。
「踊りで動く、止まっていると非常に厄介ですが、なかなかユニークな亀さんでしょう? さぁ、魂をゆらす音色で目を覚まし、イレギュラーズの踊りを楽しんでくださいね……!」
 踊りの準備が整い次第、厳かな前奏から吹き始めた風花に合わせ、スフィアの歌とライオリットの打楽器の音が響き始める。
 そこに雨紅も自分の番まで……と加われば、本当に豪華な演奏になる。
 そんなオーケストラに合わせ、ユーフォニーはゆったりしなやかなステップから徐々に躍動感のあるものへ自分の踊りを変化させていく。
 ステップの合間に媒体飛行で透明な小さな板に乗り、3cmほど浮いて板ごと回りスピン。最後は3回転ジャンプ、ポーズを決めて締め。
 そのままはけて、他のメンバーが踊る時にドラネコのミーフィアたちと盛り上げようという算段だ。
 場の空気を大切に……そんなユーフォニーの一番槍に、メイが二番手として応える。
「わぁ~、おおきなカメさんだ~! カメさんはダンスをみるのが好きなの? じゃあボクも楽しくいっしょうけんめい踊るね! 雨紅ちゃん、音楽つけてくれるの? ありがと~、踊りやす~い!」
 そう言って踊り始めるメイのダンスは飛行を使って無重力っぽい感じで、ぽよーんぽよーんと地面を跳ねながら歩いたり、地面や空中で前転やバック転したりしながら踊るものだ。
(カメさん、楽しんでくれてるかなぁ……?)
 メイがチラッと視線を向ければ、メガロックタートルは視線でメイの動きを追っている。
 どうやら問題ない。ならば次だ……!
「むしろ振り回されるようにすれば変な動きに見えて面白いんじゃないかな? 振り回されても楽しそうにしてれば、もっと! 風花さんたちの音楽に合わせるように飛べば行ける行けるっ。リリーの騎乗技術、お楽しみあれー、だねっ」
 そうしてリョクに乗ってメガロックタートルの眼前に進み出たのはリリーだ。
(もちろん攻撃は絶対しない……というかしたくないかなっ。だって……こんなおっきい亀さん、長く生きてきたんだろうし大切にしないと、ねっ?)
 そうして始まったコンビダンスは、リリーとリョクが楽しそうに踊ってる……のだがリリーがぶん回されてるようにしか見えない、ちょっとハラハラするものだ。
 まあ、リリーもリリーでなんか頑張って乗りこなしてるし楽しそうに見える。
 わぁい、と楽しそうな声も上がっているので問題もないだろう……そんな創作ダンスだ。
 そしてリリーたちに続けて躍り出るのは雨紅だ。
「メガロックタートル様の好み(変な動き)からして、普段よく舞っている武舞より他のものが良いでしょうか。大きめの動きでないと見づらそうですし……ラテンダンス系だと、だいたい腕をよく動かしますし、大きく目立つ動きに見えると思います。動きがより映えるよう、ヒラヒラした布も持ちましょう」
 そんな分析を済ませた雨紅の踊りは、しっかりと計算された優雅で美しい……目を引くものだ。
 奇抜な動きや演出があるわけではないが、音楽と踊りがしっかりと融合し、互いを高め合うような……そんな技術力の高さ、表現力の高さを思わせる踊りを雨紅は舞う。
(舞台や音楽を踊りと繋げていただければ、今後同じようなことがあった際に利用できるかもしれません。「音楽や舞台があったら、踊り見せてくれるかも」と覚えていただけたら良いな、といったところでしょうか)
 そんなことをチラッと考えながら「魅せる踊り」を雨紅は舞い、ここまでの相乗効果もあってメガロックタートルの首が実に楽しそうに揺れ始める。
 ならば次の……そして最後のロゼットできめられるだろうか。
「故郷にはお祭りの時に踊る踊りが結構ある。基本的に多人数で踊る踊りであるのだけど、一人でもできない事は無いと思う」
 そう言っていたロゼットが踊るのは、2つの踊りだ。雨紅にも負けない……その「踊り」の作法や勘所をしっかりと抑えた、そんな踊りが始まる。
 1つ目は感謝の踊り。
 軽やかなステップと両手を上げて飛び上がってから、両手を横に開いての旋回が特徴である「感謝の踊り」は草原に草が芽生え、広がる様子を意味するとされている。
 喜びの星マールに呼びかける歌であり、笑顔で踊るのがルールである……とのことだが、ロゼットは完璧にそれを踊り切り、音楽の転調を待って2つ目の踊りに移行する。
 2つ目は崇拝の踊り。
 星々の間に生きる先祖たちとの踊りであるという「崇拝の踊り」だが、それはまさに表現力が試される踊りだ。
 ロゼットにも伝えられた言い伝えによれば先祖たちの魂は太陽の門から光の世界へ、体は砂漠の砂に帰るというが……その場の地面を強く踏み締める動きと星々への呼びかけの動きはそこら辺に由来する。
 忍耐の星ゾフィゾに呼びかける祭りで使用される踊りでもあり、勇ましい武勇を示す側面もあるとされている。
 つまるところ、かなり情熱的な動きを主体としていて……踊り切ったロゼットがチラリとメガロックタートルを見上げれば……その口が大きく開き「ファファファ」と笑い声が上がる。
 そのままメガロックタートルは後ろに下がっていくと、そのまま何処かへと歩き去っていく。
「あっ、カメさんがどいてくれた~! バイバ~イ、またどこかで会おうね~!」
 メイが、そう手を振って。
(リリーはそっちについていきたいなあ。また変な所に移動されても困るし、覇竜キャベツを回収しようにもリリーの大きさじゃ持てなさそうなのと、リョクに任せたら(咥える事になるから)今度は歯型が付きそうだしねっ)
 そんなことを考えるリリーだが……メガロックタートルが思ったよりも素早い動きで何処かに行くのを見て、すぐに断念する。
 ルートを外れればどうなるか分からない。
 それは覇竜における「生き残るためのルール」の1つであり、歴戦のイレギュラーズであろうとそれは変わりはしないのだ。
 ともかく、そうして目的の岸壁につけば其処には確かにキャベツが生えていて……お店で良く見る整えられた形で生えているそれは、外の常識で言えばシュールですらある。
「岸壁で育つなんてすごいキャベツです」
 ジェットパックを使った雨紅や媒体飛行で飛ぶユーフォニーがキャベツをもぐが……どういう理屈でくっついているのかはサッパリ分からない。
「ラサキャベツもいいですが食べる分には問題なくとも気候が厳しいのが難点ですからね。近場で新鮮なキャベツが手に入るならそちらがいいのです」
 ラサの環境と覇竜の環境のどちらが厳しいかはちょっと議論が必要そうだが、気候で言えば風花の言う通りに覇竜の勝利だろうか。
「あ、キャベツ運搬なら任せて欲しいっス! だてにスレイプニルはやってないっスよ!」
 そんなライオリットの頑張りもあり、大量の春覇竜キャベツがフリアノンへと持ち込まれて。
「キャベツだけでもたぶんおいしいとは思うんっスけど、オレはやっぱりがっつりした感じの料理が食べたいっス。できれば肉と組合わせたものがいいっスねぇ。例えばロールキャベツとか……他にあんまり肉系のキャベツ料理って知らないっスね。なんかおすすめとかあれば教えてほしいっス! 今度自分でも作ってみるんで! ロールキャベツだとやっぱりワインとかがいいんスかね? なんか、ロゼが合うって話は聞いたことあるっスけど……まぁ、オレは飲み食いできるのであれば、なんでもウェルカムっスよ!」
「うーん……キャベツといえばジャガイモとかお肉とかと一緒にポトフ的な物を作ると美味しいよね」
「わあ、確かにそれ美味しそう!」
「同意っス!」
 ロゼットにリリーとライオリットが本当に楽しみといった風に手を叩くが、ロゼットの料理の腕は中々のものだ。
 雨紅も手慣れた動きで調理を進めていく。
「シンプルにキャベツ炒め、肉と一緒にでも美味しいですね。このあたりは醤油やにんにくと一緒で濃いめの味付けが合いそうです」
「今日は料理できる人がいるみたいだから、ボクはお皿に盛り付けた生キャベツに、塩とかポン酢とかいろいろかけるものを用意するよ!」
 春キャベツは柔らかくて美味しいからこそ出来ることだが、メイの盛り付けは中々に美しい。
 そしてその横では、ソウルオブガストロリッターを宿したユーフォニーが頑張っている。
「まずはキャベツの塩昆布和え。仕上げにはごま油を少し。シンプルですけど、塩味と合わさってキャベツの甘みが引き立つかなって♪ 次にとんぺい焼き、細かく千切りして口当たりを良くしましょう。卵で巻いてふわふわに仕上げます♪ メインにロールキャベツ! キャベツの芯はみじん切りにして、中のお肉に混ぜます。相賀さん、味付けはコンソメかトマトか和風、どれが好きですか?」
 手際のよいユーフォニーの近くでは、同じくソウルオブガストロリッターを宿した風花が腕を振るっている。
「覇竜キャベツとベーコンの塩だれ炒め……フライパンにベーコンと刻んだキャベツを入れて油でさっと炒め、塩だれで完成です。大人数で宴会を開くならシンプルにこういうおつまみがいいですよね」
 スフィアも、風花に頷いて。
 そうして揃った料理を肴に宴会が始まっていく。
「最近覚えたんですよね実は~」
 お酒で気分の上がってきた雨紅の演奏もフリアノンに楽しげに響いて。
 春覇竜キャベツを楽しむ宴は、そうして和やかに過ぎていくのだった。

成否

成功

MVP

リリー・シャルラハ(p3p000955)
自在の名手

状態異常

なし

あとがき

春キャベツはその季節にしか食べられない素敵な食材ですよね。
では皆様、また次の冒険でお会いしましょう!

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