PandoraPartyProject

シナリオ詳細

牧場の危機、再び

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●届いた手紙

 ハクレン牧場。そこは山の近くにある牧場であり、鉄帝でも指折りに美味しい牛乳を出荷する地でもある。
 かつてアイ・スクリームという目玉型モンスターによって危機に陥ったハクレン牧場であったが、イレギュラーズの活躍により、今ではすっかり平和を取り戻していた。

「ああ、平和だなあ。ああいう事があった後のせいか、平和の有難みを感じるよ」

 そんな事を言う牧場主に、妻もフフッと笑う。

「ええ、そうね。一時はどうなるかと思ったけど」
「でも、それが幸せなんだよね!」
「ああ、そうさ。イレギュラーズの皆さんには感謝しないと」

 娘の無邪気な笑顔に、思わず牧場主と妻の表情もほころぶ。
 こんな日々が続けばいい。
 そうだ。その際にはまたイレギュラーズの方々を呼んでパーティーなど開いてみてもいい。
 そんな事を思う牧場主ではあったが……その表情が、一瞬にして青ざめる。

「なっ……」
「え!?」
「わんわんだ!」

 当然だが、わんわんなどではない。それは狼であり、アイ・スクリームに懐柔されていた狼たちの1匹であったはずだ。
 まさか、牧場を襲いに来たのか。いや、それにしては様子がおかしい。
 よろよろと歩いてきて、倒れたその狼は……血塗れで。まるで助けを求めるかのようだった。

「わんわん!」

 心配そうに駆け寄っていく娘を追って牧場主も狼の近くへ行き……不気味そうに山を見上げる。

「一体……何が起こっているんだ……?」

●フィリーネに届いた手紙

 あの山で再び何かが起こっている。どうか助けてください。
『百合花の騎士』フィリーネ=ヴァレンティーヌ(p3p009867)に届いたのは、そんな手紙だった。
 
「確かに前回狼は見逃しましたけど……」

 しかし狼は元々山にいた連中であり、アイ・スクリームが居なければ問題が無かったはずの相手だ。
 その狼のうちの1匹が、逃げるように山から降りてきた。
 そしてその日以降、偵察するかのように他の狼達が牧場の近くをウロつくようになったという。
 これは何かの予兆なのではないか?
 そう危惧した牧場主からの手紙なのだが……フィリーネもそれについては同意見だった。

「わたくしは、百合花の騎士フィリーネ。牛の平和の為にも、この件を見過ごすことはできません」
「ま、そんなわけでお仕事です。実際、そんなに猶予はなさそうです。報酬は出るですから、サクサク行くですよ」

 仕事はハクレン牧場を守る事。
 せっかく取り戻した平和を壊させはしない。
 そう憤るフィリーネの横で、『旅するグルメ辞典』チーサ・ナコック(p3n000201)は地図を机の上に広げるのだった。

GMコメント

『百合花の騎士』フィリーネ=ヴァレンティーヌ(p3p009867)さんのアフターアクションによるシナリオです。

ハクレン農場の防衛戦になります。
付近に高い山を望む広大な平地に存在するハクレン牧場は、放牧方式で結構大きな牧場です。
一応大人の腰の高さくらいの木の柵で囲ってはいるのですが、狼達がその気になれば乗り越えられてしまいます。

牧場主達がいる家と山の位置関係ですが、牧場を挟んだ向こう側に山があるイメージです。
狼達は、その山から偵察に来ています。
牧場主達の家は2階建ての木の家で、それなりに頑丈ですが壊そうと思えば壊すことも可能なくらいの強度です。
隣には器具を置いた倉庫があります。頑丈さでいえば、家と変わりません。

□敵データ

・ムーンウルフ
月を思わせる黄金の毛皮の狼型モンスター。大きさ的には全長5M程です。
噛みつき、引っ掻き、咆哮による衝撃砲、輝くことによる自身の強化といった技を使います。
今回、狼達を統率しているボスです。

・狼達×たくさん
ムーンウルフに統率されています。ムーンウルフが討伐されれば逃げ出すでしょう。

□今回の登場人物
牧場主一家……牧場主、奥さん、娘。あまり戦闘の役には立ちません。
狼……怪我した狼。娘さんが「わんわん」と呼んでいます。戦闘力は他の狼より少し強いくらいです。
チーサ……数に数えない方がいいです。

□最後に
見事牧場の防衛に成功した暁には、前回できなかった大量の牛乳による生クリームをふんだんに使ったスイーツが提供されます。
なお、暇を持て余したチーサと牧場主の好意で巨大5段ケーキも振舞われます。
中にフルーツのたっぷり入ったケーキです。
自分で作りたければ勿論作成可能です。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • 牧場の危機、再び完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2021年08月17日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談5日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

リリー・シャルラハ(p3p000955)
自在の名手
オリーブ・ローレル(p3p004352)
鋼鉄の冒険者
エッダ・フロールリジ(p3p006270)
フロイライン・ファウスト
マリア・レイシス(p3p006685)
雷光殲姫
長月・イナリ(p3p008096)
狐です
胡桃・ツァンフオ(p3p008299)
ファイアフォックス
マグタレーナ・マトカ・マハロヴァ(p3p009452)
想光を紡ぐ
フィリーネ=ヴァレンティーヌ(p3p009867)
百合花の騎士

リプレイ

●ハクレン牧場の危機

「牛を狙う狼ですか。それだけならよくある話ですが……少々数が多そうですね」
「確かに家畜を野生動物が襲うのはよくある話ではあるけれども、ちょっと異常なの。状況的に助けを呼んだのは正解かしら」

『鋼鉄の冒険者』オリーブ・ローレル(p3p004352)に、『ファイアフォックス』胡桃・ツァンフオ(p3p008299)が同意する。

「一難去ってまた一難とは言いますが、一難来るのが早いですね?」

『永久の新婚されど母』マグタレーナ・マトカ・マハロヴァ(p3p009452)が、ハクレン農場の牛を眺めながらそう呟く。
 以前のアイ・スクリームによる牛誘拐事件からようやく平和の戻ったハクレン農場に再び訪れた危機は、不運の一言で済ますには中々に辛いものがあった。

「それだけハクレン牧場の牛は魅力的に映るのでしょうか」
「うーん、何が起こってるんだろう……」

 確かにそうかもしれない。しかし、この状況をどう判断すればいいのか?
『マスターファミリアー』リトル・リリー(p3p000955)は、家の近くで牧場主の娘と……あと『フロイライン・ファウスト』エッダ・フロールリジ(p3p006270)と『雷光殲姫』マリア・レイシス(p3p006685)にモフられていた狼に視線を向ける。

「群れに逆らうというのは、とても難しいことであります。だから……立派ですよ、お前」
「私達が絶対に君達を守る! けど、ここに万一のことがあればお願いするよ? 少し時間を稼いでくれればすぐ駆け付けるからね!」
「ワウッ」
「わんわん! 好き!」

 見た目が完全に狼ではあるのだが、牧場主の娘にとっては「わんわん」であるらしい。
 むしろ、このまま名前まで「わんわん」になりそうな勢いですらある。

「なんだか君を見てると親友を思い出すね」

 言ってマリアは更にわんわんをモフるが、抵抗する様子はない。

「ねえ、何があったの?」
「ワフッ」

 リリーはギフトである生物疎通でわんわんに話しかけ「ムーンウルフ」なるモンスターが狼達を統率してしまった事を知る。
 どうやら「わんわん」は、逆らい離脱してきた個体であるようだった。
 そして……どうやら狼達の最近の偵察じみた行動は、ハクレン牧場を襲うための準備であると。そんな事が分かったのだ。

「最近出番多いですね……美味しい物食べれるから良いですけど」
「ちゃんと今回も出番ありそうだよ」

 何やら呟いていたリトル・ライにそう告げると、リリーはこの情報を共有するべく仲間を呼び集める。
 モフられていたわんわんは牧場主の娘に抱き着かれて仕方なく転がっているが……そこから少し離れながらリリーは全員にわんわんから聞いた情報を共有する。

「そういうことなら、チーム分けが必要ね。スイーツの為に、被害は最小限度にしないと駄目よね……頑張るわよ!」

 気合を入れる『狐です』長月・イナリ(p3p008096)に、『百合花の騎士』フィリーネ=ヴァレンティーヌ(p3p009867)も強く頷く。

「牧場のご家族も、牛さん達も絶対に被害を出さないで無事に終わらせますわ!」
「どうぞお願いします、イレギュラーズの皆さん」

 牧場主にフィリーネは「お任せください」と安心させるように胸を叩く。

「家屋のほうは多少ダメージを受けてしまうかもしれませんけれど、その際は復旧をお手伝い致しますわ」
「そのくらいで済むのであれば有難い話です。皆様もどうぞ気を付けて」

 そんな激励を受けて、フィリーネが……全員が山を見る。
 ムーンウルフ。新たなる騒動の原因が今そこで、襲撃の準備をしているかもしれないのだ。

「……君が牧場主一家を守るのですよ。狼の君は、強いのですから」
「……」

 フィリーネによしよしと撫でられながら、わんわんはフィリーネをじっと見る。
 返事はない。しかし、動物疎通の力でその医師はしっかりとフィリーネに伝わっていた。

「とらぁ君! 牧場主さん達は任せたよ!」
「とらぁ……」

 マリアが『VDMランドの謎の生物兼マスコット』とらぁ君に牧場の護衛を依頼しているが……そう、牧場の護衛とムーンウルフの撃破。2つに分かれての作戦が、始まろうとしていた。

●原因を叩け、牧場を守れ

「おお、これは……」

 イナリのギフトである「祝詞の大地~五穀慶事~」で完成した竹林を見て、牧場主が感心したような声をあげる。
 続けてイナリからワイヤーを受け取っていたマリアが竹林の周囲に張り巡らしていく。
 ワイヤーで建物周囲への侵入を妨害する様にする為の策だが、これは建物の中に居る牧場主家族を守るのに非常に役立つだろう。

「よし、これでかなり守りが強固になったね」
「地面を削って侵入されそうな恐れもあるけど、竹林の根で地面も補強されているから時間稼ぎにはなるでしょ」
「警戒は怠らないようにしないとね」

 枝を短く切断して短い槍の様に加工、地面に突き刺した障害物の設置も……これは後で撤去しなければ危ないが、あとは家の補強も残っている。

「さ、まだまだやることはたくさんあるわ。頑張るわよ!」
「そうだね!」
「まあ、頑張りますけど」
「とらぁ……」

 イナリとマリアの後ろをライととらぁ君もついていき、どんどんと防衛組による作業は進んでいく。
 襲撃組として向かった胡桃による罠も牧場周辺に仕掛けられており、それも防衛の役に立つだろう。
 具体的には持ち込んだ罠作成用バネとワイヤーセットを使った「くくり罠」だ。
 野生動物に対する罠としては充分に機能するものだ。

「あちらも生きる為に必死なんだろうけど、こちらも同じさ。やらせるわけにはいかない」

 襲撃組が向かった方向を眺めて、マリアはそう呟く。
 いつでも対神攻性鎧『雷装深紅』を纏う準備は出来ている。
 罠や防衛設備に頼るだけでなく、マリアもイナリも、狼達を迎撃する為の心の準備はすでに出来ている。
 イナリ発案の防衛陣構築は進んでいき……けれど、防衛組には一切の油断はなかった。

 そして、その頃の襲撃組は隊列を組んで山を登っていた。
 だが……こちらは全く平穏とは程遠い状況だった。

「ガウッ!」
「ヴヴヴヴヴ!」

 明らかに正気ではない狼達による襲撃を散発的に受けながらも、フィリーネ達は狼を蹴散らし進んでいた。
 ムーンウルフを倒せば、狼達は再び逃げ去るはず。
 つまりムーンウルフを倒さねばならないのだが……マグタレーナの超聴力やリリーのファミリアーによる索敵でムーンウルフのいる場所を探っている状態であった。

「やっぱり狼たちに何があったか気になる……いや、牧場の為に倒しちゃってるんだけど……」

 リリーのそんな呟きに、全員の足がふと止まる。
 リリーがわんわんから聞いた情報では「ムーンウルフが現れてからおかしくなった」という一点のみだ。
 事実、狼達の現状を見るにそれは事実であるように思われた。

「あのわんわんという狼……他の個体より少し強い……おそらくあれが元々のボスだったのでは?」

 エッダは、そう呟く。

「野生の掟と言えばそれまででありますが。もしわんわんが少女を守る姿勢を少しでも見せたのなら。それは恩に義で報いたということ。騎士道でありますな。立派なことであります」

 そう、わんわんは何処に逃げるでもなく牧場主一家の元へきて、今もそこにいる。
 それはエッダの目には騎士道の体現であるようにも見えていた。

「……なら、その心には応えたいですわね」
「ええ、その為にも早くムーンウルフを見つけなければ」

 フィリーネとマグタレーネも頷きあう。
 残してきた牧場のメンバーのことは、然程心配してはいない。
 しっかり準備もしてきたし、頼れる仲間達もいる。

「あまり心配はしていませんが。狼より怖い虎がいますからね、ふふ」

 冗談めかしたマグタレーナのそんな言葉に、全員がとらぁ君のもふもふな姿を思い出して笑う。

「スイーツもケーキも楽しみなの。無事にみんなで打ち上げする為にも頑張るの」
「そうですね。それに牧場が絡まずとも、駆除をしなければならない状態です。頑張ってみましょう」

 胡桃にオリーブも頷き……そのタイミングでリリーがピクリと反応する。

「見つけた……! こっちに来るよ!」

 そう、リリーの放ったファミリアーはこちらに狼を引き連れて走ってくるムーンウルフの姿を捉えていた。
 襲撃のタイミングに丁度被ったのか、しかしどちらにせよ……ムーンウルフがこちらに気付いた事は確実だった。
 その瞳はただひたすら敵意に満ちていて、交渉の余地などないことを教えている。

「向こうから来るなら好都合!」
「迎撃するの!」

 オリーブと胡桃が叫び、構える。

「アオオオオオオオオオオオオオオオオン‼」

 響くのはムーンウルフの咆哮と、その巨大な姿。

「巨躯に黄金の毛皮と中々の威容と聞き及びましたが……なるほど対峙すると周囲の狼や並みの魔物とは違う、力強い命の音がしますね」

 マグタレーナが構えるは軽量の弓「ロビン・フッド」だ。その狙いはムーンウルフ。
 こちらを敵と見据え輝くその毛皮が、戦意を示している。

「……故に狙い易くもありますけれど」

 ここで決める。その決意を胸に、全員がムーンウルフへ武器を向ける。

「わたくしが居る限りこの先への手出しは許しませんわ! まずはわたくしを倒しなさい!」

 そして響くは、フィリーネの堂々たる名乗り口上。
 ムーンウルフの後を走ってくる狼達の戦意も十分で……しかし、この先に通しはしない。

「自分も騎士(メイド)として、その義を果たすであります。群れを返せなどとは最早言わぬ。その生命だけ置いていけ」

 エッダの魔神拳が、オリーブの覇竜穿撃が炸裂する。
 無論、それでは倒れはしない。
 追いついた狼達がオリーブ達に襲い掛かり、混然とする戦場の中でマグタレーナのダーティピンポイントがムーンウルフを捉える。

「輝くだけで強化ってちょっとズルい……けど!」
「わたしたちには関係ないの」

 リリーのカースド・バレットがムーンウルフを穿ち、胡桃が更なる一撃を入れていく。

「一気に終わらせます……!」

 狼達の攻撃を引き付けているフィリーネの「審判の領域」が展開されていき、状況は更にフィリーネ達有利に傾いていく。
 そう、この戦場にすでにムーンウルフ達の勝ちの目はない。
 彼女達がわんわんと意思疎通しその存在を捉え、攻撃と防御に分け進撃してきた。
 たとえ狼の何頭かが此処を突破できたとして、待ち受けているイナリとマリア、そして用意された罠や防御設備を突破することはできない。

「お覚悟なさいませ。自分は、あの忠節に報いる者であります」

 オリーブの……そして全員の攻撃が、ムーンウルフに突き刺さる。
 それはその黄金の毛皮を深く、深く貫き……ドウ、と音をたてて倒れたその瞬間、残りの狼達は急に正気に戻ったかのように逃げていくのだった。
 
「よし、すぐに牧場へ向かいましょう! 家族や牛さんは無事かとても心配ですわ……」

 言いかけて、フィリーネは周囲に残された怪我した狼達に視線を移す。
 狼達にはすでに敵意はなく、しかし此処に置いても死んでしまうだけに思われた。
 フィリーネは周囲を見回して。胡桃とエッダが、頷く。

「いいと思うの」
「で、ありますな」

 この狼達も連れて帰ろうと、そうして出来ればわんわんと一緒に牧場に置いて貰おうと、そんな事をフィリーネは考えていた。
 わんわんも分かりあえたのだ。正気に戻った狼達であれば、充分にそれは可能だろう。
 ましてやエッダの想像通りにわんわんが元リーダーであったなら、尚更だ。

「……あれは」

 リリーが視線を向けた先。こちらを見ていた狼のうちの一頭が、遠吠えをあげる。
 
「……ありがとう。私達は救われた、だって」

 その内容を疎通して理解したリリーが、それを伝える。
 遠吠えは、待っているイナリやマリア、そしてわんわんにも届いていた。
 わんわんは牧場主の娘に抱き着かれながら、静かに目を閉じて。
 イナリは静かに「終わったみたいね」と呟く。

「そっか、皆勝ったんだね」
「ええ。この罠も活躍の機会はなかったけど、それが一番ね」
「そうだね」

 イナリも、マリアも。この戦いで失われた狼達の命に祈りを捧げて。

「さ、じゃあ片付けしてケーキ作りの手伝いだ! ははは、すごいのを作るぞ! 5段ケーキだ!」

 そう叫び、今までたまっていた暗い空気を吹き飛ばすかのように叫ぶ。
 こうして、ハクレン牧場に迫っていた危機は再び退けられた。
 そして……明日からはきっと、今までよりももう少し騒がしくも楽しい日々が始まるのだろう。
 それは取り戻した、確かな平和な未来だった。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

コングラチュレーション!
見事ハクレン牧場の平和を取り戻しました!

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