PandoraPartyProject

シナリオ詳細

ゲーミングパーティープロジェクトYeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング


「わたくしは、白百合のゲーミング騎士、フィリーネですわ!」
 でっかい盾を1680万色にぐぉんぐぉん光らせたフィリーネ=ヴァレンティーヌ (p3p009867)が、ゲーミングクマの前に仁王立ちしていた。
 ゲーミングクマだけではない。ゲーミングゴブリンやゲーミング野犬、ゲーミング氷塊魚やゲーミング岩猪、ゲーミングワイバーンにゲーミングサイクロプスまでたぶん混沌に一億匹はいそうなモンスターのゲーミングバージョンが跋扈跋扈していた。関係ないけど跳梁跋扈の跋扈を子供のころ擬音語だと思っていたんです跳梁さんがバコッてするんだって。意味を調べてみたら跳梁は自由に跳ね回ることで跋扈は思うさまのさばることなので意味的にはほぼかぶってますね。暴飲暴食くらいかぶってますね。
「ハッ――! 今全く関係ないどころか誰も聞いていない情報が流れた気配が!?」
 ゲーミングフィリーネが髪を1680万色に光らせながらゲーミング振り返りすると、ゲーミング橋場・ステラ (p3p008617)がゲーミングロケットランチャーの砲身のあのさきっぽのところの丸いラインを1680万色に光らせて砲身の中央と尻の部分を同じようにぺぇっかぺぇっかとウェイブをかけて光っていた。
「安心してください。ゲーミングデバイスの光ってる部分が役に立つのは部屋を真っ暗にしたときと似たようなデバイスを持った人が100人くらい集まった時だけなので。それ以外はほぼ機能に影響しません」
「何の話を!?」
「例えばこのゲーミングツーハンデットソード」
 持ち手がながく、力を入れやすいように両手の持ち手の間部分にナット状の突起がある剣だかその突起部分がずーっとブリージングかけて1680色にヴィンヴィン光っていた。
「この部分が光って頂いても、『あーこの辺に柄があるんだなー』って夜にわかるくらいですしそもそもそこまで暗い状態で戦いませんよね」
「はい……」
「けど光る。なぜだかわかりますか!」
 いつもの100倍くらいへんなところで圧の強いステラ。
 どうしちゃったんだろうこのひと夏の太陽にやられちゃったのかなってフィリーネが思い始めた矢先、スウッっと澄恋 (p3p009412)がスライドして現れた。無駄に残像つきで。
「それはもちろん――」
 かぶっていたあの和風のベールみたいなやつ(綿帽子っていうよ)を1680万色に光らせた。
「そういう季節だからなのです!」
「季節!!!!!!!」

 夏。それはゲーミング無垢の季節。
 ゲーミング澄恋がここぞとばかりに白無垢を1680万色ゲーミングカラーに発光させゲーミングブライダルビンタでゲーミングゴブリンをぶっ倒したあと、ゲーミング結納バックドロップでゲーミングオークを地面に沈めた。
「このパターン……」
 ゲーミング仙狸厄狩 汰磨羈 (p3p002831)が耳を1680万色にブリージング発光させながらシャフ度で振り返った。
「さては、私がすごい得意なやつだな?」
 ゲーミング汰磨羈はラインにそって1680万色に輝くゲーミング尻尾をふよんふよんさせると、ゲーミングキャットのポーズでゲーミング野犬にゲーミング花劉圏がひとつゲーミング彼岸赫葬を放った。
 このこれはご案内の通り厄狩ゲーミング闘流新派ゲーミング花劉圏のひとつでゲーミング殺意を込めたゲーミング霊気を霊気球状に固めゲーミング刺突によってゲーミング射出するゲーミング技である。射出されたゲーミング霊球は目標の眼前でゲーミング炸裂しゲーミング精気吸収のゲーミング媒介(1680万色に光り感触はリニア、クリッキー、タクタイルから選択いただけます)にもなるゲーミング霊障をゲーミング彼岸花のような軌跡でまき散らしてゲー切りミング刻む技である。スキル説明欄からのコピペである。嘘である。
 そんな現場で、ゲーミング悪ことゲーミングコルネリア=フライフォーゲル (p3p009315)はゲーミング拳銃をスッと取り出してフレームが1680万色にウェイブするゲーイングサングラスをかけ直した。
 フッと笑い、空を見上げる。
「……ここまでとは聞いてない」
 けど、やるしかない。
 そう今日はゲーミングデー。

GMコメント

●ゲーミングオーダー
 ゲーミングモンスターをゲーミングスキルでゲーミング撃破してください。
 他に説明のしかたなんてあるのか!? あるのかぁ!?

 相談は皆さん1680万色に光りながらゲーミング挨拶から入りましょう。
 名前にゲーミングとつけゲーミング後衛やゲーミング回復など得意分野を説明し、真面目な顔でゲーミングのついた単語で相談しいつしかゲーミングしてないことのほうが不自然になってくるというぞわぞわした感覚をご体験ください。
 ゲーミング・D・ペネトレイションという名前が自然に見えてきたら多分末期です。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はGです。
 GはゲーミングのGですし1680万色に光ります。

  • ゲーミングパーティープロジェクトYeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!完了
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別リクエスト
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2021年07月19日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談8日
  • 参加費150RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

チャロロ・コレシピ・アシタ(p3p000188)
炎の守護者
零・K・メルヴィル(p3p000277)
つばさ
オデット・ソレーユ・クリスタリア(p3p000282)
優しき水竜を想う
仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)
陰陽式
※参加確定済み※
橋場・ステラ(p3p008617)
夜を裂く星
※参加確定済み※
コルネリア=フライフォーゲル(p3p009315)
慈悪の天秤
※参加確定済み※
耀 澄恋(p3p009412)
六道の底からあなたを想う
※参加確定済み※
フィリーネ=ヴァレンティーヌ(p3p009867)
百合花の騎士
※参加確定済み※

リプレイ

 ――春はあけぼの。
 ――やうやうゲーミングなりゆく山際、とても明かりて極彩だちたる雲のキュインキュインたなびきたる。
 ――夏は夜。
 ――月のペカりはさらなり、闇もなほ、特異運命座標の多く彩りちがひたる。また、ただ一千六百八十万色など、ほのかにうち光て行くもをかし。虹など降らすもをかし。

●イエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!
「Yeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!」
 『ゲーミング♡AKU』コルネリア=フライフォーゲル(p3p009315)がバイクをウィリーしながらエントリーした。
 ゲーミングゴブリンをいったんゲーミング魔道バイクで轢くとブザーを鳴らしながらバックし丁寧に二度轢き。
 夜道で見たら絶対わすれないくらいタイヤとボディにそったラインがウェイブカラー発光するバイク
「フッ、さぁすが1680万悪をこなしたAKUの中のAKU。ゲーミングゴブリンなんて一行ともたなかったわ」
 ひゅう、って口笛ふいてゲーミングピストルを取り出すコルネリア。
 そこへゲーミングオークたちが一斉に現れ、ゲーミング格闘の構えをとった。
「「オレ オマエ コロス」」
「アタシ ゲーミング アク」
 対するゲーミングコルネリアはバイクをゲーミングターンしてゲーミングピストル乱射しながらゲーミングオークの額にゲーミング穴をぶち抜き彼らの間を突っ走った後唐突に胸の谷間(谷間)からゲーミングサイリウムロッドを取り出した。
「コチラヲ goラン クダサイ」
 唐突に映し出されたのは『ゲーミング精霊』オデット・ソレーユ・クリスタリア(p3p000282)の全身図だった。
 はいそうだねみんな大好き森の妖精オデットちゃんの全身図、ピンナップ、あと去年ゲーミングしてた思い出。
 そんな中で映し出された、リボンしか纏ってないオデット。
 ゲーミングコルネリアは周りにあつまったゲーミングフェニックスたちと一緒にぴたりと停止した。
「ちょっとまって、なんでこの画像で止めたの! ゲーミング依頼なら前回ゲーミングしてついでに称号までもらったあのピンでとめるんじゃないの!?」
 そこへこれ見よがしに流れてくる三つの画像。

 オデット
 つけめん
 パイナップル
 インコ

「「Yeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!」」
「うわあ既視感!」
 引いてるオデットに、ゲーミング野犬たちが取り囲む。
「「Yeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!」」
 一緒に頭を高速回転させるゲーミング野犬たち。しかしオデットもかつてゲーミングしてきたゲーミング妖精。
 翼を1680万色にぺっかぺっかさせながら飛び上がった。
「精霊の力をみせてあげるわ! ゲーミングインフィニティバーン!」
 両手をかざしたゲーミングオデットの頭上に大量の顔を回すゲーミングインコ精霊が出現。カラフルに点滅する彼らによって発光した球体は破壊の権化となってゲーミング野犬たちへと降り注いだ。
 連続爆発の中に飲まれるゲーミング野犬。
「みんなみーんな、ゲーミングに染めてやるんだから、見てなさいよ!!!」
 かかってこいやとばかりに構えたゲーミングオデット。
 そんな彼女を補佐するように現れたのがそう、『ゲーミングパン』上谷・零(p3p000277)であった。
 両手に握ったフランスパンがなんか螺旋状の発光ラインをウェイブさせていた。いつもそんなポーズしないのに今日に限ってがに股ダブルソードの姿勢で両目かっぴらいていた。
「細かい事は気にするな! さもないと死ぬ! 俺が!!」
 うおおおおゲーミング! とか叫びながらパンを振りかざすとどういうわけか1680万色に発光した巨大な魔方壁が生まれ、そこから1680万色のフランスパンが大量ににょきにょきはえてきた。
「もう最終的に全部殲滅すればよかろうという奴だ!! ゲーミングパン屋の力をくらえ! 《gaming Bread Call》!」
 ゲーミング零による大量のゲーミングフランスパンがゲーミングオークたちへと降り注ぐ。
 からのゲーミングブレードによるゲーミング斬をカットインしてキリッとキメ顔を残した。

「――ちょっと待ってください」
 両手でハートを作って、『ゲーミング無垢』澄恋(p3p009412)が場をとめた。
 画面左側から顔アップでスゥッて出来たところをご想像いただきたい。
「さっきから凄い勢いで個人パートが連続していますが、舞台だとか心情だとかおさらいだとかをするパートを完全にすっとばしてませんか?」
「――!?」
 ハッて振り返るコルネリア、オデット、零。それまでのゲーミングカラーがぴたりととまった。
「それは、必要なの?」
「いわれてみれば……」
 澄恋は三秒ほど十今日したのち、ツノを1680万色にウェイブ発光させた。
「必要ありませんね!」
「「Yeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!」」
 一斉にゲーミングスイングを始める仲間達。
 澄恋は右手をグーにして頭の上でぐるんぐるん回すと五分音符のリズムで手を叩きながら真っ白な背景のなかを歩き始めた。
「こうなったらリプレイで戦闘を描写するテイで好き勝手やってやりましょう。はいアニメPPPのOPアニメーション!」
「オーライ!」
 『ゲーミングたぬき』仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)がレコードディスクをキュキュッキュやると耳にあててたゲーミングヘッドホンを片手で押さえてリズムをとりはじめた。
 その横でゲーミングカラーにブリージングし続ける機煌宝エレキギター二式を書き流しながら上下に揺れる『ゲーミングバーナー』チャロロ・コレシピ・アシタ(p3p000188)。澄恋はめっちゃ下のほうから見上げる姿勢で構えたカメラに向かって画面左側を占有するみたく腰をかがめるとOPテーマを歌い始めた。
 ワンコーラスいったのち機煌宝エレキギターをぶん回して白背景を殴りつけるチャロロ。破壊された背景がブロック状に崩壊していくとそこは90年代ディスコステージであった。
「OPの背景が海だったから実際海辺で戦うと思い込ませておりましたが実はここがどことは書いていない……ハッ、これが叙述トリックですわね!?」
 ゲーミング羽根つき扇子をバッて広げた『ゲーミング百合の騎士』フィリーネ=ヴァレンティーヌ(p3p009867)。
「そして盾は描写したけれど格好は描写していない……これも叙述トリッ――」
「いやそうはならんだろ」
 急に素になった汰磨羈。
 と見せかけて背中バックリ開いたボディコンコスチュームで両手にゲーミング羽根つき扇子滅IVを構えていた。神攻が20あがるテイルと神攻が20あがるグレード、そして全身が1680万色に光るクラウンワードですね。
「さあくらえ! この依頼が戦闘依頼だと裁判で主張するための攻撃!」
 汰磨羈は厄狩ゲーミング闘流『1680万色太極律道』が一つ、ゲーミング太陰神剣『ブリージング鎮星輪』を繰り出した。
 ウェイブ土星の精であるゲーミング太陰神(プロEスポーツ選手)の権能を模したRTAでありゲーミング的に薙ぎ払うハイエンド剣のウェイブする軌跡に沿ってゲーミング形成されるブリージング1680万色輪状霊刃が、バグ技めいて猛烈にゲーミング回転(1680万rpm)してゲーミングモンスターをゲーミング的に裂く。強い陰(引きこもりゲーマー)のゲーミング性質=強烈なゲーミング遠心力(1680万G)を伴うゲーミング攻撃は、あらゆるゲーミングモンスターをゲー切りミン崩すのだ!
「「グワー!」」
 ゲーミング氷塊魚とゲーミングサイクロプスとゲーミングスライムとゲーミングツノアリツノナシツノハムシが一斉に爆発四散ハイ戦闘描写OKはやく汰磨羈の背中をみせろ背中を!
 汰磨羈はゲーミング尻尾を踊らせるとカメラに背を向け扇子をもった両腕を頭の上でクロスさせると魅惑のこしつきで踊り始めた。アニメピンナップでください。アニメピンナップだよアニメピンナップ! 令和101年のPPPにはあるだろ!?
「踊れ!」
 スキップのリズムでステージにあがってきたチャロロが両肘を身体の外側にむけグーにした両手を胸にあてて肘と交互に上下させる動きでゆっくりと回り始めた。
 ステージ中央からせり上がり式で現れる『ゲーミングウェポン』橋場・ステラ(p3p008617)。チアガールフォームでポンポン頭上で上下させながら脚まで現れたステラが掲げたポンポンをぐるぐるサイクロンしながら前へ出ると胸の前でぐるぐるまきまきしてからポンポンをステージ外へ放り投げた。
「へいDJ!」
 ステラとチャロロがスピンからの両手指さし、でフィリーネがゲーミング百合の盾をおいたテーブルの上で野球帽を斜めにかぶってヘッドホンに片手をあてた。
 ウェイブ発光するラインを指できゅきゅっとなぞりターンさせ始めると『貴方貴方貴方弱いですわwasdeyyowanaerta』って後半何言ってんのかわかんない電子音が流れ出した
「それでは聞いてください。PPP100周年記念挿入歌――『PBWに向いている』」



『PBWに向いている(TVサイズ)』
 歌:フィリーネwithゲーミングイレギュラーズ
 詩:ゲーミングゴリラ滅Ω

 あなたPBWに向いてますわね
 ちまたでいわれた一言に胸がときめいた
 これって恋? それとも心不全? 違うわこれが運命の出会い

 なりたい自分になればいいって
 オトナぶった人はいうけど
 なりたい自分がこの世にいない
 やりたいことがこの世界にない

 胸の谷間晒した御嬢様になって馬を乗り回したい
 100人の勇者を助ける聖女に転生したい
 たまに別の美少女と両手を組み合わせてほっぺくっつけたい
 黒ギャルになってカラオケに行くのもいい
 この際だから聞いたこともない変な話に乗っかって見たこともない自分にだってなりたい

 ――OK! here we go!
 ――gaming!

 あなたPBWに向いてますわね
 ちまたでいわれた一言に胸がときめいた
 これって恋? それとも心不全? 違うわこれが運命の出会い

 あなたPBWに向いてますわね
 あなたPBWに向いてますわね
 まだ遅くない 青春を見つけたの
 あなたPBWに向いてますわね



 以上が天使の歌の使用シーンだって言ったら信じる?
 OKカーテンコールだ。左右から閉じた舞台用の幕がなびいたかと思うと再びひらき、それまでのカキワリ背景を撤去して八人と踊るゲーミングモンスターの皆さんが一斉に現れた。
 中心に立っていた汰磨羈がアラビアンな腰つきを見せつけながらゆっくりと腰を下ろし膝立ち姿勢でピースサインを胸の前で交差させる。
 両手を握ってリズミカルに踊るゲーミングゴブリンたちの前でノリノリのマンキーダンスを見せつける澄恋と、その頭の上っていうかツノの間で同じマンキーダンスを見せつけるオデット。
 くるくるとバレエダンスをかましたフィリーネがその流れでコルネリアと手を繋ぎ、コルネリアをくるくると振り回すようにダンスすると彼女の腰を掴んで大きくのけぞらせた。
 天にフランスパンを掲げた零がリズミカルに腰を動かし、ナイトフィーバーからのキレッキレのダンスを披露する一方で、チャロロがタップダンスしながら畳んだ傘をくるくる回した。
 放り投げた傘をキャッチするステラ。
 傘を開いてまわしながら笠踊りを見せつけると傘を巨大なタンポポの綿毛にかえてフッと吹き飛ばした。
 背景のスクリーンが落ちて青空の背景が広がり、吹き上がる綿毛。
 そんな風景をずっと引いて引いて見ていけばそれはブラウン管テレビの中の光景だった。

 テレビ画面の中でカットがはいって脱力し、クランクインを記念して花束を贈られる八人たち。
 その映像を見ていたステラがパイプ椅子のうえで足を組む。
「『ゲーミングパーティープロジェクトYeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!』のメイキング映像へようこそ。このミュージックビデオは令和101年に作られました」
 映像が切り替わり、後ろでゴブリンメイクしたスタッフがサイクロプスのパーツを運んでるなか、CG映像を確認していたチャロロがカメラへ振り返る。
「オイラたちは新しいことに挑戦したかったんだ。今までみたことないものが見たかったし、体験したことないことが欲しかった」
 更に映像が切り替わり、『監督』と書かれたサンバイザーをかぶった澄恋がメガホンを撫でていた。
「この映像は画期的で革新的です。はじめは『ゲーミング無垢』という不思議な言葉でした。けれどそのために集まってくれたランチャー水平発射のステラさんやAKUネリアさん。女体ケーキになった汰磨羈さん。そしてなにより、与太(※コメディジャンルのロールプレイのこと)はやらないと言い張っていたフィリーネさん……そして公募で集まってくださったチャロロさん、オデットさん、そしてミスターフランスパン零さん。
 一流の役者によってムービーは一流のものになったんです。おっと――」
 横からカメラに映り込んできたコルネリアが、コーラ瓶片手にカメラを覗き込む。
「一流のスタッフもですね」
「オーケーそうこなくっちゃ」
 『大道具』と書かれた腕章をつけたコルネリアが手招きすると、運ばれてきた丸太を肩に担いで歩いて行く。
 映像がまた切り替わり、栃木の採石場みたいなところに丸太かついでやってきたコルネリアがフゥンつって丸太を空になげまくり反転して大地に突き刺さった丸太インスレイブがステージを形勢しはじめ、そこへマネージャーの零に案内されたフィリーネが手を振りながらやってくる。
 椅子に座ると通訳のオデットを通してディレクターの汰磨羈との間で契約書が交わされ、手渡されたゲーミングサインペンで名前を書いた。
 筆記体で書いた名前がふわふわと浮きあがり、1680万色に光ながら糸のようにほつれていく。その場のスタッフたちがハッとして顔をあげるなか、輝く糸が∞の形を描いて光り始める。
 光は高まり、世界を包み込み――。





「「――ハッ、夢か!?」」
 合宿所で全員一緒に寝ていたチャロロ、零、オデット、汰磨羈、ステラ、コルネリア、フィリーネが一斉に起き上がり、同じく起き上がった澄恋が振り返る。
「なんだ、夢でしたか」
 そうつぶやく澄恋のツノが1680万色にウェイブ発光していた。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 ――ハッ、夢か!?

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