シナリオ詳細
イリデッセンス・サマー
オープニング
●
どぼん、と水面のゲートをくぐれば――底は一面桜色。
小さな珊瑚が寄り合って、ターコイズブルーの海の中で桜色に輝いている。
熱帯魚たちが其の間をすり抜ける様は、まるで春に人間がお花見をするみたいで。
時折大きな影が海面傍を横切って陽光が翳るのは、夜桜を垣間見るにも似る。
ふうわり漂うのは珊瑚の欠片。桜が咲いて散るように、珊瑚も散ってしまうのだろうか。
でもね、其の欠片は鋭いから気を付けて。
君の遊色の加護がぱちんと弾けてしまうかもしれない。
でもね、――もし、其の加護をすり抜けてきた一枚に出会えたなら。
其れは貴方へのお守りとなるでしょう。
海の桜の欠片、其の色は夏なのにどこか柔らかく――
●
「やあ、夏だね」
グレモリー・グレモリー(p3n000074)は今日は半袖のシャツ。海洋の地図にマルを描いて、いつものように皆に出してきた。
其処は海洋領内の小さな島だった。本当に、点のようだ。
「此処は名前のない島なんだ。人も住んでいないし、全周が数キロ……だったかな。兎に角とても小さい島なんだけど、何人かはこの島を知っているかもしれない」
――海の桜って覚えてる?
グレモリーは首を傾げる。
それはもう数年前の事になる。半海中洞窟で、大きな桜色の珊瑚が見られる――そんな案内をしたよね、と思い出すようにグレモリーは目を伏せて。
「実は、同じものがこの島そばの海底に見つかったんだ。流石にあれほど大きくはないけれど、群生してて花畑のように見えるんだって。で、観光手段としてちょっと面白いものが造られたんだ」
言うと、グレモリーは立ち上がる。手には何故か――シャボン玉の容器が握られていた。
「僕が実際にやってみるので、見ていて欲しい」
言うとグレモリーは容器にスティックを浸し、液体をスティックの先端……わっか部分にしっかり付ける。
そうしてふう、と息を吹き込むと……ぷくり、ぷくぷくぷく。たちまち大きなシャボン玉が現れて、なんと、グレモリーを包んでしまった!
「聞こえる?」
其の音はやや籠ってはいるが、声は通るようだ。
「この状態で、海を楽しむ事が出来る。というものを開発したんだって。これは宣伝用の試供品なんだけど、君たちに海岸で配られるものはもっと高性能で」
ぱちん!
グレモリーの指先が虹色の泡に触れると、たちまちに弾けるシャボン玉。
「なんと、海の中に潜れてしまうらしい。空気を閉じ込めるから海中に適応してない種族でも呼吸が出来る。すごいね。脆さはこれと一緒で、余り激しく動き回ると割れちゃうから気を付けて」
あと、くっつければ二つの泡を一つの泡にすることも出来るんだって。材質はなんだろうね、気になるね。
「で、海の桜なんだけど。その破片には気を付けてね。あれ、結構硬いから、刺さるとこのシャボン玉が割れちゃうかもしれないんだ。でも言い伝え――というか触れ込みがあって」
もし、シャボンをすり抜けてきた欠片を手に出来たなら。
其れは一生のお守りになるだろう。
――だってさ。色々試してみるといいよ。
グレモリーは無感動に頷いて、島行きのチケットを机の奥から取り出すのだった。
- イリデッセンス・サマー完了
- GM名奇古譚
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2021年08月24日 22時06分
- 参加人数20/∞人
- 相談7日
- 参加費50RC
参加者 : 20 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(20人)
サポートNPC一覧(1人)
リプレイ
●遊色の夏
津々流が陸から見下ろせば、エメラルドブルーの中にじんわり滲む桜色。
余り深くなく、晴れているから水も冷たくないだろう。今日は絶好のダイビング日和。
「君、泳がないの」
「ああ。俺も描きたくなってな」
ベルナルドはグレモリーの隣で海を描いている。グレモリーの視線が外れないのは、何故、と問いたいのだろう。
「……いや、ちょっとは考えてたんだよ。シャボン玉の中にイーゼル置いても割れないかとか、海中でも描く方法とか、……。でも、其れ以前に俺、……その、……カナヅチなんだよ」
「カナヅチ。なら仕方ないね。でも良かった」
「……良かった?」
「君の描くこの景色を見てみたいと、心の隅で思ってたから」
この友人はしれっと恥ずかしい事をいうものだから。
内心で参ったと両手を上げながら、ベルナルドはスキットルを煽った。中身は紅茶である。海の青も美しいが、空の青もエネルギーに満ちている。何より、海の底に“海の桜”なんてロマンチックなものが息づいていると思うとわくわくする。
「そういや、俺たちが深く話したきっかけも海の絵だったな」
「うん、同じことをいま考えていたよ」
「海の桜に、海中散歩」
閠は黒い布で常に視界を覆っている。だから、其の美しい様を直に見る事は出来ないけれど……シャボン玉で濡れずに海中に入れるというのには純粋に興味があった。
ふう、と噴いてみれば普通のシャボン玉だけれど、僅かな音のこもり方で自分が薄膜で覆われたのが判る。
「……お土産」
今、砂浜で一心に海を描いているであろう案内人への、御守を。
「見つかるでしょうか」
こわごわと波打ち際から海の中へ。周りに白い人魂と黒い霊魂を伴って。
きっと眼下には桜色が広がっているのだろう。伸ばした枝から花のような欠片を舞わせているのだろう。想像しか出来ないし、音の反響でしか把握できないが、きっと美しいのだろうと想像ははばたく。
これを持っていったら喜んでくれるだろうか。あの案内人の事だ、きっといつも通り“ありがとう”と静かに言うのだろうか。
今日は彼は何の絵を描いているのだろう。出来るなら、この景色を伝えて描いて貰いたいのに。
「うーん?」
イズマは水着姿で、瓶の中に入っている液体をスティックでかきまぜながら首を傾げる。何も変わったところがない。粘っこくもないし、普通の液体だ。これが海に入っても割れないシャボン玉だなんて、中々信じられない。
ふう、と息を吹き込めば膨らむシャボン。其れはあっという間にイズマを包み込んで。イズマはゆっくりと海に入る。そうするとまるで自分がシャボン玉になったかのように、ふわり、浮遊感。
海の中をシャボンが一つ落ちて行く。わあ、と思わず声を上げた。
綺麗だ。海は透明で、何処までも見通せそうで。眼下には桜色。波の満ち引きに合わせて揺れている欠片たちは、鋭い危うさを漂わせていて。
――手を、伸ばしたい。けれど、触らない方が良いだろうか。
シャボンが割れてしまう。そうでなくとも、欠片があちこちに漂っているのに。
ああ、もし割れてしまうなら、其の音を覚えておきたいな。すり抜けてきた欠片があるのなら、そうしたら、触れてみよう。
観光でにぎわって島が変わってしまっても、どうかこの桜の美しさが変わりませんように。
「大丈夫なのかこれ?」
カイトはとかく、尖っている。鋭い爪、鱗は固く、抜けた羽根でさえ先が尖っている彼。指先でちょんとつついてしまえば割れそうなシャボン玉だ。
ならば強くすればいいのでは? 囁く天使のお告げに従い、保護結界をシャボン玉の内側に広げる。いや、海の男だから泳げるんだけど。念のため。
ふんわりと水の中に入って感じたのは、毛皮が濡れる感覚のない違和感だった。素潜りなんだけど、そうじゃない。珊瑚と舞い散る欠片たち、珊瑚と共存する魚たちを眺めるにとどめ、ゆっくりと海を楽しむ。
珊瑚の欠片はすり抜けてこなかったけれど、シャボン玉が割れないだけ僥倖だろう、と何処までも前向きなカイトさんなのだった。
海中の桜とは粋なものだ。珊瑚礁は花畑と例えられることが多いけど、これはまさしく、まさに、だ。
シャボンに入った史之は海中を悠々と散歩する。弾けても水中行動があるから大丈夫だと、珊瑚の傍まで寄って、表面が剥げて舞い散る様を観察してみたりして。
ああ、でも、桜と言えば飲み会を思い出しちゃうんだなぁ。何処からともなく取り出したお猪口と徳利で、一つ海の桜を肴にしましょ。
するりと喉を抜けて、お腹で燃えるような感覚が一つ。桜は海の流れに乗ってゆうらり揺れている。
――でも。だけど、なんだか味気ないんだ。独りだからかなぁ。
そう思うようになったのは、……そう思えるようになったのは。史之が寂しげに瞬きを一つすると、答えるように欠片がシャボンを割らずに降って来る。ああ、なんてタイミング。これはあの子に渡さなくちゃね。欠片をポケットにしまうと、史之は薬指の指環にそっと唇を落とした。
縁は海種なので、本来ならシャボン玉は必要ないのだが。
折角だから使わせてもらおうと、ふんわり遊色で己を包んで水中遊覧。海に浮かべばゆっくりと落ちて行くシャボン玉と己、その底で寝そべりながら海の桜を一望する。
泳ぎながらだとこの体勢は難しいので助かるね。酒でも持ち込めばよかったかねぇ。
のんびり漂う。桜のいいところは、何があっても変わらず綺麗だという所だ。誰と、いつ、どうやって、どこで見ても、余計な事抜きで綺麗だって思える。其れが桜。
――大号令を経て変わってしまったものも、失ってしまったものもある。
其れでもこうして変わらずあるものを見る事は、縁にとって一種の救いだった。
……眠気が襲って来る。ふうわりとシャボンに揺られて眠ってみるのも悪くない。欠片がぱちりとシャボンを割ってしまって、暖かい夏の海が押し寄せても、海種の夢は醒ませない。
「懐かしいわねぇ。鍾乳洞にも大きいのがあったわよねぇ」
ちゃらり。鳴るのはアーリアの耳飾り。ミディーセラと二人、念のため水着に着替えてシャボンの中。
「もう……2年以上前!?」
「おや。ついこの間も見たと思っていたのですが、そうですか。もう二年も」
「もうそんなに経つのねぇ」
しみじみと呟くアーリア。あの時は“滑ったら危ないから”と言い訳しなければ繋げなかった手も、今では当たり前のように繋げるようになった。色々な事が変わって、でも、変わらないものもあって。
幸せだと思っている。相手もきっと、思っていると思う。そう信じあえる幸せを二人は知ってしまって、もっともっとと欲してしまって、もう戻れない。
「しかしこのシャボン玉、脆いのが難点ですけど面白いですね。再現できたりしませんかしら」
「再現? もぉ、またみでぃーくんが不思議な実験を……隣の部屋からの爆発音とか変な煙は怖いんだからね!?」
「いやですねアーリアさん、あれは失敗ではなく立派に実験が進んでいる証なのです。本来しなくてもよい作業をあえて入れる事で――あっ」
「まぁ、みでぃーくんが楽しそうなら許しちゃうけど……」
「いえ、アーリアさん。いま桃色の欠片が通り過ぎて行ったような」
充分に二人は幸せそうなので、御守はそっと通り過ぎました。
フランとタイムは色違いでお揃いの水着を着て。
一目ぼれして買ったものだけど、ちょっと大胆で恥ずかしいねってフランが笑うと、わたしもちょっとだけ恥ずかしい、とタイムも笑った。
其れを隠してくれないかなって願いも込めて、二人はシャボン玉の中。
「わあ、まるで魔法みたい」
タイムが言う。そうだね、とフランが頷いて、二人で海の中へ。其処は一面桜色、まるで小さな桜を植えて回ったみたい。小さく舞う桜色はきっと剥がれた欠片だろう。
ああ、さっきよりも魔法みたい。まるで夢の国のよう。わあ、と時同じく声を上げた二人。
タイムはフランと腕を組んで大はしゃぎ。
「見て、桜の木みたいな珊瑚がたっくさん!」
「うんうん! そういえばすり抜けてきた欠片は御守になるんだっけ……ねぇタイムさん、御守見付けてプレゼントにしようよ!」
「そうね、御守……見付けられるかな?」
プレゼント。其の言葉にタイムの脳裏をよぎったのはいつもにんまりしているあの人で。いつも誰かを守る為に怪我ばかりしているし、丁度いいんじゃないかしら。
「……って、フランさん、その視線は……?」
「いやあ、御守があればタイムさんも安心でしょ? って」
「な! そ、そういうフランさんは贈りたい人いるの?」
「うーん……あ、いる! 強くてかっこよくてね、でもいっぱい怪我する人で」
「あ!!! フランさん、いま落ちてきたこれ……!」
「あー! ほんとだ! すごーい!」
乙女かしまし、麗しきこと桜の如し。
「水着をもってきて正解だったね」
ルーキスが言う。今日は夫のルナールとふたり、観光を楽しむつもりだ。
「最大人数は4人……相乗りも出来るって事かね?」
「そうだね。ま、いまは2人だから余裕だ」
「相乗りお断りの札を貼ろうか」
「あはは」
ルナールがふんわりとシャボン玉を作り、2人を包む。
「これを割らずに入ってきた欠片は御守になるんだって」
ゆっくりと海に潜っていく道中でルーキスが言う。
桜の守はあわただしい夏の締め括りになるのだろうか。其れとも通過点になるのだろうか。
「割られるのは厄介だから、手は伸ばさないようにしないとな。このままゆっくりしたい」
ルーキスは今年頑張ったよな、とルナールは其の頭を撫でる。そのまま流れるように手を繋ぎ、海の桜を眼下に比翼のように海中を泳ぐ。
「いやあしかし」
ふうわりと海中を歩きながらも、ルーキスはいつも通りだ。
「夏で此処まで焼けたのは初めてだなぁ」
来年はしっかり日焼け止め使おうねー、なんて。ルナールに抱き着きながら言うから。ルナールは其れを難なく抱き留めて。
「そうだな、準備を忘れないようにしないとな」
「塗るのはルナールだよ?」
「俺か。……そうだな。また遊びに行こうな、二人で」
穏やかに微笑み合う。桜の舞い散る海の中で、まるで世界に二人きりになったような心地で。
【雪猫香】の3人はきゃいきゃいと楽し気に、大きなシャボン玉の中に入る。ジルーシャは男性だけど、性別なんて友情の前には関係ないない!
「ふふ、とってもロマンチックね。シャボン玉に桜だなんて、ほらほら蜻蛉ちゃんも早く」
「ほんまに……割れへんのよね? 不思議やわ。ほな、お邪魔します」
一度大きなものは見たけれど、小さいものがあるなんて。蜻蛉は恐々とシャボンの内へ。
「本当に不思議ですね。海の中はどうなっているんでしょう?」
ボタンが言う。其れは直ぐに判る事。3人はどぼんと海の中、ふんわりと浮かぶような感覚があって、やがて水底に足が付く。透き通った海中と、其の底に咲き誇る桜を見た。
「わあ……アタシ、海の中をこんなにしっかり見たのって初めてだわ!」
「水底からの景色……ほんに綺麗。溜息しか出んなりそう」
「そうですね……空があんなに綺麗で、まるで飛んでいるみたい」
どうせだから、もっと近くで桜を見ても良い?
それは誰ともなく言い出した事。勿論と皆で頷いて、ふうわりふうわり、桜色した珊瑚の花園へ近付く。
伸ばせば手が届きそう。でもきっと触れたら、シャボン玉が割れてしまう。割れちゃっても水着があるから平気よ、とジルーシャがウィンクする。でも、もう少しこの危うさを楽しんでいたいのも事実で。
「――あ」
さて、誰が声を上げたのか。降ってきた欠片はシャボンを割るなんて無粋をしなかった。キャッチしたジルーシャは蜻蛉とボタンに一枚ずつ渡す。ありがとう、と微笑む2人の笑顔が何よりの幸運のお守り。
割れてしまっても、友情は途切れない。でもどうか、今はどうか、ひと夏の思い出。割れてしまわないで。ボタンは静かに祈った。
【刃魔】の4人は仲睦まじく、シャボン玉を一つにしようと押し合いへし合い。
――内訳。女性が1人、男性が3人。これは狭い。非常に狭い。
「エルはいいけど、ボディ、昼顔! てめぇらもっとつめろよ」
「わーわー、あわーわー」
「ちょ、カメラ壊れちゃうから龍成氏ぶつからないで!?」
「そうですよ、角がぶつかりそうですから龍成こそもっとつめてくださ、」
――ぱちん!
あらら。海に潜る前に泡が割れちゃった。……気を取り直してもう一度。
男性は出来るだけつめて、エルもいつもより大人しく。歩調を合わせて……どぼん! 海中へ。
……其れは、希望ヶ浜では絶対にみられない風景。幻想、其の言葉が似合う一面桜色珊瑚の海。エメラルド色に輝いていた水は、潜ってみれば透明度が高く、シャボン玉の遊色さえ見えるよう。桜色の珊瑚から剥がれた欠片が海に舞って、夏の散華を繰り返す。
「おぉ……すげぇ」
「素晴らしいですね。直接潜ってみたらどうだったのかにも興味があります」
「……」
昼顔はカメラで珊瑚を撮影する事に集中している。エルや龍成が時折其れに割り込んだりして。
そうして降り注ぐ薄桃色の欠片に、皆して戯れていた。
――海から上がる。濡れていない体に不思議な感覚を覚えるが、これは便利だと頷くボディに龍成が手を出せと言ってきた。
「……これやる。御守なんだってよ」
いつの間に手に入れたのやら、桜色の欠片はシャボン玉をすり抜けていたようだ。ボディは其れを受け取って、何と答えるか迷っていた。
死体に寄生する機械である己に「死ぬなよ」などと奇特だと笑えば良いのだろうか。…いや、これはきっと、
「それは此方の台詞です、龍成」
己なりの感謝を述べるべきなのだろう。
「ちょっと、龍成氏とボディ氏が二人の世界を作ってるんですけど。写真とっとこ。というかエル氏を独りにしちゃ駄目でしょ……大丈夫? 暑いの苦手じゃなかった?」
「ん-ん、へいき、です。……これ」
「これは……」
「この珊瑚が、星影さんが、大事な方々を、護るお力の、一つになったらいいなって」
エルは思いました。
そう述べてゆるり笑う少女に、昼顔は少し考える素振りをして。
「実は拙者も欠片を拾っていたのだった。交換しましょ」
恐々と手を差し伸べた。ああ、なんだか友達っぽいね、コレ。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
お疲れ様でした!
海の桜は作中でも思い出して頂いてますが、大きいものを2年前に出しておりました。
小さいのが眼下に広がる様も美しいかな、と思って出してみました。
シャボンに揺られての旅、お楽しみいただけたでしょうか。楽しんで頂けたなら幸いです。
ご参加ありがとうございました!
GMコメント
こんにちは、お久し振りです、奇古譚です。
4周年ですね!という訳でイベントシナリオです(?)
シャボン玉の中に入ってみたいと思った事はありますか?
●目的
海の桜を観光しよう
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●立地
海洋領内にある小さな島です。島自体に見どころはなく、完全な無人島でした。
しかし“海の桜群生”の発見により観光地としての価値が上がってきています。
●出来ること
今回はひとつです。
・シャボンを使った海底観光
海洋特製の特大シャボン製造機(サイズや見た目、使い方は普通のシャボン玉と同じです)を使ってシャボンで身体を包み、海中を遊泳する事が出来ます。
海底で何をするかはご自由にどうぞ。ただし珊瑚の破壊はNGです。
一面“海の桜”と呼ばれる桜色の小さな珊瑚が群生しており、海は透明度抜群。絶好の観光スポットです。
ただし、珊瑚に近付く際は舞い散る花びらのような欠片にご注意ください。下手に触れるとぱちん!とシャボンが割れてしまいます。水深は浅くあくまでシャボンが割れて服が濡れてしまうだけなので、ちゃんと泳ぐ準備をしていれば問題ありません。
割れるのが怖いけど近くで見たい、という方は水着を着用することをお勧めします。
また、シャボン玉は一人一つの要領で作るのですが、4名までなら寄り合う事で一つのシャボンに出来る事が立証されています。
極まれに、このシャボンを割らずに降って来る珊瑚の欠片があるようです。
其れは幸運のお守りになるんだとか……
(アイテムプレゼントではありませんのでご注意ください)
●NPC
グレモリーが海岸で絵をかいています。Yシャツに短パン姿です。夏着。
曰く、泡が海面にゆれるのが美しいのだそう。
どうやら潜る気はないようです。
●注意事項
迷子・描写漏れ防止のため、同行者様がいればその方のお名前(ID)、或いは判るように合言葉などを添えて下さい。
●
イベントシナリオではアドリブ控えめとなります。
皆さまが気持ちよく過ごせるよう、マナーを守って楽しみましょう。
では、いってらっしゃい。
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