PandoraPartyProject

シナリオ詳細

<Celeste et>遥か天空のメガリス

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●エメラルドメッセージ
 草原に、それは突き刺さっていた。
 見ようによっては巨大な剣のようにも見える、半透明な緑色の巨石だ。
 いわゆるメガリス……と呼ばれるような類のものだろう。
 発光しているのか、キラキラと輝いているが……夜になればどれ程幻想的な光景を生み出すのか。
 だが、このメガリスを未だに目にした者はいない。
 何故か……理由は簡単だ。
 この美しい光景を気に入ったのだろうか……常に周辺にはギガレックスと呼ばれる古代獣がいて。
 近づく者を、スモールレックスと共に囲んで殺して、生かしては帰さないからだ。
 だから、此処に近づく者はいなくなり……夜になると草原の方角から見える神秘的な緑色の輝きだけが観測されていた。
 それが通称、エメラルドメッセージ。
 あるいはその輝きが何かを伝えようとしているのではないか。
 そんなロマンティックなことを考えた誰かのポエムめいた言葉が伝わったものだ。
 しかし、その「エメラルドメッセージ」という言葉自体は今も、レリッカの住人に伝えられている。
 それを見たら、近づいてはいけないと。
 そして今も……エメラルドメッセージの真実は、明らかになってはいない。

●浮遊島アーカーシュへ
 鉄帝国南部の町ノイスハウゼンの上空に、伝説の浮遊島『アーカーシュ』が発見された。
 さらにはアーカーシュから、三人の少年少女達が降りてきたというのだ。
 彼等は百年ほど昔に、行方不明になり全滅したとされる、大規模調査隊の子孫だった。
 鉄帝国の政治家『歯車卿』エフィム・ネストロヴィチ・ベルヴェノフは、ただちに新生調査隊を結成。
 興味を持った軍部の協力を取り付け、また凄腕の冒険者達が集うギルド・ローレットへと、大規模な調査依頼を発行したのだった。なんといってもローレットのイレギュラーズは、覇竜領域デザストルにて『騎乗用のワイヴァーン』を入手しているのだ。大空を目指す冒険において、この上なく頼りになる存在というわけだ。
 そして今回の調査もまたエフィムからの依頼であった。
 その内容は「エメラルドメッセージ」の調査。
『レリッカ』に細々と伝わるエメラルドメッセージの話が真実であることは分かっており、その途中に人間を襲う危険が潜んでいることは分かっている。
 幽霊の正体見たり枯れ尾花、という異界のことわざが示すように「調査してみればなんということはない」といった結果になる可能性は非常に高いと予測されている。
 何しろ遺跡でもなんでもなく、ただ光るだけの何かなのだ。
 そういった方面での期待は無いに等しい。
 しかし、それはそれとして危険を放置しているわけにもいかない。
 だからこそ今回イレギュラーズには「エメラルドメッセージ」を危険な言い伝えとした原因の排除、つまり安全の確保が依頼されたのだ。
 現地は恐らくは草原と推測されているので、辿り着いたら皆で昼寝などしてみるのもいいだろうし、一晩キャンプをしてみるのもいいかもしれない。
 これはそういう、ちょっとした浪漫の欠片を体感する依頼なのだ。
 

GMコメント

古代獣を倒して幻想的な草原でキャンプを楽しめます。
以下は必要情報です。

・ギガレックス(巨蜥蜴鶏)
エルディアン(古代獣)。
十メートル程の巨大な鶏のような姿の怪物です。
極端にタフで俊敏、攻撃力が高く獰猛です。爪やくちばしに猛毒をもっています。
主にアーカーシュの地上に生息しています。遺跡内部にも姿を見せることがあります。

・スモールレックス(巨蜥蜴鶏)
エルディアン(古代獣)。
二メートル程の巨大な鶏のような姿の怪物です。
ギガレックスの幼体で、10体程度の群れをなし、1~2体のギガレックスと共に行動するようです。
俊敏で、攻撃力が高く獰猛です。爪やくちばしに猛毒をもっています。
主にアーカーシュの地上に生息しています。遺跡内部にも姿を見せることがあります。

●特殊ルール『新発見命名権』
 浮遊島アーカーシュシナリオ<Celeste et>では、新たな動植物、森や湖に遺跡、魔物等を発見出来ることがあります。
 発見者には『命名権』があたえられます。
  ※命名は公序良俗等の観点からマスタリングされる場合があります。
 特に名前を決めない場合は、発見者にちなんだ名が冠されます。
  ※ユリーカ草、リーヌシュカの実など。
 命名権は放棄してもかまいません。
  ※放棄した場合には、何も起りません。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • <Celeste et>遥か天空のメガリス完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2022年05月03日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

黎明院・ゼフィラ(p3p002101)
夜明け前の風
ルーキス・グリムゲルデ(p3p002535)
月夜の蒼
オリーブ・ローレル(p3p004352)
鋼鉄の冒険者
マリア・レイシス(p3p006685)
雷光殲姫
ヴェルグリーズ(p3p008566)
桜舞の暉剣
リコリス・ウォルハント・ローア(p3p009236)
ワクチン接種済み
熾煇(p3p010425)
紲家のペット枠
アンバー・タイラント(p3p010470)
亜竜祓い

リプレイ

●その輝きを探して
「やあまさか此処に来て未開の地の調査とはね。こういう仕事は何時でも大歓迎だとも、何より楽しいからね? 多少厄介な相手が居ようがそこはイレギュラーズの本領発揮ということで。さあさあ何が見つかるかなぁ!」
 『月夜の蒼』ルーキス・グリムゲルデ(p3p002535)がそう叫ぶ。今回の探索の主軸は「エメラルドメッセージ」の調査だが、此処は浮遊島アーカーシュ。何が見つかってもおかしくはない。
 おかしくはないが……やはり主目的となるエメラルドメッセージの正体が気になる者は多い。
「エメラルドメッセージ、ね……ふふっ、なかなか興味深い話だね。ぜひともこの眼で確かめたい」
 『夜明け前の風』黎明院・ゼフィラ(p3p002101)もまた、その1人だった。
「話によれば眉唾ものらしいが…なに、それはそれでかまわないさ。もしかしたら本当に何かあるのかも……なんて期待しながら調査するのは楽しいし、ハズレでも笑い話にはなるのだからね。そのためにもまずは、お仕事をこなすとしようか」
「エメラルドメッセージ。神秘的な光景。澄んだ空気。辺りの安全を確保して誰でも来られるようにすれば、将来的には観光資源になるかもしれませんね……こういう考え方だと顰蹙を買うでしょうか? でも、アーカーシュが身近な物となった時に役立つと思うのですよ」
「いや、そんなことはないだろう。もしかしたら、そういうことを前提にしているかもしれないしね」
 『鋼鉄の冒険者』オリーブ・ローレル(p3p004352)にゼフィラはそう言って、実際にその未来を考えてみる。
 解決すべき課題は多いだろうが……荒唐無稽とは言えまい。
「エメラルドメッセージか……きっと美しいのだろうね……元々この地に居たギガレックス君達には悪いが、場所を空け渡してもらわねば……」
「空飛ぶ島に残された未知の光……エメラルドメッセージ。なんだかとてもワクワクしてきたよ。希譚系依頼に行く時に感じる気持ちにも似ている気がするけど、こういうのをロマンっていうんだろう? 危険は伴うけれど好奇心は止められない、そういう気持ちが味わえてうれしいよ。楽しんで帰れるようにまずは安全確保を頑張らないとね」
 『雷光殲姫』マリア・レイシス(p3p006685)と『桜舞の暉剣』ヴェルグリーズ(p3p008566)が、そんなことを言い合う。
 安全確保が出来れば、現地でキャンプを楽しむことだって出来る。とらぁ君も連れてきているだけに、絶対に成功させたいところではあった。
「わはーい! みんなでキャンプだよっ! やったぁ! っとと、ちゃんと敵さんの「お掃除」もするってば! エメラルドメッセージも見に行きたいなぁ、すっごくキラキラしていて綺麗なんだってね!」
『( ‘ᾥ’ )』リコリス・ウォルハント・ローア(p3p009236)も今からキャンプが楽しみなようだが、まあ当然だろう。
 なんだか微妙に頭に少しだけ痛みが走った気もしたが……もしかすると、気のせいかもしれない。
「学術的にも興味がなくもありませんが景観を楽しむという意味でもなかなかに楽しみですね。もっとも、あそこにいるレックスの群れを先ずはどうにかしないとおちおちと観賞なんてこともできませんけどね……」
「おー、でけーにわとりー! でけーでっかいにわとりと、でけーちっさいにわとりー! 早く倒して食いたいぞ! な、ワイバーン! あれ、食えないのか? 食えないなら残念だなぁー。食いたかったなー。にわとりだと思ったのになー?」
『亜竜祓い』アンバー・タイラント(p3p010470)と『紲家のペット枠』熾煇(p3p010425)の視線の先にいるのは……古代獣たるギガレックスとスモールレックスだ。ニワトリにも似たその姿は、しかしニワトリでは断じてないが……エメラルドメッセージの元へと向かうこちらを妨害しようとしているのは確かなようだ。
「あいつらが縄張りにしてるところが今回の目的地だな。近付いて見てみたいけど、にわとりがいてみんな近寄れなかったんだな。俺達がにわとり倒したら、レリッカの人もここに遊びに来れるかな? みんなで遊んでみたいな! あとにわとり焼いてくれないかな?」
 熾煇の心はすでに「その後」にとんでいるようで、実に頼もしい。
「仕事の時間だ。悪いが時間をかけるつもりはない。君達には恨みはない……戦力差を理解して退いてくれることを願うよ」
「この先に興味があるんだ、多少強引にでも通して貰うよ」
 マリアとルーキスがそう告げて。リコリスが、フードを被る。
 戦いは避けられない。ならば、押し通るだけだ……!

●エメラルドメッセージ
「さーあ仕事だぞ、私の眷属達」
 ルーキスの形無き銀鍵が発動し、リトルワイバーンに騎乗したオリーブが上質な長剣を振るう。
(敵は数が多く、その点で大きな有利を得ています。さらに包囲してくるとの事。それなら用いるべき術はひとつ。突っ込んで駆け抜けながら剣が届く相手を全て斬る、これを繰り返すのです。毒は効かないので、後は総攻撃力で上回れば最終的にこちらが勝ちます)
 だからこそ、発動するのはH・ブランディッシュ。スモールレックスはともかくギガレックスは相当にタフなようだが、そこにマリアの天槌裁華が炸裂すればダメージに僅かに声をあげる。
「そこ! もらったよ!」
 弱ったスモールレックスを狙いヴェルグリーズの猪鹿蝶が叩き込まれ、確実にその数を減らしていく。
 そして、( ‘ᾥ’ )ジッ…を付与したリコリスのラフィング・ピリオドが更ににスモールレックスの数を減らしていく。
「あはは、どこから撃たれたのかわからないって顔してるね。至近距離で攻撃を受け流してると、遠くの方まで気を回す余裕、ないんじゃない? ほらほら、ボクの射線まで出ておいでよ」
「とにかく狩るぞー!」
 熾煇の魔砲が放たれ、大薙刀「屠龍」を振るうアンバーのH・ブランディッシュがスモールレックスを弱らせ倒すべく放たれる。
 視線や仕草で敵の攻撃をわざと誘導フェイントを多用しつつ回避又は盾での防御で凌ごうとするアンバーの戦い方は、これ以上ないくらいに自分の戦い方を確立したプロのものだ。
「皆、この調子だ!」
 ゼフィラのコーパス・C・キャロルが響けば、それはこれ以上ない程のサポートとなって。
 やがてギガレックスが大地にその身を横たえるまでは……然程時間はかからなかった。
「さー厄介な連中も片付けたし、思う存分調査といきましょうか!」
「終わった? 終わったよね!? というわけで、お楽しみのキャンプタイムだよ! このために来たと言っても過言ではない! うん! なんか面白そうな建物や生き物もいるんだって? 銃に装備されている超視力とギフトの嗅覚を使わないわけにはいかないよねっ!」
 ルーキスとフードを脱いだリコリスのそんな叫びが響き、マリアととらぁ君がギガレックスたちのお肉を回収して進めば……そこにはエメラルドメッセージの「正体」があった。
「へぇ……! 綺麗な所じゃないか!」
 マリアがそんな声をあげる程度には、それは美しかった。
 青々とした草原に、それは突き刺さっていた。
 見ようによっては巨大な剣のようにも見える、半透明な緑色の巨石だ。
 いわゆるメガリス……と呼ばれるような類のものだろう。
 発光しているのか、キラキラと輝いているが……夜になればどれ程幻想的な光景を生み出すのか。
 これが「エメラルドメッセージ」の正体である事は、疑いようもない。
「じゃあ、まずはキャンプのベースの設営をしようか」
「お肉の下処理もだね!」
 ヴェルグリーズとマリアの指示の下、それらはテキパキと進んでいく。
 此処に近づく者を許さなかったギガレックス達が居なくなった以上、この場の安全は一時的に確保されている。
 キャンプくらいは何の問題もないのだ。
 そして設営も下処理も終わった頃……全員でメガリスへと近づいていく。
 ヴェルグリーズは周りに何か珍しいものでもないか周りを一回りして確認したり、写真を撮ったりと基本的な調査を最初にしていく。後で皆で記念写真を撮るのも楽しいだろうが、此処でこうした調査した資料は後々役に立つはずだ。
「うぉー! これがエメラルドメッセージ!? キラキラ綺麗だな。これはただの石なのか? 光の反射で煌めいてるのか、自分で光ってるのか、どっちなんだろーな? よーく見たらわかるかな? 危険は……なさそうだな。これ、夜に見たらもっと綺麗だろうな!」
「よくわからないけれど、キラキラしててとっても綺麗だね……!」
 熾煇とリコリスも興奮したようにそう叫ぶが……どうにも自ら発光しているように見える。
 どういう理屈でそうなっているかは……見ているだけではよく分からないのだが。
「単にそういう性質の石といえばそれまでなのですが……この緑色の巨石が生み出すという幻想的な光景になんらかの意図があったと思ったほうが浪漫がありますしね……といいますかあって欲しいというのが本音ですね」
 アンバーもメガリスの岩肌の調査をしていく。サンプルの採取可能なら採取したいのだが……妙に硬い。
 ならばせめて、後で周囲に何らかの遺物等があるかどうかの調査もしようと思い立つが、それをする時間は充分にあるだろう。
「さて、本当に何かのメッセージならば面白いのだけれど……どちらにしても、このメガリスについては確認しなければね」
「そうだね。早速アナザーアナライズ☆ 見たことないものはしっかり記録して、次の調査に生かしたいね」
 ゼフィラとルーキスはメガリスにアナザーアナライズを発動し……ハッとしたように顔を見合わせる。
「セレンディの盾……」
「他にも何かあるみたいだけど、読み取れない……」
 どうにもこのメガリスは……エメラルドメッセージは、本当に何らかのメッセージを発するものであったらしい。
 セレンディの盾。
 その「メッセージ」が何を意味するのかまではゼフィラにもルーキスにも……この場に居る誰にも分からない。
 しかし、このアーカーシュの謎に迫る「何か」の断片であることだけは確かなのだろう。
「観光資源とするにも正体は知っておいた方が良いと思いましたが……セレンディの盾、ですか」
 オリーブも考え込んでしまうが……これ以上の何かをメガリスから引き出すのは難しそうだ。
 ならば、これ以上悩むのは無駄というものだろう。
「ここでキャンプするんだよな。火を焚いて、さっきのにわとり焼いて食おう! にわとりじゃなくても多分食える! 俺は毛布があれば野宿でも大丈夫だぞ!」
 早速熾煇がそう思考を切り替えて。マリアがリコリスをからかって、とらぁ君に「とらぁ……」と怒られながらも肉の調理を進めていく。
 川で予め血抜きし内臓などは取り除き下処理したお肉は、多いなら塩漬けにし集落へお裾分けするつもりだったが……予想以上に可食部が多そうだ。
「今日はマリ屋秘伝のソースを持ち込んでいるよ! レックスの串焼きにステーキ! そして! 串カツだぁ! 皆たくさん食べてね! 美味しいよ!」
 そんなマリアによる料理が振舞われれば、各自また調査に出向いていく。折角の新しい場所だ。当然の行動とも言える。
「エメラルドメッセージがどんなものであるにせよ、こうして楽しく未知を追いかける時間は最前線を走る俺達の特権だよね……こうした時間は貴重だから大切にしていきたいね」
 ヴェルグリーズのそんな呟きは、まさに全員の心の代弁であるだろう。
 ゼフィラも、目につく植物などを片っ端から調査している。その目はキラキラとしていて、本当に楽しそうだ。
「ふふっ、地道な作業だけれど……これが未知への探究というものさ。個人的にはこうして調査している時間こそがもっとも充実しているよ」
 未知への探究。それはまさに冒険の本分であるだろう。ゼフィラは今まさにそれを満喫しているのだ。
「何か見つかるといいなぁ! 謎の生物とかいないかな!?」
「とらぁ……」
 マリアととらぁ君も未知の生物を探して歩き回るが、この場で一番謎の生物はとらぁ君ではないだろうか。さておこう。
「ふふっ、皆でこうして遊ぶのは楽しいな!」
「……だね」
 皆でたっぷり遊んで、焚火を皆で囲んで。夜になればエメラルドメッセージの輝きは強まり、その幻想的な輝きが最高潮に達する。
 自ら発光するメガリスの美しさは、地上では見られないものだろうが……それを見ながらヴェルグリーズは草原に寝転がる。
「静かな草原に寝転がって美しいものを眺めるのはいい経験だと思うんだ」
 此処にしかない美しさ。
 此処にしかない光景。
 それは、こうしてゆっくりと過ごしながら楽しむには最適で。
 穏やかで、美しい時間は……静かに、過ぎていくのだった。

成否

成功

MVP

ヴェルグリーズ(p3p008566)
桜舞の暉剣

状態異常

なし

あとがき

( ‘ᾥ’ )が……( ‘ᾥ’ )がリプレイを書く私を睨むんだ……

( ‘ᾥ’ )
( ‘ᾥ’ )

( ‘ᾥ’ )

PAGETOPPAGEBOTTOM